【全日本サッカー選手権大会4回戦】鹿島アントラーズ 0-1 京都サンガ

鹿島アントラーズ 0-1 京都サンガ
◇日時:2011年12月17日(土) 13.00キックオフ
◇会場:香川県立丸亀競技場(5671人/晴 14.1℃ 31%)
◇主審:廣瀬格

■鹿島アントラーズ(4-2-3-1)
GK21:曽ヶ端準
DF7:新井場徹
DF3:岩政大樹
DF15:青木剛
DF5:アレックス・アントニオ・ヂ・メロ・サントス
MF14:増田誓志
MF20:柴崎岳(71分-FW18:ヴィニシウス・シウヴァ・ソアレス “タルタ”)
MF8:野沢拓也
MF10:本山雅志(63分-MF40:小笠原満男)
MF9:大迫勇也
FW13:興梠慎三

■京都サンガF.C.(4-1-3-2)
GK1:水谷雄一
DF8:安藤淳
DF4:秋本倫孝
DF3:森下俊
DF16:福村貴幸
MF7:チョン・ウヨン
MF20:工藤浩平
MF23:中村充孝(90分-MF18:加藤弘堅)
MF15:中山博貴
FW13:宮吉拓実(83分-MF22:駒井善成)
FW9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール

▼京都の選手たちはみな踊る
うおーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
勝ったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
前大会王者に!!
そして、J1の上位チーム相手に!!!
うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ…。

…と、歓喜に浸ってたのは、実は深夜。
情報遮断して、録画したのを見てたんですが、宮吉のゴールには思わず手を叩いた。
生で現地で見られた人は、本当に心に残像が残りそうな、ナイスゴール。
途中
「ああ、こんないいゲームをしていて、負けると嫌だなぁ…」
と、心のなかで何度もうっかり「フラグ立て」をしちゃってたんですが、それも杞憂。
すばらしい、すばらしい、エレガントなゲームだった。

ピッチ上を躍動しづづけた、京都のイレブン。
シュート数も16本 対 9本。

攻めては、懐深いキープから、相手のプレスをいなしつつ、短いパス交換で密集を突破。
サイドバックが有機的に攻撃参加して、ボール運びに厚みを持たせる。
そして、ときには、裏への長いボールを交えて、攻めに変化を付ける。

アタッキングサードの、「最後の局面」でミスは多かったのは、王者・鹿島のディフェンスの上手さか。
とはいえ、攻撃に関しては、間違いなく今季ベストゲーム。
中盤のライン際であんなにパスが回って、密集を突破できたは、リーグ開幕・水戸戦以来かな?

▼オリヴェイラさんの号泣に…
攻撃が機能したことに加えて、もちろんゼロで抑えられた守備もよかったな。

前半開始から、サイドを崩され、カットインされてシュートを打たれることが多かった。
「崩された」ことは問題があるが、最後のシュートを体を張って守れていた。
そして、水谷のビッグセーブ連発!
興梠の抜け出しにうまく対峙したシーンは、最高だった。
あと、アレックスの強シュートをパンチングして、

                        ∩___∩
     __ _,, -ー ,,             / ⌒  ⌒ 丶|     今、どんな気持ち?
      (/   ”つ`..,:         (●)  (●)  丶        シュート止められて
   :/       :::::i:.        ミ  (_●_ )    |  どんな気持ち?
   :i        ─::!,,     ハッ  ミ 、  |∪|    、彡____
     ヽ…..:::::::::  ::::ij(_::●    ハッ    / ヽノ      ___/
    r “     .r ミノ~.      ハッ   〉 /\    丶
  :|::|    ::::| :::i ゚。            ̄   \    丶
  :|::|    ::::| :::|:                  \   丶
  :`.|    ::::| :::|_:                    /⌒_)
   :.,’    ::(  :::}:                    } ヘ /
   :i      `.-‐”                    J´ ((

と笑顔でアレックスに迫っていたシーンは笑った。
(おそらく福岡時代の同僚で仲がいいのか)

ただ、数年前の鹿島だったら、1点を追って攻撃的な選手を入れ、怒濤のラッシュをしかけていたハズ。
昔、カシマスタジアムで先制しながら、後半短時間で一気に逆転されたのを思い出す。
そういう意味で、鹿島の「追い込み」に迫力がなかったのも事実だろう。

田代が怪我でいなかったり、攻撃的な控え選手が少なかったからか。
あるいは、昔ほどの「負けないメンタリティ」がなくなってきているのか。

どちらのせいかはわからないが、今季のJ1での順位もあるし、
「ひとつのサイクルが終わった」
のかもしれないなぁ。
丸亀で鹿島最終戦を迎えることになった、オリヴェイラ・コーチの涙…。
見ていて、ぐっと来るものがあった。

【J2第38節】京都サンガ 3-1 FC岐阜

京都サンガ 3-1 FC岐阜
◇日時:2011年12月3日(土)12.35キックオフ
◇会場: 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(曇のち雨 17.3℃ 79%/6715人)
◇主審:中村太(曇のち雨 17.3℃/6715人)
32分【京都】中山博貴
45+2分【京都】セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール
57分【京都】秋本倫孝
83分【岐阜】押谷祐樹

