【JFA第102回全日本サッカー選手権大会準々決勝】京都サンガF.C. 2-1 東京ヴェルディ

天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権ラウンド16【match83】
京都サンガF.C.1922 2-1 東京ヴェルディ1969
日時:2022年9月7日(水)19:03KO
会場:東京都調布市東京スタジアム(2,454人/曇りのち雨 25.9℃ 90%)
主審:池内明彦
21′-京都/パウロ・エンリケ・ペレイラ・ダ・シウヴァ “パウリーニョ・ボイア”(右足)
53′-京都/パウロ・エンリケ・ペレイラ・ダ・シウヴァ “パウリーニョ・ボイア”(右足←宮吉)
90′-東V/谷口栄斗

■京都サンガF.C.1922(4-1-2-3)
GK32:マイケル・コーネリス・ウッド
DF28:田中和樹(69′-DF3:麻田将吾)
DF15:長井一真(46′-DF31:井上黎生人)
DF4:ホルネイケル・メンデス・マレイロス
DF6:本多勇喜
MF19:金子大毅
MF41:アラン・リマ・カリウス(46′-MF25:中野桂太)
MF10:福岡慎平(78′-FW50:大前元紀)
FW13:宮吉拓実
FW39:オリグバッジョ・イスマイラ
FW47:パウロ・エンリケ・ペレイラ・ダ・シウヴァ “パウリーニョ・ボイア”(63′-MF27:山田楓喜)

■東京ヴェルディ1969(4-2-2-2)
GK1:マテウス・カウデイラ・ヴィドット・ヂ・オリヴェイラ
DF15:馬場晴也(46′-MF7:森田晃樹)
DF16:山越康平
DF23:谷口栄斗
DF24:奈良輪雄太
MF17:加藤弘堅
MF25:稲見哲行(80′-MF34:西谷亮)
MF9:杉本竜士(55′-DF28:山口竜弥)
MF4:梶川諒太(67′-MF14:石浦大雅)
FW29:河村慶人(55′-FW13:阪野豊史)
FW27:佐藤凌我

11年ぶりbest4

味スタから帰宅。
バックスタンドが東京V、京都と区分けされていたので、はじめてバックスタンドで観戦してきた。
うーん、ゴール裏より全然見やすい。
ゴール裏は正直、ピット上で何やってるかわからないことも多いからな……。

【俺用メモ↓】
前半のように弱い雨なら、17列以降ならほぼ雨に濡れない。
後半のように雨が強くなると、20列以降に席を取った方が無難。

で、ゲームのほうは、前半から両チームがかなりグダグダ。
ろくにパスも繋がらないし、ボールホルダーが簡単にボールを失う場面もしばしばだった。

そんな中で、「転生パウリーニョ」ことパウリーニョ・ボイア選手が2得点!
他の選手たちがゴール前でシュートを打っても相手DFに当てたりしているのを比べれば、技術の高さは抜きん出ていた。
ある程度プレッシャーが薄い局面で、左サイドからカットインできる局面なら、ゴールがじゅうぶん期待できる選手じゃないかな。

ただ、(この日は)スピードや突破力は見られなかったし、プレッシングの弱さ、運動量の少なさも気になった。
いま京都サンガが志向しているサッカーにおける〝スイッチ〟のポジションで輝けるかどうか?
まだ、なんとも言えないと思う。

さて、話を試合のことに戻すと、後半途中からは東京Vの一方的展開となった。
最終ラインがプッシュアップできない。
中盤にスペースが空き、東京Vのパス交換からオープンスペースへ抜け出す選手を捕まえきれない。
特に右サイドは、途中投入の山口竜弥に〝無双〟されて、縦への突破を許しまくった。

繰り返し繰り返し続く東京Vのコーナーキックは、数えて16(そのうち後半が12)。
1点を取られる時間がもっと早ければ、間違いなく同点、あるいは逆転されていたのではないか?
タフに、身体を張って、ギリギリなんとか守り切ることができた。

