【J1第26節】清水エスパルス 1-1 京都サンガ

清水エスパルス 1-1 京都サンガ
◇日時:2010年10月16日(土)19.04キックオフ
◇会場:静岡市清水日本平運動公園球技場(晴 18.7℃ 81%/1万4221人)
◇主審:東城穣 “ミノル”
4分【清水】原一樹(ミドル)
89分【京都】ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ(ヘッド←右:増嶋)

■清水エスパルス(4-2-3-1)
GK21:西部洋平
DF25:市川大祐
DF26:平岡康裕
DF5:岩下敬輔
DF4:太田宏介
MF13:兵働昭弘(90+2分-FW36:伊藤翔)
MF7:伊東輝悦
MF8:枝村匠馬(90+1分-FW22:大前元紀)
MF30:小野伸二
MF11:原一樹(81分-FW9:永井雄一郎)
FW18:フロデ・ヨンセン

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK29:守田達弥
DF22:渡邉大剛
DF24:増嶋竜也
DF4:水本裕貴
DF19:森下俊(76分-MF17:中村太亮)
MF6:染谷悠太
MF16:安藤淳(71分-MF23:中村充孝)
MF15:中山博貴
MF9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール(81分-FW14:ハウバート・ダン)
FW10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ
FW13:柳沢敦

長谷川健太コーチ(清水)
「中2日ということもあるが、全体としてはよくないゲームだった。
確かにけが人は多いこともあるが、中盤が疲弊していたのは間違いない。
前半早めにボランチを2枚にしたのは、ビルドアップのところで兵藤をからませたかったからです」

秋田豊コーチ(京都)
「ゲームプランとしては先に点を取られないようと考えていたが、最初で崩れてしまった(苦笑)。
あの場面、シュートブロックに行けてなかったことは修正しないといけない。
攻撃では、前半から2回ぐらい決定的なチャンスを作れていたし、それほど悪かった。
後半は、バイタルにボールを入れながら、サイドを突くということを徹底させて、よくなったと思う。
最近の2、3試合の中では、いちばん内容がいいゲームだったと思う。
この勝ち点1を、価値あるものにしたい」

■不思議な不思議な日本平

またも、日本平にて終了間際の同点劇!
この地でいまだ勝利なしなのに、劇的ドローが多いのはなぜなんだぜ?

試合内容を振り返っておくと、相変わらずキックオフからちょっとフワッとしていて、相手のミドルであっさり失点。
その後、ボールのキープ率で相手を上回るようになる。
パス交換から博貴のシュート、大剛のアーリークロスに柳沢のヘッド。
2つ決定機があったが、もう少し攻撃に速さが欲しかったところだ。

後半清水のカウンターにさらされながらも、ペースは京都。
だが、なかなか点が入らない。
フリーキックから森下のシュートは完全に「1点もの」だったが、西部のブロックに阻まれた。

で、このまま終わっちゃうかなぁと思ったら44分。
・左サイドで太亮がよくわからん(?)フェイントからクロス
・ファーに流れて、上がっていたまっすぅが胸トラップから早いクロス
・完全にフリーだったヂエゴがヘッド!→ユニ脱いで警告(苦笑)

ロスタイムは5点あったが、この時間帯はどちらかというと清水。
京都は逆転に行けるだけの、力がなかったかな。

■On The Corner

しかし本日の試合は、リーグ戦ここ2試合と、先週の天皇杯に比べれば、よかったのはないだろうか。

特に、リーグ戦のここ2試合と違ったことといえば、
【1】柳沢がトップに入って、外国人2トップのときよりは、前線でくさびになれていた。

【2】ボランチに入った染谷が、グラウンダーの早い縦パスを入れていた。
サイドに広角に振ることが多かった角田よりは、きょうにかんして言えば効果的だった。

【3】ドゥトラが左サイドに入って、カットインのいい動きを見せていた。
ムダなドリブルでボールを奪われることも多かったけど、相手サイドハーフを下げる「抑止力」にはなっていた。

ってことが挙げられる。
だけど、そうしたことよりも、チーム全体で運動量が上がり、球際に激しく行けていたことを評価したい。
天皇杯あって中2日だったとはいえ、相手より運動量で勝ったゲームって超久しぶりな気がするな。

この「気持ち」を今後も続けていってくれれば!
そうすればチームも、曲がり角を曲がったというか、底を脱した状態になると思う。

次戦は、きょう大勝してるガンバ大阪戦か…。
まぁ昔ほどの「絶対強者」という感じは薄れているんで、気持ちで負けず頑張ってもらいたいです。
(以上、テレビ生観戦)

【天皇杯全日本サッカー選手権大会3回戦】京都サンガ 0-4 ジェフユナイテッド市原・千葉

京都サンガ 0-4 ジェフユナイテッド市原・千葉
◇日時:2010年10月9日(土)13.00キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(1646人/雨 26.2℃ 64%)
◇主審:高山啓義
9分【市・千】エウヴァウド・ジョゼ・ヂ・アグイアール・ネット
30分【市・千】エウヴァウド・ジョゼ・ヂ・アグイアール・ネット
33分【市・千】深井正樹
67分【市・千】エウヴァウド・ジョゼ・ヂ・アグイアール・ネット

