【J2第40節】ギラヴァンツ北九州 2-0 京都サンガ

ギラヴァンツ北九州 2-0 京都サンガ
◇日時:2012年10月28日(日) 16.03キックオフ
◇会場:福岡県北九州市立本城陸上競技場(3916人/晴 20.1℃ 55%)
◇主審:岡部拓人
51分【北九】オウンゴール(安藤←CK)
75分【北九】竹内涼(安藤のクリアを引っかけて)

■ギラヴァンツ北九州(4-1-2-1-2)
GK1:佐藤優也
DF13:関光博
DF2:宮本亨
DF5:キム・ジョンピル
DF6:冨士祐樹
MF25:新井涼平
MF7:木村祐志(90+2分:DF16:多田高行)
MF14:竹内涼
MF10:安田晃大(46分-FW19:林祐征)
FW21:端戸仁
FW18:常盤聡(90+4分-DF4:長野聡)

■京都サンガF.C.(4-2-3-1)
GK1:水谷雄一
DF8:安藤淳
DF3:染谷悠太
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF6:ファン・テソン(56分-FW13:宮吉拓実)
MF7:チョン・ウヨン(71分-FW11:原一樹)
MF16:福村貴幸
MF10:工藤浩平
MF23:中村充孝
MF15:中山博貴
FW22:駒井善成(85分-MF25:伊藤優汰)

▼負けに不思議の負けなし
日曜にも関わらず労働して録画見て思ったのが
「や は り 負 け た か」

こちらだけが中2日で、前節と同じスタメン。
そもそも、京都がミッドウィークに弱いのは、他チームと比べて運動量が必要な戦い方のため。
パス交換をしながら相手陣内に攻め込み、奪われたら、その選手にファーストディフェンダーが猛プレスをかける。
そこで奪い返して攻撃をくり返したい、というやり方だ。

んで、きょうのサンガは前節のキレがどこへやら。
善成も充孝もボールが足許につかないし、中盤の選手のパス回しも微妙に短かったり長かったり。
博貴はほとんど消えていて、有効なプレイほぼなし。
確実に木曜日の試合の影響があった。

惜しむらくは、後半開始からのメンバーチェンジがなかったこと。
個人的には、前半最後あたりから早くもガス欠の雰囲気があったし、ひとりか2人、フレッシュな選手を入れるかと思ったけどなー。
そんな流れで、セットプレイから先制点を奪われ、ファーストディフェンダーの守備を後手になり…。
そして、問題は中盤にあったのに、いつも内藤ではなく、宮吉、原という前線の選手を入れて、ゴールが遠くなるという。
いろいろ不満が残る戦い方だった。

まぁ、残り2試合を連勝すればいいとはいえ、3戦して2勝すればよかったところをいきなり転けたのも事実。
プレッシャーにはからっきし弱いサンガだけに、とりあえずまず次戦必勝で、2位争いの相手が転んでもらうのを期待しましょうか。
まさに、神頼み。
(以上テレビ録画観戦)

【J2第36節】徳島ヴォルティス 2-4 京都サンガ

徳島ヴォルティス 2-4 京都サンガ
※台風による試合順延分
◇日時:2012年10月25日(木)19.04キックオフ
◇会場:徳島県鳴門市・徳島県鳴門総合運動公園陸上競技場(2372人/晴16.8℃64%)
◇主審:榎本一慶
11分【京都】チョン・ウヨン(右足クロスがそのままゴールイン)
29分【京都】中村充孝(pen. 右足)
63分【京都】中村充孝(左足)
68分【徳島】ダイアンフレス・ドウグラス・シャガス・マトス
73分【京都】ミロシュ・バヤリッツァ(ヘッド←ウヨン)※J初ゴール
84分【徳島】橋内優也

■徳島ヴォルティス(3-4-2-1)
GK21:オ・スンフン
DF3:橋内優也
DF33:福元洋平
DF24:那須川将大
MF27:花井聖
MF14:濱田武
MF20:上里一将
MF17:衛藤裕(76分-MF10:鈴木達也)
FW26:アレックス・アントニオ・デ・メロ・サントス(84分-MF7:徳重隆明)
FW11:津田知宏
FW9:ダイアンフレス・ドウグラス・シャガス・マトス(74分-FW19:キム・ジョンミン)

