週末のレッズ戦に向けて

レッズにとっては、強化守備ブロックに対抗するイメージトレーニングが重要でしょう・・(アビスパ対レッズ、0-1)
*グラウンド全面にわたって、ねばり強く忠実、そしてクレバーでダイナミックなディフェンス
*最初の抑え(守備の起点プレー)だけではなく、それに効果的に連鎖する協力プレスや次のパスレシーバーを意識したインターセプト狙い
*ボールがないところでの忠実マーク
が必要らしいですよ!
湯浅語満載!

ワントップのワシントンを、センターバックの鷲田・登尾2人で見て。
ダブルトップ下のポンテと小野のために、ボランチを斉藤・リカルドの2枚にして。
長谷部のために、高い位置で守備をする中払を置いて。
んで、3トップにがんばってもらいますか。
あ、アレとパウには闘莉王にポルトガル語で
「その若さでその頭髪はどうよ」
とささやいてもらって、赤紙を誘発してもらって。
そして、1点を取るために登場した黒部がピッチに出た瞬間、
「俺はサンガ相手に戦えない」
と涙ながらにみずから退場を志願。
埼玉スタジアムの満員の観客からおこるスタンディングオベーション。

これで勝てるな!

というわけで、週末のチケット取ってきました。
「ゲットゴール福田!」
とかの時代以来の生レッズだ。

【Jサテライトリーグ】京都パープルサンガ2-1ヴィッセル神戸

楽天蹴球団

京都パープルサンガ2-1ヴィッセル神戸
◇日時:2006年4月9日(日)14時00分KO
◇会場:京都パープルサンガ東城陽グラウンド(17.1℃)
◇主審:井上知大
前半32分【神戸】木下真吾(←田中)
後半16分【京都】小原昇(←星)
後半21分【京都】星大輔(←田原)
後半31分【京都】松田正俊
後半35分【神戸】豊満貴之

■京都パープルサンガ(4-2-2-2)
GK26:西村弘司
(後半0分-GK25:上野秀章)
DF22:渡邉大剛
DF3:ヒカルド・カヴァルカンテ・ヒベイロ “リカルド”
(後半0分-DF6:三上卓哉)
DF4:鈴木和裕
DF29:田村仁崇
MF17:石井俊也
MF15:中山博貴
(後半9分-MF18:米田兼一郎)
MF27:加藤大志
(後半9分-MF11:星大輔)
MF13:池松秀明
FW31:田原豊
(後半26分-FW30:松田正俊)
FW24:小原昇

■ヴィッセル神戸(4-3-3)
GK30:徳重健太
(後半26分-GK29:紀氏隆秀)
DF25:石櫃洋祐
DF32:柳川雅樹
(後半0分-MF6:原信生)
DF31:増田清一
DF23:吉田真史
MF10:パヴェル・ホルヴァス “ホルヴィ”
(後半16分-MF28:豊満貴之)
MF18:田中英雄
(後半25分-FW14:平瀬智行)
MF27:中村友亮
FW21:北野翔
FW33:木下真吾
FW24:大江勇詞 “洛北”

満とはえっちぃ名前ですね。
と思ったら、「とよみつ」と読むらしいです。
つか、神戸新入団選手多すぎて誰がどんな選手かわかりません、はい。

minoさんブログによると、星の得点は田原がディフェンス裏へ出したスルーパスが起点とのこと。
田原のスルー!
濡れる!!

【J1第7節】名古屋グランパスエイト1-1京都パープルサンガ

近鉄ダービー

名古屋グランパスエイト1-1京都パープルサンガ
◇日時:2006年4月8日(土)15時04分KO
◇会場:愛知県豊田市豊田スタジアム(1万5311人)
◇主審:長田和久
後半5分【名古屋】中村直志(右足)
後半19分【京都】パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”(左足)

■名古屋グランパスエイト(4-2-2-2)
GK22:川島永嗣
DF4:大森征之
DF16:増川隆洋
DF5:古賀正紘
DF6:有村光史
(後半0分-MF25:須藤右介)
MF8:キム・ジョンウ
(後半24分-DF20:角田誠は京都パープルサンガの登録商標です)
MF14:吉村圭司
MF10:藤田俊哉
MF24:本田圭佑
FW7:中村直志
FW26:平林輝良寛は「きよひろ」って読むらしいですよ
(後半33分-FW19:杉本恵太)

