【J2第13節】レノファ山口FC 1-1 京都サンガF.C.

レノファ山口FC 1-1 京都サンガF.C.
◇日時:2017年5月13日(土)13:03KO
◇会場:山口県山口市維新百年記念公園陸上競技場(4220人/晴 28.7℃ 35%)
◇主審:上田益也
※13′-京都/田中マルクス闘莉王PK失敗
21′-京都/小屋松知哉(左足)
58′-山口/パク・チャニョン(ヘッド←CK:小塚)

■レノファ山口FC(4-2-2-2)
GK1:村上昌謙
DF21:廣木雄磨
DF16:パク・チャニョン
DF18:香川勇気
DF19:星雄次
MF5:佐藤健太郎
MF14:髙柳一誠(83′-MF20:清永丈瑠)
MF8:小野瀬康介
MF40:小塚和季
FW22:和田昌士(83′-MF15:池上丈二)
FW7:岡本英也(56′-FW27:大石治寿)

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK1:菅野孝憲
DF30:石櫃洋祐
DF3:高橋祐治
DF26:下畠翔吾
DF6:本多勇喜
MF5:吉野恭平
MF18:望月嶺臣(88′-DF15:染谷悠太)
MF22:小屋松知哉(79′-MF14:仙頭啓矢)
MF20:伊東俊
FW4:田中マルクス闘莉王
FW16:イ・ヨンジェ(69′-FW31;大黒将志)

山口は主力がだいぶ流出したため、昨シーズンまでのパスサッカーができていない印象。
足下へのパスを受けたレシーバーが狭い位置でターン、そこにオーバーラップした選手が関わってくるという「つむじ風」のようなサッカーをしていたのだが、そうしたシーンを見られたのは散発的だった。

とはいえ、山口の前半リトリート、後半は一転プレスという戦術に、京都は徐々に押される展開。
選手のクオリティから考えれば、楽に勝ててもいいようなものなんだが、崩しの切り札となっていた岩崎の不在で攻撃にキレがなく、ヨンジェ、伊東も特筆すべき活躍はなし。

dazn調べで、
ボール支配率=山口51%:京都49%
シュート数(枠内)=山口12(9):京都13(5)
パス数(成功率)=507(76%):京都419(71%)

スタッツから見ても、ドローも妥当だという試合だったかな。

【J2第12節】京都サンガF.C. 1-0 カマタマーレ讃岐

京都サンガF.C. 1-0 カマタマーレ讃岐
◇日時:2017年5月7日(日)16:03KO
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(6813人/晴 24.6℃ 20%)
◇主審:大坪博和
36′-京都/田中マルクス闘莉王(ヘッド)

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK1:菅野孝憲
DF3:高橋祐治
DF6:本多勇喜
DF26:下畠翔吾
DF30:石櫃洋祐(90+4′-MF20:伊東俊)
MF5:吉野恭平
MF13:岩崎悠人
MF18:望月嶺臣(84′-DF25:麻田将吾)
MF22:小屋松知哉(72′-DF2:湯澤聖人)
FW4:田中マルクス闘莉王
FW9:ケヴィン・オリス

■カマタマーレ讃岐(3-4-2-1)
GK24:瀬口拓弥
DF30:エヴソン・パトリシオ・ヴァスコンセロス・ド・ナシメント
DF17:リ・ヨンジ
DF3:中島大貴(23′-MF25:岡村和哉)
MF22:武田有祐
MF7:永田亮太
MF5:渡邉大剛
MF10:高木和正
MF11:馬場賢治(76′-DF23:西弘則)
FW19:仲間隼斗
FW13:木島徹也(55′-FW9:我那覇和樹)

Kevin Oris

前半から讃岐に押し込まれて、危なっかしい展開。
そんな中で、岩崎がファイルをもらって得たフリーキックの流れから闘莉王がドン!
8試合出場で7ゴール。
特にフォワード起用以降、おろそしいほどの決定力で助けられた。

