【J2第13節】愛媛FC 0-1 京都サンガ

愛媛FC 0-1 京都サンガ
◇日時:2016年5月15日(日)16:00キックオフ
◇会場:愛媛県総合運動公園陸上競技場 “ニンスタ”(3841人/晴 25℃ 72%)
◇主審:今村義朗
88分-京都/沼大希(Jリーグ初ゴール)

愛媛FC(3-4-2-1)
GK1:児玉剛
DF23:林堂眞
DF4:西岡大輝
DF15:茂木力也
MF3:玉林睦実(89分-DF40:鈴木隆雅)
MF5:藤田息吹
MF8:小島秀仁
MF39:内田健太
FW7:近藤貴司(60分-FW20:河原和寿)
FW10:瀬沼優司
FW17:阪野豊史(71分-MF14:白井康介)

京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK1:菅野孝憲
DF2:菅沼駿哉
DF6:本多勇喜
DF26:下畠翔吾
DF30:石櫃洋祐
MF8:アンドレイ・ジロット
MF11:堀米勇輝
MF14:山瀬功治
MF22:佐藤健太郎
FW10:エスクデロ競飛王(90+2分-FW7:田村亮介)
FW16:イ・ヨンジェ(85分-FW29:沼大希)

【J2第12節】京都サンガ 1-1 ジェフユナイテッド市原・千葉

京都サンガ 1-1 ジェフユナイテッド市原・千葉
◇日時:2016年5月7日(土)16:00キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(5529人/晴のち曇 21.8℃ 69%)
◇主審:岡部拓人
75分-京都/堀米勇輝(左足←エスクデロ)
90+4分-市・千/近藤直也

京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK1:菅野孝憲
DF30:石櫃洋祐
DF2:菅沼駿哉
DF26:下畠翔吾
DF6:本多勇喜
MF22:佐藤健太郎
MF8:アンドレイ・ジロット
MF11:堀米勇輝(78分-MF25:國領一平)
MF14:山瀬功治(90+2分-MF5:岩沼俊介)
FW10:エスクデロ競飛王
FW17:有田光希(46分-FW16:イ・ヨンジェ)

ジェフユナイテッド市原・千葉(4-2-3-1)
GK23:佐藤優也
DF5:多々良敦斗(78分-FW32:菅嶋弘希)
DF3:近藤直也
DF24:イ・ジュヨン
DF27:阿部翔平
MF20:若狭大志
MF10:長澤和輝
MF18:吉田眞紀人
MF14:町田也真人(65分-MF8:井出遥也)
MF4:北爪健吾
FW11:船山貴之(81分-FW9:エウトン・ホドリゲス・ブランドン)

▼連休最後の塩試合
このゲームは、見ていてかなり退屈だった。
というのも、両チームともにリトリートしての守備意識が高い一方、攻撃は人数とリスクをかけないカウンターが中心。
なので、守る側が守備陣形を整えて「さあ、こい」と守っているところに、攻撃陣が攻めあぐねるという時間帯が続いたからだ。
両チームがお互い昇格ゾーンに入れていない現状も、さもありなんという試合内容。

で、どっちが優勢だったかといえば、千葉。
京都に関しては、攻撃でエスクデロが懐深いキープをして時間を作らないと、味方選手があがってこない…そんな状況が続いた。
相当、もっさりしてた。
そして、両サイドバックがあがっても、相手も守りを固めているので手詰まり。
真ん中でダイレクトパスの交換で相手をかわそうにも、そのほとんどがミス。
唯一の得点は、堀米のキープから、エスクデロが珍しくもダイアゴナルにフリーラン、そこへへスルーパスが通ったことで生まれた。
ただ、他の時間帯では、なかなかそういったシュートに結びつくような、選手間の連動、およびオフ・ザ・ボールの動きは少なかった。

アディショナルタイムの失点は…。
菅野がここ数試合、何度も決定的ピンチをしのいでくれていたから、まぁ仕方ないか〜という感じ。
しいて言えば、高さのある選手をベンチに入れていなかったため起こった悲劇かもしれない。
最後相手がパワープレイで来ているのに、最後の選手交代が山瀬→岩沼しか、打つ手がなかったのはちょっと辛かった。

