セレッソ大阪 1-1 京都サンガ
◇日時:2016年11月27日(日)15:34キックオフ
◇会場:大阪府長居球技場 “金スタ”(1万3922人/雨 13.2℃ 90%)
◇主審:松尾一
13分-C大/柿谷曜一朗
90分-京都/有田光希(右足←菅沼)
セレッソ大阪(4-2-2-2)
GK21:キム・ジンヒョン
DF15:松田陸
DF4:藤本康太
DF23:山下達也
DF14:丸橋祐介
MF41:山口蛍
MF6:エリアス・バルボサ・デ・ソウザ
MF18:清原翔平(81分-DF17:酒本憲幸)
MF9:杉本健勇
FW8:柿谷曜一朗(86分-FW19:田代有三)
FW29:澤上竜二(70分-MF24:山村和也)
京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK1:菅野孝憲
DF30:石櫃洋祐
DF2:菅沼駿哉
DF20:高橋祐治
DF6:本多勇喜
MF37:吉野恭平
MF8:アンドレイ・ジロット
MF14:山瀬功治(46分-MF11:堀米勇輝)
MF9:ダニエウ・サントス・シウヴァ “ダニエウ・ロビーニョ”(73分-FW36:キロス・スタンレイ・ソアレス・フェハス)
FW10:エスクデロ競飛王
FW16:イ・ヨンジェ(66分-FW17:有田光希)
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サンガは前半13分、ミドルシュートのこぼれ球を柿谷に押し込まれ、先制された。後半は攻勢を強め、45分に途中出場の有田が右足で蹴り込んで同点としたが、及ばなかった。
プレーオフは特別な試合、であるはずだが…。
きょうの試合も、今シーズンの戦い方通り――“2016年の京都サンガ”が凝縮した内容だったと思う。
そういう意味で悔しいけれども、ある意味“納得の敗戦”であった。
今シーズンの京都の戦いぶりが不安定だった理由、集約するなら下記の3点が挙げられるのではないだろうか。
[1]攻撃では、ゴールが奪う明確な“型”が存在しない
[2]守備が“ディレイベース”なため、相手の出足・プレスが早いと中盤で主導権を失う
[3]劣勢時に流れを変えられる戦力不足、および劣勢時に力を出す“メンタリティ”不足
攻守の問題、[1][2]については何度か触れたとおり。
[3]について、そもそも今シーズン、逆転勝利は
・第6節山形戦(3-2)
・第14戦北九州戦(2-1)
に限られる。
そして、両試合ともに前半で同点に追いついている。
データ通りに言えば、きょう前半0-1で終わった段階で、もう昇格が消えていたのかもしれない。
相手が先制されると、なかなかゴールが奪えないのは何度も何度も見てきた。
ある程度、守備を固められた場合、J2のどの順位にいる相手にたいしてでも、ゴールが遠かった。
その背景には、もちろんゴールを奪う“道筋”が最後まで確立できなかった戦術的な問題もあるし、スーパーサブ的な選手がいない戦力的な問題もある。
夏のキロスを取ったものの、シーズン後半戦、彼の高さを生かして、彼を囮にしてゴールを奪うことは、ほぼできなかった。
しかし、きょうは早めにキロスを入れてハイボール作戦に賭けるしかなかったのは、半ばギャンブルでもあっただろう。
ただ、それ以外の策があったかといえば…。
きょうの石丸コーチの選手起用、および選手交代については、特に大きな問題はなかったと、個人的には思う。
ならば、乱暴にまとめるなら、結局運も実力も京都は“足りなかった”――そういうことで納得せざるをえないだろう。
…
…
と、まぁ冷静に振り返ってみましたが、これで今シーズンはおしまいかぁ。
日常業務が忙しくて、生観戦もままならなかったのもあるけど、気持ち的になかなかのめり込めなかった2016年だったなと。
和田サンのときよりはましとはいえ、見ていてモヤモヤした気持ちがずっとありました。
攻守に連動性もなく、思い切りもなく、躍動感もなく。
サイド攻撃からのクロスで点を取るのか、パス交換で点を取るのか、ショートカウンターで点を取るのか…なんだか、よく分からないまま。
若手で育ったのも高橋くんぐらいで。
守備ベースのバランスサッカーでは、J2でさえ勝ちきれないことは分かったわけだし。
それにユースの森岡さんもいなくなるし、トップ・下部組織含めて、どういうサッカーを志向していくのか?
今シーズンで一度整理することになるのかなと思ったりします。
その延長線上で、指揮官を誰にするか?も決まってくるハズじゃないかと思います。
取り急ぎ、そんなところできょうは。