京都サンガF.C. 1-2 湘南ベルマーレ
日時:2024年3月2日(土)14:03KO
主審:中村太
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(1万1,885人/曇 5.9℃ 55%)
15′-湘南/田中聡
19′-京都/豊川雄太(右足)
82′-湘南/鈴木章斗
■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK94:ク・ソンユン
DF2:福田心之助(61′-DF24:宮本優太)
DF5:アピアタウィア久
DF3:麻田将吾
DF28:鈴木冬一(61′-MF44:佐藤響)
MF19:金子大毅
MF7:川﨑颯太
MF16:武田将平(85′-MF17:安齋悠人)
FW23:豊川雄太
FW9:マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス(46′-FW11:山﨑凌吾)
FW14:原大智(83′-FW31:平賀大空)
■湘南ベルマーレ(4-2-2-2)
GK23:富居大樹
DF37:鈴木雄斗
DF22:大岩一貴
DF47:キム・ミンテ
DF2:杉岡大暉(88′-DF8:大野和成)
MF14:茨田陽生(70′-MF30:鈴木淳之介)
MF5:田中聡
MF18:池田昌生(76′-MF7:阿部浩之)
MF13:平岡大陽(76′-DF3:畑大雅)
FW29:鈴木章斗(88′-FW19:福田翔生)
FW11:ルキアン・アラウージョ・ヂ・アルメイダ
Precious Moment
ホーム開幕戦。
極寒、雪も降る中で集まってくれたサポーターにとってはかけがえのない時間。
しかし、いいところなく敗れてしまった。
そういうとこやぞ、と突っ込みたくなるよね……。
対戦相手の湘南は〝代名詞〟とも言えた3バックから、今季なんと4バックにチェンジ。
山口智コーチの前節コメントから推察するに、昨シーズンの反省を踏まえて「攻守バランス」を考えた結果のようだ。
実際、守備時は4-2-2-2を敷いて、中盤の選手は中央に四角形をつくるような格好。
ハイプレッシャーというよりは、ミドルゾーンでブロックをつくって相手を〝網〟の中に追い込んでいくような守り方をしていた。
ということで、湘南がボールを奪うのはそこまで高い位置ではない。
ただ、低めからでも2トップにうまくボールを渡せていた印象があった。
ルキアン&鈴木の2人とも、サイドに流れてボールを呼び込めていたし、DFにマークに付かれても粘り強くボールをキープもできていた。
うまく基点をつくって、中盤・サイドバックの選手の攻め上がりを誘導できていたのだ。
で、湘南がうまくやっていたことの裏返しが、京都がうまくゲームを進められたなかった理由になる。
攻撃では、最終ラインからのボール回しで出しどころに困り、特に中盤の中央エリアではほぼスペースを与えてもらえていなかった。
守備では、相手2トップを潰しきれなかった。
単純な裏へのスルーパスで決定機を迎えてたりしたしね。
てなわけで、得点差以上にゲーム内容で負けていたと言えるゲームだったのではないかな。
武田CK→原ヘッドの場面で川﨑がファールを取られなかった〝世界線〟でしか勝ち筋はなかったと思う。
しかし、途中で両サイドバックを代えたのは不思議な采配だった。
後半の劣勢を見るに、中盤かウイングのところに、もう少しボールを落ち着かせることができる選手を入れるかと思ったのだが。
……おっと、ベンチにそういうタイプの選手がいなかったか。
5人交代させた結果、セットプレイのキッカーが宮本になって(本人には申し訳ないけど……)鈴木冬一、武田よりは精度が落ちてしまったし。
トゥーリオが入った新3トップの役割分担もまだ整理されていないし、次節は前線・中盤と選手起用でテコ入れが入りそうな予感がした。