ということで、内容としては正直乏しかった一戦。
とはいえ、完全ターンオーバーでベスト4に行けたので、結果オーライなのかな。

大木さん時代(2011年)以来のベスト4か……何もかもみな懐かしい。
そのときは、宮吉選手ときょう対戦相手だった加藤弘堅選手がスタメンだったんだよなぁ。

【J1第28節】京都サンガF.C. 2-0 ヴィッセル神戸

京都サンガF.C. 2-0 ヴィッセル神戸
日時:2022年9月3日(土)19:04KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(1万7,936人※公式戦最多入場者数/曇 25.3℃ 84%)
主審:今村義朗
1′-京都/松田天馬(左足)
9′-京都/豊川雄太(右足)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:上福元直人
DF15:長井一真(46′-DF6:本多勇喜)
DF31:井上黎生人
DF3:麻田将吾
DF14:白井康介
MF24:川﨑颯太(80′-MF10:福岡慎平)
MF7:武富孝介
MF16:武田将平
FW23:豊川雄太(83′-FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ)
FW11:山﨑凌吾(75′-FW40:木村勇大)
FW18:松田天馬

■ヴィッセル神戸(4-1-2-3)
GK1:前川黛也
DF23:山川哲史
DF15:マテウス・ソアレス・トゥーレル
DF3:小林友希
DF24:酒井高徳
MF25:大﨑玲央
MF7:郷家友太(46′-MF22:佐々木大樹)
MF5:山口蛍
FW2:飯野七聖
FW11:武藤嘉紀(85′-FW21:藤本憲明)
FW16:汰木康也(72′-FW41:小田裕太郎)

曺貴裁コーチ(京都)
「稲盛和夫名誉会長がお亡くなりになられました。
京都サンガにはたくさんの愛をもって接していただき、僕自身、尊敬していた方です。
喪章をつけたきょうの試合は、ただ戦うだけではなく
『サンガはこれだけのことができるようになったんだ』
『このサッカーでチャレンジして世界へ出ていくんだ』
というメッセージを選手といっしょに発信しよう、と期して挑みました。
この勝利は、サポーターのかたにとって、京都の人にとって、忘れられないものになったと思います。
稲盛和夫名誉会長のご冥福をこころからお祈りするとともに、また次もいい試合を見せて天国で喜んでもらえるように、準備をしていきたいと思います。
ここ何試合かは、よい戦いをしながら僅差で勝ち点3が取れませんでした。
しかし、負けようが勝とうが、自分たちのサッカーをブレないでやっていこうとしてきたつもりです。
昇格チームの立場で偉そうなことは言えないですけど、守りに入らず、強豪に向かっていって相手を凌駕してくということに挑戦しています。
そういう意味で、努力が実って、きょうの勝ち点3は本当にうれしいです。
監督として選手たちを誇りに思います。
(ーー残留争いに向けて気の抜けない試合が続くが)
経験が少ない選手も多い中、J1に来年も残るんだということでクラブを挙げて臨んでいるところ。
まだまだ無骨でミスも多いチームですけど、そういうチームを応援していただけたら」

成功への情熱―PASSION

残留を争う神戸との〝6ポイントマッチ〟を制することに成功。
13位浮上した!
開始早々先制し、すぐ追加点。
少し安心した気持ちでゲームを見られたのは、いつぶりだろうか……🤔

ということで、7月2日コンサドーレ戦以来のリーグ戦勝利を見届けられた。
合わせて、3週間ゲームがなかった期間をへて、京都の攻撃スタイルが確かに〝バージョンアップ〟していることも確認できたのだった。

変化のポイントは、フォワード。
山﨑、豊川という前線で身体を張れる、ハイボールを競ることのできる選手を、前節から先発で使っているのだ。

そして、
【1】ロングボールをヘッドで裏へ流して(フリック)、そこに選手を走り込ませる
【2】楔のボールを受けた選手(相手ゴールから背を向けた状態)が、斜め前方または斜め後方にボールを落として、そこに選手が走り込ませる

