【JFA第102回全日本サッカー選手権大会2回戦】京都サンガF.C. 3-1 高知ユナイテッドSC

天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会 2回戦 【match44】
京都サンガF.C.(J1) 3-1 高知ユナイテッドSC(高知県代表)
日時:2022年6月1日(水) 19:00KO
会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(1.708人/晴 22.5℃ 46%)
主審:中井敏博
68′-高知/赤星魁麻
81′-京都/山﨑凌吾
98′-京都/大前 元紀
105+1′-京都/山﨑凌吾

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK32:マイケル・コーネリス・ウッド
DF8:荒木大吾
DF31:井上 黎生人
DF4:ホルネイケル・メンデス・マレイロス
DF6:本多勇喜(70′-DF3:麻田将吾)
MF19:金子大毅
MF25:中野桂太(53′-MF10:福岡慎平)
MF50:大前元紀(105+1′-DF5:アピアタウィア久)
FW13:宮吉拓実OUT (60′-FW23:豊川雄太)
FW39:イスマイラ(60′-FW11:山﨑凌吾)
FW28:田中和樹(70′-MF18:松田天馬)

【J1第16節】京都サンガF.C. 1-0 川崎フロンターレ

京都サンガF.C. 1-0 川崎フロンターレ
日時:2022年5月29日(日)14:03KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(1万7,417人/晴 36℃ 20%)
主審:谷本涼
60′-京都/オウンゴール(川崎/佐々木旭←荻原)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:上福元直人
DF14:白井康介
DF5:アピアタウィア久
DF3:麻田将吾
DF17:荻原拓也
MF24:川﨑颯太
MF10:福岡慎平(73′-DF31:井上黎生人)
MF16:武田将平
FW27:山田楓喜(46′-FW13:宮吉拓実)(90+3′-MF7:武富孝介)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(88′-FW11:山﨑凌吾)
FW18:松田天馬(90+3′-FW23:豊川雄太)

■川崎フロンターレ(4-1-2-3)
GK1:チョン・ソンリョン
DF13:山根視来
DF5:谷口彰悟
DF7:車屋紳太郎
DF15:佐々木旭(88′ -MF31:山村和也)
MF8:橘田健人
MF14:脇坂泰斗(70′-FW20:知念慶)
MF19:遠野大弥(61′-MF16:瀬古樹)
FW11:小林悠
FW9:レアンドロ・ダミアン・ダ・シウヴァ・ドス・サントス(61′-MF41:家長昭博)
FW24:宮城天(46′-FW23:マルシオ・アウグスト・ダ・シウヴァ・バルボーサ “マルシーニョ”)

松田天馬選手(京都)
「とてもハードな試合になりました(微笑)。
90分を通して球際だったり走力だったりで負けないという気持ちを出せたことが、勝利につながったと思います(微笑)。
川崎は攻撃の質が高いですし、守備の局面は戻ってスペースを埋める1歩、2歩の差で失点に繋がる危険性があります(微笑)。
その部分で、チーム全体で協力できたと思います(微笑)。
(ーー自身のJ1通算100試合目を白星で飾ったことについて)
チームとして苦しい時期が続いた中での勝ちでもあったので、うれしいです(微笑)。
ただ、この勝利を次に繋げないと意味がありません。
きょうの試合で出た課題を修正して、次戦に臨みたいと思います(微笑)。
(ーー1万7000人以上がスタジアムに集まったことについて)
声援のおかげでいつも以上にパワーが出たというか(微笑)。
皆さんのおかげで結果につながったと思うので、次もよろしくお願いします(微笑)。
一緒に頑張りましょう(微笑)!」

曺貴裁コーチ(京都)
「フロンターレさんは、ここ数年何度もタイトルを取っているチーム。
われわれは胸を借りるつもりで戦いました。
リーグ戦で6試合勝てていなかったですが、長いシーズンの中ではじゅうぶんありうること。
しかし信念を変えたり、やるサッカーを変えるつもりはまったくありませんでした。
前節のマリノス戦で振り回されたところから、多少ボールは持たれましたけれど、いい形で点を取って、その後試合に出た全員がファイティングスピリットを出してくれたと思います。
また出られなかった選手も、きょうの戦いをベースにしてさらに強くなろうという気持ちが強くなったでしょう。
きょう勝てたことを、選手たちに感謝したいです。
(ーーゲームを振り返ってよかった部分、修正が必要な部分は?)
相手とボールを奪い合う部分できょうは負けていなかったですし、前半より後半のほうが内容はよかったと思います。
一方でできなかったところはあるとは思いますが、マリノスさんとの試合から中3日で、めげずにこういうゲームができたことは誇らしく、選手の成長を感じます。
何より、きょうはたくさんのお客さんに後押ししてもらえました。
サンガスタジアムはヨーロッパのスタジアムに負けないようになってほしい。
そう常々思っているので、お客さんにも感謝しなければなりません」