■京都パープルサンガ(4-3-1-2)
GK1:平井直人
DF23:大久保裕樹
DF19:登尾顕徳
DF5:鷲田雅一
DF7:児玉新
MF14:中払大介
(後半33分-MF22:渡邉大剛)
MF16:斉藤大介
MF8:美尾敦
MF20:林丈統
(後半39分-FW24:小原昇)
FW9:カルロス・アドリアーノ・デ・ジョス・ソアレス “アレモン”
(後半35分-FW30:松田正俊)
FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”

柱谷幸一コーチ(京都)
「先制されて追いついた。
勝ち点1が取れてよかったんじゃないでしょうか。
 (注:こういうときは、本心ではかなり悔しい!?)
選手たちも最後までよくファイトして、よく走ってくれました。
フィジカル的にはサンガが上回っていたと思います。

後半、名古屋が3バックにしてこちらの選手とマッチアップしてくる形にしてきました。
そうなると、選手1対1の対決という意味あいが強くなりますよね。
たしかに後半の立ち上がりはかなり押し込まれて、失点もしてしまいましたが、そのあとは守備でも攻撃でも1対1でしっかりやってくれたと評価しています。
とくに斉藤がうまくゲームをコントロールしてくれましたね。
残り15分になると、ゲームは打ちあいになってきました。
名古屋がマンツーマンできていたぶんスペースがあったので、そこをうまく使いたかったんですが…。
タケ(林)も少し足が止まって真ん中にしかいられない状態だったので、動ける選手をもう少し早めに入れればよかったかもしれません。

鷲田と登尾の評価?
公式戦でははじめてのコンビですが、名古屋の平林は失礼ながら経験の少ない選手ですし、じゅうぶんに抑えられる力をもっていると信じていました。
もちろん、たとえばワシントンとかジュニーニョとかだったら、抑えられるかどうかというところで真価を問われると思うんですけど(笑)。
きょうに関しては1点は取られましたし、細かい修正点はたくさんありますが、よい守備をやってくれました。
選手たちは全体としてJ1の戦い方に馴れてきたというか、ふつうにやれるようになってきています。
チームの状態は上向きです。
ミッドウィークにナビスコカップが入りますけど、次の浦和戦にむけて、またいい準備をして臨みます」

セフ・フェルフォーセン・コーチ(名古屋)
「両チームが90分間、勝ち点3を狙いにいったハイテンポなゲーム。
しかし、京都のカウンターは脅威だったね。
まぁ、われわれは3人のフォワードが使えなかったんだから、選手たちはよくやってくれたと思う。
後半、3バックにした理由?
攻撃に力強さを与えるために、藤田を平林の近くに位置させたんだ。
前半は前線と藤田との間隔が2323、いや2〜30メートルも開いてたんでね。
これでは決定的な局面につながらないよ」

パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”選手(京都)
「得点したシーンは、トラップが足もとに入りすぎてしまった。
難しいシュートだったけど、決まってよかったよ。
パスを受けたら、アレモンと林の位置を確認して、マークがついていないほうにパスを出すようにしていたんだ。
ただ、2人ともマークがあって、それで無理に自分でいってしまった場面が多かったかもしれない」

斉藤大介選手(京都)
「きょうは気持ちでもフィジカルでも相手に負けてなかった。
今後の課題は、3トップとのコンビネーションをよくすること、守備の入りかたをよくすること。
この2つだと思います」

半はもう全然ダメ(苦笑)。
きょうは漫画喫茶でBS中継を見ていたのですが
「縦ポンサッカー、キター」
「ちょwww後ろからのプレスにボール失ないすぎwww」
「ディフェンスラインが下がりすぎる件」
など、おれちゃんねるの脳内にスレッドが立ちまくり。
問題山積なできばえでした。

とにかく3トップのうちアレモンぐらいしか守備に関与しない京都は、まるで7-0-3のフォーメーション。
一方の名古屋のほうは4-6-0といってもいい布陣なので、ポゼッションされるんだよね!
だって中盤0対6だよね!
DA・YO・NEー!

