浦和レッドダイヤモンズ 2-2 京都サンガF.C.
日時:2022年7月6日(水)19:33KO
会場:埼玉県さいたま市埼玉スタジアム2002(1万5,921人/晴 24.4℃ 87%)
主審:中村太
10′-浦和/イェンス・ダヴィド・ヨアヒム・モーベリ=カールソン “ダヴィド・モーベルグ”(pen.)
※39′-浦和/モーベルグ PK失敗
54′-京都/武富孝介(ヘッド←CK:大前)
56′-京都/山田楓喜(左足←ウタカ)
59′-浦和/イェンス・ダヴィド・ヨアヒム・モーベリ=カールソン “ダヴィド・モーベルグ”
■浦和レッズ(4-2-2-2)
GK1:西川周作
DF2:酒井宏樹
DF4:岩波拓也
DF28:アレクサンダー・ショルツ
DF14:関根貴大(85′-DF44:大畑歩夢)
MF3:伊藤敦樹
MF19:岩尾憲
MF10:ダイェンス・ダヴィド・ヨアヒム・モーベリ=カールソン “ダヴィド・モーベルグ”
MF21:大久保智明
FW15:明本考浩(46′-FW33:江坂任)
FW11:松尾佑介
■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:上福元直人
DF14:白井康介
DF5:アピアタウィア久
DF4:ホルネイケル・メンデス・マレイロス(46′-DF6:本多勇喜)
DF3:麻田将吾
MF24:川﨑颯太(46′-MF16:武田将平)
MF10:福岡慎平
MF7:武富孝介(71′-FW13:宮吉拓実)
FW27:山田楓喜(82′-FW23:豊川雄太)
FW9:ピーターウタカ
FW50:大前元紀(65′-DF31:井上黎生人)
埼スタよ、私は帰ってきた!
待ちに待ったときがきたのだ!
J2での戦いが無駄にでなかったことの証のために!
再びサンガの理想を掲げるために!
埼スタよ、私は帰ってきた!
……というわけで、蒸し暑い中を埼玉スタジアムへgo。
降格した2010年7月の第15節は仕事で見にいけなかったので、2009年以来か。
そして当時のブログ、文体が若い(苦笑)。
やはりスタジアムで見ると、DAZNとはまた違う発見があるな〜。
まず、自陣からのボール回しについて。
浦和が前からガツガツとハイプレスをかけてこなかったおかげで、ボール支配率は京都が55%。
ポゼッションサッカーを掲げる浦和を上回った格好だ。
特に、GKと2センターバックでぐるぐるとパスを回す時間が多かった。
その狙いとしては、相手のフォワードが「取れる!」と思わせるような、あえて喰いつかせるようにしていたのだと思う。
浦和の選手1人をギリギリまで喰いつかせておいて、中盤の底かサイドに展開。
そこで手詰まりになってしまったら、また最終ラインに戻して……の繰り返し。
相手の守りの綻びを探そうと、後方で根気よくパスを続けていた。
そういうときに、パスミスがあれば一気にピンチになるわけだが、
【1】無理にダイレクトでパスをせず、一度足もとに止めてから蹴る
【2】選手間でアングル(角度)を作って、自陣から前進を狙うパスを出す場合は必ず「斜め前方」に送る
ことで、リスクを回避していたのではないだろうか。
1回だけ誰かがやってしまっていたけど、自陣でのオシャレなパスや安易な横パスなどは少なかったと思う。
もうひとつ、ファイナルサードの攻略について。
きょうに関しては、とにかく福岡の動きがトリコだった。
ハーフスペース(サイド=ライン側でもなく、ピッチ中央でもないレーン)にめちゃくちゃ顔を出していたからだ。
そして、〝リードアクセル〟(サイドバック)や〝スイッチ〟(ウイング)の選手と絡んで、浦和最終ラインの突破を図る。
惜しむらくは、そこから上がるクロスの精度がイマイチだったり、マイナスのグラウンダークロスが合わなかったり……。
だけど、1得点目のコーナーキックは、まさに福岡の右ハーフスペースへの飛び出し→左ハーフスペースにいた大前→本田へのパス、という流れから生まれたものであることも記憶しておきたい。
試合後、曺さんのコメントを読んで膝を打った。
なるほど、前半戦の反省からボール保持に磨きをかけるトレーニングをしているのだな。
リーグ前半戦の反省として、前線から相手のボールに蓋をしていくプレスが一番にあって、ボールを持ってからのことが二番になるというデメリットがありました。
https://www.sanga-fc.jp/game/2022070607/comment.php
やはり飛行機に両翼があるように、両方ができないと今のモダンなフットボールに後れを取ってしまうと感じていました。
自分たちでボールを保持しながら相手陣内に入ることや、ボールを奪われても奪い返すということが、今日はよくできていたと思います。
もちろん上福元のPKストップだったり、被カウンター時における守備の危なっかしさほか、論点はたくさんある。
ただ、上記のようにチームが変わりつつあること、その端緒を感じられたことが、自分にとって興味深かった。
急な仕事も入らず、ミッドウィークに現地観戦ができてよかったよかった。