という2つを、継続してやっていたように思う。
このうち【2】は、ドイツ語でいうところの「シュタイル・クラッチュ」ってやつ。

きょうの試合での先制点(松田)も、スローインから始まったとはいえ、豊川がヘッドでフリックして山﨑にボールが渡り、山﨑がDFを背負いながら斜め後方にボールを送ったことで、武富が前方に進出してゴールにつながった。

https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1566006854672494594

コンディションに問題があるのかもしれないけれどウタカを先発で使ってないのは、こうした攻撃をやりたいのではないだろうか。
ウタカだとボールをもらうためにサイドに流れたり、低い位置まで降りてくる傾向があるからね。

シーズン序盤、最終ラインから丁寧にボールを繋いで、前で詰まったら戻してやり直して……みたいなシーンが多く見られたけれど、今節は縦に行けるときは長いボールを使ってでも縦へ。
一方で、相手ボールが続いてリズムを失っているときなどは、ボールを回して相手の勢いを削ぎつつ、体力を蓄える。
そんなメリハリがあるサッカーを、きょうの京都は展開していたように感じた。

いずれにせよ、稲盛和夫名誉会長の〝追悼ゲーム〟に勝ててよかった。
スーペル名誉会長といえば……。
2006年アウェイ福岡戦、を博多のもまで見に行ったら、アウェイサポーター席まで挨拶に来られていた思い出。
4-5の乱打戦だったんだよな。
福岡ベンチには布部氏らに加え、まだ現役の城後選手もいるというのがすごい。

https://data.j-league.or.jp/SFMS02/?match_card_id=9349

【J1第27節】清水エスパルス 1-0 京都サンガF.C.

清水エスパルス 1-0 京都サンガF.C.
日時:2022年8月27日(土)18:03KO
会場:静岡市清水日本平運動公園球技場 (1万4,034人/晴 28.6℃ 61%)
主審:清水勇人
68′-清水/乾貴士

■清水エスパルス(4-2-2-2)
GK21:権田修一
DF4:原輝綺
DF2:立田悠悟
DF50:鈴木義宜
DF7:片山瑛一
MF18:白崎凌兵
MF3:ホナウド・ダ・シウヴァ・ソウザ
MF27:グライビソン・ヤーゴ・ソウザ・リスボア “ヤゴ・ピカシュウ”(90′-DF5:アンドレヴァウド・ヂ・ジェズス・サントス “ヴァウド”)
MF33:乾貴士(80′-MF14:後藤優介)
FW10:カルロス・アントニオ・ヂ・ソウザ・ジュニオール “カルリーニョス・ジュニオ”(75′-FW45:北川航也)
FW9:チアゴ・サントス・サンタナ

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:上福元直人
DF14:白井康介
DF31:井上黎生人
DF3:麻田将吾
DF6:本多勇喜(82′-DF15:長井一真)
MF19:金子大毅(82′-FW39:オリグバッジョ・イスマイラ)
MF10:福岡慎平
MF16:武田将平(75′-FW50:大前元紀)
FW7:武富孝介(75′-MF24:川﨑颯太)
FW11:山﨑凌吾
FW40:木村勇大(70′-FW23:豊川雄太)

