【J1第10節】京都サンガF.C. 0-1 アビスパ福岡

京都サンガF.C. 0-1 アビスパ福岡
日時:2022年4月29日(金)15:03KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(1万403人/雨 15.4℃ 71%)
主審:谷本涼
12′-福岡/山岸祐也

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:上福元直人
DF14:白井康介
DF31:井上黎生人(46′-DF5:アピアタウィア久)
DF3:麻田将吾
DF15:長井一真(73′-MF8:荒木大吾)
MF19:金子大毅(73′-DF4:ホルネイケル・メンデス・マレイロス)
MF10:福岡慎平
MF16:武田将平
FW39:オリグバッジョ・イスマイラ(46′-MF27:山田楓喜)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ
FW18:松田天馬(63′-FW11:山﨑凌吾)

■アビスパ福岡(4-2-2-2)
GK31:村上昌謙
DF29:前嶋洋太(81′-DF2:湯澤聖人)
DF3:奈良竜樹
DF33:ドウグラス・ヒカルド・グローリ
DF13:志知孝明
MF40:中村駿
MF6:前寛之
MF14:ジョルディ・クルークス(63′-MF39:田中達也)
MF25:北島祐二(71′-MF7:金森1万円健志)
FW11:山岸祐也(81′-FW17:ルキアン・アラウージョ・ヂ・アウメイダ)
FW9:ファン・マヌエル・デルガド・ジョリア “フアンマ”

亀岡はレイニーブルー

典型的な「0-1」の敗けパターン。
試合開始から押し込みながらも、福岡が誇る得点パターンーークルークスが右サイドから巻いて落とすクロスで、先制点を許す。
そして、堅守を最後まで崩せなかった。

総じて言えば、両チームとも決定的な場面はなかなか創出できず、攻撃よりは守備に見応えがあった90分。
いや、前半後半ともにアディショナルタイム7分だったから、合計104分か!
で、14分のうち、8分ぐらいはフアンマの治療タイムかな……🤔
競り合いで相手の足を蹴った後、なぜか自分が痛がって倒れたのは謎。
試合後に曺さんが苦言を呈していたけれど、あの〝コロコロ芸〟は中払選手を思い出させたよね(苦笑)。

さて、なぜゴールを奪えなかったか?にフォーカスしてゲームを見直してみた。

お互いフィジカルコンタクトが強いチームであるけど、中盤でのデュエルにおいては互角だった。
しかし、なかなかいい形でボールを奪うことはできず、速攻でウタカが抜け出せるようなパスが出たのは2、3度ぐらい。

一方、遅攻では福岡の特徴ある守り方をなかなか突破できなかった。
その福岡の守備とは、エリア中央ではパスコースを切りながら、相手をサイドに追い込み、そこにサイドバックやボランチの選手も加わってボールを奪おうとするもの。
京都はサイドで時間も空間も与えてもらえなかった。

そのせいもあって、この日、右ウイング(曺さん用語でいうところの〝右スイッチ〟)に起用されたイスマイラへのロングボールを多用。
ただ、彼にボールを粘り強くキープしたり、味方選手をうまく使うようなパスを求めるのは厳しかった。
プレイごとにムラがあるというか……。
前半で交代させられたのもやむをえなかったと思う。

そして、後半は選手を代え、システムを変えるも、ゲームの流れを奪うほどまでには至らず。
もちろん、川﨑、荻原というキーパーソンが欠けていたこともあるだろうが、オフェンス面では精度や前へ出るパワーが欠けていた印象だったかな。
これで、カップ戦含めると、公式戦3連敗。
5月は試合数も多いし、よくない流れのままずるずるいってしまう可能性もある。
成長のために乗り越えるべき〝壁〟がやってきたね。

【Jリーグカップグループステージ第5節】サガン鳥栖 3-0 京都サンガF.C.

