【J2第34節】モンテディオ山形 1-2 京都サンガ

モンテディオ山形 1-2 京都サンガ
◇日時:2012年9月17日(月・祝日)14.04キックオフ
◇会場:山形県総合運動公園陸上競技場(7513人/晴 32.1℃ 51%)
◇主審:吉田哲朗
45+1分【京都】工藤浩平(右足)
49分【山形】石川竜也
68分【京都】中村充孝

■モンテディオ山形(4-1-2-1-2)
GK1:清水健太
DF2:小林亮
DF4:西河翔吾
DF5:前田和哉
DF13:石川竜也
MF15:宮阪政樹(65分-MF17:廣瀬智靖)
MF19:秋葉勝
MF31:ウェリントン・クレイトン・ゴンサウヴェス・ドス・サントス “ブランキーニョ”(83分-MF28:太田徹郎)
MF22:永田亮太
FW9:中島裕希
FW39:林陵平

■京都サンガF.C.(3-3-3-1)
GK1:水谷雄一
DF8:安藤淳
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF16:福村貴幸
MF22:駒井善成
MF7:チョン・ウヨン
MF6:ファン・テソン(79分-DF2:酒井隆介)
MF10:工藤浩平
MF23:中村充孝
MF15:中山博貴
FW14:長沢駿(88分-FW13:宮吉拓実)

▼個人技2発で連敗ストップ
暑さのせいか、両軍ともファーストディフェンダーのプレスが弱い。
お互い、ある程度ボールを持てた状態で、最後は充孝の個人技が炸裂した感じ。
そのあとは、お互いややグダグダな二次会状態。
ラスト、福ちゃんのハイクロス処理ミスがピンチだったが、ソレ以外は相手に崩されることもなく終了。

試合内容としては、最初はよかったんだけど、そのあとはなかなかボールが回らない。
失点は、水谷本人も言っていたけど、GKなら止めたいところではあったかな。
まぁ、テソンの飛び出しがよかったのと、ゴラッソ2発なゲームだった。

ひとつ気になったのは、選手交代の遅さ。
ウヨン、工藤とだいぶ運動量が落ちて、終盤ディフェンスラインの前をけっこう開けていたんだが、それにたいする手は打たず。
きょうは逃げ切れたからよかったけど、中2日、30度のデーゲームでありながら、80分まで交代を引っ張ったのはやや疑問が残るかな。
(以上テレビ録画観戦)

【J2第33節】大分トリニータ 2-0 京都サンガ

大分トリニータ 2-0 京都サンガ
◇日時:2012年9月14日(金)19.05キックオフ
◇会場:大分市大分スポーツ公園総合競技場 “ビッグアイ”(6534人/屋内 25.6℃ 83%)
◇主審:村上伸次
33分【大分】為田大貴
79分【大分】チェ・ジョンハン

■大分トリニータ(3-1-4-2)
GK1:清水圭介
DF27:松原健
DF3:阪田章裕
DF16:安川有
MF32:宮沢正史
MF9:三平和司
MF28:為田大貴
MF33:丸谷拓也(65分-MF11:村井慎二)
MF17:石神直哉
FW8:西弘則(67分-MF10:チェ・ジョンハン)
FW20:森島康仁(87分-FW13:高松大樹)

■京都サンガF.C.(3-3-3-1)
GK1:水谷雄一
DF2:酒井隆介
DF8:安藤淳
DF16:福村貴幸
MF25:伊藤優汰(55分-FW14:長沢駿)
MF7:チョン・ウヨン
MF6:ファン・テソン(71分-FW13:宮吉拓実)
MF10:工藤浩平(75分-FW11:原一樹)
MF23:中村充孝
MF15:中山博貴
FW22:駒井善成

田坂和昭コーチ(大分)
「きょうはボールを動かされて、球際では負けたが、しっかりカバーできた。
ゴールを奪われなければ負けないし、ゴールを奪えば勝ち。
サッカーってシンプルなんだよね」

