【J2第39節】ファジアーノ岡山 2-3 京都サンガ

ファジアーノ岡山 2-3 京都サンガ
◇日時:2014年11月1日(土) 13.04キックオフ
◇会場:岡山県総合グラウンド陸上競技場 “桃スタ”(7032人/曇/19.5℃ 89%)
◇主審:吉田寿光
8分-京都/福村貴幸
15分-田所諒
33分-押谷祐樹
89分-京都/大黒将志
90+2分-京都/大黒将志

ファジアーノ岡山(3-4-2-1)
GK1:中林洋次
DF19:久木田紳吾
DF6:竹田忠嗣
DF3:後藤圭太
MF2:澤口雅彦
MF10:千明聖典
MF50:上田康太
MF25:田所諒
FW16:関戸健二(59分-FW32:片山瑛一)
FW14:押谷祐樹(72分-FW13:久保裕一)
FW30:清水慎太郎(83分-FW20:妹尾隆佑)

京都サンガF.C.(4-2-3-1)
GK21:オ・スンフン
DF30:石櫃洋祐
DF4:内野貴志
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF16:福村貴幸(80分-MF8:横谷繁)
MF38:田中英雄(53分-MF25:伊藤優汰)
MF7:駒井善成
MF11:ダイアンフレス・ドウグラス・シャガス・マトス
MF10:工藤浩平
MF14:山瀬功治(56分-FW9:三平和司)
FW31:大黒将志

▼88分間の自演乙
「前半は失点するなよ! するなよ!」(試合前の川勝コーチ談を意訳)
からの〜、前半2失点。
守備を固めているのに、あっさり失点してしまう悪癖は変わらず。

最後は大黒の神がかり的な得点力2発で逆転したものの、88分まではゴールが遠すぎる。
得点力不足も相変わらず。
これでは昇格圏内浮上は難しいと言わざるえない内容だ。

【J2第38節】ジュビロ磐田 2-2 京都サンガ

ジュビロ磐田 2-2 京都サンガ
◇日時:2014年10月26日(日) 15.04キックオフ
◇会場:静岡県磐田市ヤマハスタジアム(8218人/雨のち曇/20.0℃ 84%)
◇主審:世界の西村雄一
32分-磐田/前田遼一
50分-ダイアンフレス・ドウグラス・シャガス・マトス
63分-ダイアンフレス・ドウグラス・シャガス・マトス
90+2分-磐田/駒野友一(FK直接)

ジュビロ磐田(4-2-3-1)
GK1:八田直樹
DF24:小川大貴(75分-MF3:岡田隆)
DF19:伊野波雅彦
DF35:森下俊
DF5:駒野友一
MF33:藤田義明
MF13:宮崎智彦
MF11:松浦拓弥(68分-MF8:ペク・ソンドン)
MF4:小林祐希
MF22:松井大輔(68分-FW9:山崎亮平)
FW18:前田遼一

京都サンガF.C.(4-2-3-1)
GK29:杉本大地
DF30:石櫃洋祐
DF2:酒井隆介
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF16:福村貴幸
MF19:田森大己(86分-MF22:磐瀬剛)
MF8:横谷繁(46分-MF7:駒井善成)
MF11:ダイアンフレス・ドウグラス・シャガス・マトス
MF14:山瀬功治(89分-FW9:三平和司)
MF10:工藤浩平
FW31:大黒将志

【J2第37節】京都サンガ 0-0 松本山雅FC

京都サンガ 0-0 松本山雅FC
◇日時:2014年10月19日(日) 13.04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(9804人/晴 28.3℃ 31%)
◇主審:野田祐樹 “標的”

京都サンガF.C.(4-2-3-1)
GK29:杉本大地
DF30:石櫃洋祐
DF2:酒井隆介
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF16:福村貴幸
MF19:田森大己
MF7:駒井善成
MF9:三平和司(63分-MF11:ダイアンフレス・ドウグラス・シャガス・マトス)
MF10:工藤浩平
MF14:山瀬功治(83分-MF22:磐瀬剛)
FW31:大黒将志

