【J2第3節】アビスパ福岡 2-1 京都サンガF.C.

ファジアーノ岡山2-1京都サンガF.C.
◇日時:2017年3月12日(日)14:03KOレベスタ
◇会場:福岡県東平尾公園博多の森球技場“レベスタ”(7586人/晴 18.7℃ 42%)
◇主審:井上知大
3′-福岡/山瀬功治
71′-福岡/ウェリントン・ルイス・ヂ・ソウザ
73′-京都/仙頭啓矢

アビスパ福岡(4-2-2-2)
GK23:杉山力裕
DF3:駒野友一
DF14:冨安健洋
DF36:岩下敬輔
DF18:亀川諒史
MF33:山瀬功治(82′-DF5:實藤友紀)
MF7:三門雄大
MF6:ルイス・ダニルソン・コルドバ・ロドリゲス
MF16:石津大介
FW8:松田力(60′-FW21:ウィリアン・ポッピ)
FW17:ウェリントン・ルイス・ヂ・ソウザ(73′-FW10:城後寿)

京都サンガF.C.(3-4-2-1)
GK1:菅野孝憲
DF6:本多勇喜
DF15:染谷悠太
DF17:牟田雄祐
MF5:吉野恭平
MF14:仙頭啓矢
MF24:内田恭兵
MF30:石櫃洋祐
FW10:エスクデロ競飛王(84′-FW16:イ・ヨンジェ)
FW22:小屋松知哉(69′-FW19:大野耀平)
FW31:大黒将志(55′-FW13:岩崎悠人)

【J2第2節】京都サンガF.C. 1-0 徳島ヴォルティス

京都サンガF.C. 1-0 徳島ヴォルティス
◇日時:2017年3月4日(土)15:03KO
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(5948人)
◇主審:東城 “TJ”穣
90′-京都/田中マルクス闘莉王(右足←オリス)

■京都サンガF.C.(3-4-2-1)
GK1:菅野孝憲
DF15:染谷悠太
DF4:田中マルクス闘莉王
DF6:本多勇喜
MF30:石櫃洋祐
MF5:吉野恭平
MF14:仙頭啓矢
MF2:湯澤聖人(55′-DF24:内田恭兵)
FW10:エスクデロ競飛王
FW16:イ・ヨンジェ(62′-FW13:岩崎悠人)
FW31:大黒将志(55′-FW9:ケヴィン・ジュリエンヌ・ヘンリクス・オリス)

■徳島ヴォルティス(3-5-1-1)
GK21:梶川裕嗣
DF20:キム・ジョンピル
DF5:石井秀典
DF2:ニコラ・ヴァシリェヴィッチ
MF22:広瀬陸斗
MF4:藤原広太朗
MF8:岩尾憲
MF6:カルロス・ペレイラ・ベルト・ジュニオール“カルリーニョス”(74′-MF23:前川大河)
MF27:馬渡和彰
MF26:杉本太郎(82′-FW16:渡大生)
FW17:山﨑凌吾(59′-FW18:佐藤晃大)

▼早々に、指揮官“Switch”も?
うーん…。
2試合連続、ひどい試合だった。
得点はパワープレーのみ。
攻守にわたって、何をしたいのか?
ピッチ上からはまったく伝わってこなかった。
指導からキャンプまで、何が行われていたのだろうか。

DAZNで他試合を眺めている限り、京都サンガの“戦術力”はJ2ボトム3といったところ。
他チームが外国籍監督を呼んだり、実績のある監督を起用していて、今季のJ2はかなりハイレベルな戦いになる予感がある。
そんな中で、2試合の段階ながら早くも京都から“ヤバイ”匂いしかしない。

今季昇格できなければ、予算規模を大きく削らざるを得ない――。
そう、フロントが明言しておきながら、京都との縁もなく、また、コーチ経験しかない人材を指揮官として招いたこと。
そしてその人物が、名古屋から来た小島卓強化担当の親友という事実。
京都は、指揮官として“良くないカード”を引いてしまったのだろうか?
しかし、祖母井⇒バドゥさんラインといい、人事に“私情”を入れると本当に良くないよね…。