鬼木達コーチ(川崎)
「(ーー4年ぶりとなる連敗となったが?)
決定機のところで決め切らないと、こういう結果になってしまう。
途中システムを変えて前線の人数を増やして、コンビネーションで崩そうとしたが、ゴールは奪えなかった」

いとしさと走る力と心強さと

広島、横浜FM相手の〝連続完敗〟で迎えた、王者・川崎との一戦。
京都にとって、この試合でなにより必要なのはリバウンドメンタリティー、だった。

2試合続けて、前からのプレスを無効化され、相手にペースを握られ続けた。
いまやっているサッカーは、J1上位チームには通用しないのではないか?ーー。
そう不安に思ってしまうのも仕方ないところだろう。
水曜日の試合から中3日。
その間、チームで昨シーズンの映像を見返したりすることで「攻守に積極的な姿勢」を再確認したという。

そして京都の選手が自信を取り戻す担保となったのは、確かな運動量だった。
松田天馬、山田楓喜、水曜日に試合では未出場だった2人を〝スイッチ〟のポジションで起用。
試合開始から激しくボールを追い回すことで、川崎にペースを握らせなかった。
宮吉&武富の2人に比べれば攻撃力に劣るのかもしれないけれど、きょうの試合、特に前半は0に抑えて「やれる」「戦える」という気持ちになることが大切だったと思う。

このような流れで迎えた後半、オウンゴールとはいえ相手を崩した形で先制。
川崎の攻勢に対しても、3バックに切り替えることで完封することができた。

もちろん、レアンドロ・ダミアン、マルシーニョ、小林悠……。
川崎が決定機でシュートがミスしてくれて、助けられた部分も大いにあるだろう。
また、川崎のスタイルが地上戦中心で、京都にとって比較的戦いやすかったという要因もあるかもしれない。
横浜FMのようにディフェスライン裏にガンガン走ってきて、なおかつ、そこにピタリとロングパスが通ってくるようなチームには、ハイラインハイプレスはどうしても苦しいからね。

しかし、ラッキーな部分もあったにせよ、勝利は勝利だ。
6戦勝利なしの、よくない流れを断ち切れたこと。
曺さんがいうように、自分たちのやり方にまた自信を持てたこと。
チームとして、ひとつの壁を乗り越えられたことetc…
この勝ちの〝価値〟は、はてしなく大きい。

よーし、この勢いで次戦だ!
……と思ったら、代表ウィークを挟むせいで鹿島戦は6月18日とは。
いいところでおあずけを喰らったような気分だな〜。

【J1第15節】横浜F・マリノス 2-0 京都サンガF.C.

横浜F・マリノス 2-0 京都サンガF.C.
日時:2022年5月25日(水)19:06KO
会場:神奈川県横浜市三ツ沢公園球技場”ニッパ球”(7,335人/晴 20.9℃ 65%)
主審:中村太
41′-横FM/小池龍太
72′-横FM/松原健

■横浜F・マリノス(4-2-1-3)
GK1:高丘陽平
DF27:松原健
DF24:岩田智輝
DF5:カルロス・エドゥアルド・ベンディニ・ジュスティ
DF25:小池龍太
MF8:喜田拓也
MF6:渡辺皓太
MF30:西村拓真(80′-MF16:藤田譲瑠チマ)
FW23:仲川輝人(61′-FW18:水沼宏太)
FW9:レオナルド・ヂ・ソウザ・ペレイラ “レオ・セアラ”
FW17:宮市亮(74′-FW35:樺山諒乃介)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK1:若原智哉
DF14:白井康介
DF31:井上黎生人
DF3:麻田将吾
DF17:荻原拓也(71′-MF8:荒木大吾)
MF19:金子大毅
MF10:福岡慎平(46′-DF4:ホルネイケル・メンデス・マレイロス)
MF16:武田将平
FW13:宮吉拓実(57′-FW23:豊川雄太)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(79′-FW39:オリグバッジョ・イスマイラ)
MF7:武富孝介(79′-FW50:大前元紀)

