【J2第20節】京都サンガ 1-1 ファジアーノ岡山

京都サンガ 1-1 ファジアーノ岡山
◇日時:2014年6月28日(土) 19.04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(1万2452人/曇 24.4℃ 79%)
◇主審:村上伸次
29分-岡山/田所諒
41分-京都/内野貴志

京都サンガF.C.(4-2-3-1)
GK21:オ・スンフン
DF7:駒井善成
DF2:酒井隆介
DF4:内野貴志
DF16:福村貴幸
MF19:田森大己
MF10:工藤浩平
MF23:田村亮介(56分-DF25:伊藤優汰)
MF14:山瀬功治(65分-FW17:有田光希)
MF15:中山博貴(82分-MF13:宮吉拓実)
FW31:大黒将志

ファジアーノ岡山(3-4-2-1)
GK22:椎名一馬
DF19:久木田紳吾
DF3:後藤圭太
DF25:田所諒
MF26:田中奏一
MF10:千明聖典
MF50:上田康太
MF38:三村真
FW8:石原崇兆(70分-FW14:押谷祐樹)
FW32:片山瑛一(86分-MF11:染矢一樹)
FW30:清水慎太郎(55分-FW13:久保裕一)

【J2第19節】ロアッソ熊本 1-4 京都サンガ

ロアッソ熊本 1-4 京都サンガ
◇日時:2014年6月21日(土) 19.03キックオフ
◇会場:熊本県民総合運動公園陸上競技場 “うまスタ”(7031人/雨 22.6℃ 84%)
◇会場:吉田寿光
20分-熊本/澤田崇(←FK)
45分-京都/大黒将志(左足←田村)
55分-京都/大黒将志(左足←山瀬)
65分-京都/大黒将志(左足←山瀬)
78分-京都/伊藤優汰(左足)

ロアッソ熊本(4-2-3-1)
GK1:畑実
DF4:園田拓也
DF6:篠原弘次郎
DF5:矢野大輔
DF7:片山奨典
MF10:養父雄仁(76分-MF8:原田拓)
MF38:橋本拳人
MF20:澤田崇
MF17:齊藤和樹
MF27:中山雄登(76分-MF28:キム・ジョンソク)
FW36:巻誠一郎(66分-MF11:藤本主税)

京都サンガ(4-2-3-1)
GK21:オ・スンフン
DF22:磐瀬剛 “J初出場初先発”(53分-MF25:伊藤優汰)
DF2:酒井隆介
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF16:福村貴幸
MF19:田森大己
MF10:工藤浩平
MF7:駒井善成
MF14:山瀬功治(80分-MF8:横谷繁)
MF23:田村亮介 “J初出場初先発”(66分-MF15:中山博貴)
FW31:大黒将志

▼最高のリスタート
先週、指揮官を変えるか、若手を大幅起用するしか未来がない…的なことを書いたら。

20140621kyofu
うわああああ。
バドゥ解任!
そして、ルーキーが2人先発起用!!
さらに、試合結果は大勝!!!
恐怖新聞も京都新聞も書かないだろう、劇的な展開。
これで前体制の”運のなさ”は除霊できたかな?

しかし、伊藤優汰とかきょう一番キレキレだった選手が今までほとんど使われてなかったとか…。
いかに前体制のスタメン選択がおかしかったかの証明ではないかと思ったりする。

▼支配力より突破力
試合を振り返ると、正直、前半の内容はイーブン。
立ち上がりは、全体的に”省エネ”せずに、いいプレッシャーをかけていた。
ところが、相手が打ち込んでくる巻、齊藤へのロングボールをなかなかクリアできず、そのセカンドボールも相手にわたってしまう。
最終ラインも不安定となり、全体が間延びして、そしてバヤリッツァが与えた不用意なFKから失点してしまった。

ただ、前半のうちに同点にできたのが、当たり前だが大きかったと思う。
工藤のロングボールから田村の強引な突破が生きた。

そう、きょうの勝因として第一に挙げたいのが、”遅効の王様”と化していた中山を下げて、駒井と田村をスタメンに使ったこと。
中山は昨シーズン負傷長期離脱したせいか、今季はどうも体を張らず、相手のプレッシャーのないところにポジションを移しては、受けたパスを後ろに返すようなプレイが多かった。
そこから、攻撃のリズム、テンポが生まれればよかったのだが、そうとはならず、ただ攻撃を遅らせているだけの結果に終わっていた。
さらには、工藤というパサーもいることで、2人のやってることが”かぶって”しまっていた。
点がなかなか取れないという状況の今は、中山を使うなら、泥臭く走り回って、ワンプレイでも独力でしでかしてくれる田村のような選手を使ったほうがいいというのは、極めてロジカルに思えた。

▼代行はいつまで?