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK29:守田達弥
DF22:渡邉大剛
DF5:クァク・テフィ
DF4:水本裕貴
DF19:森下俊
MF6:染谷悠太
MF16:安藤淳(52分-FW23:中村充孝)
MF9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール
MF15:中山博貴
FW10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ(67分-FW28:キム・ソンヨン)
FW13:柳沢敦(73分-MF17:中村太亮)

■ジェフユナイテッド市原・千葉(4-3-3)
GK1:岡本昌弘
DF31:青木良太
DF15:福元洋平
DF33:茶野隆行
DF25:鎌田翔雅
MF6:山口慶
MF7:佐藤勇人
MF28:伊藤大介(78分-MF10:工藤浩平)
FW9:深井正樹
FW20:エウヴァウド・ジョゼ・ヂ・アグイアール・ネット(82分-FW11:林丈統)
FW14:倉田秋(59分-FW16:谷澤達也)

雨の4失点

試合見てないからアレだけど、この結果は…。

asahi.com(朝日新聞社):最下位の京都、流れ変えられず 秋田采配、初戦で4失点 – スポーツ

監督交代について、京都の梅本徹会長は「加藤監督の求めるレベルと選手の力量にギャップがあった。秋田新監督は選手にとって兄貴的な存在。きっと立て直してくれる」と期待する。


秋田新監督は選手にとって兄貴的な存在。
きっと立て直してくれる

【J1第25節】京都サンガ 0-3 サンフレッチェ広島

京都サンガ 0-3 サンフレッチェ広島
◇日時:2010年10月2日(土)13.04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(晴 28.9℃ 47%7220人)
◇主審:奥谷彰男
12分【広島】槙野智章(FK直接)
51分【広島】イ・チュンソン
58分【広島】イ・チュンソン

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK29:守田達弥
DF22:渡邉大剛
DF5:クァク・テフィ
DF4:水本裕貴(52分-DF7:片岡洋介)
DF19:森下俊
MF26:角田誠
MF16:安藤淳
MF15:中山博貴
MF17:中村太亮(41分-MF23:中村充孝)
FW10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ
FW9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール(60分-FW13:柳沢敦)

■サンフレッチェ広島(3-4-2-1)
GK21:西川周作
DF22:横竹翔
DF2:ストヤノフ
DF5:槙野智章
MF24:森脇良太
MF35:中島浩司(82分-MF7:森崎浩司)
MF6:青山敏弘(69分-MF8:森崎和幸)
MF16:山岸智(69分-MF17:服部公太)
MF15:高萩洋次郎
MF13:高柳一誠
FW9:イ・チュンソン

秋田豊コーチ(京都)
「ファウルではないファウルを取られて、先制を許してしまったのが痛い。
その後、広島に5枚プラス4枚で守られると、なかなか崩せなかった。
中村太亮を交代させたのは、運動量が不足していたし、判断が遅かったから。
彼を含めて、前半は相手のローリングにたいして引っ張られたり、ボールを持っている選手にプレッシャーをかけられず、うまくいかなかった。
今後の試合では、先制されないことが重要。
まずは、前半を無失点で乗り切ること。
後手に回ってしまうと、今のチームでは逆転することが難しい」

ミハイロ・ペトロヴィッチコーチ(広島)
「勝つべくして勝った試合だった。
京都は勝利が必要だったのに、引いてブロックを作ってきた。
カウンターを狙っていることは明らかだったので、われわれはそこに突っ込んでいく必要はなかったと思う。
ゆっくりパスを回しつつ、途中でパススピードを上げる。
メリハリがついたサッカーが、われわれにもできるんだということを証明できたんじゃないだろうか。
日本のサッカーでは、ハイテンポのまま戦ってあえなく失点するというチームが多いしね。
ミッドウィークにカップ戦があったが、運動量で相手を上回っていたのも素晴らしかったよ」

今季最悪のゲーム

                       ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                        d⌒) ./| _ノ  __ノ
                       —————
                       制作・著作 KBS

うーむ。
この時期、この状況において、今季最悪のゲームを見せられると、つらい。
JALも強制解雇に踏み切るなら、梅本、イマイ両名も強制解雇でいいよね!
結局、指揮官交代もほとんど意味なかったな。
と今シーズンの総括をしてしまいたくなる、一戦でした。

指揮官含めて、来季に向けて考える時期

敗因は、まず攻撃時にボールが収まるところがなかったこと。
前節機能しなかった「ドゥトラ+ヂエゴ」のDD2トップをまた使ったのは謎だった。
ボールを持ったドゥトラがあっさり相手にボールを奪い返されると、攻め上がってくる選手もキツイだろう。

そしてなにより、チームの戦い方が「イノセント」すぎたこと。
対戦相手の広島の戦い方を、そのままやらせてしまった印象が残った。
ストヤノフのパス出しにたいして、プレスなし。
ツーシャドーの選手たちのボールキープに、ケアなし。