後半は、主審自身が感情をコントロールできてない感じで、オリスが(暴言により)一発レッドをもらうというピンチ。
で、かなり守備中心の戦い方になってしまった。

とはいえdazn中継調べで
=================================
ボール支配率 京都57%:讃岐43%
枠内シュート数 京都6:讃岐3
パス数 京都451:讃岐315
パス成功率 京都70%:讃岐59%
=================================
こうしたスタッツで相手チームを上回れたのは久しぶり。
試合を見た印象よりは、悪くないゲームだったのかもしれない。

【J2第11節】名古屋グランパス 1-1 京都サンガF.C.

名古屋グランパス 1-1 京都サンガF.C.
◇日時:2017年5月3日(水)15:03KO
◇主審:福島孝一郎 “ブラマヨ小杉”
◇会場:愛知県豊田市豊田スタジアム(3万6755人/曇 20℃ 39%)
40′-京都/ケヴィン・オリス(FKから右足)
90+1′-名古屋/ロビン・シモヴィッチ

■名古屋グランパス(3-4-2-1)
GK1:楢﨑正剛
DF36:酒井隆介
DF4:シャルレス・ルイス・エイター
DF3:櫛引一紀(86′-MF21:八反田康)
MF15:宮原和也
MF29:和泉竜司
MF7:田口泰士
MF14:田鍋陵太(46′-FW10:フェリペ・ガルシア・ゴンサウヴェス)
FW28:玉田圭司
FW27:杉森考起(57′-FW25:杉本竜士)
FW9:ロビン・シモヴィッチ

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK1:菅野孝憲
DF30:石櫃洋祐
DF33:高橋祐治
DF26:下畠翔吾
DF6:本多勇喜
MF5:吉野恭平
MF8:ハ・ソミン(27′-MF20:伊東俊)
MF13:岩崎悠人
MF22:小屋松知哉
FW4:田中マルクス闘莉王
FW9:ケヴィン・オリス(85′-FW16:イ・ヨンジェ)

またまたまた、ロスタイムでの失点…。
前線へのロングボール、または両サイドハーフにスペースへ走らせる戦術。
ボールポゼッションは極めて低いため、運動量は“浪費”してしまうのは仕方ない。
されど、ミッドウィークでの試合、後半プレスがかからなくなっている状況で、交代枠を1残してしまった采配には、正直疑問が残った。
岩崎、小屋松を交代したら、得点が取れなくなるとでも思ったのだろうか。
ま、布部さんも指揮官としていい経験を積んでいる…ということですかね。
今の京都にそんな余裕があるかどうかはさておき。

【J2第10節】大分トリニータ 1-3 京都サンガF.C.

大分トリニータ 1-3 京都サンガF.C.
◇日時:2017年4月29日(土)14:00KO
◇会場:大分スポーツ公園総合競技場“ビッグアイ”(7334人/晴 23.9℃ 27%)
◇主審:榎本一慶
15′-京都/小屋松知哉(右足)
54′-京都/田中マルクス闘莉王(ヘッド←岩崎)
70′-京都/岩崎悠人(右足←吉野)
77′-大分/小手川宏基

■大分トリニータ(3-4-2-1)
GK21:上福元直人
DF5:鈴木義宜
DF4:竹内彬
DF6:福直也
MF29:岩田智輝(46′-MF17:國分伸太郎)
MF48:川西翔太
MF33:鈴木惇
MF16:山岸智(70′-DF3:黒木恭平)
FW20:小手川宏基
FW9:後藤優介
FW18:伊佐耕平(87′-MF28:坂井大将)

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK1:菅野孝憲
DF30:石櫃洋祐
DF3:高橋祐治
DF26:下畠翔吾
DF6:本多勇喜
MF5:吉野恭平
MF8:ハ・ソンミン
MF13:岩崎悠人(90+5′-MF14:仙頭啓矢)
MF22:小屋松知哉(90+1′-MF20:伊東俊)
FW4:田中マルクス闘莉王
FW9:ケヴィン・オリス(77′-FW31:大黒将志)

