【J2第8節】京都サンガF.C. 6-1 ギラヴァンツ北九州

京都サンガF.C. 6-1 ギラヴァンツ北九州
日時:2021年4月17日(土)14:03KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(3,220人/雨 15℃ 90%)
主審:岡部拓人
17′-京都/ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(右足←武田)
23′-京都/ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(左足←飯田)
26′-京都/飯田貴敬(右足←宮吉)
43′-北九州/富山貴光
52′-京都/ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(右足←福岡)
72′-京都/ヨルディ・バイス(右足←FK:松田)
75′-京都/ヨルディ・バイス(左足)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:清水圭介
DF2:飯田貴敬
DF23:ヨルディ・バイス
DF19:麻田将吾
DF17:荻原拓也(68′-DF15:長井一真)
MF33:三沢直人(56′-MF24:川﨑颯太)
MF31:福岡慎平
MF16:武田将平
FW13:宮吉拓実(68′-MF8:荒木大吾)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(77′-FW20:李忠成)
MF4:松田天馬(77′-MF29:中野克哉)

■ギラヴァンツ北九州(4-2-2-2)
GK31:志村滉
DF22:生駒仁(82′-DF44:藤谷壮)
DF5:村松航太
DF6:岡村和哉
DF32:永田拓也(56′-DF28:乾貴哉)
MF17:針谷岳晃(82′-MF15:野口航)
MF8:六平光成
MF10:髙橋大悟
MF14:新垣貴之(60′-MF11:永野雄大)
FW16:西村恭史(56′-MF13:前川大河)
FW18:富山貴光

曺貴裁コーチ(京都)
「勝ったときも負けたときも、課題があり成果があるのがサッカー。
それに向き合って1週間、選手たちはよくトレーニングしてくれました。
ゲームが終わって、やらないといけないことはまだまだあります。
ただ、きょうは苦しい時間をしのぎ、いい形で点を取るという理想的な展開でした。
前半最後に1点取られて、ハーフタイムに選手たちに話したのは『後半は0-0のつもりで同じことをやっていこう』ということ。
ベンチから入った選手も含めて全員で掴んだ勝利だったと思います。
バイスは100試合目で記念すべきゴールを決めてくれましたし、若原智哉にはじめてのお子さんが生まれたことをみんなで祝えたことも良かったですね。
(――次は中3日でアウェイゲームだが?)
われわれは、目の前の試合で勝ち点3を取ろうとするチーム。
今だけは喜んでいいいですけれども、明日からすぐ切り替えてヴェルディに向かっていきたいと思います」

小林伸二コーチ(北九州)
「きょうは、ボールを運ぶためにすこ〜しシステムを変えたんですね(※ボランチを1枚に)。
その立ち位置を変えたところが、あまり機能しませんでした。
あと、ボールを持ったときに距離感が広くて、積極性が見られなかったと思うんです。
それで3失点のあとに今までの形に戻したんですが、テンポが出るようになって、1点を返すことができました。
ただ、(試合を通して)全体がコンパクトになって、前線からプレスをかけることが機能的にできなかった。
また、京都がいくつかのリスタートをやってくるとはわかっていて、こっちも準備はしていたんですが、そこでもやられてしまった。
はじめの入りのところでビッグセーブもあったのにチャンスをモノにできず、そのあと3失点をしてしまったのがとにかく大きかったと思います。
(――後半、選手を変えていった狙いは?)
前半セカンドボールを拾われているのでシステムを変えてコンパクトにやろうという狙いと、疲れている選手もいたのでフレッシュな選手を入れました。
点は取れなかったですけども、最後まで足は動いていたと思います」

【J2第7節】FC町田ゼルビア 0-1 京都サンガF.C.

FC町田ゼルビア 0-1 京都サンガF.C.
日時:2021年4月11日(日)14:03KO
会場:東京都町田市立陸上競技場 “Gスタ”(2,160人/晴 16.5℃ 30%)
主審:先立 “一生笛” 圭吾
21′-京都/ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(右足←荻原)

■FC町田ゼルビア(4-2-2-2)
GK42:福井光輝
DF3:三鬼海
DF5:深津康太
DF17:高橋祥平(87′-MF7:アレン・マショヴィッチ)
DF2:奥山政幸
MF18:長谷川アーリアジャスール(76′-MF14:吉尾海夏)
MF6:佐野海舟
MF28:太田修介(76′-MF27:晴山岬)
MF13:岡田優希
FW10:平戸太貴
FW30:中島裕希

