柏・玉田、報道陣に「うざい!」

大敗でJ2降格…柏崩壊寸前

FW玉田 しようがない。終わったばかりで、まだ何も決められない。何も言うことはない。うざい。

柏 ガックリ…惨敗でJ2降格

日本代表FW玉田は「(今後は)決めていない。ウザイ!」と怒りをぶちまけた。

玉ちゃん、がんばれ!

【フランス・リーグアン第18節】ル・マン1-0ボルドー

ル・マン1-0ボルドー
◇日時:12月10日20.00KO(日本時間翌4.00)
43分【ル・マン】イスマエル・バングゥラ(左足←松井)

■ル・マン(4-2-1-3)
GK30:ヨハン・プレ
DF6:オリヴィエ・トマ
DF15:グレゴリー・セルダン
DF25:マルコ・バサ
DF20:ローラン・ボナール
MF5:フレデリック・トマ
MF7:ヨハン・オクール
MF22:松井大輔
FW17:ジェイムズ・ファンショーヌ
FW18:トゥーリオ・ヴィニシウス・フロエス・デ・メロ師匠
(86分-MF11:コフィ・ロマリッチ・ヌンダリ)
FW9:イスマエル・バングゥラ

■ボルドー(4-2-2-2)
GK16:ウーリッヒ・ラメ
DF13:ダヴィド・ジェマリ
(84分-MF10:ファン・パブロ・フランシア)
DF27:マルク・プラニュス
DF21:コジョ・アファヌ
DF6:フランク・ジュリエッティ
MF5:フェルナンド・メネガッツォ(22分-一発退場)
MF24:アントニオ・マヴバ
MF18:ジュリアン・フォーベル
MF11:ウラディミール・スミチェル
FW9:ジャン=クロード・ダルシェヴィーユ
FW29:マルアーヌ・カマク
(60分-FW17:ローラン・ルロワ)
(70分-MF22:デニウソン・ダ・オリヴェイラ)

この日の松井はおもにトップ下に入って、両チーム22人のなかでいちばんの輝きを見せていた。
…前半早々に21人になっちゃったわけですが。

その退場の場面は、松井が中盤でボールをもらってドリブル突破に入ったところを、メネガッツォが後方からカニばさみ!
松井もももんどり打って、うわっ!ケガしちゃったか!?とヒヤっとしたが、大丈夫だった。

その後の松井。
前半32分、エリア外からのミドルが弾かれる
前半41分、バングゥラがえぐって早いクロス、松井がダイレクトで合わせたシュートをGKが体を反対側に崩しながらも左手一本! 掻き出される。
後半4分、シュート勢のグラウンダーにゴール前の松井がバックヒールで浮かせてシュート。
後半28分、ファンショーヌのセンタリングに松井ダイビングヘッドもGKキャッチ。
後半38分、右サイドファンショーヌとのパス&ゴーで切れ込んで左足でフィニッシュもGKキャッチ。

41分のやつなんて、どーしてセーブされるんだ!っていうくらいの完璧シュートだったのに…。
レキップの採点は6点、相手GKラメは7点!

※参考
Football: Ligue 1 2005-2006 18e journee Aller, la fiche de Le Mans-Bordeaux
FOOTBALL365 – Ligue 1 – Le Mans saisit l’aubaine

【イングランド・プレミアシップ第15週】チェルシー1-0ウィガン・アスレティック

チェルシー1-0ウィガン・アスレティック
◇日時:12月10日15.00KO(日本時間24.00)
67分【チェルシー】ジョン・ジョージ・テリー(ヘッド←CK:ランパード)

■チェルシー(4-3-3)
GK23:カルロ・クディチーニ
DF13:ウィリアム・ガラ
DF6:ヒカルド・アウベルト・シウヴェイラ・デ・カルヴァーリョ
DF26:ジョン・ジョージ・テリー
DF3:アシエル・デル・オルノ・コスガージャ
MF5:ミカエル・エシェン
MF8:フランク・ジェイムズ・ランパード
MF10:ジョセフ・ジョン “ジョー” コール
FW11:デイミアン・アンソニー・ダフ
(46分-FW15:ディディエ・ドログバ)
FW9:エルナン・ホルヘ・クレスポ
(69分-MF14:ジェレミー・ソレーレ・ヌジタップ・フォッソ)
FW16:アルイェン・ロッベン
(59分-MF22:エイドゥル・シマーリ・グジョンセン)

