【J1第34節】ジュビロ磐田 0-0 京都サンガF.C.

ジュビロ磐田 0-0 京都サンガF.C.
日時:2022年11月5日(土)14:03KO
会場:静岡県磐田市ヤマハスタジアム(1万2,045人/晴 22℃ 20%)
主審:谷本涼

■ジュビロ磐田(3-4-2-1)
GK21:三浦龍輝
DF6:伊藤槙人
DF3:大井健太郎(70′-MF27:吉長真優)
DF36:ヒカルド・ケイロス・ヂ・アレンカストロ・グラサ “リカルドグラッサ”
MF17:鈴木雄斗
MF7:上原力也
MF50:遠藤保仁(80′-MF38:藤原健介)
MF14:松本昌也(36′-DF5:小川大貴)
FW18:ジャーメイン良(80′-FW9:杉本健勇)
FW31:古川陽介(70′-MF32:黒川淳史)
FW11:大津祐樹

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:上福元直人
DF14:白井康介
DF31:井上黎生人
DF3:麻田将吾
DF17:荻原拓也(84′-MF8:荒木大吾)
MF24:川﨑颯太
MF10:福岡慎平(57′-DF6:本多勇喜)
MF16:武田将平
FW23:豊川雄太(57′-FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ)
FW11:山﨑凌吾(84′-MF7:武富孝介)
MF18:松田天馬(57′-FW47:パウロ・エンリケ・ペレイラ・ダ・シウヴァ “パウリーニョ・ボイア”)

曺貴裁コーチ(京都)
「自分たちの力はすべて出し尽くしました。
その結果として、もう1試合やれるチャンスが巡ってきたんだと思います。
来週末の試合は、サンガスタジアムで戦えるということも含めて、自分たちにとって大きな成長につながる一戦。
今は、最後の最後まで来季もJ1でやれる〝切符〟が残っていることをポジティブに捉えたいです。
どこか相手になるにせよ、お互い拮抗した内容になるのはわかっています。
ただ、最近得点が取れていないからといって、いままでやってきたサッカーを無理に変える必要はありません。
受けないで自分たちがいかに前に行けるか、そういう気持ちになれるかがポイントだと思います。
きょう、サポーターに私から話をしました。
次の試合、得点をとって、最後は京都でみんなで喜び合いたいなと思っています。
1週間、監督としてぶれずに選手と向き合ってやっていきます」

渋谷洋樹コーチ(磐田)
「きょうでことしのゲームは終わります。
しかし若い選手もピッチに立って、次につながる内容ができたと思います。
ジュビロ磐田は未来があるクラブ。
ファン、サポーターがこれからも力を与えてほしい」

神の裁きと訣別するために

またもスコアレス。
ゴールが遠すぎて遠すぎて震える(西野カナ)。
後半、清水が逆転という一報が入ったときは正直、覚悟を決めたよね……。
札幌が同点、そして逆転したことで命拾いした。
結末はプレーオフへ。

「もう1週間、しっかり自分たちを見つめ直して勝負に向かって行きなさい、というサッカーの神様の啓示だと思っています」
とは試合後の曺さんの弁。
次の試合、サッカーの神様が微笑んでくれるだろうか。

きょうのゲームに関して言うと、スタメンは前節と同じながら、選手からは少し緊張感が感じられた。
ミスを恐れて、だろうか?
相手もプレスに来てスペースがない状況で、味方の選手任せでアバウトなパスを出すも、受け手と息が合わず!といったシーンが何度も見られた。
サイド(ハーフレーンと大外のレーン)に選手を置いても、そこで局面が詰まってしまった場面も多かった。
そこから無理目にシュートを打って、相手に当たってカウンターを招いたり……。
攻撃の精度不足、アイデア不足が目立った格好だ。

清水が逆転したという情報を受けてか、ウタカ&パウリーニョを投入、3バックにしてからは、攻撃に意外性が出てきた。
やはり、この2人の個人技は局面を打開するだけの力がある。
もちろん、プレッシングの圧、運動量が足りなくなるという諸刃の剣だけど。
そして最後は麻田を前線に上げパワープレーを敢行するも、得点は奪えなかった。

次の試合、ドローでも残留とはいえ、最初からドロー狙いということはないだろう。
先発メンバーのうち前線1枚、中盤1枚ぐらい入れ替える変化がないと、ゴール欠乏症は治らなそうだな。

