【京都サンガ】浦和・森脇、徳島・バイスにオファー?

J2京都が浦和を退団した元日本代表DF森脇良太(33)、徳島DFヨルディ・バイス(30)に獲得オファーを出したことが14日、分かった。……(中略)……ともに交渉は順調で、近日中にも合意する可能性が高いとみられる。一方MF小屋松知哉(24)は神戸、鳥栖からオファーを受けていたが、鳥栖への移籍が決定的となった。

https://hochi.news/articles/20191215-OHT1T50038.html

バイスは長崎から徳島へのレンタル移籍中なので、12月1日付けで強化部長に就任した山道守彦氏(前長崎強化担当)ラインですかね。入れ替え戦を見てましたが、ロングフィードの正確性とときおり見せる攻撃参加は魅力。相手のプレスにも慌てないし、来季もポジショナルプレーを志向するならば、ナイス補強。

【京都サンガ】安藤、金久保、清水、庄司、中野、冨田の6選手と契約更新

庄司、金久保選手は他J2チームに引き抜かれる可能性も?と思ってましたが、契約更新!

【J2第42節】柏レイソル 13-1 京都サンガF.C.

柏レイソル 13-1 京都サンガF.C.
日時:2019年11月24日(日)14:03KO
会場:千葉県柏市日立柏サッカー場(1万1,736人/曇 18℃ 90%)
主審 :池内明彦
6′-柏/マイケル・オルンガ・オガダ
23′-柏/マイケル・オルンガ・オガダ
27′-柏/瀬川祐輔
33′-柏/マイケル・オルンガ・オガダ
38′-京都/小屋松知哉
57′-柏/マイケル・オルンガ・オガダ
60′-柏/クリスチアーノ・ダ・シウヴァ “クリスティアーノ”
65′-柏/マイケル・オルンガ・オガダ
67′-柏/マイケル・オルンガ・オガダ
70′-柏/クリスチアーノ・ダ・シウヴァ “クリスティアーノ”
78′-柏/マイケル・オルンガ・オガダ
79′-柏/マテウス・ゴンザウヴェス・サヴィオ
84′-柏/クリスチアーノ・ダ・シウヴァ “クリスティアーノ”
90+1′-柏/マイケル・オルンガ・オガダ

■柏レイソル(4-2-2-2)
GK23:中村航輔
DF33:高橋峻希(82′-DF32:川口尚紀)
DF50:山下達也
DF2:鎌田次郎
DF4:古賀太陽
MF35:ヒシャルヂソン・フェルナンデス・ドス・サントス
MF27:三原雅俊(73′-MF7:大谷秀和)
MF9:クリスチアーノ・ダ・シウヴァ “クリスティアーノ”
MF18:瀬川祐輔
FW10:江坂任(73′-FW22:マテウス・ゴンザウヴェス・サヴィオ)
FW26:マイケル・オルンガ・オガダ

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:清水圭介
DF16:安藤淳
DF25:上夷克典
DF4:田中マルクス闘莉王(46′-FW39:エスクデロ競飛王)
DF6:本多勇喜(14-‘DF28:冨田康平)
MF10:庄司悦大
MF31:福岡慎平
MF41:金久保順
FW14:仙頭啓矢
FW23:一美和成(61′-MF7:ヘナン・カルヴァーリョ・モタ “レナン・モッタ”)
FW22:小屋松知哉

砂をつかんで立ち上がれ

歴史を目撃できたな(白目)。
柏に行ってたんですが、サッカーの試合を見て目の前で14点入るってそうそうないよね…。
柏とは4節で戦ったときも負けたけど、あのときより完成度がかな〜り上がっていたと感じた。
そして、外国人選手のフィジカルおよび個人能力が桁違い!で、チームとして大きな差があったことは明白だった。
チーム力が下のチームが勝つことだってあるんだけど、一方でダブルハットを決められることもあるという、「サッカーの真理」を目の当たりにした一戦だった。

敗因を挙げるなら、まずひとつはアクシデント的な要素。
怪我明けの本多が早々負傷交代。
前半終了間際には、安藤との競り合いで負傷した闘莉王が、自ら「バツ」サインを出し、ユニを脱いでベンチへ下がる。
このとき、ファンに拍手をしながら歩いていたので、これが「ラストゲーム(引退)」ということなのだろう。
結果、オルンガに対抗できるフィジカルをもった2人がピッチから去り、きょうは控えにセンターバックがいなかった。
安藤+上夷の4バックで後半に挑んで、チーム全体も前がかりになって…。
ひたすらロングボールとカウンターで失点を重ねるという展開になってしまった。
柏DFラインから長いボールでオルンガが体躯を生かしてボールキープ、その後ろから2列めの選手が走り込む形で、得点シーン以外にも何度決定機を作られたことか。

