【J2第16節】ツエーゲン金沢 1-1 京都サンガ

ツエーゲン金沢 1-1 京都サンガ
◇日時:2016年6月4日(土)18:00キックオフ
◇会場:石川県西部緑地公園陸上競技場(3069人/曇 23.9℃ 64%)
◇主審:中村太
14分-京都/エスクデロ競飛王(左足←イ・ヨンジェ)
58分-金沢/山崎雅人

ツエーゲン金沢(4-2-2-2)
GK31:原田欽庸
DF5:太田康介
DF27:廣井友信
DF3:作田裕次
DF18:野田紘史
MF6:安東輝
MF8:山藤健太
MF24:大槻優平(78分-MF11:古田寛幸)
MF7:可児壮隆
FW30:山崎雅人(74分-FW14:金子昌広)
FW13:水永翔馬(90分-FW9:アン・ビョンジュン)

京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK1:菅野孝憲
DF30:石櫃洋祐
DF2:菅沼駿哉
DF26:下畠翔吾
DF6:本多勇喜
MF22:佐藤健太郎
MF8:アンドレイ・ジロット
MF14:山瀬功治
MF11:堀米勇輝(90分-FW29:沼大希)
FW10:エスクデロ競飛王(85分-FW9:ダニエウ・サントス・シウヴァ “ダニエウ・ロビーニョ”)
FW16:イ・ヨンジェ(76分-FW17:有田光希)

【寸評】エスクデロのコンディションが徐々に上昇。
相手DFをフィジカルで吹きとばし、前線で基点となっていた。
しかし、右サイドを完全に崩され失点。
試合の主導権は握れていたので、余計に悔しいドローだった。

【J2第15節】京都サンガ 1-0 横浜FC

京都サンガ 1-0 横浜FC
◇日時:2016年5月28日(土)14:00キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(9903人/曇 26.2℃ 61%)
◇主審:藤田和也
57分-京都/イ・ヨンジェ

京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK1:菅野孝憲
DF30:石櫃洋祐
DF2:菅沼駿哉
DF26:下畠翔吾
DF6:本多勇喜
MF22:佐藤健太郎
MF8:アンドレイ・ジロット
MF14:山瀬功治
MF11:堀米勇輝(72分-FW9:ダニエウ・サントス・シウヴァ “ダニエウ・ロビーニョ”)
FW10:エスクデロ競飛王
FW16:イ・ヨンジェ(78分-FW17:有田光希)

横浜FC(4-2-2-2)
GK1:渋谷飛翔
DF21:大崎玲央
DF15:市村篤司
DF5:西河翔吾
DF3:田所諒
MF6:中里崇宏(85分-DF28:藤井悠太)
MF10:寺田紳一
MF19:小野瀬康介
MF16:野村直輝
FW9:津田知宏(78分-MF13:野崎陽介)
FW14:アブドゥラーヒム・ラーヤブ “イバ”(68分-FW39:大久保哲哉)

▼さ、さ、さ、さ、三連勝
千葉戦の“アレ”がなかったら、と思ったり思わなかったり。
それはおいといて、昨今の京都サンガ。
相手を終始圧倒したとか、ガンガン崩せた…とはないものの、なんとなく決勝点が取れている勝っている。
「ドロー沼」から「白星惑星」へと足を進めつつあります。
なぜか?

まず挙げられるのが、守備の安定。
シーズン序盤にあった、あっさりさっくりと失点をするシーンが減ってきた。
石丸サッカーのキーワード「リスクマネジメント}=攻撃時も守備のことを忘れない、が徹底されている印象です。
攻撃時にサイドバックがあがっても、ボランチ・佐藤が決して上がりすぎず、守備が薄くなることがない。
それは後述のように、攻撃時にかける人数が少ないということにも繋がるんですが…。

そうした堅守の中で、ちょっと気になるのが相手最終ラインからのロングパス一発で裏をとられるシーンが多いこと。
横浜FC戦でいえば、津田につながったシーン。
また、前の北九州戦で原に決められたのも、ロングパスからだった。
原因としては、愛媛戦で石丸コーチが触れていたように
「相手ディフェンスがボールを持ったとき、京都FWのプレスが弱い」
ことがあるでしょうが、これが改善されれば、もっと守備は固くなりそうです。

