【第93回全日本サッカー選手権大会3回戦】鹿島アントラーズ 2-1 京都サンガ

鹿島アントラーズ2-1京都サンガ
◇日時:2013年10月14日(月)13:00キックオフ
◇会場:茨城県県立カシマサッカースタジアム(5547人/曇のち晴23℃湿度63.0%)
◇主審:吉田寿光
54分【鹿島】遠藤康
67分【鹿島】ダヴィ・ジョゼ・シウヴァ・ド・ナシメント
75分【京都】横谷繁

■鹿島アントラーズ(4-2-2-2)
GK21:曽ヶ端準
DF22:西大伍
DF5:青木剛
DF4:山村和也
DF6:中田浩二
MF40:小笠原満男
MF20:柴崎岳(89分-DF3:岩政大樹)
MF25:遠藤康(80分-MF27:梅鉢貴秀)
MF8:カルロス・アウベルト・カルヴァーリョ・ドス・アンジョス・ジュニオール “ジュニーニョ”
FW9:大迫勇也
FW11:ダヴィ・ジョゼ・シウヴァ・ド・ナシメント(85分-MF10:本山雅志)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:オ・スンフン
DF8:安藤淳
DF2:酒井隆介
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF16:福村貴幸(71分-FW30:中村祐哉)
DF4:秋本倫孝
MF18:倉貫一毅(75分-FW9:三平和司)
MF10:工藤浩平
FW14:山瀬功治
FW17:横谷繁
FW7:駒井善成

▼1点差、大きく
シュート数、鹿島12×京都12。
CK獲得数、鹿島8×京都6。
直接FK獲得数、鹿島13×京都19。
公式記録を見ても、わりと善戦したといってもいいのかなと。

ただ、やっぱり差があったのは、
・ストライカー不足(前線で、強引にでもシュートまで持っていける選手がいるかいないか)
・守備のパワー不足
だったのかなと。

後者は、致命的。
ボールホルダーに体を預けてもかわされるし。
単純なハイボールの競り合いでも、なかなか勝てないし。
特にアンカーの秋本はJ2ならある程度計算できる競り合いも、かなり負けていた。
この守備力で、何度も判断遅くてボールロストすると、厳しいと言わざるをえない。

ペンタさんが試合後「J2ほどガツガツこない」鹿島でしたが、やはり守るべきところ、攻めるべきところは押さえてきた感じで。
そこが、まぁチーム力の差。
きっと来年、…たぶん来年じゃないかな、まちょっと覚悟はしておけ…J1で戦うとしたら、補強ポイントは見えたという意味ではよかったんじゃないかな。
(以上テレビ録画観戦)

【J2第36節】ガイナーレ鳥取 0-1 京都サンガ

ガイナーレ鳥取 0-1 京都サンガ
◇日時:2013年10月6日(日) 13.03キックオフ
◇会場:鳥取市営サッカー場 “とりスタ”(3907人/晴 28.8℃ 59%)
◇主審:河合英治
58分【京都】横谷繁

■ガイナーレ鳥取(4-2-2-2)
GK48:小針清允
DF3:柳楽智和
DF7:横竹翔
DF2:柳川雅樹
DF22:森英次郎
MF10:実信憲明
MF16:武田英二郎(63分-DF15:田中雄大)
MF25:奥山泰裕
MF26:永里源気
FW24:廣田隆治(77分-DF18:尾崎瑛一郎)
FW17:鶴見聡貴(63分-DF6:カルロス・エドゥアルド・ベンヂーニ・ジウシチ “ドゥドゥ”)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:オ・スンフン
DF8:安藤淳
DF2:酒井隆介(86分-MF19:田森大己)
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF16:福村貴幸
MF4:秋本倫孝
MF10:工藤浩平
MF18:倉貫一毅
FW7:駒井善成(84分-MF15:中山博貴)
FW17:横谷繁
FW14:山瀬功治(70分-FW9:三平和司)

▼負けパターン、払拭す
完全に引いた鳥取相手に、プレスを剥がせず、ディフェンスラインを崩せず。
強引なドリブル突破も単騎が多くて、あっさり潰される。
で、カウンターでやられる「がっかりだよ!(※ご冥福をお祈りします)」な負けパターンか…。
って、正直思ってました、はい。

ところが、京都としては珍しい「止まった状態」から安藤のクロス→横谷が走りこんでヘッド。
キーパーが弾いたところを横谷がプッシュしてゴール。
珍しい「空中戦」で先制して、これで気分的にラクになった。

とはいえ、そのあと鳥取のパワープレイにヒヤヒヤしまくり、ドゥドゥ高すぎ。
クロスバー直撃とかあったものの、運があった。
終わってみれば、5連勝と。
勝ったー勝ったーまた勝ったー (^^;

前節でも書きましたが、調子がよくなくてもなんとなく得点して、なんとか失点しない。
運気が来たというか、「確変モード」に入りましたかね。
この調子でじゃんじゃんバリバリ行ってほしい…と思ったら、来週は天皇杯かよ!