敗因の2つめとしては挙げざるをえないのは、後半戦ずっと課題として残っていたフィニッシュの部分。
ボールは保持できども、パスを出す役割の人が多くて、ボールを受ける人、裏へ抜ける人の数が少ない。
おまけにきょうは小屋松、仙頭がサイドで柏のサイドバック+サイドハーフ2枚での守備で封殺されてしまった。
ペナルティボックスの周りをパス回しして、サイドライン付近に持っていっても、そこでまた後ろに戻してやり直して…。
これで最悪シュートにまでいければいいんだけど、たいてい途中でパスカットされてしまう。
で、中盤がスカっているのでカウンターを喰らう悪循環。
頼みのエスクデロは不発、フィジカルと中盤センターからの飛び出しに定評がある重廣はまぁ…ベンチ外だし(遠い目)。

というわけで、失点数は想定外だったけど、敗北という結果は当然だったといえるだろう。
しかしここまでの完敗・大敗だと、「昇格プレーオフに進めなかった」ということに対する後悔がまったくないな〜(苦笑)。

きょうをもってオフシーズンに突入。
シーズン総括は稿を改めるとして…。
ただ昨シーズンJ3降格1歩手前までいったチームが、戦力の大きな上積みもなく8位にまで順位を上げられたことは評価できる。
Jリーグ指揮未経験の中田一三氏が「監督決定」というニュースを聞いたときは最悪の事態も予想していたが、それを考えるとまぁ「悪くない」シーズンだったと思う。
走力&馬力&フィジカルで攻守にハードワークするチームが多いJ2の中で異質のサッカーを展開し、それを貫き通したことも興味深かった。
願わくは今季の戦い方をベースに、チームに適した選手を加えることで、来シーズンの昇格に向けてチャレンジしてほしいけれど。

【J2第41節】京都サンガF.C. 1-0 ジェフユナイテッド市原・千葉

京都サンガF.C. 1-0 ジェフユナイテッド市原・千葉
日時:2019年11月16日(土)14:04KO
会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(1万1,216人/晴 20.8℃ 41%)
主審:柿沼亨
84′-京都/仙頭啓矢(右足←福岡)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:清水圭介
DF31:福岡慎平(87′-DF16:安藤淳)
DF4:田中マルクス闘莉王
DF25:上夷克典
DF5:黒木恭平
MF10:庄司悦大
MF13:宮吉拓実(60′-FW39:エスクデロ競飛王)
MF41:金久保順
FW14:仙頭啓矢
FW23:一美和成(79′-MF7:ヘナン・カルヴァーリョ・モタ “レナンモッタ”)
FW22:小屋松知哉

■ジェフユナイテッド市原・千葉(4-2-3-1)
GK23:佐藤優也
DF50:米倉恒貴
DF17:新井一耀
DF4:エベルト・シウヴァ・サントス
DF49:下平匠
MF14:小島秀仁(70′-MF7:佐藤勇人)
MF22:工藤浩平(87′-MF39:見木友哉)
MF8:堀米勇輝(57′-MF25:茶島雄介)
MF10:船山貴之
MF13:為田大貴
FW9:クレーベ・ラウベ・ピニェイロ

7位、“他力”を信じて最終節へ

苦しい時間帯も凌いで凌いで――。
84分での決勝ゴールで、プレーオフ進出へ望みをつなぐ勝ち点3をゲットできた。
他会場では水戸が鹿児島に負けたため1つ順位をあげ、7位で最終節を迎えることになった。

ゲームを振り返ると、京都は前半からボール回しがうまく行かない。
逆に奪われてから、容易にファイナルサードへの進出を許してしまっていた。
特に右サイドを単純なワンツーパスで、福岡が裏を取られ、何度となくピンチを招く。

攻めても「意思疎通不足な、他人任せのパスを出す」という悪癖がチラホラ。
49分、庄司がショートコーナーを試み、金久保と集中に欠けたダイレクトパス交換でミスをしたシーンなんかは、その最たるもの。
あそこで、中途半端な体勢でボールを受けてから次の展開を考えるようなプレイをしていれば、相手プレスの餌食になるもやむをえない。
船山のカウンターは黒木が身を挺して止めたものの、イエローカードを喰らって次節累積警告で欠場となってしまった。

一方、得点シーンは福岡が相手ディフェンダー2人がいながら縦に仕掛けて、生まれたもの。
ゴールライン、ギリギリまでドリブルしてマイナスの折返しからシュート!
って、今季ずっと京都が目指していた得点スタイルだと思うけど、ホントにキレイに決まったな。
仙頭が得点後、福岡のもとへ駆け寄っていたけど、福岡の「自分でなんとかしてやる」って気迫を感じたグレートプレイだった。