■京都サンガF.C.(4-2-3-1)
GK1:水谷雄一
DF8:安藤淳
DF3:染谷悠太
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF6:ファン・テソン
MF7:チョン・ウヨン
MF16:福村貴幸
MF10:工藤浩平(88分-MF19:内藤洋平)
MF23:中村充孝(89分-FW13:宮吉拓実)
MF15:中山博貴
FW22:駒井善成(90+2分-FW14:長沢駿)

▼さーて、平日のサンガさんは…?
今季の京都サンガ、平日開催のゲームの戦歴はこちらになります!
  ↓↓↓↓↓
3.20(火)鳥取2−1京都
4.27(金)京都1−2大分
4.30(月)松本0−0京都
6.13(水)愛媛2−1京都
8.22(水)京都0−1松本
9.14(金)大分2−0京都

6戦無勝じゃねーか!
弱すぎってレベルじゃねーぞ!!
あ、下記は祝日のため除外してますよ。
(5.3(木)京都1−0栃木 ※憲法記念日)
(9.17(月)山形1−2京都 ※敬老の日)

ということで、いつも弱い平日開催。
なおかつ、自動昇格のプレッシャーがかかった中で勝てたのは、デカイ。
本当にデカイ!
本当に…あ、しつこいです?。

いや、しつこく言いたくもなる。
いつもこういうゲームにコロっと負けてたからな…。

▼縦の徳島×横の京都
きょうの勝因は…まぁ正直、徳島にモチベーションがなかったというのもある。
この時期、昇格にも降格にも関係ないチームがいちばんテンションあがらないだろうしな。

そういう相手にたいして、守備がよかった。
徳島は早めに3トップに縦のボールを入れたがってましたが、くさびのボールを京都の守備陣が潰しまくってた。
そんな中で、1失点目はアレックスにスポンと縦パスが入ってしまって、スピーディに裏を取られてしまった。
教科書通りの失点だったな。
んで、2失点目はセットプレイから。
2点取られてはいますが、まぁピンチは正直少なかったです。

そんな「縦」志向の徳島にたいして、京都はいつもどおりパス交換に時間をかける。
いわば、「横で揺さぶる」攻め。
それが貫き通せたのは、キックオフ直後、徳島の怒濤のプレスをダイレクトパスで「いなせた」から。
おかげで、徳島の選手が諦めて、プレスよりも待つ守り方になっていった。
サイドでの密集から、横パスをくり返し…。
その連動からゴールは奪えなかったものの、いくつか決定機も作れた。
しかし、駒井”ヨッシ” のドリブル突破シュートが決まってれば最高だったね。

てな感じで、労務から帰宅後、録画観戦で負けを見せられていつもぐったりしてたのですが、きょうは気持ちよく寝られます!
日曜日のゲームに、選手ともども疲れを残さないように…。
(以上テレビ録画観戦)

【J2第39節】京都サンガ 3-1 FC岐阜

京都サンガ 3-1 FC岐阜
◇日時:2012年10月21日(日)13.05キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(晴26.3℃36%/1万275人)
◇主審:佐藤隆治 “標的”
15分【京都】駒井善成(左足アウト)
28分【京都】駒井善成(左足←安藤)
41分【京都】安藤淳(ヘッド←CK:ウヨン)
48分【岐阜】樋口寛規

■京都サンガF.C.(4-2-3-1)
GK1:水谷雄一
DF8:安藤淳
DF3:染谷悠太
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF6:ファン・テソン
MF7:チョン・ウヨン
MF16:福村貴幸
MF10:工藤浩平
MF23:中村充孝(63分-FW14:長沢駿)
MF15:中山博貴(77分-MF19:内藤洋平)
FW22:駒井善成(88分-FW13:宮吉拓実)

■FC岐阜(4-2-3-1)
GK31:時久省吾
DF17:野垣内俊
DF4:田中秀人
DF25:関田寛士
DF30:尾泉大樹
MF8:リ・ハンジェ(90+1分-MF23:橋本卓)
MF6:服部年宏
MF10:樋口寛規
MF14:井上平(76分-MF29:廣田隆治)
MF11:染矢一樹(83分-DF36:森安洋文)
FW18:佐藤洸一