よこはま・たそがれ

前半は、若原選手が守るゴールがビジター席の目の前だったんだけど……。
まぁ〜、決定的な場面をつくられること、つくられること。
横浜FMの選手に決定力があったら、13点ぐらい取られてもおかしくない内容。

前からプレスにいってかわされて、ロングボールで守備ライン裏を横浜3トップに走られて。
まったく守備が機能しない時間帯が、長く続いた。
ひたすらタコ殴りされたゲーム、と言っちゃっていいんじゃないかな?
若原のナイスセーブがあった一方、横浜FMのシュートが枠を外れたり、キーパー正面にいったりで2失点で済んだ形。
得失点差がマイナス2にしかならなかったのは、ラッキーとも考えられるよね。

攻撃面では、京都の選手はまともにボールを保持できなかった。
そして苦しまぎれのロングボールも、3トップがハイボールの競り合いに長けたタイプではないだけに、厳しい。
ゴールキックで競り負けて、すぐセカンドボールが横浜にわたるシーンが頻発したため、たまりかねた曺さんが若原に向かって
「サイド(のほう)に蹴れ!」
と指示を出していたほど。
しかし、その指示も効果的なものにはならなかった。
後半の3バックのシフトチェンジも、きょうに限ってはそこまで効果はなかったね。

まぁ、こういう日もある、切り替えて次、次!
と思ったら、次が強敵川崎戦というね……。
それも、ホームで湘南相手の0-4の衝撃的敗戦をしてしまった直後。
「どうやらオレを本気で怒らせてしまったようだな……」
状態で京都に向かってくるに決まっているじゃないですか。
いや〜、そういう意味でも日曜日の試合は楽しみだなぁ(震え

そんなことを考えつつ、「よこはま・たそがれ」(五木ひろし)を聴きながら帰路についたのだった。
ちなみに、五木ひろしの芸名は「いいツキをひろおう」という意味も込められているとか。
京都サンガも、横浜からの帰路で〝いいつツキ〟をゲットしているといいな。

【J1第14節】サンフレッチェ広島 3-1 京都サンガF.C.

サンフレッチェ広島 3-1 京都サンガF.C.
日時:2022年5月21日(土)13:04KO
会場:広島県広島市広島広域公園陸上競技場 “ビッグアーチ”(7,165人/曇 23.7℃ 42%)
主審:福島孝一郎
5′-広島/満田誠
26′-広島/ジョゼ・アントニオ・ドス・サントス・ジュニオール “ジュニオール・サントス”
42′-京都/武富孝介(左足←ウタカ)
66′-広島/ナッシム・ベン・カリファ

■サンフレッチェ広島(3-1-4-2)
GK38:大迫敬介
DF3:塩谷司
DF4:荒木隼人
DF19:佐々木翔
MF7:野津田岳人(88′-MF41:長沼洋一)
MF15:藤井智也
MF10:森島司
MF39:満田誠(84′-MF17:松本泰志)
MF18:柏好文(78′-MF24:東俊希)
FW13:ナッシム・ベン・カリファ(78′-MF30:柴﨑晃誠)
FW37:ジョゼ・アントニオ・ドス・サントス・ジュニオール “ジュニオール・サントス”(84′-FW20:永井龍)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:上福元直人
DF14:白井康介
DF5:アピアタウィア久
DF3:麻田将吾
DF8:荒木大吾
MF24:川﨑颯太(68′-MF10:福岡慎平)
MF16:武田将平(46′-MF19:金子大毅)
MF18:松田天馬(46′-DF31:井上黎生人)
FW13:宮吉拓実(46′-FW23:豊川雄太)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ
MF7:武富孝介(68′-FW50:大前元紀)

ミヒャエル・スキッベ コーチ(広島)
「きょうのチームのパフォーマンスには満足、勝利に値するゲームだった。
京都ディフェンスラインの裏へのボールが多かった?
相手にとってやりづらい攻撃をするという、われわれの作戦のひとつだ。
すごく上手くいったと思うね」