松本山雅FC(3-4-2-1)
GK21:村山智彦
DF4:飯田真輝
DF2:大久保裕樹
DF13:犬飼智也
MF3:田中隼磨
MF11:喜山康平
MF15:岩間雄大
MF6:岩沼俊介
MF8:岩上祐三
MF10:船山貴之(93分-DF16:鐡戸裕史)
FW20:山本大貴(83分-FW41:柳下大樹)

▼誰も満足できない「勝ち点1」
勝ち点3ゲットが必達だったこの試合。
勝ちにいこうと選手たちは死力を尽くしたか、コーチ陣は策を尽くしたか?
そう問われるならば、「否」と答えるしかない。
特に後者に関して、どうしても一点が欲しい場面で山瀬に代えて、より守備的な磐瀬だからな…。
さらに言えば、大黒に対して相手DF大久保がマンツーマンマークで挑んできたんだから、それを利用するような選手の動きだったり布陣変更を策を早めにやれなかったのか。

サッカーの名将は「仕掛けが早い」。
たとえば前半でのフォーメーション変更とかをよくやってくる印象がある。
対して、川勝のおじさんについていえば、手を打つのが遅いし、失点されないことを優先でリスクを冒さない印象。
成績中位のチームを残留させるなどで手腕を発揮しそうな指揮官である。
「負けないサッカー」はできるけど「勝ち切るサッカー」をやるには適切ではないとでもいうか。
つまりは、今の京都が置かれた状況の中では「真逆」の資質をもった人なのかなと。
そしておじさんが今やってるサッカーを突き詰めるなら、おそらく大黒+ドウグラスの2トップにしての放り込み戦術のほうが、結果的にゴールが奪えそうではある。

大木さんのポゼッションサッカー(サイドチェンジなし)、バドゥおじいさんの超攻撃的サッカー(戦術なし)からの、今季後半は守備的サッカー(リスクなし)。
なんつーか、目指すものがぶれまくってるな。
来季こそは、チームの方向性を問いなおした上で、その方向に合った指揮官を探しだしてほしいものだ。

【J2第36節】京都サンガ 0-0 ロアッソ熊本

京都サンガ 0-0 ロアッソ熊本
◇日時:2014年10月11日(土) 16.04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(5906人/曇時々晴 23.1℃ 56%)
◇主審:池内明彦

京都サンガF.C.(4-2-3-1)
GK29:杉本大地
DF30:石櫃洋祐
DF2:酒井隆介
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF16:福村貴幸(69分-MF14:山瀬功治)
MF19:田森大己
MF22:磐瀬剛
MF11:ダイアンフレス・ドウグラス・シャガス・マトス(90分-FW9:三平和司)
MF10:工藤浩平
MF7:駒井善成
FW31:大黒将志

ロアッソ熊本(4-2-2-2)
GK1:畑実
DF7:片山奨典(46分-DF23:藏川洋平)
DF38:橋本拳人
DF4:園田拓也
DF34:キム・ビョンヨン(88分-MF19:五領淳樹)
MF37:高柳一誠
MF10:養父雄仁(83分-FW36:巻誠一郎)
MF14:岡本賢明
MF27:中山雄登
FW20:澤田崇
FW17:齊藤和樹

▼wrong one
俺が富豪なら、スタジアムの上空に「kawakatsu out」のバナーを掲げた飛行機飛ばしてぇ(笑)。
※参考

「先制点を奪われれば、チームが意気消沈する」
そんなネガティブな発想から、守備的MFを増やして挑んだきょうの一戦。
結果、点が取れなくてスコアレスドローでした、ちゃんちゃん。
あーあ…。

川勝さんのやってることは、まさに90年代のセリエAの試合みたい。
失点しないことを優先して、手数かけずフォーワードが点を取って勝つ「1-0(ウノゼロ)」狙い。
もちろんそういうサッカーがあるのは否定しない。
だけど、今京都サンガが置かれている状態において、プレーオフ圏内に滑りこむために、求められるのは「絶対勝ち点3」でしょ?

