【J2第16節】京都サンガF.C. 1-1 FC岐阜

京都サンガF.C. 1-1 FC岐阜
◇日時:2017年5月27日(土)15:03KO
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(8100人/晴 25℃ 26%)
◇主審:吉田哲朗
62′-岐阜/小野悠斗
75′-京都/伊東俊

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK1:菅野孝憲
MF30:石櫃洋祐
DF3:高橋祐治
DF26:下畠翔吾
DF6:本多勇喜
MF5:吉野恭平
MF18:望月嶺臣(71′-MF8:ハ・ソンミン)
MF24:内田恭兵(65′-MF20:伊東俊)
MF22:小屋松知哉
FW9:ケヴィン・オリス
FW16:イ・ヨンジェ(76′-DF4:田中マルクス闘莉王)

■FC岐阜(4-1-2-3)
GK25:ビクトル・イバニェス・パスクアル
DF8:野澤英之
DF15:田森大己
DF27:ヘニキ・ルイス・ヂ・アンドラーデ
DF16:福村貴幸
MF10:庄司悦大
MF6:シシーニョ・ゴンサレス・マルティネス “シシ”
MF23:小野悠斗
FW17:大本祐槻(80′-MF7:田中パウロ淳一)
FW24:難波宏明(87′-FW18:瀧谷亮)
FW11:古橋亨梧

ダゾーンではちょこちょこチェックはしてたんだけど、あらためて岐阜のサッカーは魅力的だ。
中盤にセンスがある選手がいて、全員のポジショニング、ボールのもらい方、止め方…もろもろ、理にかなっている感じが漂っていた。
そして、意外にもロングボールも多用。

ちょうど「フットボール批評」の大木さんのインタビューを読んだところだったので、「なるほどな」と思うところもあった。

フットボール批評issue16
B06XXJJ1XJ

インタビューの概要としては、
・今の岐阜でやっているサッカーは、京都のときというよりは甲府のときのサッカーのほうが近いかもしれない
・京都で指揮を取る前は、代表のコーチをやって「日本のサッカーの理想は何か?」を突き詰めるあまり、3-4-3でスタートしたりした
・京都を退任後、FC今治や女子サッカーの指導をするうちに、自分の考え方に変化が出てきた。その結果として、京都でやっていたサッカーとはまた違うサッカーを、今岐阜で展開している
――みたいな内容。
詳しくは上記ムックをご一読あれ。

って、まぁそんなサッカーに対して、京都は闘莉王がいないこともあって沈黙気味。
伊東、ソンミンが入って多少リズムが出てきて、いい展開から同点ゴールを決めることができた。
理想は「もう1点」だったけど、叶わず。
ただ、結果としては妥当なドローだった。

負けない、最近の布部サンガ。
ただ、白星も少ないから、なかなか順位が上がらない…。
そうこうしているうちに、シーズンの1/3が終了。
ここから、サッカーの内容が“良化”することは期待できないけど、岩崎が帰ってきて、あとは伊東がもうちょっとフィットしてくれれば、かな。

【J2第15節】東京ヴェルディ 1-2 京都サンガF.C.

東京ヴェルディ1969 1-2 京都サンガF.C.1922
◇日時:2017年5月21日(日)15:03キックオフ
◇会場:東京都調布市東京スタジアム “味スタ”(5435人/晴 27.2℃ 50%)
◇主審:井上知大
40′-東V/ドウグラス・ダ・シウヴァ・ヴィエイラ(ハンド)
67′-京都/本多勇喜(ヘッド←FK:石櫃)
80′-京都/ ケヴィン・オリス(右足ミドル)

前半から完全にゲームを支配され、なおかつハンドによるゴールを誤審で見逃され。
それでも、セットプレーとスーパーミドルで大勝利という結末だった。
昔の京都サンガなら、大抵は逆の立場だったよなぁ…。
っていう記憶の先にある当時の指揮官が、次節・岐阜を率いているという因縁。

【J2第14節】京都サンガF.C. 1-1 水戸ホーリーホック

京都サンガF.C. 1-1 水戸ホーリーホック
◇日時:2017年5月17日(水)19:03KO
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(4918人/晴 18.9℃ 32%)
◇主審:山本雄大
17′-水戸/前田大然
71′-京都/大黒将志(pen)

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK1:菅野孝憲
DF30:石櫃洋祐
DF3:高橋祐治
DF26:下畠翔吾
DF6:本多勇喜
MF5:吉野恭平
MF18:望月嶺臣
MF2:湯澤聖人(52′-MF20:伊東俊)
MF22:小屋松知哉
FW16:イ・ヨンジェ(65′-FW31:大黒将志)
FW4:田中マルクス闘莉王

■水戸ホーリーホック(4-2-2-2)
GK21:笠原昂史
DF2:田向泰輝
DF24:細川淳矢
DF33:福井諒司
DF14:佐藤祥
MF6:内田航平
MF11:橋本晃司(63′-DF20:今瀬淳也)
MF17:湯澤洋介(46′-DF32:ルイス・パウロ・ダ・シウヴァ “パウロン”)
MF18:白井永地
FW38:前田大然
FW8:林陵平(83′-FW9:萬代宏樹)