曺貴裁コーチ(京都)
「……う〜ん……。
『This is kyoto!』とは言えない、悔しいゲームになりました。
僕はこのチームにまだ1年半ほどしかいないですけど、明確に『来年もJ1でやりたい』という思いを持っています。
そういった気持ちを、選手たちも全面に出して戦ってくれました。
きょうの試合は、前期のエスパルス戦に比べて、内容的な進歩もあったと思います。
ただ、結果は0-1で、勝ち点1も取れていない。
そのすべて、100パーセント、僕の責任です。
選手は0.1パーセントも責任がない、心の底からそう思える試合でした。
全力を出し切ってくれた彼らの姿勢は、きょう来てくれたサポーター、京都にいるたくさんのサポーターに必ず響いたことだろうと思います。
悔しい思いを持って帰って、最後には笑って終われればいいなぁと。
それが僕の気持ちです。
われわれは真剣勝負で、厳しいJ1に残っていくということを最初からやっていましたし、いまも試されています。
ビクつくんじゃなくて、きょうのような気持ちで相手に対して向かっていくことができれば、必ず成果は出ると僕自身信じています。
変な言い方ですけれど最近思うことは、人生って良いこと悪いこと半分半分、でも続けていけばそれが51:49になったり、52:48になったりする。
きょう、選手たちが見せてくれたハイパフォーマンス、闘志が、なんとか勝ち点1、3に繋がるように、自分自身ももっと努力しなくちゃいけない。
本当に、選手に教えられました」

No Risk, No Story.

3週間ぶりの公式戦。

「リスクを冒さないためにJ1に上がってきたんだったら、昇格してきた意味がない。サンガスタイルが何とか知られて、何となくの居場所を作るのではなく、良い意味で尖っていきたい」
「DFラインを高くプレーする中で、こうすればシュートや得点が増えるんじゃないかというのを提示できる時間になった。相手の分析を上回る、相手がビックリするような予想以上のモノを出していかないと。清水戦で爆発してもらいたい」

https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2022/08/25/kiji/20220825s00002179384000c.html

という曺さんの意気込みとはウラハラに、シュート6本ノーゴール。
29分、武富のクロスから山﨑の飛び込み。
87分、山﨑のポストから豊川のダイレクトシュート。
VAR取り消し以外では、決定機はこの2つぐらい?

とはいえ、特に後半に関しては京都のペースで進められてたんだよね。
確かに、前半途中までは前線からのプレスがうまくかからず、また清水のブラジル人たちに1対1をいなされ、リズムを作れないでいた。
ただ、チアゴ・サンタナへの楔をある程度抑えられるようになってからは、安定して戦えていたと思う。

そして、きょうはウタカがベンチにも入らず(負傷?)、山﨑がセンターフォワードで先発。
サイドを崩してクロスから得点を取ろうという狙いが強く感じられた。

一方で、ビルドアップにおいて早めに井上、麻田両CBがそれぞれ前線逆サイドにロングボールを蹴るシーンが目立った。
いつもだと、最終ラインで相手のプレスをもう少し食いつかせてから前線に長いボールを送っていたような……。
それもあってか、サイドライン側で起点をつくれていた反面、ハーフスペース含むピッチ中央をうまく使えていたとまでは言い難かった。

シーズン序盤と違って、相手チームの対策も進んで、高い位置からのボール奪取→縦への早い攻め、というのがなかなかできなくなっている。
なので、ファイナルサードでの工夫ーー武田、福岡らの〝ポケット〟への侵入、パス交換などでシュートまでの道筋を作ろうとはしているのだけど……という感じ。
さて、シーズン残り9試合(天皇杯除く)で、一皮剝けるというか、もう一段階上に行けるかどうか。

【J1第24節】京都サンガF.C. 1-2 柏レイソル

京都サンガF.C. 1-2 柏レイソル
日時:2022年8月6日(土)18:33KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(9,993人/晴 29℃ 69%)
主審:小屋幸栄
7′-京都/武田将平(右足)”J1初ゴール”
25′-柏/オウンゴール(本多)
90+8”-柏/武藤雄樹

■京都サンガF.C.(3-4-3)
GK21:上福元直人
DF31:井上黎生人
DF3:麻田将吾
DF6:本多勇喜
MF10:福岡慎平
MF24:川﨑颯太
MF16:武田将平(74′-MF27:山田楓喜)
MF17:荻原拓也(54′-DF4:ホルネイケル・メンデス・マレイロス)
FW7:武富孝介
FW23:豊川雄太(71′-FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ)
FW18:松田天馬(71′-FW50:大前元紀)