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK34:若原智哉
DF2:飯田貴敬
DF23:ヨルディ・バイス
DF19:麻田将吾(88′-DF46:森脇良太)
DF17:荻原拓也(73′-DF15:長井一真)
MF24:川﨑颯太
MF16:武田将平
MF31:福岡慎平(73′-MF29:中野克哉)
FW13:宮吉拓実(52′-MF33:三沢直人)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(88′-FW20:李忠成)
FW4:松田天馬

ピーター・マドゥアブチ・ウタカ選手(京都)
「われわれは相手をしっかりアナライズしてきた。
サイドでオーガナイズして攻撃をしているとき、中央にスペースが空くとわかっていたのさ。
荻原が素晴らしいパスを出してくれたから、あとは自分が何をすべきかはわかっていたよ。
シュートを打つ瞬間、キーパーのポジションを見て逆のほうを気にしている感じがしたから、ニアを選択したんだ。
昨シーズンは町田で悔しい思いをしたから、きょう勝てて“去年の忘れ物”を取り戻すことができた。
連勝になったこともチームにとって大きいと思うし、次はホームで連勝をまたひとつ伸ばしていきたい。
(――前からのチェイスでも貢献しているが?)
新しい監督から『チェイシングはしっかりしてほしい』と言われているんだ。
スプリントは自分の特徴だし、好きな仕事だ……本当だよ(笑)。
そういうところでも、見せていけたらいいよね」

曺貴裁コーチ(京都)
「後半は相手の圧力を受けて、われわれが奪い切る場面やスムーズに相手のコートに入っていく場面は少なかった。
そんな中で、選手たちは最後まで粘り強く戦ってくれました。
最後に入った李忠成と森脇は、自分たちのプロフェッショナリズムを試合に出てないときも常に表してくれる選手。
2人が試合をしっかり締めてくれたというのは、勝ったことと同じようにうれしく思います。
最近は前半に点が取れなくて苦しい展開が続きましたけれど、きょうはウタカが決めてくれた。
これからも、全員がゴールに向かっていくクオリティを上げていかないといけません。
ただJ2も、相手の対策も進みながらの戦いになってきます。
1-0で勝てたのはことし初めてだったので、それはポジティブに捉えたいなと思います。
(――きょうも背後を狙われていたが?)
『相手コートでプレイする』という原則の中で、それを狙われるのは分かっていて、選手たちにやらせている。
失点するリスクを避けるよりは、攻撃的に最後までやってきたいなと思っています。
きょう攻撃的だったかというのは見ている人が感じることですけれども、チームとしてめざすところは一歩もブレずに戦っていきたい。
(――地元のクラブチームを率いて戦う思いは?)
このスタジアムは2017年、当時(町田は)相馬(直樹)監督でしたけれども、戦って以来です。
また、僕が監督になった年にここで昇格を決めさせてもらいました。
いま自分は地元の京都で、京都の皆さん、選手・スタッフと一緒に、自分たちが高みに行けるように――それだけしか考えていない。
京都の皆さんに喜んでもらえる試合を続けていきたい、そう思います」

ランコ・ポポヴィッチコーチ(町田)
「ゴールを決めなければ、勝利は引き寄せられない。
相手はチャンスをしっかりと決めてきた。
われわれもチャンスはあったものの、決めきれなかった。
決定力は大きな課題として、ゴール前の精度を高めることをこれからも取り組んでいかなければいけない」

耐えてウノゼロ

中島への縦ポン、怖ええーー。
センターバックの裏、サイドバックの裏へ、多少アバウトでもダイレクトに蹴り込んできた町田に大苦戦。
また攻撃時、ポゼッションはできても、相手を崩す場面ではパスミス・連携ミスが多く、シュートまでなかなかいかなかった。
得点シーンは、荻原がスライドの大きい前身で相手DFを抜いたことで生まれた“カオス”から、ウタカの前がぽっかり空いて生まれたもの。

パス回しで相手守備を崩せれば理想的とはいえ、現状のチーム成熟度ではまだ難しい。
となれば、個のチカラで相手を1枚剥がすような動きが必要。
しかし、その役割をいまチームで託せそうなのかウタカと荻原ぐらいしかいないのが、最近苦戦している要因のひとつだろうか。
右ウイングにドリブラーの中野克哉を(先発にしろ途中交代にしろ)重用しているのは、おそらく右サイドで突破力に期待しているんだろうけど、真価を発揮できていないのが実情。
ウタカ以外のFW2人および中盤センターハーフの2人に誰を起用するか、当分模索が続きそうだ。