とまぁ、とても「まいっか」とほおっておけないサンガの貧しさ(泣)。
相手の横パスをかっさらって、パウが酒と泪と男と女と川島と1対1になったシーンが最大にして唯一のチャンスでした。
あれ、決めとけばなー(号泣)。

そんな悲しい気分だったハーフタイム、BSではなんと!
Jリーグ選手名鑑企画で平井さんが特集!
今季の平井さんのスーパーセーブがまとめてドン!
平井イェイ!!
そしてインタビューでは、かっこいい平井さん!
ほほえむ平井さん!!
はにかむ平井さん!!!
全国の平井教信者にとって悶絶ものの時間が流れ、小生の愚息も昇天!
すっかりエクスタシー!(ジミー大西ふうに)な気持ちになって後半に突入ですよ。

そしたら開始早々に失点ですか!
本田が
「そこから入れるか!」
なナイスクロスに、ワッシーがかぶっちゃって直志に押し込まれちゃいました、とほほ。

こっからいつものことなんですけど、京都のパフォーマンスがよくなってくるんです。
中払がドリブルでつっかけたり、美尾が相手DFとの1対1で仕掛けたり。
つーか、点取られる前からそれでいけよ!って突っ込みたくなるんですが。

後半15分ごろには、キレキレ美尾が古賀の股を抜いてボックス内に侵入。
グラウンダーのクロスに、ファーにいたアレモンがプッシュ!
同点!
と思ったら、なぜかオフサイドの判定。
アレモンびっくり。
BSではなぜかわかりにくい角度からのリプレイしか流さないという…さすがNHK名古屋放送局制作!
われわれに勝たせたくないという力が働いていると感じました(C)大木武。

めげずに後半19分。
左からのクロスがファーに流れて、フリーだったパウがトラップしてズドン!
これで同点&サンガとしては7試合連続得点。

さーて、ここからは角田を入れた名古屋が守備の意識を高め、おたがいがカウンターの応酬。
名古屋は2、3度フリーの決定機があったものの、いずれもシュートミス、助かった。
一方、京都も松田、小原を入れてアウェイでも勝ちを狙いますが…。
んー、やっぱアレ、パウ、林のほうが得点のにおいがあったかも(苦笑)。
結局、ドローでタイムアップ。

てなわけで、なんだかんだで結果を残した3トップ。
それとひきかえに、ほとんどの時間で主導権を握られてしまった中盤。
「おまえが落としたのは金の斧(得点力)か、それとも銀の斧(ポゼッション力)か」
と池の神さまに尋ねられたら、まよわず金を取るおれですので、個人的にはこの3トップをもう少し見てみたいと思います。

ただ、ひとつだけ注文をつけるとしたら3人の守備でしょうか。
アレモンが左サイドで自陣深くまで戻るのにたいして、パウ、林はあんまりプレスにいかない。
3人が相手にプレスをかける、その約束事を整理していただければ、もう少し中盤で有利に立てるかもしれません。
そして、もう少し斉藤の負担も軽くなると思います。
このままだと斉藤、過労死しまっせ、マジで…。

※追記
【J1:第7節 名古屋 vs 京都 レポート】中村がリーグ通算400ゴールを決めた名古屋だが、パウリーニョのゴールで京都に追いつかれドロー。 [ J’s GOAL ]
この小学生の夏休みの作文みたいな文章はなんだ。

UEFAチャンピオンズリーグ Quarter-finals雑感

海外サッカー好き100人に聞きました。
サッキ時代のミランが、ことしのチャンピオンズリーグ準決勝に勝ち上がったチームと戦ったとして、サッキ・ミランが勝つと思いますか?
(関口宏の口調でお読みください)

っていう質問をしたとして。
「はい」
って答える人はどれくらいいるんでしょうか。
そうだなぁ、20人くらいはいるような気がする。
でも、おれは勝ち目がないと思うんですよね。
とくにアーセナルと戦ったら、それこそぼろ負けじゃないかなーと。

準決勝に勝ち上がったチームって
*ミラン
*ヴィジャレアル
*アーセナル
*バルセロナ
なわけですけれど、上の2チームが中盤ダイヤモンドの4-4-2、下の2チームが4-3-3の布陣を敷いている。
んで、やってるサッカーとしては…
*中盤で激しくボールを奪い合って、取ったら早くフォーワード、もしくはトップ下の選手へ。
*フォワードが個人技で勝負。
*そこに中盤から攻め上がってきた選手が絡む。
といったものだ。