守備の一方、攻撃は…ぶっちゃけ言うと、全体としてそこまで良くなったという感はないかなって。
攻めのスピードは相変わらずモッサリしてるし、サイドバックが上がってもゴール前にいる京都の選手は大抵少ない。
唯一変わったのが、前線の一角に入ったエスクデロが超絶的なキープ力を見せてくれていること。
この日も相手が寄せてきても倒れず、前へとドリブルする姿は頼もしかった。
そしてエスクデロが“1.5列目”に入ったおかげで、攻撃時にタメを作れるようになった。
中盤からイ・ヨンジェにクサビの縦パスが入るシーンも増えてきた。
ただ、そこからなかなか決定的なシュートシーンまで行けてないのが現実ではありますが…。

でもでも、きょうのゴールのシーンなんかは、堀米の裏に抜ける動きとエスクデロの浮き玉パス、ぴったり息が合って生まれたもの。
サイドMFの堀米、山瀬とも、スピードで相手をちぎれるタイプではないから、きょうのようなパス交換からの相手バイタルの攻略が得点力UPのための“鍵”となりそう。

そんな感じで攻守にそれぞれ課題は残りますが、最近結果が出てきているのはチームが成長している証拠かと。
もうちょいゴリゴリプレスに来るチームに対峙したとき、どういうプレイができるかは見てみたいですが。
あとは、引きこもってカウンターを狙うチームに対しての、“ゴールの奪い方”も気になるところ。
例えば、エスクデロをトップ下にして2トップで、4-3-1-2や3-4-1-2にシフトチェンジするとか。
「どうしても1点が欲しい」ってときにどういう手を持っているかは、シーズン中盤から終盤にかけて絶対必要になるでしょうから。

【J2第14節】ギラヴァンツ北九州 1-2 京都サンガ

ギラヴァンツ北九州 1-2 京都サンガ
◇日時:2016年5月22日(日)14:00キックオフ
◇会場:北九州市立本城陸上競技場(3682人/晴 27.5℃ 53%)
◇主審:塚田智宏
30分-北九州/原一樹
37分-京都/イ・ヨンジェ
52分-京都/山瀬功治

ギラヴァンツ北九州(4-2-2-2)
GK1:阿部伸行
DF3:星原健太
DF4:市川恵多
DF5:前田和哉
DF2:石神直哉
MF7:風間宏希(85分-FW13:多田高行)
MF17:加藤弘堅(72分-MF20:花井聖)
MF10:小手川宏基
MF43:本山雅志(52分-MF11:井上翔太)
FW9:原一樹
FW25:小松塁

京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK1:菅野孝憲
DF30:石櫃洋祐
DF2:菅沼駿哉
DF26:下畠翔吾
DF6:本多勇喜
MF8:アンドレイ・ジロット
MF11堀米勇輝(84分-DF24:内田恭兵)
MF14山瀬功治
MF22佐藤健太郎
FW10エスクデロ競飛王(90分-FW9:ダニエウ・サントス・シウヴァ “ダニエウ・ロビーニョ”)
FW16イヨンジェ(75分-FW17:有田光希)

【J2第13節】愛媛FC 0-1 京都サンガ

愛媛FC 0-1 京都サンガ
◇日時:2016年5月15日(日)16:00キックオフ
◇会場:愛媛県総合運動公園陸上競技場 “ニンスタ”(3841人/晴 25℃ 72%)
◇主審:今村義朗
88分-京都/沼大希(Jリーグ初ゴール)

愛媛FC(3-4-2-1)
GK1:児玉剛
DF23:林堂眞
DF4:西岡大輝
DF15:茂木力也
MF3:玉林睦実(89分-DF40:鈴木隆雅)
MF5:藤田息吹
MF8:小島秀仁
MF39:内田健太
FW7:近藤貴司(60分-FW20:河原和寿)
FW10:瀬沼優司
FW17:阪野豊史(71分-MF14:白井康介)