中1週だから調整の意味でもフルメンバーで行くような気がするので、まぁここで改めてふんどしを締め直すというか。
勝てばもちろんうれしいし、負けても自分たちの「足りなさ」を改めて自覚する。
そんな場になるといいなと思ったりしてます。

【J2第35節】京都サンガ 2-0 V・ファーレン長崎

京都サンガ 2-0 V・ファーレン長崎
◇日時:2013年9月29日(日) 15.05キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(晴 27.9℃ 42%/9226人)
◇主審:前田拓哉
13分【京都】ミロシュ・バヤリッツァ(ヘッド←FK:福村)
48分【京都】駒井善成(右足←福村)

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:オ・スンフン
DF8:安藤淳
DF2:酒井隆介
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF16:福村貴幸
MF4:秋本倫孝
MF18:倉貫一毅
MF10:工藤浩平
FW7:駒井善成
FW17:横谷繁(81分-MF30:中村祐哉)
FW13:宮吉拓実(80分-FW9:三平和司)

■V・ファーレン長崎(3-4-2-1)
GK21:金山隼樹
DF36:岡本拓也
DF2:山口貴弘
DF4:高杉亮太
MF26:金久保彩(58分-MF35:チョン・フンソン)
MF22:井上裕大
MF16:岩間雄大
MF17:古部健太(79分-DF27:チョ・ミヌ)
MF29:奥埜博亮
MF14:幸野志有人(53分-FW18:佐藤洸一)
FW34:小松塁

▼先制点は僥倖
今季初の西京極遠征。
すっかり日焼け止めクリームを忘れてて、顔真っ赤状態っす。
ま、試合後顔真っ赤にして怒らなくてよかったですけどね…。

というのも、試合開始からずっと長崎ペースだったから。
球際激しく来る長崎のプレスに対して、
「ちゃんとスカウティングしてたのかよ!(三村ふう)」
と言いたくなるほどの、京都ボールホルダーの無対策・腰高っぷりで、まったくボールが繋げない。
そして、長崎はボールを奪うと、選手間がいい角度でポジションを取って、パス&ゴーでシンプルへ前へ。
アタッキングサードでサイドにボールが出たら、シンプルにクロス。
チームとしての約束事、共通認識がしっかり出来ている感じ。

対して京都は…。
パス&ゴーがあまりなく、ボールを持った選手がスペースにパスを出してもそれを「見てるだけ」状態が多い。
長崎は選手が動きながらボールを動かしているのに、京都は止まってる選手がパス出し→パスを受けると止まって次を考える…。
アメフトでいいうところの、パスの出し手がQBのような「ショットガンフォーメーション」のようなカタチだった。
前でためが作れる山瀬の負傷欠場も大きかったか。

約1万人観客席(※招待客が多かったのは内緒)からも
「なにやってんねん」
的な悲鳴があちこちから聞こえる展開でしたが、幸運にもセットプレーから先制点。
これで一気に気持ち的にラクになったなーと。
横谷を中心に相手のプレスをいなす余裕が出てきた。
正直、もし相手が先制してたら完全な負け試合の流れだった。

▼勝てば官軍
で、後半開始後に追加点を奪って、さらにラクに。
でもってこれで、福ちゃん2アシスト。
守備面ではけっこう狙われてたというか、1対1のドリブルやヘディング勝負でかなりやられてただけに、プラマイセロかな。
いや、ヒーローインタビューでりっちゃんのプレスにもやられてたか(笑)、

それはさておき、やや気になったのがアンカーに入った秋本の出来。
本来は最終ラインの前でワイパーのように、相手のボールホルダーを潰してほしいんですが、なかなかそうはいかなかった。
攻撃では、ミスパスに不用意な奪われ方もあって、きょうはちょっと精彩を欠いていたかなと。
倉貫も後半ちょっと運動量落ちてたし、田森、染谷あたり入れて、もっと締めてもよかった気もする。

ま、なんだかんだで終わってみれば2-0。
内容的には、後半長崎にミスが多くなってイーブンぐらいかなと思うけど、勝てばOKOKで。
けっして「快勝」じゃないけど勝ち続けるってのは、大木体制1年目の終盤を思い出させるわけで。
このまま、うまいこと「勝運」を逃さないまま戦っていければいいなと思います!
(以上、現地観戦)

