【J2第1節】水戸ホーリーホック 2-1 京都サンガ

水戸ホーリーホック 2-1 京都サンガF.C.
◇日時:2011年3月5日(土)17時04分キックオフ
◇会場:茨城県水戸市立競技場 “Ksスタ”(晴/6.6℃/4222人)
◇主審:井上知大
9分【水戸】加藤広樹(ヘッド←CK)
23分【京都】内藤洋平(右足ミドル “J初ゴール”)
34分【水戸】岡本達也(左足)

■水戸ホーリーホック(4-2-2-2)
GK1:本間幸司
DF2:岡田佑樹
DF5:加藤広樹
DF20:塩谷司
DF3:保崎淳
MF6:西岡謙太
MF8:村田翔
MF7:小池純輝
MF22:小幡純平
FW10:遠藤敬佑
FW13:岡本達也(68分-FW11:常盤聡)

■京都サンガF.C.(3-1-3-3)
GK1:水谷雄一
DF32:内野貴志
DF5:アライール・ヂ・ソウザ・カマルゴ・ジュニオール
DF16:福村貴幸
MF4:秋本倫孝
MF19:内藤洋平
MF7:チョン・ウヨン(65分-MF17:中村太亮)
MF15:中山博貴(74分-FW28:キム・ソンヨン)
FW9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール
FW10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ
FW13:宮吉拓実

おれたちの冒険はまだ始まったばかりだ!
[第一部 完]
京都サンガ先生のこれからの活躍にご期待下さい!

…って、終わっちゃったよ!
いや、これから始まるんだよ!

たしかにまだ、開幕戦。
しかし、痛い痛い敗戦。
ファンにはどうもすみません。
返す言葉もありません。
と、思わずライムを踏んでしまいましたが(↑上のことばをラッパーふうに読み直すと吉)、期待が高かっただけにちょっとがっかり。

現地で見るかぎり「完敗」でしたね。
水戸がやりたいことをやらせてしまった。
京都はまだ攻守とも戦術が浸透していなかった。
そんな感想です。

パス交換、ゴール手前まで

大木サッカーの特色のひとつである「短いパス交換から2、3人が連動して相手を崩す」こと。
これは、バイタルの前まではそこそこ出てきていたんじゃないかな。

サイドに張った、洋平、博貴を基点にして、ウイングとヂエゴ、ウヨンが絡んで、ワンタッチでパスをつないでいく。
でも、ボックスに入るところでは相手に身体を張られて、決定機までに至らない。
結果、ミドルシュートが多くなっていた。

そして、何よりパス交換が長すぎて、攻撃に時間がかかりすぎる!
相手にがっちり守備体勢を作られてしまっていては、そうは簡単に得点は取れないでしょう。

この攻撃の確立には、いましばらく時間がかかりそうです。
ヂエゴも例によって、中盤に下がりすぎてましたしね。
あとは、アンカー(秋本)のところから長いパスが欲しいのと、両センターバックがもうちょっと攻撃に絡めれば…。

守備陣はオール新加入

攻撃にたいして、守りは…怖い怖い!
かんたんにサイドを割られたり、1対1の勝負で突破を許したり。
去年のことと比較しても仕方ないんだけど、やっぱディフェンダーとしての個人能力の差がいかんともしがたい。
加えて、わりと簡単に相手FWにポストを許していたのも気になります。

ま、大卒新加入の内野に、高卒2年目の福村、そして新加入のアライール。
連携もまだうまくいってないのかな。
攻撃同様、守備もまだまだ熟成させる余地がるということで。

救世主は、誰だ?

そういえば、ベンチには5人しかいなかったのね^^。
選手層が薄いところに負傷者が多いから、やむなしなのかな?
それとも、経費削減か。

なんにしても、ベンチに、リズムを変えられる選手がいないのもきついですね。
キム・ソンヨンは、たったひとつのロングボールも自分のものにできなかったからなぁ…。
きょうのような劣勢に置かれたときに、どう局面を打開するかは、大きな課題になりそうだ。

いやでも、まだ1試合目。
まだ多くは語れないので、きょうはこんなところです。
まだ水戸にいるんで、家に帰ってスカパー!見直してみます。
何か発見があれば、また付け足す感じで。

【プレシーズンマッチ】栃木SC 0-1 浦和

栃木SC 0-1 浦和

開幕1週間前のPSM。
きょうは栃木。
「熟成に時間がかかる」という松田サッカーが根づいてきた。
水沼のレンタル延長、水戸の”漢”大和田など補強も的確だった。
昇格争いに絡んできそうなチームだ。

で、きょうはなんと浦和とイーブンかそれ以上の内容。
前半は浦和シュート0…。
(スカパーでディフェンスにシュートブロックされたのを「1」とカウントしていたが)
ゾーンディフェンス、強力。