さらに、アンバランスな選手補強も気になった。
京都出身者を大量に雇用したとはいえ、昨年来言われているプレースキッカーは不在なまま。
堀米、岩沼退団による“左利き”の選手も不足している。

2試合を見て思ったことは、「今季もまた、シーズン中の指揮官解任が見られるかもしれないな」ということ。
シーズン開幕から、こんなに暗い気持ちになるのは久方ぶり(バドゥさん、和田サンのときも開幕当初は良かった)だなぁ、って思いました。

【J2第1節】京都サンガF.C. 1-2 モンテディオ山形

京都サンガF.C. 1-2 モンテディオ山形
◇日時:2017年2月26日(日)14:03KO
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(8857人)
◇主審:三上正一郎
35′-山形/瀬沼優司
57′-山形/鈴木雄斗
90′-京都/ケヴィン・ジュリエンヌ・ヘンリクス・オリス(ヘッド←岩崎)

■京都サンガF.C.(3-4-2-1)
GK1:菅野孝憲
DF15:染谷悠太
DF4:田中マルクス闘莉王
DF6:本多勇喜
MF30:石櫃洋祐
MF5:吉野恭平
MF8:ハ・ソンミン(59′-MF14:仙頭啓矢)
MF2:湯澤聖人
FW10:エスクデロ競飛王
FW16:イヨンジェ(59′-FW13:岩崎悠人)
FW31:大黒将志(82′-FW9:ケヴィン・ジュリエンヌ・ヘンリクス・オリス)

■モンテディオ山形(3-4-2-1)
GK1:児玉剛
DF15:加賀健一
DF5:菅沼駿哉
DF20:茂木力也
MF10:鈴木雄斗
MF14:本田拓也
MF8:風間宏希(82′-MF7:松岡亮輔)
MF2:瀬川和樹(90+2′-DF13:石川竜也)
MF9:瀬沼優司
MF18:南秀仁(67′-DF6:山田拓巳)
FW11:阪野豊史

2017年シーズン京都サンガF.C.選手一覧(1月13日現在)