■柏レイソル(3-1-4-2)
GK21:佐々木雅士
DF3:高橋祐治は京都サンガが丹精を込めて育成いたしました
DF44:上島拓巳
DF32:田中隼人
MF34:土屋巧(77′-FW29:ホドリゴ・ルイス・アンジェロッティ)
MF24:川口尚紀(90+2′-DF13:北爪健吾)
MF6:椎橋慧也
MF22:ドウグラス・モレイラ・ファグンデス “ドッヂ”(90+2′-MF27:三原雅俊)
MF2:三丸拡
FW14:小屋松知哉(90+2′-FW39:森海渡)
FW19:細谷真大(77′-FW9:武藤雄樹)

one more time…

夏の帰省ついでに、サンガスタジアムへ!
そして1万人近く入ると、さすがの臨場感。
まだ空席は多いんだけど、フルハウスになるときは雰囲気になるのだろうね……(ゴクリ

ゲームのほうは、アディショナルタイムに決勝点を叩き込まれる悲劇。
前節のアディショナルタイム劇的同点から一転、ホームで勝ち点0で終わる結果となってしまった。
特に、ラストプレイ近くには
・攻撃に転じてウタカへに楔のパスを入れるも、CBとの競り合いに負けてボールを奪われる
・スルーパスで裏を取られる
とイージーなミスが続いてしまっただけに残念だった。
後半、途中からガクッと運動量が落ちてしまったのも影響したのかな?

振り返ってみると、きょうは両チーム、長いボールからの競り合い、セカンドボールの奪い合いの時間が多かった。
試合後の武田選手(J1初ゴールおめでとう!)の
「相手は前に前に強く来るチームなので、その背後が空くことは分かっていましたし、狙っていた形でした」
というコメントからも、最終ラインからの裏狙いのロングボールはチームとしての狙いだったようだ。

一方で、地上戦のほうでは正直あまり良くない出来だったと思う。
新型コロナウイルス感染症の影響で、きょうは右のウイングバックに福岡が入る。
ただ、一三さんときの〝偽サイドバック〟じゃなくて、いまの曺さのサッカーではなかなか良さを出せなかった。

一方で、地上戦のほうでは正直あまり良くない出来だったと思う。
新型コロナウイルス感染症の影響で、きょうは右のウイングバックに福岡が入る。
ただ、一三さんときの〝偽サイドバック〟じゃなくて、いまの曺さのサッカーではなかなか良さを出せなかった。
荻原の負傷退場後は、サイドで勢いのよい攻め上がりがなくなってしまう。
このシステムだと右CB井上、左CB本多(途中からメンデス)がもっと攻め上がって、ときにはオーバーラップで変化をつけないと厳しい。

また、きょうはウタカが71分から出場。
それ以降は、楔の縦パスの裏へ出すロングパスも、チーム全体がウタカウタカになってしまったのも事実。
おかげで、相手の守備からすれば守りやすかっただろう。
そして、最後の失点に至ってしまったという因果関係だろうか。

いや〜、繰り返すに、悔しいし、もったいないゲームだった。
これで5戦未勝利。
しかし来週は、新型コロナウイルスに罹患した選手もかなり戻ってくるだろう。
いい思い出が少ない等々力での試合だけど……。
もう一度切り替えて、前へ進んでほしい。

【J1第23節】ガンバ大阪 1-1 京都サンガF.C.

ガンバ大阪 1-1 京都サンガF.C.
日時:2022年7月30日(土)19:03KO
会場:大阪府吹田市立吹田サッカースタジアム”パナスタ”(1万8,413人/曇 30.9℃ 67%)
主審:笠原寛貴
57′-G大/食野亮太郎
90+7′-京都/大前元紀(pen.)