【J2第6節】京都サンガF.C. 1-0 ジェフユナイテッド市原・千葉

京都サンガF.C. 1-0 ジェフユナイテッド市原・千葉
日時:2021年4月4日(日)14:03KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(4,473人/雨 16.8℃ 90%)
主審:小屋幸栄
33′-京都/オウンゴール(高橋)
69′-京都/福岡慎平(左足←ウタカ)
90′-市・千/新井一耀

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK34:若原智哉
DF2:飯田貴敬
DF23:ヨルディ・バイス
DF6:本多勇喜(17′-DF19:麻田将吾)
DF17:荻原拓也(84′-DF15:長井一真)
MF24:川﨑颯太
MF33:三沢直人
MF16:武田将平
FW18:野田隆之介(56′-MF31:福岡慎平)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ
MF4:松田天馬(84′-FW13:宮吉拓実)

■ジェフユナイテッド市原・千葉(4-2-2-2)
GK1:新井章太
DF11:米倉恒貴
DF17:新井一耀
DF13:鈴木大輔
DF22:小田逸稀
MF14:小島秀仁(88′-MF5:小林祐介)
MF32:髙橋壱晟
MF16:福満隆貴(84′-FW19:大槻周平)
MF8:岩崎悠人(84′-DF15:チャン・ミンギュ)
FW39:見木友哉
FW37:ブワニカ啓太

福岡慎平選手(京都)
「ゴールはシンプルにうれしいですし、ホームで勝てたことは自信になりました。
カウンターでは全力で前に行くことはチームでも求められていること。
ウタさんも絶対パスを出してくれると思っていたし、ほぼウタさんのゴールと言ってもいいぐらいです(苦笑)。
途中出場で、監督からは点を取ってくれと言われていました。
入ったときはゲームがドタバタした展開で、その後も攻め込まれるシーンも多くて……。
なんとかチーム全体で守りきれてよかったです。
チームの勝利に貢献することを第一にして、2桁得点を目標に、またヤングキャプテンとしてチームをまとめて、チームとともに成長できたらなと思います」

曺貴裁コーチ(京都)
「開幕から5試合やって、いい結果のときも、残念ながら勝ちが取れなかったときもありましたが、『自分たちは前に進んでいる』ということは監督として実感していました。
きょうホームで、雨にも関わらず応援してくれたたくさんの皆さんに、やっと1勝を届けられたという思いがあります。
ただ、課題はまだまだあるので、満足せず次に進みたいと思います。
(後半、相手が攻勢を強めてきたが?)
相手が攻勢にきたり、やり方を変えてきたときに、自分たちがどう戦うかについては課題のひとつです。
我慢する時間帯ももちろん必要になってきます。
そんな中でなんとか勝ち点3が取れたので、選手たちに『お疲れさま』と言ってあげたいです。
(ホーム初勝利について)
自分が生まれ育った街で、本当ならサンガタウンにもたくさんの方に見に来てもらいたいんですけれどなかなか叶わない中で、
こうやってサポーターに喜んでもらえている。
『生きていてよかったな』と思う部分もあります。
選手も勝ててホッとしたんじゃないでしょうか」

ユン・ジョンファンコーチ(市原・千葉)
「そうですね、集中してやってたようには見えましたけど、こういう結果になって悔しい。
ハーフタイムは落ち着いて、集中してやりましょうという話をした。
選手たちは最後までやってくれたのは、そういうところはよかったなと思います」

【J2第5節】ブラウブリッツ秋田 1-0 京都サンガF.C.