大木武コーチ(京都)
「わたしはサッカーの神様を信じる。
神様が見てくれていれば、勝たせてくれる。
努力をしてこっちを向いてくれるようにしたい。
ゴールが決められないのは、シュートの精度やラストパスの正確性の問題などがある。
サッカーはひとつのところではなく、すべてが繋がっている。
だから、すべてのおいてまだまだ」

▼「とんでもねえ、あたしゃ神様だよ」——志村けん
「毎日鳥かごもしてパス回しもした〜
でも、シュートだけ苦手なわたしにおばあちゃんが〜(以下略)」
と、植村花菜さんが熱唱するぐらい、点が入らないな、おい!

充孝、工藤、博貴のAKH48ラインが、ボールを引き出す動きをくり返して、ウイングバックと連携。
ボール回しのかける人数は多くて、精力的だったん。
しかし!
シュートにかける人数が少ないし、薄いというか。
バイタル前でボールは持てど、ワントップの駒井が相手最終ラインと並列で立ってたりして、行き詰まる。
工藤とかがうまく抜け出しても、今度はシュートできるポジションにいる選手がいないというね…。
これはシュートに関与する人が少なくなってしまうシステムのせいか、あるいはシュートに関与するキモチが薄い選手を使っているせいか…。

センターバック陣壊滅で、サイドバック3人で最終ラインを構成せざるをえなかった、きょうのサンガ。
システムも、甲府戦以来の3バックとして、意外にも伊藤を右ウイングバックで起用したけど、結果的には不発。
最初の失点も、そこに伊藤じゃなければ、シューターにもっと強くプレスを掛けられたんじゃないかと思ったり。

でもって、劣勢になって、珍しくやけくそのようにフォワードを投入し続ける。
だが、原と宮吉というシュート力がある2人がウイングで崩し役をやらなきゃいけない自己矛盾。
そういや、なんで突然長沢くん使ったんだろう? 謎。

ということで、パスの神様には愛されはじめたが、シュートの神様にはそっぽをむかれたまま。
ちょっと自動昇格は厳しくなったね。
最後にリアル神様の動画でも貼っておくか。

(以上テレビ録画観戦)

【第92回全日本サッカー選手権大会2回戦】松本山雅 1-3 京都サンガ

松本山雅 1-3 京都サンガ
◇日時:2012年9月8日(土)15.00キックオフ
◇会場:長野県松本市松本平広域公園総合球技場 “アルウィン”
◇主審:森川浩次
4分【京都】工藤浩平(右足ダイレクト←駒井ワンタッチ←中村)
13分【京都】駒井善成(右足ダイレクト角度変えてプッシュ←ファン←中村)
64分【松本】楠瀬 “ほっとけないよ” 章仁
83分【京都】中山博貴(左足ボレー←中村)

■松本山雅FC(3-4-2-1)
GK25:白井裕人
DF4:飯田真輝
DF34:一柳夢吾
DF23:多々良敦斗
MF24:藤川祐司
MF5:小松憲太
MF38:喜山康平
MF14:玉林睦実(25分-MF22:橘章斗)
FW18:楠瀬 “ほっとけないよ” 章仁
FW8:弦巻健人(46分-MF10:チアゴ・アラウージョ・ダ・シウヴァ “チアゴ・シルバ別人”)
FW39:チェ・スビン(69分-FW9:アリソン・ヒカルド・ファラミーリオ)

■京都サンガF.C.(4-2-3-1)
GK1:水谷雄一
DF8:安藤淳
DF2:酒井隆介
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF6:ファン・テソン
MF7:チョン・ウヨン
MF16:福村貴幸
MF10:工藤浩平
MF23:中村充孝
MF15:中山博貴
MF22:駒井善成(84分-FW13:宮吉拓実)