とりあえず、あしたの試合を見てブレーオフ2回戦を見て、〝最終決戦〟に備えますかね。

【J1第33節】京都サンガF.C. 0-0 セレッソ大阪

京都サンガF.C. 0-0 セレッソ大阪
日時:2022年10月29日(土)15:04KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(1万7,626人/晴 18.7℃ 35%)
主審:御厨貴文

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:上福元直人
DF14:白井康介
DF31:井上黎生人
DF3:麻田将吾
DF17:荻原拓也(83′-DF6:本多勇喜)
MF24:川﨑颯太
MF10:福岡慎平(70′-MF19:金子大毅)
MF16:武田将平
FW23:豊川雄太(78′-FW39:オリグバッジョ・イスマイラ)
FW11:山﨑凌吾(78′-MF8:荒木大吾)
FW18:松田天馬(70′-FW47:パウロ・エンリケ・ペレイラ・ダ・シウヴァ “パウリーニョ・ボイア”)

■セレッソ大阪(4-2-2-2)
GK21:キム・ジンヒョン
DF2:松田陸
DF24:鳥海晃司
DF33:西尾隆矢
DF29:舩木翔
MF17:鈴木徳真
MF25:奥埜博亮
MF16:毎熊晟矢(83′-MF41:中原輝)
MF19:為田大貴(59′-FW26:ジェアン・パトリッキ・リマ・ドス・ヘイス)
FW10:清武弘嗣(59′-FW38:北野颯太)
FW7:上門知樹(70′-FW9:アダム・ジェイク・タガート)

曺貴裁コーチ(京都)
「セレッソさんのストロング(ポイント)は練習試合なども含めてわかっていたつもりです。
その良さを出させないようにしながら、われわれの良さを出そうとゲームに挑みました。
試合終了間際は非常にスリリングで、お互い決定的なチャンスがありました。
先ほど小菊と話しましたけれど、〝ショウ〟という意味でこの関西ダービーをで盛り上げることはできたのは非常に誇りに思います。
きょう勝ち点1しか取れなかった悔しさは、最終節に持ち込みます。
アウェイの地で自分たちの〝栄冠〟をぜひ勝ち取りたいです。
(ーー小菊氏と話した内容は?)
いいゲームだったよな、と。
見た人はみんな面白かったはずだ、という話をしました。
引き分け狙いでやったわけじゃないですけれど、お互いに力を出し尽くした結果だったんじゃないかと思います。
(ーー1万7000人以上が集まったホーム最終節の雰囲気は?)
バスがスタジアムに入るとき、たくさんの応援歌を歌ってもらって、そして、この亀岡の地に僕が小さいころには考えられないほどの大きなスタジアムができて。
94分の、最後の荒木のシュートが入っていれば、ここに熱狂が生まれたでしょう。
ただ、その熱狂はあと1試合持ち越す中で、磐田さんのスタジアムで自分たちの悔しさを晴らしたいです。
きょうスタジアムに来てくれた人、DAZNで応援してくれている人、昔から京都サンガに期待をしてもらっているすべての人に、歓喜を届けたいと思います」

小菊昭雄コーチ(C大)
「まさしく死闘、激闘だった。
京都の置かれた状況、京都のスタイルをふまえて、前半は押される展開になる可能性がある。
そのことは選手たちとも戦前に共有していた。
辛抱強く耐えて、後半のゲームプランに持っていったことに、選手たちの精神的な成長を感じる」

16位=残留プレイオフ圏で最終節へ

考えられる中で、最悪ではないけど、よくないほうの結果となったホーム最終節。
湘南勝利、福岡勝利。
残留を争うチームがホームで確実に勝ち点3を積んだのに対して、京都が勝ち点1しか取れなかった。

対戦相手のセレッソはリトリートが迅速で、守備時はDF、MFの2ラインを素早く形成。
強度と守備力が高い相手に、京都は今シーズンを通しての課題ともいえる「攻撃の精度不足」を露呈してしまったな。

精度不足の原因と思われる点をいくつか……。

まず、相手守備の崩し方が不足していたこと。
相手ボックス前でボールを持つところまでは行けていたんだけど、そこから相手最終ラインを崩すまでには至らなかった。
大外のレーン、白井・荻原の突破が封じられていた中で、ウイングや中盤の選手の〝フリーランニングの質〟が足りていなかったようにも見えた。
いわゆる〝ポケット〟(ハーフスペース内で、相手ゴールに近いエリア)に走って、その選手に向けてスルーパス、浮き球のパスが送られる、みたいなシーンは皆無。