■ウィガン・アスレティック(4-4-2)
GK12:マイクル・ポリット
DF2:パスカル・チンボンダ “シンボンダ”
DF6:シュテファン・エンショズ
DF4:マシュー・ジャクソン
DF26:レイトン・ベイン
MF19:ライアン・テイラー
(79分-MF20:ギャリー・ティール)
MF24:ヨシップ・スココ
MF11:グレアム・キャヴァナ
(73分-MF21:ジミー・ブラード)
MF10:リー・マカロック
FW22:デイヴィッド・コノリー
FW30:ジェイソン・ロバーツ
(73分-FW7:アンリ・カマラ)

もう2巡目かー、と感慨深いプレミアシップ。
開幕戦苦戦したウィガン相手に、この日もチェルシーはあまりいい形をつくれず。
J・コールを中盤で使ってみるも、いまいち。
テリーの超ダイビング・ヘッドがGKの手を弾いてゴールイン、した1点でかろうじて勝利しました。

ジョゼ・モウリーニョ・ドス・サントス・コーチ(チェルシー)
「勝利に値するチームはわれわれだ。
ウィガンはたったひとつのチャンスもつくれなかった。
逆に、われわれは90分間つねにチャンスをつくりつづけていただろ。
ただ、わたしが求めているレベルに達していたのはジョー・コールだけだったのも事実だ。
他の選手たちの内容は低調だったね。
ハーフタイムでダフがケガをしたとわかったときは気を失いそうだったよ。
まぁ、テリーのゴールがすべてを解決してくれたが。

リー・マカロックが倒れていたにもかかわらず、ウィリアム・ガラがボールをキープしていた?
あれはわたしの責任だ、ガラにボールを渡すなと言ったんだ。
もちろんフェアプレイというものをわきまえているつもりだが、しかしわれわれはバカじゃない。
あれは完全に演技じゃないか。
その5分後、またマカロックが負傷したときは、ちゃんとボールを蹴り出したからね」

※参考
Reaction: Unsporting accusations fly:The Official Chelsea FC Website
BBC SPORT | Football | Premiership | Chelsea 1-0 Wigan

【J1J2入れ替え戦第2戦】柏レイソル2-6ヴァンフォーレ甲府

ヴァンフォーレ甲府、遂にJ1昇格!!

柏レイソル2-6ヴァンフォーレ甲府
◇日時:12月10日15時6分KO
◇会場:日立柏サッカー場(1万2013人)(13.8℃)
◇主審:岡田正義 “ジャスティス”
※ヴァンフォーレ甲府のJ1昇格、柏レイソルのJ2降格が決定

前半10分【甲府】ジャデル・ヴォルネイ・スピンドラー “バレー”(右足)
前半27分【甲府】ジャデル・ヴォルネイ・スピンドラー “バレー”(PK:右足)
後半7分【柏】レイナウド・ダ・クルス・オリヴェイラ(右足←大野)
後半8分【甲府】ジャデル・ヴォルネイ・スピンドラー “バレー”(右足←倉貫)
後半23分【甲府】ジャデル・ヴォルネイ・スピンドラー “バレー”(右足)
後半24分【甲府】ジャデル・ヴォルネイ・スピンドラー “バレー”(左足)
後半41分【柏】宇野沢祐次(右足)
後半42分【甲府】ジャデル・ヴォルネイ・スピンドラー “バレー”(左足)

■柏レイソル(4-2-2-2)
GK1:南雄太
DF4:波戸康広
DF17:土屋征夫 “バウル”
DF20:永田充(後半4分-警告*2=退場)
DF24:平山智規
(後半6分-MF13:小林祐三)
MF7:明神智和
MF23:大谷秀和
(後半0分-FW19:宇野沢祐次)
MF14:大野敏隆
MF10:クレーベル・サンタナ・ホウレイロ
FW18:矢野貴章
(前半36分-FW11:フランサルド・セナ・ソウザ “フランサ”)
FW8:レイナウド・ダ・クルス・オリヴェイラ