【J2第34節】京都サンガ 3-2 カターレ富山

京都サンガ 3-2 カターレ富山
◇日時:2013年9月22日(日) 15.04キックオフ
◇会場:鹿児島県立鴨池陸上競技場(5594人/晴 29.9℃ 62%)
◇主審:池内明彦
55分【京都】酒井隆介(←CKの流れから)
59分【京都】横谷繁(pen.)
78分【富山】木本敬介
89分【京都】三平和司(←宮吉)
90+2分【富山】苔口卓也

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK21:オ・スンフン
DF8:安藤淳
DF2:酒井隆介
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF16:福村貴幸
MF19:田森大己
MF18:倉貫一毅
MF10:工藤浩平
MF7:駒井善成(66分-宮吉拓実)
FW17:横谷繁(76分-FW9:三平和司)
FW14:山瀬功治

■カターレ富山(4-2-3-1)
GK1:飯田健巳
DF24:ヤン・ヘジュン(60分-FW18:西川優大)
DF19:池端陽介(69分-MF32:國吉貴博)
DF33:舘野俊祐
DF2:足助翔
MF8:大西容平
MF13:キム・ヨングン
MF17:木本敬介(79分-FW9:黒部光昭)
MF39:白崎凌兵
MF30:木村勝太
FW10:苔口卓也

▼火山灰、舞い散ること雨のごとし
デスマーチ中だったため遅れ更新。

前節同様、試合開始から様子見的な展開。
そして、ボランチの2人が攻撃にうまく関与できなく、手詰まりの時間帯が多い。
フォワード登録のはずの横谷が最終ラインまで降りてきて、昔のヂエゴを彷彿とさせたなぁ…と。

最終的には逃げ切ったものの、0トップ+センターハーフに守備的な選手を2枚置くのは、消極的すぎるか。
また、そうした布陣でありながら、あっさりカウンターで失点してしまうのも気になるところではある。
まぁ、とりあえず年一回の鴨池で勝ててよかったねと。

【J2第33節】ジェフユナイテッド市原・千葉 1-2 京都サンガ

ジェフユナイテッド市原・千葉 1-2 京都サンガ
◇日時:2013年9月15日(日) 19.03キックオフ
◇会場:千葉県千葉市蘇我球技場 “フクアリ”(1万187人/曇 27.6℃ 86%)
◇主審:扇谷健司
16分【市・千】田中佑昌
66分【京都】安藤淳(左足)
77分【京都】山瀬功治(右足←中村)

■ジェフユナイテッド市原・千葉(4-2-3-1)
GK1:岡本昌弘
DF11:米倉恒貴
DF3:竹内彬
DF5:山口智
DF33:高橋峻希
MF7:佐藤勇人
MF8:伊藤大介
MF6:田中佑昌(72分-MF10:兵働昭弘)
MF28:町田也真人
MF39:谷澤達也(59分-FW14:大塚翔平)
FW37:エヴェルトン・ケンペス・ドス・サントス・ゴンサウヴェス(76分-FW30:森本貴幸)

■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK21:オ・スンフン
DF8:安藤淳
DF2:酒井隆介
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF16:福村貴幸
MF4:秋本倫孝
MF18:倉貫一毅
MF10:工藤浩平
MF7:駒井善成
FW14:山瀬功治(90+4分-DF26:下畠翔吾)
FW9:三平和司(60分-MF30:中村祐哉)

▼千葉対策、生きる
試合開始から、楽しんごが弟子にやるような猛烈プレスにさらされた京都でしたが、結果は勝利!
つか、山瀬様様!!
実質的なアシストに加え、中村祐哉の「お・も・て・な・し」完璧アシストから決勝点。
きょうのMVPであることに、異論ないところでしょう。

で、改めて振り返ると、湿度高い一方で風がほとんどなく、重たい空気だったフクアリ。
そのせいか、前半からハイプレスを仕掛けていた千葉が、後半がくっと運動量が落ちる。
一方で、京都は尻上がりに運動量を上げ、試合終了間際でも全力プレッシャー。
天候も考え、スローペースのスタートが指示されてたんですかね?

その「後半一気」の策とともにハマったのが、フォーメーション変更。
おそらく市原の右サイドバック・米倉の上がりを抑えるべく、4-4-2を採用。
左サイドハーフに駒井、そして前線のやや左側に山瀬を置いて、相手右サイドを牽制した。
そして狙い通り、得点はどちらもそのサイドからだった。

ミスもあったし、最終ラインからのつなぎがけっこう危なっかしかったりしたけど、結果オーライ。
後半マクリの、今後に勢いが付きそうな勝ち点3ゲットでした。