点が入る気配がまったく…。

上記写真のように、33分の段階で、左サイド本多がボールを持っているシーンを見るだけでも、攻撃面が「機能不全」に陥っていることがよく分かる。
状況の相手が強いプレスに来ているわけでもないのに、近くの選手がボールを貰いに行く動きをするでもない。
前線にはボックス内に3人が張り付き。
そして、本多としては、単騎でドリブル突破に入るか、ハイクロスを入れるしかないという。

2人、3人が連動した動き、相手の守備陣の間やハーフゾーンに潜り込む動きなんていうのは、ほぼなかった。
大黒さんがペナルティを失敗してたら…と思うと、ゾッとするぐらいだ。

そして、ホームで「あと一点ほしい」という場面なのに、選手交代のカードを1枚残した=1点を取るための選手がベンチに3人いない、というのも辛かった。
ドローとはいえ、落胆の度合いが大きいゲームだったと総括したい。

【J2第13節】レノファ山口FC 1-1 京都サンガF.C.

レノファ山口FC 1-1 京都サンガF.C.
◇日時:2017年5月13日(土)13:03KO
◇会場:山口県山口市維新百年記念公園陸上競技場(4220人/晴 28.7℃ 35%)
◇主審:上田益也
※13′-京都/田中マルクス闘莉王PK失敗
21′-京都/小屋松知哉(左足)
58′-山口/パク・チャニョン(ヘッド←CK:小塚)

■レノファ山口FC(4-2-2-2)
GK1:村上昌謙
DF21:廣木雄磨
DF16:パク・チャニョン
DF18:香川勇気
DF19:星雄次
MF5:佐藤健太郎
MF14:髙柳一誠(83′-MF20:清永丈瑠)
MF8:小野瀬康介
MF40:小塚和季
FW22:和田昌士(83′-MF15:池上丈二)
FW7:岡本英也(56′-FW27:大石治寿)

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK1:菅野孝憲
DF30:石櫃洋祐
DF3:高橋祐治
DF26:下畠翔吾
DF6:本多勇喜
MF5:吉野恭平
MF18:望月嶺臣(88′-DF15:染谷悠太)
MF22:小屋松知哉(79′-MF14:仙頭啓矢)
MF20:伊東俊
FW4:田中マルクス闘莉王
FW16:イ・ヨンジェ(69′-FW31;大黒将志)

山口は主力がだいぶ流出したため、昨シーズンまでのパスサッカーができていない印象。
足下へのパスを受けたレシーバーが狭い位置でターン、そこにオーバーラップした選手が関わってくるという「つむじ風」のようなサッカーをしていたのだが、そうしたシーンを見られたのは散発的だった。

とはいえ、山口の前半リトリート、後半は一転プレスという戦術に、京都は徐々に押される展開。
選手のクオリティから考えれば、楽に勝ててもいいようなものなんだが、崩しの切り札となっていた岩崎の不在で攻撃にキレがなく、ヨンジェ、伊東も特筆すべき活躍はなし。

dazn調べで、
ボール支配率=山口51%:京都49%
シュート数(枠内)=山口12(9):京都13(5)
パス数(成功率)=507(76%):京都419(71%)

スタッツから見ても、ドローも妥当だという試合だったかな。

【J2第12節】京都サンガF.C. 1-0 カマタマーレ讃岐

京都サンガF.C. 1-0 カマタマーレ讃岐
◇日時:2017年5月7日(日)16:03KO
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(6813人/晴 24.6℃ 20%)
◇主審:大坪博和
36′-京都/田中マルクス闘莉王(ヘッド)

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK1:菅野孝憲
DF3:高橋祐治
DF6:本多勇喜
DF26:下畠翔吾
DF30:石櫃洋祐(90+4′-MF20:伊東俊)
MF5:吉野恭平
MF13:岩崎悠人
MF18:望月嶺臣(84′-DF25:麻田将吾)
MF22:小屋松知哉(72′-DF2:湯澤聖人)
FW4:田中マルクス闘莉王
FW9:ケヴィン・オリス

■カマタマーレ讃岐(3-4-2-1)
GK24:瀬口拓弥
DF30:エヴソン・パトリシオ・ヴァスコンセロス・ド・ナシメント
DF17:リ・ヨンジ
DF3:中島大貴(23′-MF25:岡村和哉)
MF22:武田有祐
MF7:永田亮太
MF5:渡邉大剛
MF10:高木和正
MF11:馬場賢治(76′-DF23:西弘則)
FW19:仲間隼斗
FW13:木島徹也(55′-FW9:我那覇和樹)

Kevin Oris

前半から讃岐に押し込まれて、危なっかしい展開。
そんな中で、岩崎がファイルをもらって得たフリーキックの流れから闘莉王がドン!
8試合出場で7ゴール。
特にフォワード起用以降、おろそしいほどの決定力で助けられた。

後半は、主審自身が感情をコントロールできてない感じで、オリスが(暴言により)一発レッドをもらうというピンチ。
で、かなり守備中心の戦い方になってしまった。

とはいえdazn中継調べで
=================================
ボール支配率 京都57%:讃岐43%
枠内シュート数 京都6:讃岐3
パス数 京都451:讃岐315
パス成功率 京都70%:讃岐59%
=================================
こうしたスタッツで相手チームを上回れたのは久しぶり。
試合を見た印象よりは、悪くないゲームだったのかもしれない。