■京都サンガF.C.(4-1-3-2)
GK1:水谷雄一
DF8:安藤淳(52分-DF2:酒井隆介)
DF4:秋本倫孝
DF3:森下俊
DF16:福村貴幸
MF7:チョン・ウヨン(74分-MF22:駒井善成)
MF23:中村充孝
MF20:工藤浩平
MF15:中山博貴
FW13:宮吉拓実(80分-FW31:久保裕也)
FW9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール

■FC岐阜(4-2-2-2)
GK31:川浪吾郎
DF2:野田明弘
DF4:田中秀人
DF5:川島眞也
DF17:野垣内俊
MF23:橋本卓(75分-FW18:佐藤洸一)
MF33:新井涼平
MF27:押谷祐樹
MF35:地主園秀美(62分-MF11:染矢一樹)
FW14:嶋田正吾
FW16:西川優大(59分-FW9:エフライン・リンタロウ・ダ・シウヴァ)

年末のため忙しくてまだ試合観てないので、とりあえず結果だけ。
あしたあたりに見て更新しますん。

【J2第37節】横浜FC 1-2 京都サンガ

横浜FC 1-2 京都サンガ
◇日時:2011年11月27日(日) 16.33キックオフ
◇会場:横浜市神奈川区三ツ沢公園球技場 “ニッパ球”(5350人/晴 13.0℃ 53%)
◇主審:岡宏道
24分【横浜】難波宏明
90分【京都】久保裕也
90+4分【京都】工藤浩平

■横浜FC(4-2-2-2)
GK31:関憲太郎
DF2:柳沢将之
DF20:渡邉将基
DF28:森本良
DF26:中野洋司
MF17:寺田紳一
MF23:佐藤謙介(80分-MF6:高地系治)
MF9:難波宏明
MF13:野崎陽介
FW11:三浦知良(46分-MF24:荒堀謙次)
FW25:藤田祥史(87分-MF40:小野瀬康介)

■京都サンガF.C.(4-1-3-2)
GK1:水谷雄一
DF2:酒井隆介(75分-DF8:安藤淳)
DF32:内野貴志
DF4:秋本倫孝
DF16:福村貴幸(65分-MF17:中村太亮)
MF18:加藤弘堅
MF20:工藤浩平
MF23:中村充孝
MF15:中山博貴
FW13:宮吉拓実
FW9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール(56分-FW31:久保裕也)

▼ラスト5分で…
おそらく今シーズン最後の現地観戦。
奮発してAメイン自由席で見ていたんですが!
最後、逆転ゴールを決めた工藤が目の前のほうに走ってきて、ベンチからみんな飛び出してきて…。
(´;ω;`)ブワッ
サッカー専用スタジアム、最高やな。
いや、3500円の価値がある勝ちゲームでした!!

とはいえ、前半は褒められたものではなかったなと。
ボールがうまく回らなかった。
中盤で、相手のプレスに引っかかってしまったり、スペースへのパスが少し短かったり、長かったり。
つまりは、精度が低かったのだ。
逆に、横浜は奪ったボールをシンプルにサイドのスペースへと展開していく。
失点シーンも、まさにそれとおりで、左サイドを崩されてクロスが上がって、ファーで詰められた。

個人名を出すのは申し訳ないけど、きょうはドゥトラと中村充孝がブレーキになっていた感じだった。
ドゥトラは前に運ぶドリブルはいいんだけど、ラストの突破でモーションが大きすぎて、相手守備陣に止められる。
充孝は、軽いプレイでボールを失ない、攻撃でも運動量が少なくて中盤をさまよっているだけ。
「こりゃ、2人を早く交代させたほうがいいな」
そう思いながらハーフタイムを迎えました。

▼早い交代カードがズバリ
思った通り、ドゥトラは後半そうそう久保に交代。
しかし、一方の充孝はピッチに残り、両サイドバックが太亮、アンジュンと攻撃的な選手たちに代わった。
3枚目のカードを切ったのが後半30分。
大木コーチにしては、早めの交代策だった。

で、その選手交代がズバリ。
太亮、アンジュンが高い位置でポジションを取り、ボール保持率が高まる。
ここまでがんばっていた横浜も、運動量が落ちはじめる。
すると、沈黙していた充孝が輝きを見せだした。
細かいタッチのドリブルで相手をいなして、スペースへのパス出し。
ひとりだけ流れる時間が違うような、優雅なプレイが続く…って、遅すぎるけど(苦笑)。

2つの相乗効果で、後半45分。
宮吉のジャンピングボレーのこぼれを久保が押し込み、同点。
その後も、ゴールが決まりそうな雰囲気が残って、最後ゴール前でボールをつなぎ続けて、最後は工藤!
両サイドバック入れて、久保入れて、充孝と工藤残して、きょうの采配はパーフェクトだった。