▼アンコマ(安・駒)躍動
前半早い段階で点が取れて、そのあともスコスコと3得点で勝負ありー。
単純に、実力差が出たゲームだった。
久しぶりに、安心して中継を見られたなー。

勝因はもちろん、うまいはやい駒井の1トップ “吉野家戦術” がズバリ的中したことっすね。
正直、キックオフ直後は駒井がボールをもらいに下がりすぎて、中盤が渋滞していたのも事実。
「あぁ、いつものキープすれども…の流れか」
という空気が漂っていたなかで、中盤岐阜のミスから完全な個人技で先制ゴール。
そのあとは、裏に飛び出したり、サイドをえぐったり、駒井がアジリティを生かして前線で基点になっていた。
アジリティといえば、途中交代の長沢さんはだな…(遠い目)。

ただ、後半は岐阜の反撃を許す。
単純な放り込み、裏へのロングボール戦術ではあったが、愚直にやられたのを対応しきれず。
後半、ちょっと流したのか…?
とにかく、1失点はもったいない。
自動昇格圏争いをする上で、得失点差が鍵になる可能性もあるからなー。

大木さんもそこらへんがご不満のようで
「もう1点取りに行くという気持ち、プレーがグラウンドの中で渦巻くような、そんなゲームをしたいですよね」
と言っていて、まさに激しく同意。
(以上テレビ生観戦)

【J2第38節】京都サンガ 0-1 カターレ富山

京都サンガ 0-1 カターレ富山
◇日時:2012年10月14日(日) 16.04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(9046人/曇 22.4℃ 47%)
◇主審:飯田淳平
86分【富山】西川優大(ヘッド←FK)

■京都サンガF.C.(4-2-3-1)
GK1:水谷雄一
DF8:安藤淳
DF2:酒井隆介
DF3:染谷悠太
DF6:ファン・テソン
MF7:チョン・ウヨン(87分-FW11:原一樹)
MF15:中山博貴
MF10:工藤浩平
MF23:中村充孝
MF22:駒井善成
FW13:宮吉拓実(61分-MF19:内藤洋平)

■カターレ富山(3-4-2-1)
GK41:守田達弥
DF2:足助翔
DF3:福田俊介(83分-DF27:吉川健太)
DF19:池端陽介(72分-DF4:吉井直人)
MF30:木村勝太
MF8:大西容平
MF25:森泰次郎
MF11:ソ・ヨンドク
MF10:苔口卓也(67分-FW28:西川優大)
MF7:朝日大輔
FW9:黒部光昭

▼慢心の省エネモード
お仕事でぐったりした体で録画を見たら、京都の選手もぐったりしていたでござる。

いやぁ、これは選手起用ミスというか、もうちょっとターンオーバーすべきでしたね。

ミッドウィークに天皇杯を延長戦まで戦ったメンバーが、ほぼそのままの布陣。
そのせいか、前半から攻撃は省エネ節電モード。
端的でいえば、「落ち着きすぎ」。
攻めに勢いも、迫力も、必死さも…全部なかった。

相手が引いて守るせいで、ボールをキープできるのは当たり前。
ただ、その相手を崩すための「ムダ走り」は少ない。
足もと足もとのパスを連発。
中央でのワンツーでひたすら突破を図る姿は、昨シーズンを思い出させた。
つまりは、攻めのリズムが一辺倒だったのだ。
あーあ。

これじゃあ、相手はだんだん慣れてくるし、守りやすくなる。
そして、富山の守備陣は集中力を切らさず戦っていた。
先発陣が相手の守りを崩せない以上、早めの選手交代でリズムを代えるべきだったろうけど、終盤まで1枚しかカードを切らないとかね…。

失点シーンは集中力を切らしていたのは確か。
ただ、その前も何度か戻りが遅くて、何度か危ないシーンがあったハズ。
そこで、何らかの手が打てなかったのも、敗戦の要因かな。
ちょっと去年やことしのシーズン開幕当時のようなゲームでしたね。
しかし、そのリズムを代えるのが選手交代、戦術交代なんだろうけどなぁ…(嘆息)。
(以上テレビ録画観戦)