中盤でプレスをかけるというのはサッキ時代から変わらない方向性なわけですが、攻撃面がまったく違う。
古式ゆかしい
「サイドからえぐってセンタリング、フォワードがヘッドでドン!」
という点のとりかたが、ことしのCLではもうほとんど消えてしまった。

ときにはフォワードの選手が自陣深くにまで戻って守備をする現在サッカー。
ディフェンスラインでボールを奪って、サイドのMFがえぐって、手詰まりになったら逆サイドに振って…みたいな王道スタイルでは時間がかかりすぎて、相手にじっくり守られてしまって、得点をあげることが厳しくなってきたのだ。

だから、必要なのは戦術以上に選手の能力。
中盤の選手は全員が守備能力が高いうえに、ボールをもったら相手のプレスにも負けないテクニックがあって、なおかつゴール前に飛び出すアジリティがある。
前線の選手は1対1だと高い確率で勝てるような個人技、アドリブ性をもっている。
まぁそんな選手たちをそろえることができるのは、ひとにぎりのビッグクラブだけなんだけれど。

たとえるならば、ひとむかし前のサッカーが
「ボーカルはおれ。
ギターのおまえは、間奏の部分でソロやってね」
みたいな役割分担がはっきりしていて、いかにまとまってかっこよく演奏するか?
に命をかけていたロックバンドみたいなもの。
一方、いまのサッカーはアドリブ、スクラッチ、DJ感覚といったものが要求されるヒップホップ的なものなのかなぁと。
ほら、ホナウヂーニョ選手の私服もラッパーみたいですし。

【UEFAチャンピオンズリーグ Quarter-finals 2nd-leg】ユヴェントス0-0(agg0-2)アーセナル

リアリストで、あくまでリアリストで

ユヴェントス0-0(agg0-2)アーセナル
◇日時:2006年4月5日(水)20時45分KO(日本時間翌3.45)

■ユヴェントス(4-2-2-2)
GK1:ジャンルイジ・ブッフォン
DF19:ジャンルカ・ザムブロッタ
DF6:ロベルト・コヴァチ
DF28:ファビオ・カンナヴァーロ
DF3:ジョルジオ・キエッリーニ
(66分-DF14:フェデリコ・バルツァレッティ)
MF8:エメルソン・フェレイラ・ダ・ローザ
MF23:ジュリアーノ・ジャンニケッダ
MF18:アドリアン・ムトゥ
(61分-FW25:マルセロ・ダヌビオ・サライェタ)
MF11:パヴェル・ネドヴェド(77分-警告*2=退場)
FW9:ズラタン・イブラヒモヴィッチ
FW17:ダヴィド・トレセゲ

■アーセナル(4-3-3)
GK1:イェンス・レーマン
DF27:エマヌエル・エブエ
DF28:ハビブ・コロ・トゥーレ
DF20:フィリップ・センデロス
DF16:マシュー・フラミニ
MF19:ジウベルト・アパレシド・ダ・シウヴァ
MF15:フランセスク・ファブレガス・ソレール “セスク”
MF8:カール・フレデリク・リュングベリ
FW13:アレクサンドル・フレブ
(87分-MF2:ヴァシリキ・アブバカル・ディアビ)
FW14:ティエリ・ダニエル・アンリ
FW9:ホセ・アントニオ・レジェス・カルデロン
(63分-MF7:ロベール・ピレス)

合開始直後はユーヴェが鬼プレスに出てきて「おっ」と思いました。
しかし、その圧力もうまくいなしたアーセナルが、カテナチオでユーヴェをシャットアウト。
8試合連続無失点のチャンピオンズリーグ記録を樹立したうえでの、クラブ史上初の準決勝進出です。

ゲーム全体でみるとボール支配率は、ユーヴェ6割、アーセナル4割。
なのに、枠内シュートはユーヴェが3、アーセナル7。
第1戦を2-0で終えたアーセナルが、リアリストに変身してカウンターサッカーを徹底した結果だといえるでしょう。
逆にユーヴェはボールをもたされた格好でチャンスをつくれず、ロングボールを放り込んでもオフサイド地獄(その数、実に12)。
なにもできませんでした。

まぁ、ユーヴェとしては前のブレーメン戦をラッキーで勝ち上がってるんで、そんなにいいことは続かなかったというわけで。
逆に、ブレーメン対アーセナルのガチンコ攻撃サッカーバトルのほうがちょっと見たかったなぁ。