相手のプレスがきついとき、パス回しの精度が落ちるのは仕方がないとはいえ、ここ数戦の内容はあまりよくない。
だけど、逆転できたし、サイドバック・アンジュンという新しいオプションも加わったし。
そして、17歳久保が二桁得点!!
めでたい、めでたい。
あとは最終節でもう一段調子を上げて、天皇杯に臨みたいところですね。

【J2第36節】ファジアーノ岡山 2-1 京都サンガ

ファジアーノ岡山 2-1 京都サンガ
◇日時:2011年11月20日(日) 13.05キックオフ
◇会場:岡山県総合グラウンド陸上競技場 “桃スタ”(晴 15.9℃ 48%/7150人)
◇主審:小川直仁
14分【京都】宮吉拓実
45分【岡山】澤口雅彦
88分【岡山】植田龍仁朗(ヘッド←CK)

■ファジアーノ岡山(3-4-2-1)
GK21:真子秀徳
DF30:一柳夢吾
DF3:後藤圭太
DF23:植田龍仁朗
MF2:澤口雅彦
MF28:仙石廉
MF8:千明聖典
MF25:田所諒
MF7:妹尾隆佑(86分-FW9:岸田裕樹)
MF26:キム・ミンギュン(90+4分-FW35:久木田紳吾)
FW10:チアゴ・ジョルジ・オノリオ(76分-MF45:石原崇兆)

■京都サンガF.C.(4-1-3-2)
GK1:水谷雄一
DF2:酒井隆介
DF32:内野貴志
DF3:森下俊
DF16:福村貴幸(89分-MF17:中村太亮)
MF7:チョン・ウヨン
MF20:工藤浩平(70分-MF18:加藤弘堅)
MF23:中村充孝
MF15:中山博貴
FW13:宮吉拓実
FW9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール(90分-FW28:キム・ソンヨン)

▼止まった連勝
ここ数戦の、よくない内容が続いてしまった。
そして、今まで身体を張って守っていた「最後」が決壊して、逆転を喫した。
そんなゲームでした。

敗因っぽいのは2つほど。

ひとつは、相手のポストプレイヤーであるチアゴを抑えきれなかったこと。
ハイボールで競り負け、中盤に引いてきたときにくさびに入られた。
チアゴを気にすることで、守備陣も中央に寄って、相手に大きなサイドチェンジを許してしまった。
ちょうど、秋本が使えず、高さでは劣る森下が先発になったことも、その背景にはあるかもしれない。
秋本ぐらいガツガツいければ、ね。

もうひとつは、最近多いんだけどセカンドボールがなかなか収まらないこと。
中盤でボールを取られすぎて、そこから相手の速攻&ポゼッションに移られてしまった。
マイボールでもなかなかキープできず、どちらかというと岡山の時間帯のほうが長かったんじゃないかな。
本当は、もう少し早い段階で選手を入れ替えて、リズムを自軍に持ってきたかったんだけど…。
大木コーチは、基本的にカードを遅いから仕方ない。

まぁ、連勝が止まったことで、先発選手を少し入れ替えて、もう一回仕切り直しですねぇ。
と、ちょっと淡泊でしたが、そんなところで。

【第91回全日本サッカー選手権大会 3回戦】モンテディオ山形 2-3 京都サンガ

モンテディオ山形 2-3 京都サンガ
◇日時:2011年11月16日(水) 19.00キックオフ
◇会場:山形県天童市・山形県総合運動公園 “NDスタ”(1849人/晴 3.6℃ 82%)
◇主審:木村博之
7分【山形】長谷川悠
9分【山形】宮沢克行
15分【京都】宮吉拓実
44分【京都】宮吉拓実
48分【京都】宮吉拓実

■モンテディオ山形(4-2-3-1)
GK16:植草裕樹
DF14:宮本卓也
DF32:前田和哉
DF22:園田拓也
DF2:小林亮
MF19:秋葉勝(79分-MF8:船山祐二)
MF17:佐藤健太郎
MF24:伊東俊
MF33:山崎雅人
MF7:宮沢克行(66分-MF29:廣瀬智靖)
FW10:長谷川悠(83分-FW18:大久保哲哉)

■京都サンガF.C.(4-2-3-1)
GK1:水谷雄一
DF2:酒井隆介
DF32:内野貴志
DF4:秋本倫孝
DF16:福村貴幸
MF7:チョン・ウヨン
MF23:中村充孝(82分-MF17:中村太亮)
MF20:工藤浩平
MF15:中山博貴
FW13:宮吉拓実
FW9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール

▼敗北を知りたい。
リーグ戦6連勝に続き、天皇杯でもJ1山形を撃破。
宮吉がハットトリック。
映像もなにもないから内容がわからないわけですが、結果は好調を裏付けるもの。
「バキ」の最凶死刑囚じゃなくても、冒頭のようなことばを言いたくなるわけで。

これで、10/19以来まる一か月勝ちっぱなしですよ。
いや、もう、ねぇ…。

天皇杯は次は12/17(土)に鹿島戦(会場未定)。
なんだか、カシマスタジアムが工事期間に入っちゃうらしい。
んー、国立でやってほしいな(遠い目)。