石丸サッカー=バランスとポジショニング重視の、守備ベースサッカー、というのが就任後、ここまでの印象。
ちょっとレトロな匂いがするというか、良くも悪くも「最低でも0-0」狙いのサッカーというか。
で、幸いのこのGW中の3連戦は、先制点が取れていたから黒星ナシで済んだ。
ただ徳島戦のように、相手に先制されると、攻撃面で戦術的に錬られていないので、厳しくなるという。
今後も、このゲームのような「塩試合」が多くなりそうだ。

【J2第11節】京都サンガ 2-1 清水エスパルス

京都サンガ 2-1 清水エスパルス
◇日時:2016年5月3日(火)15:00キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(8140人/曇 24.7℃ 41%)
◇主審:野田祐樹
63分-京都/山瀬功治(CKのこぼれ球を右足スーパーミドル)
68分-京都/有田光希(右足)
90+1分-清水/北川航也

京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK1:菅野孝憲
DF30:石櫃洋祐
DF2:菅沼駿哉
DF26:下畠翔吾
DF6:本多勇喜
MF14:山瀬功治
MF8:アンドレイ・ジロット
MF10:エスクデロ競飛王(78分-MF25:國領一平)
MF11:堀米勇輝(90+4分-MF5:岩沼俊介)
FW9:ダニエウ・サントス・シウヴァ “ダニエウ・ロビーニョ”(41分-FW17:有田光希)
FW16:イ・ヨンジェ

清水エスパルス(4-2-2-2)
GK13:杉山力裕
DF24:川口尚紀
DF3:犬飼智也
DF2:三浦弦太(46分-DF15:ビョン・ジュンボン)
DF38:福村貴幸
MF16:六平光成(81分-FW23:北川航也)
MF7:本田拓也
MF11:村田和哉
MF17:河井陽介
FW10:大前元紀
FW9:チョン・テセ(73分-MF39:白崎凌兵)

▼強豪相手の2連勝
この日のポイントは、守備的MF佐藤の出場停止による代役に誰を起用するかだった。
アンドレイがどちらかと言うと前へ出るタイプなので、アンカー的な選手…っていっても、染谷が怪我してるし、岩沼も怪我上がりということで、まさかの山瀬起用。
で、ベテランらしく、いい感じにポジショニング、全体のバランスをとっていた。
さらにCKのこぼれ、深い位置にいた山瀬がズドンとスーパーなミドルを決めるというおまけ付き。

正直、得点シーン以外はなかなか攻撃にリズムも迫力もなかったことは否めない。
全体的に守備意識が高い、ショーマンシップに欠けるゲームではあったけど、連休に連勝という結果が残せたことで許容範囲かな。

【J2第10節】セレッソ大阪 0-2 京都サンガ

セレッソ大阪 0-2 京都サンガ
◇日時:2016年4月29日(金)16:00キックオフ
◇会場:大阪府長居球技場 “金スタ”(1万4883人/晴 17℃ 38%)
◇主審:井上知大
8分-京都/アンドレイ・ジロット(右足←CK:堀米)
48分-京都/本多勇喜(ヘッド←CK:堀米)
※57分-C大阪/ヒカルド・エンリケ・ダ・シウヴァ・ドス・サントスPK失敗(菅野がセーブ)

セレッソ大阪(4-2-3-1)
GK21:キム・ジンヒョン
DF15:松田陸
DF3:茂庭照幸(78分-DF5:田中裕介)
DF23:山下達也
DF14:丸橋祐介
MF24:山村和也
MF6:エリアス・バルボサ・デ・ソウザ(68分-MF2:扇原貴宏)
MF7:関口訓充(52分-FW11:ヒカルド・エンリケ・ダ・シウヴァ・ドス・サントス)
MF8:柿谷曜一朗
MF10:ブルーノ・ヘボリ・メネジュウ “ブルーノ・メネゲウ”
FW9:杉本健勇