サガン鳥栖 3-0 京都サンガF.C.
日時:2022年4月23日(土)15:03KO
会場:佐賀県鳥栖市鳥栖スタジアム “駅スタ”(3,945人/雨のち曇 19℃ 69%)
主審:山本雄大
5′-鳥栖/福田晃斗
50′-鳥栖/岩崎悠人
90+5′-鳥栖/藤原悠汰

■サガン鳥栖(3-4-2-1)
GK40:パク・イルギュ
DF20:ファン・ソッコ
DF30:田代雅也
DF42:原田亘(82′-DF13:中野伸哉)
MF23:菊地泰智(64′-MF14:藤田直之)
MF6:福田晃斗
MF37:小泉慶
MF29:岩崎悠人(71′-MF7:中野嘉大)
MF44:堀米勇輝(82′-FW25:藤原悠汰)
MF8:本田風智
FW10:小野裕二(71′-FW19:垣田裕暉)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:上福元直人
DF15:長井一真(74′-DF6:本多勇喜)
DF5:アピアタウィア久(74′-DF31:井上黎生人)
DF3:麻田将吾
DF8:荒木大吾
MF19:金子大毅
MF10:福岡慎平(74′-FW11:山﨑凌吾)
MF16:武田将平
FW27:山田楓喜(46′-FW39:オリグバッジョ・イスマイラ)
FW50:大前元紀(60′-FW20:クエンテン・ジョーディ・フェリックス・マルティノス)
FW18:松田天馬

川井健太コーチ(鳥栖)
「丁寧なプレイができるようになってきた、思いやりが出てきたと思います。
先制点、ボランチの選手がゴールに関わるようにするのはトレーニングでやってきた形です」

曺貴裁コーチ(京都)
「鳥栖さんはこれまでの対戦から選手と並びとを変えてきて、われわれに2度やられていることを回避しようとしてきました。
その圧力にわれわれは前半すこし怯んでしまって、いつものようにボールを動かしたり、奪いに行くことができませんでした。
勇気をもって戦うようハーフタイムに伝えて、追加点を取られたものの、後半に関してはわれわれらしい試合ができたと思います
きょうのゲームを通してチームの層は厚くなってきていると思いますので、それをリーグ戦で生かしていきたいです」

自分の敵は自分

ミッドウィークの札幌戦、リアルタイムで観戦することができず、カップ戦2試合を立て続けに見た格好。
完敗を連続で目の当たりにするのは、悲しいよね。
  ∧__∧
( ´・ω・`)  (○)
,( ヽ∩∩ノ. ),、ヽ|〃,,,
“““ ““ ““ ““ ““ ““ ““ ““““ ““

さて、アウェイ鳥栖戦。
後半、選手交代を終えた直後に、マルちゃんが負傷でピッチを退かざるをえず、10人での戦いを強いられた。
ちょうど京都が押す時間帯になっていただけに残念だった。
しかし、ひとり少なくとも運動量を上げて、ハイテンポに戦う姿を見られたのはよかったのではないだろうか。

とはいえ、90分全体として振り返れば、やはり鳥栖のゲームだったと思う。
曺さんが言っていたように、鳥栖はやり方をちょっと変えてきた。
3バック+GKでボールを回して攻撃の糸口を探るようなシーンは少なめ。
それよりは、京都のサイドバック裏に長めのボールを使って、セカンドボールを奪って起点をつくろうとする姿勢が見られた。
また、守備時は京都のGK、DFにスライディングをしてまでハイプレッシャーをかけてきた。

そう、いままで京都がやってきたような戦い方ーー。
それを鳥栖が展開していたのだな。
京都にとってはまるで自分自身と戦うような、ある意味〝ミラーゲーム〟。
そして攻撃時のパス回し、連動性、オートマティズムに関しては、鳥栖の方に一日の長がある。
ミッドウィークの試合を戦っており、少しメンバーを落とした京都にとって、〝新鳥栖〟は難しい相手だったというわけだ。

カップ戦決勝トーナメント進出は最終節の結果次第となった。
5月18日(水)、アウェイ柏戦。
前の土曜日も後の土曜日も試合がある、バリバリの連戦……。
リーグ戦を優先するのか、カップ戦にもある程度主力を投入するのか。
さて、どうなるのだろう。

【Jリーグカップグループステージ第3節※順延分】北海道コンサドーレ札幌 4-1 京都サンガF.C.