■ヴァンフォーレ甲府(4-3-3)
GK34:阿部謙作
DF32:杉山新
(後半44分-DF5:青葉幸洋)
DF2:秋本倫孝
DF15:アライール・デ・ソウザ・カマーゴ・ジュニオール
DF4:山本英臣
MF28:奈須伸也
MF8:倉貫一毅
MF10:藤田健
(後半35分-MF25:鈴木健太)
FW14:石原克哉
FW16:ジャデル・ヴォルネイ・スピンドラー “バレー”
FW18:長谷川太郎
(後半15分-DF19:池端陽介)

大木武コーチ(甲府)
「信じていました、選手たちを。
勝ててほんとうにうれしい。
きびしいシーズン?
いえ、きびしくはありません、楽しくゲームができたシーズンでした。
試合前に選手たちに指示したのは、いつもどおりにということです。
そのとおりにやってくれました。
守るんじゃなくて攻撃的な、ヴァンフォーレらしいサッカーができたと思います。
J1ではきびしい戦いが待っているでしょう。
ですが、いいゲームができるようにがんばりたいです」

ジャデル・ヴォルネイ・スピンドラー “バレー”選手(甲府)
「(号泣しながら)
難しいときにいつもぼくたちを支えてくれたのはサポーターだった。
だから、この勝利はサポーターのみんなに捧げたい。
6点も取るなんて、自分ひとりの力ではとてもできっこない。
パスを出してくれたチームメイトのおかげだ。
ことしは1年間ずっとチームがまとまって戦えたと思う。
サッカーというのはまとまってないとなにもできないスポーツなんだ。
きょう、それが証明できたよね?
スタジアムにいるみんな、甲府にいるみんな――みんなの力でJ1に昇格できたよ。
ありがとう、そして、おめでとう!」

———-
柏に1点返されたまさに1分後――。
バレーのミドルがポストに当たってゴールの内側に吸い込まれたとき、勝負が決まった。
甲府の大木コーチは、ハーフタイムでこう指示している。
「2対0は危険なスコア。3点目を取りに行け」
永田の退場で10人になった柏に点を返されたのは誤算だったろう。
が、思惑どおり追加点を取ることができた。
このあと甲府がやるべきことは、試合を「クロージングする(締めに入る)」こと。
FW・長谷川を下げてDFの池端を投入、後半から3トップにチェンジした柏へ対応する。
失点を防ぐことを優先したのだ。

しかし、布陣変更は結果的に甲府の勢いを加速させる。
甲府が2トップになったことで、柏の3枚のDFが積極的に前に出る。
つまり、バレーの前に広大なスペースが与えられたことになったのだ。
点を取らなければいけない柏にとってはやむをえないリスクではあったが、これが6失点に繋がった。

結局、入れ替え戦は2試合とも、甲府のチームとしての成熟度が柏を上回っていたということに尽きる。
スペースにボールを出して、そこに走り込む選手がいる甲府。
足下にボールを出して、ブラジル人の個人技に託した柏。
前線でボールをキープしたら、フォローする選手がいる甲府。
フリーランニングをする選手が少ない柏。
ボールホルダーにあっという間にプレスに向かう甲府。
一発のパスで相手に決定機をつくられる柏。
きょうのゲーム、柏サイドで褒められる点は、きびしい試合内容にもかかわらず最後まで席を立たず応援を続けたサポーターだけだった。

2000年末、財政難でチーム消滅の危機にあった甲府。
窮地から立ち直り、J1昇格を決めたのは感動的といっていいだろう。
バレーの号泣にはもらい泣きしてしまった。
さらに、「J2のファンタジスタ」藤田健がJ1で見られるとなると、いまからドキドキしてくる。

ってワケで、京都が最終戦に甲府で敗れたのもしょうがないっすよね?