2017 squad
GK
GK 菅野孝憲 埼玉県 1984/5/3 32 ☆契約更新
GK 清水圭介 兵庫県 1988/11/25 28 ☆契約更新
GK 永井建成 京都府 1995/7/7 21 ←ロアッソ熊本(J2)より完全移籍
GK 若原智哉 滋賀県 1999/12/28 17 ☆契約更新
DF
DF CB 田中マルクス闘莉王 ブラジル 1981/4/24 35 ←名古屋グランパス(J2)より完全移籍
DF CB 染谷悠太 東京都 1986/9/30 30 ☆契約更新
DF CB 牟田雄祐 福岡県 1990/9/22 26 ☆契約更新
DF CB 高橋祐治 滋賀県 1993/4/11 23 ☆契約更新
DF CB 麻田将吾 長野県 1998/7/6 18 ←京都サンガF.C.U-18より昇格
DF 右SB 石櫃洋祐 大阪府 1983/7/23 33 ☆契約更新
DF 右SB 内田恭兵 静岡県 1992/11/5 24 ☆契約更新
DF 右SB 下畠翔吾 滋賀県 1992/5/8 24 ☆契約更新
DF 右SB 湯澤聖人 茨城県 1993/10/10 23 ←柏レイソル(J1)よりローン移籍
DF 左SB 本多勇喜 愛知県 1991/1/2 26 ☆契約更新
MF
MF CH ハ・ソンミン 大韓民国 1987/6/13 29 ←蔚山現代(韓国)より完全移籍
MF CH 吉野恭平 宮城県 1994/11/8 22 ←サンフレッチェ広島(J1)よりローン移籍※継続
MF CH 望月嶺臣 滋賀県 1995/1/18 21 ←名古屋グランパス(J2)より完全移籍(昨季はレノファ山口へローン移籍)
MF SH 伊東俊 北海道 1987/10/29 29 ←モンテディオ山形(J2)より完全移籍
MF SH 仙頭啓矢 大阪府 1994/12/29 22 ←東洋大学より加入
MF SH 島村拓弥 岡山県 1999/3/6 17 ←京都サンガF.C.U-18より昇格
FW
FW CF 大黒将志 大阪府 1980/5/4 36 ←モンテディオ山形(J2)より復帰
FW CF ケヴィン・ジュリエンヌ・ヘンリクス・オリス ベルギー 1984/12/6 32 ←仁川ユナイテッド(韓国)より完全移籍
FW CF キロス・スタンレイ・ソアレス・フェハス ブラジル 1988/8/21 28 (未定)
FW CF 大野耀平 東京都 1994/12/6 22 ←常葉大学浜松より加入
FW AK エスクデロ競飛王 スペイン 1988/9/1 28 ☆契約更新
FW AK イ・ヨンジェ 大韓民国 1991/6/8 25 ☆契約更新
FW AK 小屋松知哉 京都府 1995/4/24 21 ←名古屋グランパス(J2)より完全移籍
FW AK 田村亮介 奈良県 1995/5/8 21 ☆契約更新
FW AK 岩崎悠人 滋賀県 1998/6/11 18 ←京都橘高校より加入
on loan
GK 山田元気 岐阜県 1994/12/16 22 →レノファ山口(J2)へローン移籍
DF 齊藤隆成 大阪府 1994/4/30 22 →水戸ホーリーホック(J2)へローン移籍
DF 磐瀬剛 千葉県 1995/6/28 21 →FC岐阜(J2)へローン移籍※継続
DF 大西勇輝 奈良県 1996/7/30 20 →奈良クラブ(JFL)へ育成型ローン移籍※継続
MF 永島悠史 京都府 1996/7/12 20 →FC岐阜(J2)へローン移籍
MF 荻野 広大 京都府 1997/5/2 19 →カマタマーレ讃岐(J2)へローン移籍※継続
FW 石田雅俊 千葉県 1995/5/4 21 →ザスパクサツ群馬(J2)へローン移籍
FW 沼大希 大阪府 1997/4/22 19 →ガイナーレ鳥取(J3)へ育成型ローン移籍
OUT
GK 杉本大地 神奈川県 1993/7/15 23 →横浜F・マリノス(J1)へ完全移籍
DF 菅沼駿哉 大阪府 1990/5/17 26 →モンテディオ山形(J2)へ完全移籍
MF 山瀬功治 北海道 1981/9/22 35 ※契約満了→アビスパ福岡(J2)へ完全移籍
MF 佐藤健太郎 三重県 1984/8/14 32 ※契約満了
MF 岩沼俊介 群馬県 1988/6/2 28 ※契約満了→AC長野パルセイロ(J3)へ完全移籍
MF アンドレイ・ジロット ブラジル 1992/2/17 24 ※ローン終了→トンベンセFCからシャペコエンセ(ブラジル)へローン移籍
MF 堀米勇輝 山梨県 1992/12/13 24 →ヴァンフォーレ甲府(J1)へ完全移籍
MF 和田篤紀 兵庫県 1993/2/9 23 ※契約満了
MF 國領一平 滋賀県 1993/7/31 23 ※契約満了→AC長野パルセイロ(J3)へ完全移籍
FW ダニエウ・サントス・シウヴァ “ダニエル・ロビーニョ” ブラジル 1989/1/9 28 ※契約満了
FW 有田光希 新潟県 1991/9/23 25 ※契約満了→愛媛FC(J2)へ完全移籍
FW 矢島卓郎 滋賀県 1984/3/28 32 ※契約満了→現役引退
FW 三根和起 大阪府 1993/4/18 23 ※契約満了→ヴァンラーレ八戸(JFL)へ完全移籍

【2016J1昇格プレーオフ準決勝】セレッソ大阪 1-1 京都サンガ

セレッソ大阪 1-1 京都サンガ
◇日時:2016年11月27日(日)15:34キックオフ
◇会場:大阪府長居球技場 “金スタ”(1万3922人/雨 13.2℃ 90%)
◇主審:松尾一
13分-C大/柿谷曜一朗
90分-京都/有田光希(右足←菅沼)