【J2第9節】京都サンガF.C. 1-1 松本山雅FC

京都サンガF.C. 1-1 松本山雅FC
◇日時:2017年4月22日(土)15:03KO
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(7625人/晴 17.2℃ 20%)
◇主審:東城穣 “ミノル”
52’-京都/田中マルクス闘莉王(右足←ハ・ソンミン)
63’-松本/飯田真輝

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK1:菅野孝憲
DF30:石櫃洋祐
DF3:高橋祐治
DF15:染谷悠太
DF6:本多勇喜
MF5:吉野恭平
MF8:ハ・ソンミン
MF22:小屋松知哉(90+2′-FW31:大黒将志)
MF13:岩崎悠人
FW4:田中マルクス闘莉王
FW9:ケヴィン・オリス

■松本山雅FC(3-4-2-1)
GK16:村山智彦
DF31:橋内優也
DF4:飯田真輝
DF13:後藤圭太
DF3:田中隼磨
MF20:石原崇兆
MF5:岩間雄大
MF15:宮阪政樹(90+3′-MF7:武井択也)
MF10:工藤浩平
FW8:セルジーニョ(77’-FW19:山本大貴)
FW9:高崎寛之

反町康治コーチ(松本山雅)
「きょうの京都のサッカー? 見てのとおりですよね。何が“チームの武器”になるかというと、選手の持っている力を攻撃面で出せるかどうかだと考えるので、仮に私が京都を率いたとしても同じようなチャレンジをしていくんじゃないかなと思いますね。そこに岩崎(悠人)のように経験不足ですけど非常に将来性のある選手もいますし。こういうギリギリの戦いをするなかで将来の日本サッカーのためになってほしいと思います。昨季とは180度違うようなスタイルですけど、PUFFYじゃないですけど『これが京都の生きる道』じゃないかと思います」(http://www.yamaga-fc.com/match/detail/2017-j2-match9)

風が強かった、この日。
風上からスタートした京都は、カトQさん時代を思い返すような、ハイボールどっかんどっかん作戦。
最終ラインからも手数を掛けずに前へロングボールを放り込む。
それでボールが収まってしまうんだから、闘莉王&オリスの“恐怖のTO砲”は恐ろしい…。

攻めの選択肢のもうひとつは、岩崎&小屋松の前のスペースにボールを送って、サイドライン際で走らせる――というもの。
ってことで、4-4-2というよりは「4-2-4」のような、前後分断型のサッカーが展開された。

ただ、松本も後半からしっかり修正。
菅野いわく「後半は風下になって、ラインが下がり過ぎた感じがする。そこで間延びした時間が増えて、特に僕たちの左サイドで相手に起点を作られて、結果的にそこから失点してしまった」と。
確かに前節もそうでしたが、岩崎が驚異的な運動量で左サイドを上下動するものの、後半はさすがに運動量落ちてきて、サイドバックとのマークの受け渡しもうまくいってない印象があった。

で、結果は得点も1点ずつ、ボール保持率もほぼイーブン。
ホームで勝ちたかったものの、まぁ結果的には妥当な感じかなと思ったり。

心配なのは、今完全に「個」をベースにしたサッカーをしていること。
攻撃では、闘莉王&オリスの2トップにほぼ依存していて。
例えばどちらかが怪我した瞬間に、新しい攻撃スタイルを構築する必要が出てくる。
守備では、相手へのプレスの掛け方が2トップから始めるわけでもなく、中盤でも個人がバラバラに動いているような時間が多いし。

果たして今のこのサッカーで進んでいくことに、どんな意味があるのか――?
勝ち点1は取れたものの、モヤモヤした気持ちが残る一戦だった。