曺貴裁コーチ(京都)
「試合内容としては完敗だったと思っています。
広島さんのやりたいことーー奪ったボールを2トップにめがけて縦に早く入れて、インサイドハーフが追い越していくという形は警戒していて、トレーニングもしていたんですけど、やられてしまいました。
こっち(京都)が前に行こう、人数をかけようとしたときに、ボールロストがあったりしたことで、彼ら(広島)のショートカウンターを引き出してしまった。
試合後選手たちにも言いましたれど、きょうは言い訳を探すんじゃなくて、自分たちの力が足りなかったという1日です。
別にネガティブな意味じゃなくて、戦う舞台がJ1になったらこういう試合も当然あると思います。
広島さんのスタイルを、われわれはある意味学びながらというか、次に進むための材料にしなければなりません。
こういったストロングポイントがたくさんあるチームに、僕自身も〝追いつき追い越せ〟という気持ち、選手と一緒に頑張っていこうという気持ちになりました。
あしたから、どう進むかが非常に大事だと思います。
(ーー後半は3人の選手を投入して盛り返したが?)
もし後半立ち上がり15分の間にチャンスで得点を取っていれば、自分たちのリズムになったかもしれないですけど……。
交代を含め采配はどうだったか、僕は僕で検証しないといけません。
繰り返しになりますが、きょうの負けは『学ばないといけない』という気持ちを強く持っています。
ただ、われわれがやっているサッカーは間違ってないと思っています。
水曜日、すぐマリノスさんんとの試合がありますので、しっかりメンタルをリカバーして、このサッカーの中でチーム全員が成長できるようにやっていきたいと思います」

すげぇSkibbe Beat

Oh〜腰を絡め すげぇSkibbe Beat, Skibbe Beat…
とKUWATA BANDの名曲を口ずさみたくなるほど!
ピッチの上で〝スキッベ・ビート〟を刻んだ広島に、京都はボールを奪えず、ボールを持てず。
希望の轍が見えない完敗となってしまった。

前へ前へと守りの矢印を向けて、相手ボール保持者に対して猛スピードで寄せ切る。
開幕当初、京都の選手が見せていた〝圧〟を広島の選手から感じた。
対する京都は、寄せても躱(かわ)され、前から守備網を嵌め込むことができず、攻守に渡って迫力をつくり出せなかった。

京都がボールを奪えなかったのは、なぜか?
やはり、広島のパス回し、プレス回避が一枚上手だったというしかないだろう。
広島のCBがボールを持った状態で、京都が前からプレスをかけても、両ウイングとアンカーの野津田との間でパスを回して前方に進出できる。
そして、タイミングを見て入れられる縦の楔パスに対して、 ジュニオール・サントス、ベン・カリファのキープ力が極めて高い。
1失点目、2失点目はカウンターでディフェンスラインの裏を取られた形。
3失点目は、遅攻からディフェンスラインを崩された形。
いずれも、京都側のミスではなく、相手側に狙い通り攻められての〝帰結〟だった。

一方、攻撃面では単純なミスが多かった。
相手にプレッシャーをかけられると、慌ててパスを出して受け手との呼吸が合わなかったり。
パスを出すタイミングが遅かったり。
相手のプレスをいなすことができるのは、途中から入った大前選手ぐらいか。
松田、武田というキープレーヤー2人が前半で交代させられたのも、おそらく攻撃時で精彩を欠いていたからではないだろうか。

曺さんがいうように、きょうの戦いで相手から学ぶべきことはなんだろうか?
・もう一度自信をもって、前への守備圧力を高めること
・中央レーンで選手がローリングして、相手守備の狙いを定めさせないこと
・裏への飛び出し、フリーランの精度をあげること
etc…
うーん、探し出したらキリがないよね……。
しかし、この敗戦で自分たち足りないところをあらためて見直すことは、チームの成長にきっとつながるはず。
そして時間はないけれど、横浜、川崎、鹿島という強敵3連戦に自信を取り戻して挑んでほしいものだ。

【Jリーグカップグループステージ第6節】柏レイソル 0-1 京都サンガF.C.