セレッソ大阪(4-2-2-2)
GK21:キム・ジンヒョン
DF15:松田陸
DF4:藤本康太
DF23:山下達也
DF14:丸橋祐介
MF41:山口蛍
MF6:エリアス・バルボサ・デ・ソウザ
MF18:清原翔平(81分-DF17:酒本憲幸)
MF9:杉本健勇
FW8:柿谷曜一朗(86分-FW19:田代有三)
FW29:澤上竜二(70分-MF24:山村和也)

京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK1:菅野孝憲
DF30:石櫃洋祐
DF2:菅沼駿哉
DF20:高橋祐治
DF6:本多勇喜
MF37:吉野恭平
MF8:アンドレイ・ジロット
MF14:山瀬功治(46分-MF11:堀米勇輝)
MF9:ダニエウ・サントス・シウヴァ “ダニエウ・ロビーニョ”(73分-FW36:キロス・スタンレイ・ソアレス・フェハス)
FW10:エスクデロ競飛王
FW16:イ・ヨンジェ(66分-FW17:有田光希)


サンガ無念、ドローでJ1逃す PO、C大阪と岡山が決勝へ : 京都新聞

サンガは前半13分、ミドルシュートのこぼれ球を柿谷に押し込まれ、先制された。後半は攻勢を強め、45分に途中出場の有田が右足で蹴り込んで同点としたが、及ばなかった。

プレーオフは特別な試合、であるはずだが…。
きょうの試合も、今シーズンの戦い方通り――“2016年の京都サンガ”が凝縮した内容だったと思う。
そういう意味で悔しいけれども、ある意味“納得の敗戦”であった。

今シーズンの京都の戦いぶりが不安定だった理由、集約するなら下記の3点が挙げられるのではないだろうか。
[1]攻撃では、ゴールが奪う明確な“型”が存在しない
[2]守備が“ディレイベース”なため、相手の出足・プレスが早いと中盤で主導権を失う
[3]劣勢時に流れを変えられる戦力不足、および劣勢時に力を出す“メンタリティ”不足

攻守の問題、[1][2]については何度か触れたとおり。
[3]について、そもそも今シーズン、逆転勝利は
・第6節山形戦(3-2)
・第14戦北九州戦(2-1)
に限られる。
そして、両試合ともに前半で同点に追いついている。
データ通りに言えば、きょう前半0-1で終わった段階で、もう昇格が消えていたのかもしれない。

相手が先制されると、なかなかゴールが奪えないのは何度も何度も見てきた。
ある程度、守備を固められた場合、J2のどの順位にいる相手にたいしてでも、ゴールが遠かった。
その背景には、もちろんゴールを奪う“道筋”が最後まで確立できなかった戦術的な問題もあるし、スーパーサブ的な選手がいない戦力的な問題もある。
夏のキロスを取ったものの、シーズン後半戦、彼の高さを生かして、彼を囮にしてゴールを奪うことは、ほぼできなかった。
しかし、きょうは早めにキロスを入れてハイボール作戦に賭けるしかなかったのは、半ばギャンブルでもあっただろう。
ただ、それ以外の策があったかといえば…。

きょうの石丸コーチの選手起用、および選手交代については、特に大きな問題はなかったと、個人的には思う。
ならば、乱暴にまとめるなら、結局運も実力も京都は“足りなかった”――そういうことで納得せざるをえないだろう。



と、まぁ冷静に振り返ってみましたが、これで今シーズンはおしまいかぁ。
日常業務が忙しくて、生観戦もままならなかったのもあるけど、気持ち的になかなかのめり込めなかった2016年だったなと。
和田サンのときよりはましとはいえ、見ていてモヤモヤした気持ちがずっとありました。
攻守に連動性もなく、思い切りもなく、躍動感もなく。
サイド攻撃からのクロスで点を取るのか、パス交換で点を取るのか、ショートカウンターで点を取るのか…なんだか、よく分からないまま。
若手で育ったのも高橋くんぐらいで。

守備ベースのバランスサッカーでは、J2でさえ勝ちきれないことは分かったわけだし。
それにユースの森岡さんもいなくなるし、トップ・下部組織含めて、どういうサッカーを志向していくのか?
今シーズンで一度整理することになるのかなと思ったりします。
その延長線上で、指揮官を誰にするか?も決まってくるハズじゃないかと思います。
取り急ぎ、そんなところできょうは。