クライフと4-3-3

いささか古い記事だが、今頃読んでクライフが「4-3-3」ベストだと言っていることを知る。
ナンバー

 オランダ代表のアドフォカート監督が「3バックの採用も考えている」とインタビューで明らかにしたところ、ヨハン・クライフが猛烈に反対した。
「自分もかつてアヤックスとバルセロナ時代に3-4-3を採用していた。でも、それは相手のほとんどが2トップだったからだ。現在のサッカーでは2人のセンターバックと、コントロールマンとして守備的MFをひとり置く4-3-3がベストだ」
 クライフは日ごろから「オランダ代表の最大の弱点はDFライン」と語っており、DFの人数やシステムについては、とてもナーバスになっている。なかでもクライフが一番心配しているのは、ディフェンスラインから攻撃を組み立てることができるDFが少ないことだ。

 ライカールト監督のバルサがまさに、そう。今季で言うと、4バックの前にひとりパスを出せるボランチ(メキシコ代表のマルケスか、それともブラジル代表のエジミウソンか)を置いて、2枚の攻撃的MF(デコ、シャビ)、左右ウイング(ロナウジージョ、ジュリ)とワントップ(ラーションかエトーか)、というフォーメーション。3トップというのが、サイド攻撃を重視するオランダ人らしい。

 今の京都サンガで当てはめてみるならば、

 美尾  チェ  冨田
    中払 中山
      キム
三上 萩村 手島 鈴木

うん、今よりは攻撃力は上がりそうだけど…。

【J2第32節】仙台4-3京都

ベガルタ仙台4-3京都パープルサンガ
前半13分【京都】崔(セットプレーから流れたボールを左足)
前半16分【仙台】財前
前半22分【仙台】萬代
前半39分【仙台】佐藤(壽)
後半14分【京都】田原(中払がカウンターから右サイド突破しグランウンダーでゴール前に→DF引きずりながら右足)
後半35分【仙台】佐藤(壽)
後半38分【京都】中山(石丸グラウンダーで糸を引くようなスルーパス→倒れこみながら右足でGKの上を抜くシュート)

■京都パープルサンガ(4-2-2-2)
GK1:平井直人
DF4:鈴木和裕
DF5:手島和希
DF27:萩村滋則
DF35:三上卓哉
MF8:金徒均
(後半0分-MF6:石丸清隆)
MF14:中払大介
(後半30分-FW9:黒部光昭)
MF17:熱田眞”帝王”
(後半0分-MF15:中山博貴)
MF19:美尾敦
FW11:田原豊
FW21:崔龍洙

降格チーム同士の泥試合 orz
やはりボランチ2枚のうち、中払とコンビを組むもうひとりが問題。ファーストディフェンスというか、ボールホルダーに厳しくアプローチできて、なおかつミスパスが少ない選手…。斉藤に期待してるんだけど、出場する気配もないしなぁ。

ル・マンの松井さん

フランス2部リーグ、「Le Mans Union Club 72」(ル・マン)に移籍した松井大輔が、現地で正式に契約書にサイン。ル・マンというよりツール・ド・フランスみたいなユニのチームだな…。

いろいろなサイトで拾ってきたフランス2部情報サイト。
ル・マン公式
公式の選手一覧
ル・マン公式?(こっちだというサイトもあった)
フランスリーグ公式
プレミアスター ル・マン紹介ページ
フランスの大衆紙レ・キップのサイト
Yahoo! France Sportリーグ2

選手名鑑見たけど、ノルウェー代表のDFエッゲンぐらいしか知ってる選手はいなかった。8月27日のGueugnon(ギャンガン)戦の先発イレブンは、

GK30:ヨハン・ペレ(21)
DF2:サバング・モルフェ(25)※南アフリカ
DF6:オリビエ・トーマス (29)
DF19:ヨアン・プラール(28)
DF20:ローラン・ボナール(24)
DF24:ヤニック・フィシェール(29)
MF5:フレデリック・トーマス(24)
MF7:ヨハン・エトクー(22)
FW8:ローラン・ペイレラード(34)
FW11:マンスール・ボウタボウト(25)※アルゼンチン
FW14:チグィ・ルカウ(20)

って、5-2-3? まさかね。

ちなみに、現地の9月4日にリーグ戦第6節Le Havre(ル・アーブル)戦が行われるらしい。松井出るのか? ワクワク。

神童移籍

イングランド・プレミアリーグのマンチェスターUは移籍期限最終日となる31日、イングランド代表FWウエイン・ルーニー(18)をエバートンから獲得した。

マンU公式によれば、

The fee payable to Everton is £20 million. Half is due now, with half due on 1 August 2005. In addition there are contingent payments to Everton over the next five years up to a maximum of £7 million, dependent on club success, the player renewing his contract and his appearances at international level. Of this sum, £3 million will be due to Everton provided Rooney remains registered to MU until 30th June 2007.

 エヴァートンへの移籍金は2000万ポンド(約40億円)で、そのうち半額の1000万ポンド(約20億円)が直ちに、半額が来年8月に支払われる。さらに、今後5年の活躍に応じて最大700万ポンド(約14億円)が、2007年6月30日までルーニーがマンUに在籍していれば300万ポンド(約6億円)が支払われる付帯条件もある…とのこと。なんか、フクザツでよーわからんが、最後まで移籍金吊り上げを狙ったエヴァートンと、株主には「選手獲得のために借金はしない」という条件があるマンU(ただ、今回に関しては特例として認めさせたらしいが)との金額交渉のすえの決着がこのカタチだった、ということ。

で、この金額、2002年のリオ・ファーディナンド(リーズ→マンU)の2820万ポンド、ヴェロン(イタリア・ラツィオ→マンU)の2800万ポンドに次ぐイングランドサッカー史上3番目の額。でも、今季チェルシーがドログバ獲得のためにマルセイユに支払ったのも2000万ポンドと言われるから、意外と安上がりだった!?

ちなみに、昨年売春宿に行ったことがバレてガールフレンドと別れてしまったというルーニーくん。これで何回売春宿に行ってもいいほどのマネーをゲットできたのでよかった…え、そんなことど~でもいい!?

【ドイツ・ブンデスリーガ第3節】レヴァークーゼン4-1バイエルン

バイヤー・レヴァークーゼン4-1バイエルン・ミュンヘン
8/28@バイ・アレーナ
前半20分【レヴァークーゼン】ディミタール・ベルバトフ
後半7分【レヴァークーゼン】フランコアード・セナ・デ・ソウザ”フランサ”
後半12分【レヴァークーゼン】フランコアード・セナ・デ・ソウザ”フランサ”
後半14分 【レヴァークーゼン】ディミタール・ベルバトフ
後半39分【バイエルン】ミヒャエル・バラック

“薬屋”(バイヤー・レヴァークーゼンが、もともとは製薬会社・バイエル社が社員健康増進のためにつくったクラブであることから来た愛称)強えぇぇ。
カウンターから、ドリブラーのフランサ&高さとスピードを兼ね備えたベルバトフの2トップにパスという単純な攻めながら、後半はあっというまの2得点。
センターバックのルッシオがバイエルンへと移籍した穴を感じさせない守備も光って、バイエルンに圧勝のゲームだった。