一方で守備面では、ヒヤヒヤするシーンが何度かあった。
また、全体のプレス強度、守備の一体感も、バドゥ体制よりはよくなったと思うけど、まだまだ。
体を当てて守ったり、ボールホルダーに厳しくいっていたのは、どちらかというと熊本のほうだった。
しかし、熊本の運動量が落ちてからは、昨シーズンを彷彿とさせるような、ボールを奪われた瞬間に多人数でプレスを仕掛けるシーンもあった。
少なくとも、前の試合よりはいい方向に向かってはいるのかな。

ということで、正式にコーチが決まる時期は未定なようだけど、指揮官交代で”悪い流れ”を変えることはできた。
あとは、熊本での勝ち点3を浮上のきっかけにできるかどうか?
そういう意味では、次戦こそ”森下代行”の真価が問われるゲームなのかもしれない。
(※以上テレビ録画観戦)

【京都サンガ】”バドゥ”ことヴァルデイル・ヴィエイラ・コーチを解任

バドゥ来訪者、去る。
バドゥ監督の契約について|京都サンガF.C.オフィシャルサイト

このたび、京都サンガF.C.では、ヴァルデイル・バドゥ・ヴィエイラ監督との契約を本日2014年6月18日付で解除することとなりましたのでお知らせいたします。なお、今後につきましては、森下仁志コーチが監督代行を務め、後任監督につきましては、決定次第お知らせいたします。
「短い期間でしたが、京都サンガF.C.で仕事ができたこと、そしてサポートして頂いたファン・サポーター、スポンサーの皆様に感謝しています。私は京都を去ることになりますが、今後はサンガのサポーターとして、クラブの発展を心より祈っています。本当にありがとうございました」

つか、荒川トップコーチにも謎の処遇が。
「クラブには残りますが、所属については決定次第お知らせいたします」
これは、謎の覆面監督ア・ラカワさんが登場するんじゃないかな…。

トップチームの人事について|京都サンガF.C.オフィシャルサイト

このたび、京都サンガF.C.ではトップチームの荒川友康コーチが本日2014年6月18日付でトップチームを離れることとなりましたのでお知らせいたします。なお、荒川コーチの今後につきましては、クラブには残りますが、所属については決定次第お知らせいたします。

【J2第18節】ジェフユナイテッド市原・千葉 3-0 京都サンガ

ジェフユナイテッド市原・千葉 3-0 京都サンガF.C.
◇日時:2014年6月14日(土)19.03キックオフ
◇会場:千葉市蘇我球技場 “フクアリ”(9336人/晴 24.6℃ 50%)
◇主審:木村博之
53分-市・千/エヴェルトン・ケンペス・ドス・サントス・ゴンサウヴェス
81分-市・千/兵働昭弘
86分-市・千/エヴェルトン・ケンペス・ドス・サントス・ゴンサウヴェス

ジェフユナイテッド市原・千葉(4-2-3-1)
GK1:岡本昌弘
DF2:大岩一貴
DF20:キム・ヒョヌン
DF5:山口智
DF17:中村太亮
MF10:兵働昭弘(90分-MF23:ナム・スンウ)
MF16:佐藤健太郎
MF26:井出遥也(87分-MF22:山中亮輔)
MF8:谷澤達也(83分-MF6:田中佑昌)
MF14:大塚翔平
FW9:エヴェルトン・ケンペス・ドス・サントス・ゴンサウヴェス

京都サンガF.C.(4-2-3-1)
GK21:オ・スンフン
DF2:酒井隆介
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF19:田森大己
DF16:福村貴幸
MF15:中山博貴
MF10:工藤浩平
MF9:三平和司(63分-MF7:駒井善成)
MF8:横谷繁(63分-FW17:有田光希)
MF14:山瀬功治
FW31:大黒将志

▼フクアリ、福ナシ
サイドで簡単に2対1の局面を作ってしまう、なぜか
相手のボールホルダーに簡単にキープを許してしまう、なぜか。
相手のプレスをいなすプレイができない、なぜか。
坊やだからさ…。

と、バーで呑みながら中継を見ていたシャア・アズナブルなら呟いただろう、この一戦。
守備も攻撃も、選手間の連動・シンクロ感がまったくない最悪の出来だった。
とはいえ、今季シーズンオフからトレーニングを重ねてきたのが、この結果。
この内容が劇的に改善することはないだろう。