【J2第37節】栃木SC 1-2 京都サンガ

栃木SC 1-2 京都サンガ
◇日時:2012年10月7日(日) 13.03キックオフ
◇会場:栃木県宇都宮市・栃木県グリーンスタジアム(曇 21.5℃ 72%/4055人)
◇主審:今村義朗
7分【栃木】杉本真
68分【京都】内藤洋平(右足:FK直接)
フォトギャラリー|京都サンガF.C.オフィシャルサイト

74分【京都】宮吉拓実(左足ハーフボレー←右:安藤)
Js GOAL | フォトニュース | [ J2:第37節 栃木 vs 京都 ]

■栃木SC(4-2-2-2)
GK21:武田博行
DF19:赤井秀行
DF4:大和田真史
DF26:宇佐美宏和
DF30:田中雄大
MF2:西澤代志也(80分-MF11:河原和寿)
MF7:パウロ・ホベルト・ゴンサガ “パウリーニョ別人”(90+5分-警告×2=退場)
MF16:杉本真(71分-MF10:高木和正)
MF28:菊岡拓朗
FW8:廣瀬浩二(76分-FW20:佐々木竜太)
FW9:ヴィルマール・ダ・クーニャ・ホドリゲス “サビア”

■京都サンガF.C.(3-3-3-1)
GK1:水谷雄一
DF8:安藤淳
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF3:染谷悠太
MF22:駒井善成
MF16:福村貴幸
MF6:ファン・テソン
MF10:工藤浩平(65分-MF19:内藤洋平)
MF23:中村充孝
MF15:中山博貴
FW32:ウィルフリード “ヴィリー”・サヌー(55分-FW13:宮吉拓実)

▼狙い通りにやられた前半
栃木の「狙い」は誰にもわかるものだった。
中盤、高い位置でのプレッシングからボールを奪取。
奪ったら、京都3バック両側のスペースに流れたFWにロングパス。
そこでキープをして、攻め上がりを待つ――という形。

対する京都は、その「狙い」にドハマリしてしまう。
何より、ウヨンが負傷欠場、中盤低い位置でボールを保持できる選手がいないことが大きかった。
代わってアンカーに入った福ちゃんが、相手プレスにあっさりボールロストしまくり。
そして、最終ラインからうまくボールを引き出せないでいた。
時間が経つにつれ、バヤリッツァが縦パスを出す機会が多くなるが、これも出しどころを相手に読まれる。

狙いどおりのショートカウンターからゴールを奪った栃木に対して、京都は有効なプレイができないまま前半が終わった。

▼テクニック+泥臭さ=逆転
後半から、京都は「4-2-3-1」にチェンジする。
ファン・テソン、安淳をサイドバックにして、博貴をボランチに下げて、駒井を左サイドの中盤に。

試合後の大木コーチのことばによれば、
「駒井のところでボールが回らないので、彼の動ける範囲を広げてプレイさせた」

ということだが、それよりも博貴がポジションを下げたことで、福ちゃんが楽になったというほうが大きいと思う。
中盤である程度ボールがモテる「モテ期」が来たことで、だんだん京都の時間が続いていく。
そして、前線の選手がテクニックを発揮する時間ができて、最終的に逆転へと至った。

プレスという行為が無効化されるのは、プレスを受けた選手が相手を「いなして」「引っぺがす」だけのテクニックを発揮したとき。
すなわち、きょうは充孝、宮吉が見せたプレッシャーを物ともしない突破が、相手の守備を混乱に陥らせた。

とはいえ、そのテクニックにプラスして「泥臭さ」も必要なのは言うまでもないこと。
同点弾は内藤の見事なFK。
ただそのFKを得たのは、宮吉がフィフティのボールにたいしてうまく体を当てて”漢”大和田に競り勝ったから。
また、逆転弾も安淳が最終ラインからゴリゴリとドリブル突破をして生まれたもの。
まとめると、後半逆転の方程式は「テク+泥臭さ」だったのかなと。

そして、2位湘南がドローに終わったため、ついに勝ち点で追いついた(※京都は一試合消化が少ない)。
いよいよ、自動昇格圏が見えてきたな…。
(以上テレビ生観戦)