▼あなたが寝てる間に…
試合開始から20分は、松本が「昼寝していた」(反町コーチ)とはいえ、無双状態。
しかし、2点取ったその後がなぁ…。
最終ラインの選手がボールを持ってプレスをかけられているのに、ボールをもらいにくる選手がいない。
中盤、サイドライン際に追い込まれているのに、サポートに入る選手がいない。
まったくボールが運べなくなってしまった。

そして、よく考えると、松本のほうはベストメンバーから大きく選手を入れ替えて…い…るっ…!
正直、途中交代のフォワード・アリ損、あっ間違えたアリソンが、微妙だっかたら助かったね。
リーグ戦でけっこうやられた塩沢とかだと、危なかったかも。

というわけで、安心できる試合ではなかったのかもしれない。
ゴールはすべて美しかったけどね。
それから、駒井のワントップは意外とよかった。
相手DFに付かれても腰を落として対応できるし、反転力もある。
正直、ボールキープ力だけいえば宮吉以上かもしれない。
もちろん、飛び出しやパスセンスなど、宮吉のほうが優れているところもあるのだが。

しかし、ワントップになると、フォワードの層は厚い!
CBとは全然違う(笑)。
(以上、テレビ生観戦)

【J2第32節】京都サンガ 1-2 湘南ベルマーレ

京都サンガ 1-2 湘南ベルマーレ
◇日時:2012年9月2日(日) 19.04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(6248人/晴 27.7℃ 61%)
◇主審:高山啓義
33分【湘南】チアゴ・キリーノ・ダ・シウヴァ “キリノ”(シュートのこぼれをプッシュ)
47分【京都】工藤浩平(左足←中村)
56分【湘南】大槻周平(ヘッド←CK)

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK1:水谷雄一
DF8:安藤淳
DF3:染谷悠太(51分-MF15:中山博貴)
DF2:酒井隆介
DF6:ファン・テソン
MF7:チョン・ウヨン
MF16:福村貴幸
MF23:中村充孝
MF10:工藤浩平
FW22:駒井善成(79分-FW32:ウィルフリード “ヴィリー”・サヌー)
FW13:宮吉拓実(61分-FW11:原一樹)

■湘南ベルマーレ(3-4-2-1)
GK27:阿部伸行
DF2:鎌田翔雅
DF3:遠藤航
DF22:大野和成
MF5:古林将太(76分-MF16:猪狩佑貴)
MF14:下村東美(84分-MF28:イ・ミンス)
MF6:永木亮太
MF23:高山薫
FW10:菊池大介
FW19:大槻周平(60分-FW18:古橋達弥)
FW9:チアゴ・キリーノ・ダ・シウヴァ “キリノ”

▼いい内容で勝てないのが芸風
試合開始からパスミスなく、小気味よくパスが通る!
でもって、シュートまでイク!
…こういう日に負けるのが京都サンガなんだよな(震え声で)。
と思ってたら、ザッツライト!!
なんだかなー、こういう試合で負けるなんてなー。

前半よかった理由は、システムをちょっと変えてきたこと。
充孝を中盤にまわして、中盤ボックスの4-4-2に。
そして、中山博貴をベンチに置いて、ボール奪取力が高い福ちゃんをボランチに起用。
その福ちゃんですが、左足からいい縦パスをポンポン入れていて、最高に近い出来。
ボールホルダーへの寄せもいい。
守備に不安のあるウヨンといい補完関係。
さらに、このシステム変更に湘南が対応できず、守備が後手後手になっていた。

シュート、シュートで決定機作りまくり。
とそんなときに、カウンターで失点。
はいはい、来ました(苦笑)。
しかしきょうよかったのは、後半開始早々同点に追いついたこと。

▼CB喪失+運動量低下で、盛り返せず
ただその直後、試合の流れを変える出来事が。
染谷が肩を脱臼(?)で交代。
もともともうひとりのセンターバックが、本来右サイドバックの酒井だったので…。
当然、センターバックタイプの内野が入るかと思ったんですが、博貴インで福ちゃんが最終ラインへ。
サイドバックの選手が2CBということで、ちょっと守備ラインが危なかっしくなったのは否めない。