ということで、内容的には総じて褒められたものではないけれど、41節になってしまえば内容よりも結果!
最終節まで、昇格の可能性を残したシーズンになったことは、昨シーズンに比べれば大きな進歩だと言えるだろう。
個人的にも、最終節のチケットが“消化試合”にならなかったのも、ありがたい(笑)。
大木さん時代の昇格プレーオフ・徳島戦、改修前の国立競技場でのゲーム以来の、緊張する生観戦になりそうだ。

改修前といえば、“聖地”西京極もラストゲーム。
阪急西京極駅から狭い歩道橋を渡って、ゲートをくぶり、総合運動公園の中を抜けていく…。
幾度となく経験したあの道のりを、もう歩かなくなるだろうことは、感慨深いものがある。
あ、でも改修後、たまーに西京極開催もあったりする計画だから、可能性はゼロではないのかな。
最後の最後で、芝のコンディションが良くなかったのはちょっと残念だったけど、西京極での試合を勝ちで(いったん)締めくくれたことも良かった良かった。

【J2第40節】FC琉球 0-3 京都サンガF.C.

FC琉球 0-3 京都サンガF.C.
日時:2019年11月10日(日)16:03KO
会場:沖縄県総合運動公園陸上競技場 “タピスタ”(7,523人/晴 24.4℃ 36%)
主審:世界の西村雄一
75′-京都/庄司悦大(pen.)
82′-京都/一美和成(右足←小屋松)
85′-京都/小屋松知哉(左足←黒木)

■FC琉球(4-2-3-1)
GK23:石井綾
DF21:上原慎也
DF4:岡﨑亮平
DF33:福井諒司
DF5:徳元悠平
MF6:風間宏希(89′-MF19:越智亮介)
MF20:上里一将
MF36:風間宏矢(78′-MF25:キム・ソンスン)
MF14:上門知樹
MF13:河合秀人
FW9:山田寛人(78′-MF34:ハモン・ヂ・アラウージョ・シケイラ)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:清水圭介
DF31:福岡慎平
DF25:上夷克典
DF4:田中マルクス闘莉王
DF5:黒木恭平
MF10:庄司悦大
MF13:宮吉拓実(65′-FW39:エスクデロ競飛王)
MF41:金久保順(89′-MF50:藤本淳吾)
FW14:仙頭啓矢
FW23:一美和成(84′-MF20:ジュニオール・シウヴァ・フェレイラ “ジュニーニョ”)
FW22:小屋松知哉

樅ノ木は残った

後半20分、エスクデロの投入から流れが変わった。
中盤でフィジカルを生かしてボールを納め、細かいドリブルで、時間と周りの選手を駆け上がらせる空間を作り出す。
同じころ、FC琉球の運動量が落ちてきたこともある。
前半からボールをなかなか回せず苦戦していたのが嘘のような3ゴール連取。
采配ズバリ、そして早めの選手交代も良かった。
なんとか、プレーオフ戦線に踏みとどまった。

正直、キックオフからおおむね琉球にゲームを支配されていたのは事実だろう。
それもそのはず、京都の最終ラインがボールを持てば、琉球の前の選手たちが全力疾走で駆け寄りプレスをかけてくる。
サボる選手がおらず、京都としてはボールを持たされ「ハメられていた」という感があった。
一方、京都の前線はそこまでプレッシャーをかけない。
琉球は最終ラインから中盤にパスをつなぎ、庄司の脇でボールを収めて、サイドに展開するかスルーパスを狙うか、というシンプル攻めに徹していた。
前半、清水のビッグセーブ。
後半、京都セットプレイからのカウンター、相手の数的優位な状況での仙頭のシュートブロック。
この2局面に関しては完全に「1点モノ」で、ここでゴールが決まっていたら、結果はどうなったかわからない。
運も味方してくれたのかな。

得失点差ながら、順位はひとつあがって8位。
まだプレーオフ圏外であり、残り2戦を勝ち続けることは「必達」の条件となる。
そんな中できょう気になったのは、繰り返しになるけど前半の不出来。
相手に対して受けすぎていたというか、全体的にパワー不足、気力不足のように見えてしまったのだ。
「負けられない」のだからもうちょっとガツガツ、とは思うのだけど…。
まぁ、選手のほうが余裕があるということなのかもしれない。
まずは次の千葉戦、2019シーズンホーム最終節、そして本拠地としての西京極も最終ゲーム。
記憶に残る試合にしてほしい。