個人的には、西村・文治時代以来といってもいい”暗黒状態”にあると思う。
もはや打つ手としては、コーチ陣を全退陣させるか、起用する選手をがらっと変えるか。
その2つしかないのではないかと。

ただ、前者に関してはバドゥ・コーチが祖母井GMと旧知の仲ということで、解任は望み薄。
名誉会長怒りの指令で、バドゥ・コーチ&祖母井GMの一気切り、はあるかもしれないが。
いや、むしろそれでもいいような気すらしてきたな…。

後者に関しては、アンタッチャブルな選手たちをスタメンから外せるかどうか。
まずは、大黒。
得点力は確かだが、ボールをうまく収められないため攻撃に基点となれないことで、チームのリズムを壊してしまっている。
また、他の選手たちが”王様・大黒”にいかに点をとってもらうか、意識しすぎていることも問題だ。
きょうの試合で、工藤がフリーだったのにシュートを打たず大黒にパスしたシーンなど、その典型。
さらに、山瀬、中山。
2人とも、今季はまだ体が切れてないようで、さらに活動量も少ない。
特に中山は、中盤の深いポジションなのに相手のプレスが強い状態では何もできないなら、途中出場のほうがマシだろう。
このままのコーチ陣で面白くないサッカーを続けるなら、せめてベテランより若手を大量起用してほしい、という気持ちだったりする。
(以上、現地生観戦)

【J2第17節】京都サンガ 1-0 東京ヴェルディ

京都サンガ 1-0 東京ヴェルディ
◇日時:2014年6月7日(土)14.04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(6942人/曇のち晴 25.6℃ 76%)
◇主審:上田益也
87分-京都/三平和司

京都サンガF.C.(4-1-2-1-2)
GK21:オ・スンフン
DF30:石櫃洋祐(17分-DF3:比嘉祐介)
DF2:酒井隆介
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF16:福村貴幸
MF19:田森大己(80分-MF8:横谷繁)
MF15:中山博貴
MF10:工藤浩平
MF14:山瀬功治
FW31:大黒将志
FW17:有田光希(69分-FW9:三平和司)

東京ヴェルディ1969(4-2-2-2)
GK1:佐藤優也
DF20:田中貴大
DF5:キム・ジョンピル
DF15:井林章
DF24:安在和樹
MF34:安西幸輝
MF7:ジョゼニウド・ブリト・ダ・シウヴァ”ニウド”
MF23:田村直也
MF14:鈴木惇(88分-MF17:安田晃大)
FW9:常盤聡(66分-MF11:前田直輝)
FW21:菅嶋弘希(86分-MF8:中後雅喜)

▼勝つには勝ったが…
なんつーか、内容がないよう(棒)。

まず、ゴールの匂いがまったく漂ってこないのが問題だ。
その一因として、工藤、中山を同時起用することで、攻撃がよりスローになってることが挙げられるだろう。
パスを交換して「落ち着かせて」はいるものの、それが対戦相手にとって「嫌なプレー」かというと疑問。
まだそれなら、ボールロストも多いが、バイタル手前でボールを収める気概がある横谷のほうが、相手にとって嫌だろう。
このゲームでもなんだかんだで、横谷の強引なミドルがなければ点も入らなかっただろうし。
もちろん中山に代えて横谷を使えばすべてが解決するとは思えないが、中盤での無意味なボールキープに拘泥するよりは、ゴールにつながるプレイができる選手・布陣を選んでほしいものだ。

加えて、守備の脆さも相変わらず。
とくにサイドバックが上がったあとのスペースを埋めきれていないので、相手にドリブルで簡単に前に運ばれてしまうのはまずい。
前線からの組織だったプレス、守備でのアタック&カバーの連携…この2点は確実に昨シーズンより「劣化」している。

ワールドカップ開幕も近いのでなんとなく思ったんだが、全体的に「バドゥサッカー」は1994年ぐらいのサッカーという気がする。
ワールドカップアメリカ大会。
ブラジル代表が4-4-2でサイドバックに攻撃的な選手を入れて、高い位置に張らせた戦術を取った大会。
ただ、今振り返ってみると、あのサッカーは個の力に依存した部分も大きかった。
バドゥさんの今やってることは、サイドバックに精力的にオーバーラップさせる以外には、現状戦術的に練られている印象はない。
シーズン中盤を迎えて早くも手詰まり感がハンパねぇ感じだ。
(以上テレビ録画観戦)