【W杯2006】抽選結果への各国の反応

■GROUP A
ユルゲン・クリンスマン・コーチ(ドイツ)
「悪くない、ハッピーな気分だ。
すごくやりやすいグループに入ったと思う。
もちろんすべての試合が難しいものになるのはわかっている。
楽観はよくない。
エクアドルは南米予選ではブラジルを破っている。
コスタリカはアメリカとメキシコについで北中米カリブ海予選を勝ち抜いた。
ポーランドも欧州予選でうまく戦った。
各国、タフな相手だ。
とはいえ、わがドイツは決勝トーナメントに行けると確信している。
ホームの大声援も期待できるしね。
ドイツは若いチームだから、国民のみなさんにはぜひサポートをお願いしたいし、この抽選結果も助けになると思う。
本番までには、ヨーロッパ、南米、北中米の国とテストマッチを組む手はずをこれから整えるよ。
いちばんキツそうなグループ?
そんなもの、グループCに決まってるじゃないか!」

■GROUP B
スヴェン・ゴラン・エリクション・コーチ(イングランド)
「かんたんなグループではないけど、悪いグループでもないでしょう。
もちろんきびしい戦いになるとは思いますが、この抽選結果にはハッピーな気分です。
母国のスウェーデンとの対戦?
これが運命というものかもしれません。。
抽選前には、オーストラリア(宗主国の関係)とオランダが避けられればいいのに、なんて言ってたのですが。
机上の空論では楽勝かもしれませんが、まぁ未来はだれにもわかりません」

ダヴィド・ロベルト・ヨゼフ・ベッカム選手(イングランド)
「抽選結果を見て?
もちろん興奮しているし、予選突破への道は見えてるよ。
スウェーデンはやりやすい相手だ。
両国とも、おたがいの選手、監督のことをよく知っているから、手の内はわかっている。
トバゴには元ユナイテッドの同僚だったヨークがいる。
パラグアイのことはよくしらないけど、これからちゃんと準備するさ。
フットボール界の古いクリシェを引用するなら、かんたんなゲームはない。
われわれはできるだけ努力して、優勝候補のひとつであることを証明しなければならないよね。
ただ、今回は優勝も狙えるって本気で思ってる」

■GROUP C
ホセ・ネストール・ペケルマン・コーチ(アルゼンチン)
(※出場32か国のなかで唯一会場に行かなかったコーチ)
「アルヘンティーナは決勝戦まで行けますよ。
ワールドカップではスタートからトバさないといけないのは、皆さんごぞんじですよね。
でも、優勝するようなチームは最初は不調だったりもするもんです。
この相反する事実を止揚するならば、それはつまり『予選からすべてのゲームが決勝戦みたいなものだ』ということです。
わたしが冒頭にいったことはそういう意味です(笑)。
本番までにはチームをトップフォームにしなければなりません。
死のグループ?
たしかにキツい組み合わせでしょうね、他チームはすべて名だたる国ですから」

リオネル・アンドレス・メッジ選手(アルゼンチン)
「いちばんつらいグループだ。
できれば、もうひとつのサイドのグループに入りたかったけど…」

アンリ・ミシェル・コーチ(コートジボワール)
「アルゼンチンにオランダ…もっともキツいグループに入ってしまった。
どうしょうもないほど難しい状況だが、われわれはわれわれのいいサッカーを見せるしかない」

イリヤ・ペトコヴィッチ・コーチ(セルビア・モンテネグロ)
「もっとも厳しいグループだといわれるけど、ワールドカップにかんたんなグループなんてありはしない。
結果を残すためいっしょうけんめいプレイするつもりだ。
アルゼンチン?
ひとりも悪い選手がいない。
100%、スーパープレーヤーぞろいのチームだ」

マルコ・ファン・バステン・コーチ(オランダ)
「死のグループ?
そうは思わないけどね。
いい対戦相手に恵まれたよ、フットボールらしいフットボールを志向する対戦相手にね。
とくにアルゼンチンはヨーロッパでプレイする選手も多いすばらしいチームだし、南米とヨーロッパ、両方をハイブリッドしたフットボールをしようとしている。
そんな相手と戦えるなんて幸せじゃないか」

■GROUP D
ルイス・フェリペ・スコラーリ “フェリポン” コーチ(ポルトガル)
「ポルトガル国民のみなさんには2002年のことを思い出していただきたい。
アメリカ、ポーランド、韓国が相手とわかって、楽勝だとバカ騒ぎしていたはずだ。
そんな甘い考えではワールドカップは戦えるだろうか?
否である。
メキシコはコンフェデ杯でブラジルを破っているし、潜在能力が高いアンゴラとの戦いでは何が起こるかわからないだろうし、イランはじつにいいサッカーをしている。
2002年の優勝国監督(ブラジル)として、油断大敵であることを強調したい」