また、クロスやラストパスで味方選手にジャストに合うことも少なかった。
セレッソに比べてミドルシュートを打てる選手も少なく、また打つ場面もなかった。

ま、そんなこともあって、前半途中から攻撃が停滞してしまっていたのは事実。
後半もう少し早めに選手を交代させても良かったかもね。
あと、荒木右CBの3バックにして相手にスペースを与え、カウンターを狙うセレッソに流れを与えてしまったのも反省材料。
上福元の〝神セーブ〟、井上の顔面ブロックでなんとか助かったものの、完全に1点モノのピンチをたびたび招いてしまった。

さて、最終節はアウェイ磐田戦。
自動降格を確実に避けるには、勝ち点3をゲットするしかない。
ということは、絶対にゴールが必要になってくる。
ゴールを決めて、勝ち点を積み上げることができるか。
そのために、どの選手を先発で使って、どう戦うか。
降格が決まったとはいえ、磐田は昨シーズンから苦手にしているチーム。
厳しい戦いになることは必至だ。
とりあえず、札幌さんには清水に引き分け以上の結果を残してほしい( ー∧ー)|||~~~ ナムナム

https://twitter.com/sangafc/status/1226494937597763586

【J1第25節】川崎フロンターレ3-1京都サンガF.C.

J1第25節※順延分
川崎フロンターレ3-1京都サンガF.C.

日時:2022年10月12日(水)19:03KO
会場:神奈川県川崎市等々力陸上競技場(1万4,445人/雨のち曇 21℃ 54%)
主審:中村太
9′-川崎/谷口彰悟
22′-川崎/橘田健人
61′-川崎/マルシオ・アウグスト・ダ・シウヴァ・バルボサ “マルシーニョ”
70′-京都/パウロ・エンリケ・ペレイラ・ダ・シウヴァ “パウリーニョ・ボイア”

■川崎フロンターレ(4-1-2-3)
GK27:丹野研太
DF13:山根視来
DF31:山村和也
DF5:谷口彰悟
DF2:登里享平(79′-DF7:車屋紳太郎)
MF8:橘田健人
MF14:脇坂泰斗(79′-MF17:小塚和季)
MF18:チャナティップ・ソングラシン(62′-FW19:遠野大弥)
FW41:家長昭博
FW11:小林悠
FW23:マルシオ・アウグスト・ダ・シウヴァ・バルボサ “マルシーニョ”(79′-FW24:宮城天)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:上福元直人
DF14:白井康介
DF31:井上黎生人
DF3:麻田将吾
DF17:荻原拓也
MF24:川﨑颯太
MF10:福岡慎平(46′-MF8:荒木大吾)
MF16:武田将平(74′-MF19:金子大毅)
MF7:武富孝介(20′-MF33:三沢直人)
FW23:豊川雄太(62′-FW39:オリグバッジョ・イスマイラ)
MF18:松田天馬(46′-FW47:パウロ・エンリケ・ペレイラ・ダ・シウヴァ “パウリーニョ・ボイア”)

曺貴裁コーチ(京都)
「サッカーでは、止まったボールからのリスタートもあるし、コーナーキックもあるし、スローインもある。
そうしたプレイにおいて自分たちで隙をつくってしまい、1点ならまだしも同じような形で2点目を許してしまったのが、きょうの試合を難しくしてしまいました。
〝たられば〟ですが、しっかりとクリアしていれば、後半の出来を見ると勝つチャンスはあったと思います。
もちろん、シーズン終盤に来て我慢が足りないプレイをしてしまったこと、選手に戦い方を落とし込みきれなかったことへの自責の念はあります。
前半は、自分たちがボールを動かす位置に対して相手のマンツーマン気味のプレスをかけてきて、そこにハマってしまったところがありました。
そこで後半に選手の立ち位置を変え後ろから持ち出せる選手を入れて、相手陣内で人数を多くして、1点取ったような形をたくさんつくりたいという狙いでした。
試合全体をとおして、相手をうまく剥がすことができなかったという印象はあります。
ただ90分を通して、素晴らしい相手に向かって攻撃に行くことができたのは、自分たちのポジティブな面として捉えて次の試合に向かいっていきたいです。
シーズン残り2試合、少し時間が空きますのでリフレッシュできます。
われわれは勝って残留を決めるしかない。
そのことがはっきりしたと思います」