ブラウブリッツ秋田 1-0 京都サンガF.C.
日時:2021年3月28日(日)13:03KO
会場:秋田市八橋運動公園陸上競技場 “ソユスタ”(3,015人/曇のち雨 12.8℃ 75%)
主審:大坪博和
41′-秋田/茂平

■ブラウブリッツ秋田(4-2-2-2)
GK21:田中雄大
DF3:鈴木準弥
DF50:加賀健一(88′-DF2:谷奥健四郎)
DF32:増田繁人
DF33:飯尾竜太朗
MF23:稲葉修土
MF6:輪笠祐士
MF22:沖野将基(81′-MF11:久富賢)
MF8:茂平(81′-MF7:普光院誠)
FW29:齋藤恵太(63′-FW16:井上直輝)
FW9:中村亮太(63′-FW13:才藤龍治)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK34:若原智哉
DF2:飯田貴敬
DF23:ヨルディ・バイス
DF19:麻田将吾
DF41:白井康介(46′-DF17:荻原拓也)
MF24:川﨑颯太(78′-DF3:木村誠二)
MF31:福岡慎平(55′-FW13:宮吉拓実)
MF4:松田天馬(84′-FW20:李忠成)
FW29:中野克哉(46′-MF33:三沢直人)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ
FW18:野田隆之介

吉田謙コーチ(秋田)
「(――試合前、選手たちにはどんな指示を?)
ひたむきに走る。
ひたむきを結合させて、チーム一体で走り抜く、秋田らしい戦いだったと思う。
(――走り抜いて体を張り続けた結果の勝利か?)
日々の練習から夢中になってボールを追いかける姿、それがゴールに結びついた。
(――ハーフタイムに伝えたことは?)
走り勝つ。
(――これからに向けて)
つっ……、積み上げてきたことをこれからも続ける」

曺貴裁コーチ(京都)
「ゲーム前に『そうなるだろう』という展開通りになった。
その中でわれわれは前半終了間際に失点し、そして相手のゴールにボールを入れられなかったという事実が残っただけ。
選手はボクが提示したことに真正面から向き合ってやってくれた。
敗戦の責任は、監督である自分にあると思っている。
磐田戦の敗戦、きょうの敗戦での悔しさ、できなかったことを踏まえて、今シーズン成長しなければいけないことは間違いない。
ただ、負けたからといってわれわれは一歩後退して負けたというわけじゃなくて、『一歩進んで負けた』と思っている。
自分たちがこの3月に感じたことを、4月にしっかりと返していきたい。
(――その3月の収穫をひとつ挙げるならば?)
みんながひとつになって、自分たちのスタイルを固めていこうという温度・エネルギーは間違いなく上がった。
試合の結果としては悔しいものがたくさんありますけれど、結果だけに引きずられず、これから迎えるゴールデンウィーク、夏、それからいちばん大事な終盤に向けて、チームとして成熟度を上げて、もっともっといいチームに仕上げたいと思います」

要塞・秋田城

ガッチガチのリトリート、最終ラインでは体を投げ出して守る秋田を最後まで崩せず。
ミス絡みの失点はさておき、ゴールを一度も奪えなかったのは今後の大きな課題になるだろう。

完全に引いてきた秋田だったので、とにもかくにもスペースがない。
そのため、ビルドアップにかなり苦労していたという印象だ。
さらにミッドウィークにゲームがあった影響か、チーム全体で“地に足がついていない”感じがあった。
大外のレーンでボールを持っても、トライアングルを作るスピードが遅く、ボールホルダーは相手プレッシャーにさらされてしまう。
3トップも相手DFが背中に付かれると、ボールキープにも苦労していた。

そういった中で、ボールや人の出し入れで局面を打開しようという意図は見えたものの、精度に欠けていた。
「ゴールに背を向けた状態で縦パスを受けた前線の選手が、後方にダイレクトなフリック→そこから裏抜けを狙う」
っていうのを何度も試みていたけど、ボールの出す方向や強さが合わないシーンばかり。
ならば、個人で相手をひとり剥がすようなプレイが期待されたけれど、それもなかなか……。
先発起用された中野もドリブル突破を試みることすら、できなかった。

今季サンガが追求しているサッカーをラフに表現するなら
「ポジショナルプレーを軸に、ボール保持者に対して追い越す動きを切らなさい」
もの。
そしてこのやり方、相手が完全に引いてきた場合なかなか難しい。
ファイナルサードでの崩しに、突出した個人技、アイデア、あるいはコンビネーションが必要になってくる。
思い起こせば中田一三さん時代、極端なポジショナルサッカーで躍進したものの、相手に対策を取られてシーズン半ばで停滞してしまった。
今シーズン、やっているサッカーの課題にシーズン序盤で直面できたのは、改善まで時間的余裕がたっぷりあるということでもある。
どう向き合ってどう解決していくのか、見守っていきたい。

【J2第3節(※試合再開分)】大宮アルディージャ 1-2 京都サンガF.C.