■GROUP E
マルチェロ・リッピ・コーチ(イタリア)
「抽選結果にがっかりしてるかって?
そんなことはない、満足の結果さ。
すべてのチームが同じレベルにある、絶妙の組み合わせだね。
たしかにFIFAランキングではチェコとアメリカのほうがイタリアよりも上位だ。
けれど、そんなものはたいした問題じゃない。
アッズーリは日々進歩しているし、来年予選がはじまったころにはもっといいチームになっているはずだ」

ジャンルカ・ヴィアッリ氏(イタリア)
「タフなグループに入った。
アッズーリがほかの3チームよりも実力的に勝っている、とは口が裂けてもいえないな。
だけど、劣ってはいないことだけは確かだ。
間違いなく難しい予選になる。
初戦からトップフォームで立ち向かうべきだろうね。
そうしないと、はやばやと国に帰ることになって、空港で卵をぶつけられるはめになりかねない」

パオロ・ロッシ氏(イタリア)
「ガーナってのはよくわからんし、アメリカも固い組織力をもってることくらいしかしらん。
チェコ・イタリアが2強っていうのは、わたしには明白は事実のように思えるんだがね。
ステップしながら勝ち抜けるグループではないだろうけど、難しいグループでもない。
実力さえ発揮すれば決勝トーナメントには行けるだろう」

ブルース・アリーナ・コーチ(アメリカ)
「私の祖父母はイタリアで生まれた。
わたしはイタリア系の移民の子というわけさ。
そんなチームと戦うことになって複雑な気分だね。
わたしたち一家でサッカーで名をなした人物はいなかった。
ただ、祖父の調製食料品がブルックリンにあったのだ、そこいはイタリア代表チームのポスターが貼ってあったのを覚えているよ。
ちょうどそのとき私は6歳だった。
そんな思い出話はいいとして、対戦相手が決まって、さぁこれからは準備にいそしむだけだ。
すばらしいチームが入ったグループだから、とてもうれしい。
チェコは現在世界ランク2位だし、イタリアが世界でトップ10に入る国だということは誰もが認めるところだろう。
ガーナもワールドカップにやってくるすばらしい新鋭だ。
だから、勝ち抜けのためにはがむしゃらに努力しなければならないだろう。
わたしが思うに、すべてのグループがタフな戦いになる。
ドイツには30万人のアメリカ人が暮らしている。
全員がチケットを手に入れることはできないだろうが、ぜひ応援してほしい」

■GROUP F
カルロス・アウベルト・パヘイラ・コーチ(ブラジル)
「フットボールはテクニックが優れたチームが勝つのではない。
スピード、強さ、相手をマークする守備力、戦術、決定力…それらがそろったチームが勝つんだよ。
もちろん、テクニックだけで考えるなら、ブラジルが圧勝のグループさ。
でもフィジカル面からみると、ちょっとやっかいといえるだろうね。
他国はみな、走る量が多くて戦術的にも統率が取れている。
窮地に追い込まれるのを避けるためには、集中と注意力が必要だ。
オーストラリアはコンフェデ杯でドイツを苦しめている。
彼らは対戦相手に萎縮しないし、選手たちはみなヨーロッパでプレイしている。
それに、彼らはウルグアイをプレーオフで破ってきた。
クロアチアとは9月に親善試合をやって1-1で引き分けている。
戦術的にまとまっているいいいチームだった。
ズィッコの日本は…コンフェデでも引き分けてるし、できれば当たりたくなかったね。
でもまぁ決まってしまったからにはしょうがない。
全力を尽くしてそして決勝トーナメントに進出するだけだ。
決勝トーナメントの展望?
グループEでは、イタリアとチェコが勝ち上がるだろう。
いずれと戦うにしても歯ごたえのある相手だよ、やれやれ」

ズラトコ・クラニチャール “チッツォ” コーチ(クロアチア)
「比較的満足できるグループに入れたと思っている。
もちろん、ブラジルは優勝候補だ。
しかし、われわれはことし親善試合で引き分けたという実績があるし、まったく歯が立たないというわけじゃない。
オーストラリア、日本…ふつうにやれば勝てる相手だろう。
ま、予選の戦い方がよかったから、こんなふうに楽観的になる権利もあるってもんだろ?
じゃあ、抽選がよかった記念で酒でも呑むか」