神無き月 川崎の夜

貴重な関東アウェイも、順延で平日開催となって現地観戦できず。
ディレイでDAZN観戦、西岡さん実況、戸田さん解説を堪能(J1ってすごい!)したけど、結果は残念だった。
逆転優勝めざしてモチベーションが高い川崎に、完敗だったかなと。

4バックでも3バックでも、どっちにしても勝てる可能性は薄かったと言える内容。
京都の選手のトラップが大きくなったり、パスがずれたりするシーンがいつもよりも目立った。
中3日で、完全にリカバリーできていないせい?
そういったとき、川崎はすかさず詰めてきて、ボールを奪いきるのはさすが。

きょう別会場では、最下位・磐田が首位・横浜FMを撃破した。
シーズン最終盤、何が起こってもおかしくない状況。
とりあえず、次戦ホーム最終戦は勝ち点3がほしいところだなぁ(切実)。

Roam Research+Noitonなクラウド型ノートアプリ「Capacities(キャパシティズ)」

https://capacities.io/

webリンクが自動的にカード型で表示されるのもうれしい

Daily Noteを起点にして、wikiのような〝双方向リンク〟で繋がるネットワーク型のノートを作っていくのは、Roam Research、Logseqと同様。

一方で、個別のノートページはブロック形式のエディタで編集するようになっているのは、NotionやCraftに似ている感じ。
文字を大きくしたり、色をつけたり、マーカーをひいたりもできて、表現力が高い。
個別ページの下のほうには、しっかりと「backlinks」のスペースがある。

「第二の脳(Second Brain)」を銘打ったノートアプリは基本テキストベース(Markdown)が多いので、差別化はできているかな。

インタビュー(nesslabs)では、開発者のステフェン・ブレハーとマイケル・フォン・ホーンホルストが

私たちの心はカラフルです。アイデア、質問、人、会議など、さまざまな形で考えます。これらのメモには、さまざまな目的や性質があります。もし、すべてのメモが同じであれば、私たちは見失い、メモを取ることがすぐに単調になってしまうでしょう。

と言っている。

9月下旬のアップデートでノートのエクスポート機能が強化され、試用しやすくなった。
全文検索はもうすぐ搭載。
モバイルアプリが2023年登場予定。
なので、開発にはまだまだ発展途上という感じ。
一部機能は制限されるけど、ストレージ容量5GBまでは無料で使える(試用期間制限はなし)のは太っ腹。

【J1第32節】京都サンガF.C. 1-1 名古屋グランパス

京都サンガF.C. 1-1 名古屋グランパス
日時:2022年10月8日(土)14:04KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(1万6,281人/晴 21.6℃ 47%)
主審:福島孝一郎
※29′-京都/武富孝介(PK失敗)
45′-名古屋/藤井陽也
59′-京都/井上黎生人(ヘッド←麻田)※J1初ゴール

■京都サンガF.C.(3-4-3)
GK21:上福元直人
DF31:井上黎生人
DF3:麻田将吾
DF6:本多勇喜(77′-DF4:ホルネイケル・メンデス・マレイロス)
MF14:白井康介
MF24:川﨑颯太
MF16:武田将平
MF44:佐藤響(90+4′-DF17:荻原拓也)
FW10:福岡慎平(90+4′-FW39:オリグバッジョ・イスマイラ)
FW7:武富孝介(88′-FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ)
FW18:松田天馬(90+4′-FW47:パウロ・エンリケ・ペレイラ・ダ・シウヴァ “パウリーニョ・ボイア”)

■名古屋グランパス(3-1-4-2)
GK1:”ミッチ” ミッチェル・ジェイムズ・ランゲラック
DF4:中谷進之介
DF13:藤井陽也
DF3:丸山祐市
MF16:ウーゴ・レオナルド・シウバ・セレージョ “レオ・シルバ”(46′-MF20:永木亮太)
MF17:森下龍矢(77′-DF6:宮原和也)
MF15:稲垣祥
MF34:内田宅哉(77′-MF14:仙頭啓矢)
MF11:相馬勇紀
FW10:マテウス・ドス・サントス・カストロ
FW45:永井謙佑(55′-FW9:酒井宣福)