北海道コンサドーレ札幌 4-1 京都サンガF.C.
日時:2022年4月20日(水)19:03KO
会場:北海道札幌市札幌ドーム(3,627人/屋内 21.9℃ 5%)
主審:長峯滉希
51′-札幌/ガブリエウ・アウグスト・シャビエル
54′-京都/大前元紀
67′-札幌/中島大嘉
75′-札幌/ガブリエウ・アウグスト・シャビエル
88′-札幌/中島大嘉

■北海道コンサドーレ札幌(3-4-2-1)
GK22:大谷幸輝
DF2:田中駿汰
DF50:岡村大八
DF24:中村桐耶
MF7:ルーカス・フェルナンデス(90+1′-MF17:檀崎竜孔)
MF20:西大伍(66′-MF11:青木亮太)
MF6:高嶺朋樹
MF4:菅大輝
MF18:ガブリエウ・アウグスト・シャビエル(90+1′-MF30:田中宏武)
MF14:駒井善成(90+1′-FW16:藤村怜)
FW45:中島大嘉

■京都サンガF.C.(3-1-4-2)
GK32:マイケル・コーネリス・ウッド
DF5:アピアタウィア久
DF6:本多勇喜
DF4:クエンテン・ジョーディ・フェリックス・マルティノス
MF19:金子大毅
MF15:長井一真(60′-DF2:飯田貴敬)
MF25:中野桂太(60′-MF10:福岡慎平)
MF23:豊川雄太(41’MF27山田楓喜)※脳震盪による交代
MF8:荒木大吾(80’DF37:植田悠太)
FW20:クエンテン・ジョーディ・フェリックス・マルティノス(52′-FW50:大前元紀)
FW39:オリグバッジョ・イスマイラ(80′-DF31:井上黎生人)

【J1第9節】柏レイソル 0-2 京都サンガF.C.

柏レイソル 0-2 京都サンガF.C.
日時:2022年4月17日(日)19:03KO
会場:千葉県柏市日立柏サッカー場(5,545人/曇 15.3℃ 60%)
主審:中村太
13′-京都/荻原拓也(右足←松田)
48′-京都/ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(左足)

■柏レイソル(3-1-4-2)
GK18:キム・スンギュ
DF25:大南拓磨
DF3:高橋祐治は京都サンガが丹精を込めて育成いたしました
DF4:古賀太陽
MF22:ドウグラス・モレイラ・ファグンデス “ドッヂ”
MF8:中村慶太(58′-MF6:椎橋慧也)
MF10:マテウス・ゴンサウヴェス・サヴィオ(84′-MF37:鵜木郁哉)
MF28:戸嶋祥郎
MF2:三丸拡(58′-MF24:川口尚紀)
MF14:小屋松知哉(58′-FW38:升掛友護)
FW19:細谷真大(73′-FW29:ホドリゴ・ルイス・アンジェロッティ)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:上福元直人
DF14:白井康介(46′-DF15:長井一真)
DF31:井上黎生人
DF3:麻田将吾
DF17:荻原拓也
MF24:川﨑颯太(77′-MF19:金子大毅)
MF10:福岡慎平(58′-DF4:ホルネイケル・メンデス・マレイロス)
MF16:武田将平
FW27:山田楓喜(68′-FW39:オリグバッジョ・イスマイラ)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ
FW18:松田天馬

堂々5位浮上す

なんで日曜夜開催なんや……と思いつつ柏へGO。
雨予報だったけど、降らなくてよかったね。

そして、アウェイでの堂々勝利!
最終ラインが高く設定され、プレスの強度で柏を圧倒していたことを目の前で確認できた。
先制点は、最終ラインからの危ない繋ぎから、あれ、あれ、と思っているうちにゴール。

しかし、ほかの局面では最終ラインから無理せず長いボールを蹴ることも多かった。
一方、京都の守備には穴が少なく、柏が攻撃に入っても、ボックスの外側でパスを回していた時間が長かったかな。
決定的なシーンもほぼつくらせなかった。