ただ、まぁそれよりも後半途中からの運動量の落ち方が痛かった。
マイボールになったときの出足が緩くなったことに加えて、ボールを持った選手へのフォローも少ない。
特にゴール前に進出する選手がいなくなって、点を取れる雰囲気もないままタイムアップ。

失点が軽率だったといえばそれまでだけど!
染谷が負傷だし(それ以前にイエロー累積4枚)。
バキもイエローコレクターだし。
こんなときに秋本は体調不良だし。
うーむ、高橋くんの豪州留学レンタル移籍を取りやめたくなるな。
(以上テレビ録画観戦)

【J2第31節】ザスパ草津 1-0 京都サンガ

ザスパ草津 1-0 京都サンガ
◇日時:2012年8月26日19:04キックオフ
◇会場:埼玉県熊谷市熊谷スポーツ文化公園陸上競技場(晴29.1℃60%/2844人)
◇主審:河合英治
87分【草津】櫻田和樹

■ザスパ草津(4-2-2-2)
GK22:北一真
DF23:小柳達司
DF5:中村英之
DF3:御厨貴文
DF4:永田拓也
MF30:松下裕樹
MF14:熊林親吾(28分-MF7:林勇介)(81分-FW16:土井良太)
MF15:小林竜樹
MF6:櫻田和樹
FW8:遠藤敬佑(68分-MF25:横山翔平)
FW11:キム・ソンヨン

■京都サンガF.C.(4-2-3-1)
GK1:水谷雄一
DF8:安藤淳
DF3:染谷悠太
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF16:福村貴幸
MF18:倉貫一毅
MF15:中山博貴(77分-MF25:伊藤優汰)
MF10:工藤浩平
MF23:中村充孝
MF22:駒井善成(88分-FW11:原一樹)
FW13:宮吉拓実(63分-FW31:久保裕也)

▼ゆるふわ敗北
アウェイとはいえ、1stユニに黄色いソックスはまったく合ってないぞ!
攻撃のリズムも合ってなかったんですけどね(迫真)!!

相手がそこまでガツガツとプレスにこなかったということもあって、前半からボールはモテる。
モテるモテる。
モテ期は長いんだが…。
しかし、足元への短いパスが回るだけで、リズムをチェンジできる縦パスやドリブルがない。
なもんで、「ただ回してるだけ」になっていた。

こういうときは、相手のミスにからめてでも先制点を取らないといけない。
さもないと、相手の一発にやられるパターン。;
…と思っていたら、相手ロングボールからクリアがうまくいかず、ミドルを決められ万事休す。

ミッドウィークに試合があったことを考慮しても、守備攻撃においてスローでふわふわしていた感じ。
CKも同様に「ゆるふわ」ばっかりで、決まる予感もなかったけど。

▼攻撃にバージョンアップを
そういったパス回しに終始してしまったのも、中盤からいいフリーランニングをする選手が少なかったから。
ほんと、中山博貴ぐらいだもん。
そういう意味でも、工藤はずっと精細を欠いていたのだが、それでもフルタイム使い続けるのは、大木さんの何かのこだわりなのかな。
最近、宮吉、充孝といった前の選手のゴールが多いのも、中盤の選手がシュートにからめていない証拠だと思う。

6連勝も、そのあとの2連敗で、勢いが急になくなってしまった。
とにかく、ゴール不足、得点力不足、攻撃の迫力不足は深刻だ。
その原因のひとつは、宮吉の1トップ。
どうしても裏狙いが多くなって、クサビの受け手になりにくいので、遅効のとき厳しい。
本当は誰かとの2トップがいいんだけど、そうすると充孝のポジションも下がっちゃうしな。

2トップ+トップ下充孝か。あるいは1トップの下に宮吉と充孝とか。
サイドでのパス回しから「いかにシュートの場面まで持っていけるか」。
それがとりあえず、今の課題かなぁ。
(以上、テレビ生観戦)