■ガンバ大阪(3-4-2-1)
GK1:東口順昭
DF5:三浦弦太
DF3:昌子源
DF4:藤春廣輝
MF8:小野瀬康介
MF17:奥野耕平
MF23:ダワァン・フラン・ウラノ・ダ・プリフィカソン・オリヴェイラ “ダワン”(81′-MF15:齊藤未月)
MF24:黒川圭介(90+2′-DF20:クォン・ギョンウォン)
MF48:石毛秀樹(63′-DF13:髙尾瑠)
MF10:倉田秋(81′-MF11:ウェリントン・アウヴェス・ダ・シウヴァ)
FW40:食野亮太郎(63′-FW37:山見大登)

■京都サンガF.C.(3-4-3)
GK21:上福元直人
DF2:飯田貴敬
DF19:金子大毅(71′-警告×2=退場)
DF6:本多勇喜
MF8:荒木大吾(75′-FW28:田中和樹)
MF10:福岡慎平
MF16:武田将平(75′-FW20:クエンテン・ジョーディ・フェリックス・マルティノス)
MF44:佐藤響(59′-DF14:白井康介)
FW13:宮吉拓実(59′-FW50:大前元紀)
FW11:山﨑凌吾(64′-MF27:山田楓喜)
FW40:木村勇大

木村勇大選手(京都)
「今週、チームがコロナで活動できないという苦しい状況でした。
勝ち点3は取れなかったですけど、負けないということはリーグを戦っていくうえで大事なこと。
(関西学院)大学の方から今週帯同させてもらっていきなりチャンスをもらって、ウタカ選手のためにもチームのためにも結果を残さないといけない、いう思いでした。
最後の最後、PK奪取という形で、結果の部分に自分が関われたことはすごくよかったんじゃないかと思います。
普段はワントップをやることが多いんですけど、きょう左のポジションでいかに自分の良さを90分間出すかと考えたときに、ボールに触ってボールに絡んでいくことだと思って、立ち上がりから意識をしてやっていました」

曺貴裁コーチ(京都)
「普段やってるフットボールに対する姿勢がひとつ身になったなと感じました。
この勝ち点1は勝ち点3に値するもの。
勇大がPKを取って元紀が決めましたけれど、チームワークを感じる得点で、チームを誇りに思います。
われわれは天皇杯も残っていますし、目の前の相手に勝ち点3を取るために努力をするだけ。
きょう頑張ってくれた選手を労いながら、あしたからまた次の柏戦に向けて準備をしていきます」

Adversity is the first path to truth.(逆境は真理に至るための最初の道である)

選手を含むチーム関係者21人が新型コロナウイルスに感染して、7月21日から24日の4日間、チームは活動を休止。
その影響は色濃く、数多くのレギュラーメンバーが不在だった。
なおかつ、試合途中で1人少なくなるという逆境。
からの〜、勝ち点1は「よくやった」と言っていいんじゃないだろうか。
まぁ、G大・山見くんがシュートを外してくれたということも大きいけれど……。

試合全体としては、両チームともにボールは持てど決定的なチャンスをつくるまでは至らない、という時間が続いた。
京都はセンターバックに欠場選手が多かったせいか、金子を真ん中に置いた3バックのフォーメーション。
とはいえウイングバックが突破できるような場面、バイタルエリアの中に入り込むようなシチュエーションはなかなかつくれなかった。

そんな中で、特別指定選手の木村くんが出色の出来。
試合開始からは左ウイングに入って、体幹強くサイドで溜めを作ってくれるし、1対1では積極的に仕掛けるし。
そして最後は1トップのポジションに移って、ナイス裏抜けからペナルティ奪取。
キャプテン・福岡の右足アウトサイドからのスルーもすごかったけど、試合途中で脚を攣っていながらスプリントを見せたのがナイス。

そして、マルちゃんはもうダメなんかな……。
投入されてから、イライラしっぱなし。
PKを蹴らせてもらえず、試合後も〝Fワード〟で大暴れとか。
折りしも、ブラジル人のカリウスに続いて、パウリーニョ別人も獲得するようなので、きょうを最後に契約解除もありそうな〝ご乱心〟だったな〜。