大宮アルディージャ 1-2 京都サンガF.C.
日時:2021年3月24日(水)19:03KO
会場:さいたま市大宮公園サッカー場“ナクスタ”(2,531人/晴 14.1℃ 53%)
主審:高山啓義
(中断前)18′-京都/武富孝介
44′-大宮/ネルミン・ハスキッチ
85′-京都/ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(pen.)

■大宮アルディージャ(4-2-2-2)
GK31:上田智輝
DF8:馬渡和彰
DF24:西村慧祐
DF20:櫛引一紀
DF22:翁長聖
MF4:松本大弥(85′-MF26:小島幹敏)
MF7:三門雄大
MF37:松田詠太郎(85′-MF10:黒川淳史)
MF34:佐相壱明(59′-MF48:柴山昌也)
FW27:中野誠也
FW17:ネルミン・ハスキッチ(67′-FW23:矢島輝一)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK34:若原智哉
DF2:飯田貴敬
DF23:ヨルディ・バイス
DF6:本多勇喜
DF17:荻原拓也(46′-DF41:白井康介)
MF24:川﨑颯太(62′-MF33:三沢直人)
MF31:福岡慎平(90′-FW20:李忠成)
MF4:松田天馬
FW13:宮吉拓実(62′-MF29:中野克哉)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ
FW7:武富孝介(78′-DF19:麻田将吾)

ピーター・マドゥアブチ・ウタカ選手(京都)
「いやぁ、難しいPKだったね。
蹴る方向を決めていたんだけど、まさにその方向にキーパーが動いたので、とっさに変えたのさ。
決まってよかったよ。
(今季、“ウタカ・メーター”何ゴールまで進める?)
そうだね、とにかく動かし続けるさ(笑)。
ただ、きょうは自分がゴールを決めたことより、難しい展開で勝ち点3を取れたことを喜びたいな。
磐田戦で敗れたあと、チーム全体でやるべきことはやってきた。
自信を取り戻せた一戦になったんだ」

曺貴裁コーチ(京都)
「1-0でスタートするというのはボク自身も、チームにとっても初めての状況。
『難しい試合になるな』と最初から予想はできたんですけど、前半の終わりに1点を取られて、自分たちの目が覚めました。
後半、最後ウタカがPKをとって決めましたけど、ベンチから交代で入った選手も含めてチーム全員で勝ち取った勝利だと非常にうれしく思います。
(――2日前、磐田戦では選手の入れ替えをしなかったが?)
先の試合というよりは『目の前の試合をどう戦えるか?』を考えて、その中でサンガタウンでの競争に勝った選手がピッチに立つべき。
そうすることでしか、選手たちは成長できません。
もちろん、いまここに来られてない中にもいい選手、準備できている選手はたくさんいます。
きょうが終わって、あしたからまたサンガタウンで競争して、勝った選手が秋田戦に向かっていく。
次の次の試合を見越すというよりは、目の前のことをちゃんとクリアしていかないと、その先にある山の頂は見えません。
(――曺監督といえば縦に速いサッカーと言われていたが、いま京都でいちばん大切にしていることは?)
縦に速いサッカーと形容されているかはよくわかりませんけど(苦笑)。
試合を重ねるごとに選手が、ボールを持っているときも持っていないときも自信をもっていけるような、そういうサッカーを披露していきたいと思います。
ボクがどうこうというよりも、現代サッカーにおける大事なことをチームの中に落とし込んで、いまいる選手が躍動できるようなやり方をこれからもしていきたい。
(――人数をかけて選手を前に出すことによるサイドの空いたスペース、リスクとのバランスについては?)
そこは戦術的な狙いどころではあったんですけれど、この前に磐田戦で出た課題をきょうは全員が遂行してくれました。
人数をかけるだけがサッカーじゃなくて、その裏返しのところもチームとして向き合っていかなければいけない。
リスクを冒すということは失点との裏返しではない、得点とつがなっているんだと考えるとチームじゃないといけない。
選手たちの判断を尊重して、チームとしてもっともっと強くなりたいなと思います」

岩瀬健コーチ(大宮)
「残念で悔しい結果です。
相手が出てくるスペースは想定していて狙っていましたけれど、そこにもっと数多く人とボールが入っていくようにしたかった。
失点シーンはすごく簡単にやられてしまった、修正しないといけないと思っています」