相手の素早い帰陣で、大黒が孤立してたじゃないか。
ドウグラスが右サイドでまったく意味をなしてなかったじゃないか。
ドウグラスを前線に回して2トップにするとか、田森か磐瀬を外して前目の選手を入れるとか、3バックにシステムを変えるとか、ゴールを奪うために取れる策はもっとあったはず。
それなのに…。

攻撃は「大黒様にゴールを決めてもらう」ための戦い方になってしまっている。
守備は前線からのプレスも散発だし、どこでボールを奪うかというチームでの意思統一もなされていない。
選手起用も選手交代も理にかなっていない。
こんな指揮官を呼んできたのは誰なんだ?とヤカラを入れたくなって、久しぶりに「木村文治総監督&西村昭宏監督」の暗黒時代のことを思い出した。
調べたら、あれは10年前のことでしたか。
10年来の暗黒期に突入しかけているのかもしれないなぁ、と思ったのだった。

※参考
木村文治 – Wikipedia

【J2第35節】栃木SC 2-1 京都サンガ

栃木SC 2-1 京都サンガ
◇日時:2014年10月4日(土) 13.03キックオフ
◇会場:栃木県グリーンスタジアム(3155人/曇一時雨 22.6℃ 63%)
◇主審:塚田健太
7分-栃木/杉本真
19分-京都/大黒将志
63分-栃木/杉本真

最新試合情報 (C)KYOTO.P.S.

栃木SC(4-2-2-2)
GK21:鈴木智幸
DF17:山形辰徳
DF19:赤井秀行
DF5:チャ・ヨンファン
DF4:荒堀謙次
MMF3:岡根直哉
MF30:本間勲(85分-MF14:菅和範)
MF8:廣瀬浩二(77分-MF20:湯澤洋介)
MF32:近藤祐介
FW10:杉本真(81分-FW24:西川優大)
FW39:大久保哲哉

京都サンガF.C.(4-1-4-1)
GK21:オ・スンフン
DF2:酒井隆介
DF4:内野貴志
DF30:石櫃洋祐
DF16:福村貴幸(77分-MF14:山瀬功治)
MF19:田森大己
MF11:ダイアンフレス・ドウグラス・シャガス・マトス
MF38:田中英雄(71分-FW9:三平和司)
MF15:中山博貴(81分-MF18:石田雅俊)
MF7:駒井善成
FW31:大黒将志

▼2つの大罪
負けられない一戦で、さっくりと敗戦。
あらためて今シーズンの京都の脆さが見えた試合だったけど、チーム全体として「2つのミス」を指摘しておきたいと思った。

この試合でいえば、工藤不在という”非常事態”に対する「選手起用のミス」。
ラストパスを供給するのみならず、前線へのフリーランでパスコースを増やす動きをしていた工藤に代わって、使われたのはドグ。
中盤の真ん中に入ったのは、ポジショニングで味方をフォローするタイプの中山に、運動量の田中。
結果は、予想通り。
攻撃から創造性が失われ、ドグへの放り込みに頼るようになってしまった。
ま、得点もドグ放り込みの流れからなんですけどね…。

2つめのミスは、シーズンという長期的スパンから見た場合の「補強ミス」。
レギュラーを担えるセンターバックを補強しなかったことが、悔やまれる。
とにもかくにも、今季の京都はセンターバックの「個」としての弱さが目立つのだ。
安定しているのはバヤリッツァぐらいで。
他チームを見比べても…正直、センターバック陣の能力に疑問を感じる。
きょうの2失点もそうだし、今季よくある前半のぼやっとした時間帯での失点もそう。
1対1の強さ、集中力、判断力…。
中断期間に補強すべきは、ボランチの田中ではなくセンターバックではなかったのかなと。

そんな2点が気になったのだが、改めて中央の攻撃的な位置で田中が使われ、横谷や伊藤がベンチ外というのも解せないところだ。
田中という選手は走行距離は多いものの、中盤で致命的なミスも多くてなんとも評価が難しい。
きょうの2失点目の、この選手のボールロストからだった。
逆に、右サイドに回ったここ数試合でも、石櫃との連携不足からか、右サイド(相手左サイド)からの失点を招いていた。
次節は工藤が帰ってくるが、この試合中負傷した中山は欠場が予想される。
中盤をどう再構成するかが、来週のポイントになってくるだろう。
(以上テレビ録画観戦)