柏レイソル 0-1 京都サンガF.C.
日時:2022年5月18日(水)19:03KO
会場:千葉県柏市日立柏サッカー場(3,289人/晴 19.2℃ 65%)
主審:笠原寛貴
73′-京都/大前元紀(右足←荒木)
※京都サンガF.C.のプレーオフステージ進出(グループステージ1位)が決定

■柏レイソル(3-1-4-2)
GK21:佐々木雅士
DF34:土屋巧(78′-DF25:大南拓磨)
DF15:染谷悠太
DF32:田中隼人
MF30:加藤匠人(46′-MF6:椎橋慧也)
MF13:北爪健吾
MF22:ドウグラス・モレイラ・ファグンデス “ドッヂ”
MF8:中村慶太(74′-MF7:大谷秀和)
MF23:岩下航
FW38:升掛友護(69′-FW37:鵜木郁哉)
FW40:落合陸(46′-FW39:森海渡)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK1:若原智哉
DF2:飯田貴敬
DF15:長井一真(67′-MF8:荒木大吾)
DF4:ホルネイケル・メンデス・マレイロス
DF6:本多勇喜(67′-FW50:大前元紀)
MF31:井上黎生人
MF25:中野桂太(57′-MF10:福岡慎平)
MF19:金子大毅
MF27:山田楓喜
FW11:山﨑凌吾(46′-FW39:オリグバッジョ・イスマイラ)
FW28:田中和樹(67′-FW23:豊川雄太)

大前元紀選手(京都)
「(荒木)大吾からいいボールが来てフリーだったんで、決めるだけでした。
ボールをもらう前にスペースも見えていましたし、GKとの駆け引きもできた結果のゴールです」

曺貴裁コーチ(京都)
「勝ちきれない試合が最近多かった中で、この勝利はチームを前進させるものです。
また、J1昇格1年目でカップ戦で予選を突破できたという結果は、サポーターのみなさん、スポンサーのみなさまに、また違う景色を見ていただけるということなので、喜んでいただけると思います。
選手たちはクリーンにファイトして、よく頑張ってくれました。
(ーー3枚替えの理由は?)
きょうは勝たないと次のステージに進めない……。
本来ならもう少し時間がたってから(カードを)切るんですけど、攻撃的な選手を使って30分ぐらいないと点は取れないと思ったので早めに投入しました。
(ーー試合全体の総括は?)
リヴァプールFCがUEFAチャンピオンズリーグの決勝戦に臨みます。
ユルゲン・クロップ監督のコメントを見たり、彼について書かれた書籍を読んだりして思うのは、『ゲーゲンプレスは、背番号10番のプレーメーカーがパスを出すよりも確率でチャンスをつくれる』ということです。
プレーメーカー不要という意味では、決してありません。
相手がボールを持っているときにどれだけ圧力をかけることができるかを、チームとして大切にしたいということです。
そのことを共有したうえで創造性を出すことができれば、チームも機能しますし、選手の個性も消えることはありません。
選手の年齢が高いとか、若いとかは関係ない。
それが現代フットボールの目指すところだと思います。
今、京都サンガF.C.の認知度は世界的には低いかもしれません。
しかし、目指すところは大きな夢をみたいと思います」

京都サンガF.C.が1位

大事なことなので繰り返しますが、京都サンガF.C.が首位!
……でグループステージを突破!!
いやー、めでたいめでたい。
4月17日の、まさに柏戦で勝って以来、公式戦6試合勝利がなかっただけに、チームのムードを変えてくれる結果だと思う。

ただ、きょう出た選手たちとリーグ戦にレギュラーで出ている選手との差は、確実に感じられた。
ボールを持つ相手に対して襲い掛かるプレッシングの強度だったり、ボールを失った際にすぐ奪い返そうとするメンタルだったり……。
そんな中で、大前選手のテクニックは光っていたね。
ウタカがやっている〝クリエーター〟のポジションを、もし代わりに託すとしたら、山﨑でもなくカカ(イスマイラ)でもなく大前じゃないかと。
そう思わせるぐらいの存在感だったなと。

これで柏戦、公式戦2連勝。
というか、関東アウェイは湘南戦含めて、まだ負けなし。
在京サポーターのワタクシにとって歓喜の年だな。
これは、来週の横浜FM戦も期待できるのか(;・`д・́)…ゴクリ