京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK1:菅野孝憲
DF2:菅沼駿哉
DF6:本多勇喜
DF26:下畠翔吾
DF30:石櫃洋祐
MF8:アンドレイ・ジロット
MF11:堀米勇輝
MF14:山瀬功治
MF22:佐藤健太郎
FW10:エスクデロ競飛王(90+2分-FW7:田村亮介)
FW16:イ・ヨンジェ(85分-FW29:沼大希)

【J2第12節】京都サンガ 1-1 ジェフユナイテッド市原・千葉

京都サンガ 1-1 ジェフユナイテッド市原・千葉
◇日時:2016年5月7日(土)16:00キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(5529人/晴のち曇 21.8℃ 69%)
◇主審:岡部拓人
75分-京都/堀米勇輝(左足←エスクデロ)
90+4分-市・千/近藤直也

京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK1:菅野孝憲
DF30:石櫃洋祐
DF2:菅沼駿哉
DF26:下畠翔吾
DF6:本多勇喜
MF22:佐藤健太郎
MF8:アンドレイ・ジロット
MF11:堀米勇輝(78分-MF25:國領一平)
MF14:山瀬功治(90+2分-MF5:岩沼俊介)
FW10:エスクデロ競飛王
FW17:有田光希(46分-FW16:イ・ヨンジェ)

ジェフユナイテッド市原・千葉(4-2-3-1)
GK23:佐藤優也
DF5:多々良敦斗(78分-FW32:菅嶋弘希)
DF3:近藤直也
DF24:イ・ジュヨン
DF27:阿部翔平
MF20:若狭大志
MF10:長澤和輝
MF18:吉田眞紀人
MF14:町田也真人(65分-MF8:井出遥也)
MF4:北爪健吾
FW11:船山貴之(81分-FW9:エウトン・ホドリゲス・ブランドン)

▼連休最後の塩試合
このゲームは、見ていてかなり退屈だった。
というのも、両チームともにリトリートしての守備意識が高い一方、攻撃は人数とリスクをかけないカウンターが中心。
なので、守る側が守備陣形を整えて「さあ、こい」と守っているところに、攻撃陣が攻めあぐねるという時間帯が続いたからだ。
両チームがお互い昇格ゾーンに入れていない現状も、さもありなんという試合内容。

で、どっちが優勢だったかといえば、千葉。
京都に関しては、攻撃でエスクデロが懐深いキープをして時間を作らないと、味方選手があがってこない…そんな状況が続いた。
相当、もっさりしてた。
そして、両サイドバックがあがっても、相手も守りを固めているので手詰まり。
真ん中でダイレクトパスの交換で相手をかわそうにも、そのほとんどがミス。
唯一の得点は、堀米のキープから、エスクデロが珍しくもダイアゴナルにフリーラン、そこへへスルーパスが通ったことで生まれた。
ただ、他の時間帯では、なかなかそういったシュートに結びつくような、選手間の連動、およびオフ・ザ・ボールの動きは少なかった。

アディショナルタイムの失点は…。
菅野がここ数試合、何度も決定的ピンチをしのいでくれていたから、まぁ仕方ないか〜という感じ。
しいて言えば、高さのある選手をベンチに入れていなかったため起こった悲劇かもしれない。
最後相手がパワープレイで来ているのに、最後の選手交代が山瀬→岩沼しか、打つ手がなかったのはちょっと辛かった。

石丸サッカー=バランスとポジショニング重視の、守備ベースサッカー、というのが就任後、ここまでの印象。
ちょっとレトロな匂いがするというか、良くも悪くも「最低でも0-0」狙いのサッカーというか。
で、幸いのこのGW中の3連戦は、先制点が取れていたから黒星ナシで済んだ。
ただ徳島戦のように、相手に先制されると、攻撃面で戦術的に錬られていないので、厳しくなるという。
今後も、このゲームのような「塩試合」が多くなりそうだ。