90分でもゴールは奪われたが、シュート数で上回り、決定機でも上だったかな?
ロスタイムの水沼のダイレクトボレーがクロスバーとか、風向き次第では3点ぐらい入っててもおかしくなかった。
浦和がしょぼかったのか、栃木がよかったのか、あるいは両方か?
少なくとも、J1、J2の違いはなかったゲームだった。

【京都サンガ】びわこ成蹊スポーツ大学よりDF内野貴志が加入

もう「練習生」とは言わせない!
つか、開幕1週間前に契約して即スタメンもあるかも。

内野貴志選手(びわこ成蹊スポーツ大学)加入のお知らせ|京都サンガF.C.オフィシャルサイト
この度、京都サンガF.C.では、2011シーズンの新加入選手として、びわこ成蹊スポーツ大学所属のDF内野貴志選手の加入が決定いたしましたのでお知らせいたします。

【トレーニングマッチ】京都サンガ 10-3 ガイナーレ鳥取

京都サンガ 10-3 ガイナーレ鳥取
◇日時:2011年2月22日(火)13.00キックオフ
◇会場:京都府城陽市サンガタウン東城陽グラウンド
※試合形式
45分×3本
【1本目】5-0(中山博貴、ヂエゴ、ドゥトラ×2、宮吉拓実)
【2本目】3-1(ハウバート・ダン、中村太亮、伊藤優汰)
【3本目】2-2(加藤弘堅、鈴木慎吾(pen.) )

J2京都と練習試合 ガイナーレ完敗、Jの洗礼 – NetNihonkai-日本海新聞

J2ガイナーレ鳥取は22日、京都府城陽市のサンガタウン城陽でJ2京都と練習試合(45分×3試合)を行い、トータル3-10で敗れた。主力組同士の対戦となった1試合目は0-5の完敗だった。
開始直後から京都の速いプレスとボール回しに圧倒されて失点を重ねた。……京都は1試合目にディエゴ、ドゥトラのブラジル人FWやMF中山ら主力を起用した。

サンガ公式サイトは情報非公開でした。
1本目が主力。
早いプレスとボール回し…ゴクリ。

【京都サンガ】大木コーチがめざす「チリ代表サッカー」とは何か?

ことしの名鑑によれば、大木さんの好きなチームは「チリ代表」だという。
チ、チ、チ、チ、チリ代表!
先だって辞任しちゃったけど、マルセロ・ビエルサ・コーチの指揮していたチームだ。

有名な彼のことば。

わたしは今まで2万5000試合以上のビデオを分析してきた。
そして分かったのは、現在までに生まれた「サッカーの戦術」は28種類に分類できるということだ。
うち19種類は守備的なもの。
攻撃的なものは、残りの9種類である。

そして、「28の戦術」の中で、ビエルサは「アヤックス式=オランダ式」の3-4-3を愛好していることで知られている。
ビエルサのサッカーについては、以下を一読いただきたい。

悲劇の名監督、マルセロ・ビエルサを擁護する:Variety Football Column
Who can explain Marcelo Bielsa 3-3-1-3? – Xtratime Community

で、今季のサンガだが、トレーニングマッチを見ていると、以下の「並び」が多い。
右のセンターバックは内野がファーストチョイスだが、まだ契約してないので…(笑)。

で、ポイントは3つ。
●DFでは、3センターバックのうち両側にサイドバック的な選手が使われている。
おそらく、いちばん大外からオーバーラップがかけられる選手を選んでいると思う。
これはビエルサ的というより、元ジェノアのジャン・ピエロ・ガスペリーニ的というべきか。

●MFでは、アンカーの前の選手は3人とも「ボールを持てる、さばける」選手を並べている。
中盤でボールをポゼッションしたい意図があるのではないだろうか。
3人のところでボールを保持して、ウイングとの連動で崩す。
そしてそこに両センターバックのオーバーラップが絡むというイメージか。

●FWでは、真ん中にヂエゴがファーストチョイスになっている。
3トップを採用するとして、さぁ今のサンガで3トップの真ん中に置くべき「ワントップ型点取り屋」が…薄いんだな。
宮吉はフィジカル的な面で、キム・ソンヨンは決定力的な面で、まだ全幅の信頼を置くには至らない。
そういうときは、
「真ん中にゲームメーカーを置け。サイドにストライカーを置け」
っていうのが、天才・クライフの教え。
そのゲームメーカーが相手のセンターバックを引き寄せながら、サイドのストライカーがゴールに向かえばいい、というのだ。
そういえば、ことしのバルセロナがメッシを真ん中に置いているのも同じイメージなのかもしれない。

ということで、話題は尽きないわけだが、このへんでいったん中断。
はたして、ことしのサンガはどんなチームになっていくのだろうか。
去年のサッカーとは「正反対」の内容になっていく可能性は、高い。