井上黎生人選手(京都)
「ボールを繋いでくれた選手、セットプレイをいろいろと考えてくれるコーチ、そして何より応援してくれたサポーターのみなさんに感謝したいと思います。
ゴールを決めたときは頭が真っ白になって、あまり記憶がありません(苦笑)。
はじめてJ1で戦う今シーズン、通用する部分もある一方、毎試合改善点が見つかる中で、1日1日成長できていると実感しています。
あとは、勝ち点3に繋がるプレイを見せることが目標です」 

曺貴裁コーチ(京都)
「連戦の中、選手たちは足を止めないで、われわれらしい試合をやってくれました。
名古屋さんは個人の能力が非常に高くて、カウンターを喰らってピンチになるようなシーンもありました。
選手全員でよく追いついて、貴重な勝ち点1を取ることができたと思います。
欲を言えば〝3〟が取りたかったですけど、自分たちがいま置かれた状況を考えると、勝ち点3に値する〝1〟かもしれません。
天皇杯に出たメンバーも前節の鳥栖戦に出たメンバーも、誰がいつどの試合に出ても、われわれのサッカーを理解していますし、遂行する〝温度〟やスピードが上がってきています。
それに合わせて、僕は指導をしなければ。
ただ監督としての経験もありますから、この先の3試合がどういったふうに展開するかは理解しています。
しっかりシミュレーションをして、『行ってこい』という言葉を送るだけにならないよう、きちっとチームをつくりあげたいです。
(ーーリーグ戦で久しぶりの声出し応援試合となったが)
感謝の気持ちを込めてサポーターのみなさんに挨拶をするのが、試合前の自分のルーティン。
きょうサポーターが歌っているのを目の当たりにして、立ち止まってその歌を聴こうと思ったほど、本当に素晴らしい応援をしてもらっています。
こういった応援をサンガスタジアムで受けたということは、一生忘れられない経験になります」

長谷川健太コーチ(名古屋)
「われわれもまだ残留が決まったわけではないが、シーズン終盤はどんなチームが相手でも困難なものになる。
京都も天皇杯でメンバーをガラッと変えて、きょうに賭けていただろう。
その姿勢が出たゲームだったと思うし、厳しい内容になった。
ただ前節に比べ、難しい時間帯をしっかりと凌ぐことができた。
勝ち点1を取れたのは悪い結果ではない」

続く、苛烈なサバイバル

今シーズン、きっとベストバウトのひとつ!
90分を通して、ほとんどの時間で京都がゲームを掌握した。
でも、ドローなんだよなぁ。

タイムアップの笛が鳴った瞬間、京都の選手たちはピッチに倒れ込んだ。
疲れとともに、〝3〟が取れなかった悔しさがあったからではないだろうか。

名古屋は完全なるリトリート戦術。
最終ラインからの縦ポン=永井ポン! マテウスポン!
確かに脅威だったけど、一方で組織だった攻撃を許すことはまったくなかった。
森保さんが見にきた(!?)相馬も、対面する白井が圧倒。

ゲームを支配できた大きな理由は、高い位置でのボール奪取がハマったこと。
ボールを持てば、ハーフレーンとタッチライン際=大外のレーンに選手を多く配置。
ボールをワンタッチ、ツータッチで回しながら、突破の機会をうかがう。
もし途中でボールを奪われていても、多くの選手が近くにいるから、すぐにボールを〝狩り〟に行ける。
そして名古屋の選手が苦し紛れにボールを前に出せば、京都の守備の選手が素早く反応してボールをカット。
きょうの3トップが比較的守備力が高い選手揃いだったこともあるけれど、大木さんの時のサッカーを思い出させるようなサッカーだったな。

しかし、自分たちの時間帯が長くありながらも、ゴールがなかなか奪えなかったことで、ドローに終わってしまった。
相手ペナルティボックス内でのダイレクトプレイがひとつでも決まっていれば……。
サイドからのクロスに対して、中の選手とのタイミングが合えば……。
PKが入っていれば……。
いずれにせよ、攻撃で精度が少し足りなかったということだろう。

ウタカの投入が遅かったという意見もあるかもしれない。
でも、きょう展開していたサッカーがかなり良かっただけに、先発の11 人を引っ張ったことも賛成できる。
攻守のバランスを崩して、流れが悪くなってしまう可能性もあったしね。

というわけで、最低限の勝ち点1ゲット。
と思ったら、残留のライバルたちが勝ちすぎィィィ!
安全圏に入ったと思われていた清水が、一気に順位を落としているし。
熾烈なサバイバル、どうなっちゃうんだぁーー(トム・ブラウン布川さんふうに)。