家に帰って、DAZNの中継で見返してみても90分が短く感じたほど。
ほんとにいい試合だった。
チームとしての戦い方が浸透してきたな!って思えた一戦だった。

【Jリーグカップグループステージ第4節】京都サンガF.C. 3-2 北海道コンサドーレ札幌

京都サンガF.C. 3-2 北海道コンサドーレ札幌
日時:2022年4月13日(水)18:33KO
会場:京都府立京都スタジアム“サンガS”(2,894人/曇 19.1℃ 67%)
主審:柿沼亨
2′-札幌/ルーカス・フェルナンデス
20′-札幌/岡村大八
24′-京都/福岡慎平(右足)
71′-京都/中野桂太(左足←マルティノス)※プロ初ゴール
75′-京都/クエンテン・ジョーディ・フェリックス・マルティノス(左足)

■京都サンガF.C.(4-2-1-3)
GK32:マイケル・コーネリス・ウッド
DF15:長井一真(75′-DF3:麻田将吾)
DF5:アピアタウィア久
DF4:ホルネイケル・メンデス・マレイロス
DF6:本多勇喜
MF10:福岡慎平(46′-DF2:飯田貴敬)
MF19:金子大毅(66′-MF27:山田楓喜)
MF50:大前元紀(46′-MF16:武田将平)
FW23:豊川雄太(66′-FW20:クエンテン・ジョーディ・フェリックス・マルティノス)
FW39:オリグバッジョ・イスマイラ
FW28:田中和樹(28′-MF25:中野桂太)※脳震盪による交代

■北海道コンサドーレ札幌(3-4-2-1)
GK34:中野小次郎
DF29:井川空(75′-DF47:西野奨太)
DF50:岡村大八
DF24:中村桐耶
MF7:ルーカス・フェルナンデス(66′-MF17:檀崎竜孔)
MF27:荒野拓馬
MF20:西大伍
MF30:田中宏武
MF11:青木亮太(66′-FW18:ガブリエウ・アウグスト・シャビエル)
MF33:ドウグラス・フェリスビーノ・ヂ・オリヴェイラ
FW32:ミラン・トゥチッチ(66′-FW45:中島大嘉)

京都サンガが首位

繰り返す、予選Cグループで
_人人人人人人人人人人_
> 京都サンガが首位 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

なおかつ、消化試合が柏、鳥栖よりも1試合少ない。
ターンオーバーしたメンバーでも他チームを凌駕している、心強い限りだ。

とはいえ、きょうは前半途中まで完全なる札幌ペース。
先制点、追加点をサクッと取られてしまう。
その後、福岡のゴラッソで1点返せたことが、後半逆転の〝伏線〟となった。

後半京都は、左サイドバックだった本多を真ん中に3バックへ布陣変更。
長井が左のウイングバックに回って、交代で入った飯田が右のウイングバックに。
この日、トップ下起用だった大前に変えて武田が中盤に入った。
この布陣変更で、札幌3トップへの対応(誰が誰を抑えるか)がはっきりして、前向きな守備ができるようになったように感じた。

そして、後半のメンバーでは武田選手が出色の出来。
味方にパスを出した後すぐ走り出して、パスコースをつくる動きなどでチームに貢献した。
マルティノスの逆転ゴールに繋がったロングパスも、見事のひとこと。

あとは、やはりプロ初ゴールを決めた中野桂太くん。
積極的にボールに絡んで、プロ初ゴールをゲット!
同じく左利きアタッカーの山田楓喜くんがカップ戦で結果を残して、リーグ戦先発の座を掴んだように、これを機に飛躍の〝予感〟が漂うよね。

2点差にも折れることなく戦って逆転できたのは、チームにとって大きな成功体験となる。
なお、曺さんが新型コロナウイルス感染症陽性判定で不在だったので、杉山さんが逆転ゴールのときに見せた笑顔が新鮮だった(笑)。
月曜日に陽性判定(感染0日目)で症状があったとなると、週末の柏戦も杉山さんかな。