京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK1:菅野孝憲
DF30:石櫃洋祐
DF2:菅沼駿哉
DF26:下畠翔吾
DF6:本多勇喜
MF22:佐藤健太郎
MF8:アンドレイ・ジロット
MF11:堀米勇輝(87分-MF25:國領一平)
MF14:山瀬功治
FW9:ダニエウ・サントス・シウヴァ “ダニエウ・ロビーニョ”(68分-FW10:エスクデロ競飛王)
FW16:イ・ヨンジェ(78分-FW17:有田光希)

▼晩春、サクラ、散らす
“格上”セレッソ大阪を相手に、守備的な戦いで挑み、そしてセットプレイ(CK)でゴールして勝利。
流れの中で得点の匂いが感じられなかった中で、最高の結果を得られた。

きょうの京都の戦い方を見て想起されたのは、モウリーニョ時代のインテル、あるいは、レスター。
相手にボールを持たれたら――。
ディフェンスとミッドフィルダーですばやく2ラインを作って、その間をコンパクトに。
フォワードもセンターライン近辺まで下がって、パスコースを切ることを心がけていた。
チーム全体として、ボールを“刈り取る”ような動きではなく、相手を“待つ”守り方。
いわば、ゴールラインの前に“バスを置く”みたいな。
それが、きょうのセレッソ相手には功を奏した格好かな。

ただ、このサッカーでこのまま勝ち続けられるか?といえば、う〜ん…。

そういえば、去年の天皇杯、川崎フロンターレ相手にも“待つ”守り方をしたけど、あのときは虐殺された。
あのときの川崎は、あせらずにボールを回しつつ…選手のフリーランニングでスペースを作り、そして“急所をつく”ラストパスを出してきた。
ま、そこまでのクオリティのチームはJ2にはいないから、取り越し苦労かもしれないけれど。

【J2第9節】京都サンガ 0-1 徳島ヴォルティス

※第8節は熊本地震の影響で延期

京都サンガ 0-1 徳島ヴォルティス
◇日時:2016年4月23日(土)16:04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(4731人/曇時々雨 23.6℃ 49%)
◇主審:世界の西村雄一
15分-徳島/橋内優也(ヘッド←CK)

京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK1:菅野孝憲
DF30:石櫃洋祐
DF2:菅沼駿哉
DF3:染谷悠太
DF26:下畠翔吾
MF8:アンドレイ・ジロット
MF11:堀米勇輝(80分-DF6:本多勇喜)
MF14:山瀬功治(72分-FW10:エスクデロ競飛王)
MF22:佐藤健太郎
FW9:ダニエウ・サントス・シウヴァ “ダニエウ・ロビーニョ”(62分-FW17:有田光希)
FW16:イ・ヨンジェ

徳島ヴォルティス(3-1-4-1-1)
GK1:相澤貴志
DF26:橋内優也
DF5:石井秀典
DF2:福元洋平
MF4:藤原広太朗(79分-DF25:冨田大介)
MF8:岩尾憲
MF14:濱田武
MF7:木村祐志(85分-MF11:キム・キョンジュン)
MF22:広瀬陸斗
FW10:大崎淳矢
FW17:山崎凌吾(74分-FW16:渡大生)

▼被シュート1で敗戦
被シュートということは、守備は安定してるね(白目)。
…ま、それは冗談にしても、石丸サッカーはリトリートベースの守備重視型なのに、カウンターやセットプレイでさっくり失点してしまいますね。

一方で、きょうも得点の可能性はあまりなかった。
エスクデロの単独突破ぐらいだろうか、何か「匂ってきた」のは。

兎にも角にも、全体がもっさりしてるんだよなー。
パスのスピード――遅い。
攻撃に入ったときの選手たちの攻め上がりのスピード――緩慢。
ボール保持者へのフォローの動き、パスコースを作る動き――少ない。
躍動感がないサッカー。

そんな感じで、石丸さんの攻撃戦術構築能力にはどうも疑問を覚えてしまう。
このまま、このサッカーを続けてたら、おそらく昇格ゾーン入りは厳しそうな塩梅。
ということで、個人的には監督交代も視野に入ってきたかな…って感想です。