どうも、秋さんのやり方って、江尻っぽいんですよね(苦笑)。
自分たちのチームが組織的なサッカーをやればいい!
それで、相手はどうあれ勝てる!
みたいな。

とはいえ、なかなかその組織が完成できない。
そして、もし組織が固まっても、今の京都の選手の個人能力で「高み」を目指せるのだろうか?という疑問もある。
可能性がある若手は確かに多い。
しかし、名古屋や鹿島、川崎のような個人技やセンスを兼ね備えた選手がいるかというと…。
今の段階では、決してそうはいいがたいからなぁ。

おそらくヂエゴを含めて多くの選手が離れていくことが予想される来季は、「リビルド(rebuild)」の年。
若手を多く登用していくことになると思うので、そこに新人監督でいいのか?
経験豊富な監督で、J2で戦い、将来に繋がるチームを作ることが求められると思うなぁ。
そう、きょうの対戦相手の広島のように。
(以上、テレビ生観戦)

【京都サンガ】広島戦プレビュー

忙しさのピークが去ったので、先を考える余裕が出てきた。
超絶久しぶりに、試合のプレビューでも書いてみよう。
土曜日のお相手は広島。
先週は鹿島相手に、試合終了までリード(最後に失点して結果はドロー)。
きょう行われたナビスコ杯準決勝では、メンバーを落としていたとはいえ清水に完勝。
負傷者は多いものの、それでもいいサッカーをしている。
そんな広島にたいして京都が勝ち点を拾うにはどうすればいいのか?
素人目線から、無責任に綴ってみよう。

3バックに3トップを

まず、体調を崩していたストヤノフの動向が問題だ。
きょうのナビスコ杯では途中出場。
おそらく、週末の京都戦は先発ではないか。

広島のビルドアップは、ストヤノフのロングパスと両センターバッグの攻め上がり。
この2ポイントがキモといえる。
以前Qさんが「槙野にマンマークを付ける」という、すばらしい布陣を敷いたことがあったが、あれは確かに有効だった。

ということで、京都は3トップを敷いてみてはどうか。
槙野に対面する右ウイングに渡邉大剛。
センターフォワードは、ストヤノフをチェイスできる選手…ということでヂエゴは外して、柳沢。
で、まだ若い横竹と対面する左ウイングにヂエゴ。
相手の守備陣にたいして「いかに守備するか」。
これがキーとなる。

引き気味の4-3-3からカウンター?

最終ラインは、さいきん安定してきた4バックがベターか。
左から森下、水本、クァク・テフィ、で右サイドバックはまっすぅかな。
きのうの立命館大学との練習試合で臨んだメンバーがサテライトとするなら、西野はそちらでフル出場しているし。
まっすぅ右なら、中村太亮が左サイドバックにして攻守のバランスを取るのもアリか。

となると、中盤は3センターになるわけだが、さいきんの起用され具合から考えると、角田アンカーに博貴、安藤が妥当。
相手のボランチ、2シャドーを見ることになるので、必然的に守備に追われることになりそうだ。

今季の広島の戦いを見ていると、引いてきた相手にたいして攻めあぐねることが多い。
だからといって、不調の京都が守りきれるとも限らないわけだが、やはりカウンターで対抗するのがいちばん「賢い」といえるのではないか。

しかし、佐藤寿人がケガしているのは何よりラッキーだ。
代役を務めるイ・チュンソンも3試合連続ゴール中。
とはいえ、京都の守備陣がいちばん苦手としている「裏への飛び出し」の面で寿人より劣るのは間違いないからね。

グルノーブル・祖母井秀隆GMが辞任へ

今季フランス・リーグドゥ(2部)に降格したグルノーブル・フット38の祖母井秀隆ゼネラルマネージャーが辞任する模様。
ほら、提携関係にあったチームの日本人GMが空いたんだから、サンガにとって絶好のチャンスじゃないですか。
バズダレヴィッチ・コーチ(すでに辞任)とまとめて来てもらおうぜ!

…といいつつ。
Qさん解任のときに、サッカー関係者方面から出ていた、
「京都サンガは京セラの”天下り組織”だから、外部の人間が重要職に就くのは自分たちにのポストが減ることだから京セラ関係の人間が嫌った。
解任は、権力闘争の一環」
ってあやしい噂が本当だったら、梅本-今井ラインは当分維持されそうだんだよなぁ…。
「イマイと申します」社長はまだ就任1年めだし。

グルノ祖母井代表、成績不振理由で辞任 – 海外サッカーニュース : nikkansports.com

フランス2部グルノーブルの祖母井秀隆代表(59)が、成績不振を理由に辞任することが26日、分かった。同氏は07年に5年契約で就任したが、チームが昨季1部最下位で今季から2部に降格。12年6月まで契約を残す中、クラブに違約金の負担が掛からない形で責任を取るため、6月末に筆頭株主のインデックス・ホールディングス(東京都世田谷区)に辞意を伝えていた。同社内での協議により、この日までに正式決定。27日にも発表される。