フース・ヒディンク・コーチ(オーストラリア)
「ブラジルと同じグループに入ったということは、とても難しいグループに入ったということだ。
だがチャンスはある、ブラジル以外の実力は横一線だと思う。
なににしろ、初戦の相手がブラジルじゃなくて助かったよ。
日本なら勝つ可能性もじゅうぶんにあるだろう。
さっそく韓国にいる元参謀たちから、日本の情報を集めるつもりだ。
もちろん初戦に勝てば、決勝トーナメントに行けると考えるのは甘いだろうがね。
第2戦・ブラジルとのゲームは、とくに遠くオーストラリアから観戦にやってくる人にとってこたえられないものになるはずだ」

トニー・ポポヴィッチ選手(オーストラリア)
「抽選ってのはしびれるね!
なによりオーストラリアがワールドカップに出られるんだってことが実感できた。
それに対戦相手が期待していたとおりなんだ。
オーストラリアはクロアチア系移民が多い国だし、ぼくの祖先もクロアチア人だ。
そして、ぼくは日本でプレーしていたし(元広島)、いまはイングランド(2部のクリスタルパレス)にいる。
ワールドカップの舞台でそんな国々と戦えるなんて、すごい夢がかなった気分だね。
だから、いまからは決勝トーナメントに進めることを夢見ることにするよ。
それにはまず初戦の日本戦で勝つことが大切だ。
第2戦のブラジル戦はまぁじゅうぶんに注意して…。
そして、クロアチア戦に勝つか引き分けるかで勝ち抜け、っていうのがぼくのシミュレーションさ」

アルトゥール・アントゥネス・コインブラ “ズィッコ”コーチ(日本)
「ブラジルと対戦することもあるだろうとは思っていた。
だけど、決勝トーナメントに行ってからがよかったね(笑)。
初戦?
オーストラリアは久しぶりの本大会でモチベーションが高い。
ただ初戦は大事、勝つことが重要な試合になる。
クロアチア?
われわれはセルビア・モンテネグロやスロバキアなどと対戦しているから、東欧諸国には慣れてるんだよ」

三浦知良 “カズ”選手(日本)
「ブラジルは8年もいたし、クロアチアでもプレーしたし、そして今はオーストラリアにいる。
思い入れのある国ばかりが日本と同じグループになって、不思議な感じ。
W杯出場?
通訳としてかい(笑)」

イヴィチャ・オシム氏
「疑いなくクロアチアのほうが優勢だろうが、日本人にそう察しさせてはいけない。
もし日本を過小評価したならば、彼らはとても危険な存在だ。
8年前戦ったのとは違うチームだよ」
※詳細はこちら
クロアチア・サッカーニュース: オシムのグループ予想

■GROUP G
レイモン・ドメネク・コーチ(フランス)
「抽選は抽選でしかありません。
じっさいにプレイしてからやっと、いいグループだったか悪いグループだったかがわかるものなんです。
スイスとは予選で戦いましたが、苦戦したのは(1勝1分)ごぞんじでしょう。
それにお互い戦い方がわかってるだけにあたりたくない相手でした。
韓国にはよくない思い出がありますよねぇ(前回大会、直前の親善試合でジダンがケガ)。
トーゴなんていう国のことは誰もしりません(対戦したことがない)。
でも、前回大会でセネガルにやられたことを思い出してください。
まぁ、これから星占いでいろいろ占ってみます」

ジャン・アラン・ブムソン選手(フランス)
「スイスのことはよく知ってる、これはわれわれにとって有利なことだね。
でも、難しい相手であることも知っている。
彼らはプレーオフであのトルコと殴り合ってきたわけだし」

■GROUP H
フェルナンド・ホセ・トーレス・サンス選手(スペイン)
「どう見ても楽勝のグループだ。
本当にラッキー!
とはいえ、過去の大会でいろんなサプライズが起きているからね。
もう決勝行きが決まりだなんて早合点はしないほうがいい」

ホアキン・サンチェス・ロドリゲス選手(スペイン)
「こりゃ、勝ち抜けが固いね。
ウクライナ、チュニジア、サウジアラビア…どのチームともこてんぱんにできそうだ」