【J2第8節】松本山雅FC 2-2 京都サンガ

松本山雅FC 2-2 京都サンガ
◇日時:2014年4月20日(日) 13:03キックオフ
◇会場:長野県松本市松本平広域公園総合球技場(曇 13.3℃ 54%/1万1989人)
◇主審:河合英治
74分-松本/船山貴之 ※pen.
78分-京都/三平和司←大黒
85分-京都/大黒将志←石櫃
90分-松本/犬飼智也←CK

松本山雅FC(3-4-2-1)
GK21:村山智彦
DF28:飯尾和也
DF4:飯田真輝
DF13:犬飼智也
MF3:田中隼磨
MF11:喜山康平
MF15:岩間雄大(88分-MF34:椎名伸志)
MF6:岩沼俊介(88分-MF16:鐡戸裕史)
FW8:岩上祐三
FW10:船山貴之
FW19:塩沢勝吾(88分-FW24:パク・カンイル)

京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK21:オ・スンフン
DF30:石櫃洋祐
DF2:酒井隆介
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF3:比嘉祐介
MF5:ジャイロ・ルイス・ブルメル(77分-MF15:中山博貴)
MF10:工藤浩平
MF7:駒井善成
MF14:山瀬功治
FW31:大黒将志
FW17:有田光希(77分-FW9:三平和司)

反町康治コーチ(松本山雅)
「引き分けでよかった満足すべき試合でもあり、勝てたかもしれないという悔しさが残る試合でもあった。
特に最後(※ロスタイム船山がフリーで抜け出す)が決まっていればね(笑)。
ただ、前半に関しては完全にボールを支配されていたし、終始相手のリズムだった。
『0-0で行ってくれれば、後半勝負だな』と思っていたし、そこから盛り返せたという意味では、この結果はある程度満足できる」

▼突然の良化
今までの試合がなんだったというぐらい、攻撃面で一気に改善が見られた試合だった。

松本山雅がドン引き縦一本カウンターオンリー戦術だったとはいえ…。
前の試合と比べると、ボールポゼッション率は異常ともいえるだろう。

要因としておそらく挙げられるのが、負傷欠場のアレッサンドロに変えて有田光希を起用したこと。
ピッチ真ん中にどんと構えてハイボールにも競り合ってくれたおかげで、いわゆる「基準点」になってくれた。
また、トップのひとりが真ん中にいることで、駒井や山瀬のスペースがなくなるということもなくなった。
おかげで、ワイドの駒井&山瀬に両サイドバックが絡んで、その後ろ側を工藤がオーバーラップするなどのシーンもあった。
有田にゴールはなかったものの、おもに「スペースメーキング」の面が有機的にできるようになったのかなと。
バヤリッツァのオーバーラップもスムーズだった。

一方で守備は2失点だけど、まぁ最後のCKは石櫃さんがマークを外したとはいえ、いいボールをあげられた。
一失点目は、ちょっと大和田常務っぽい河合主審のぁゃιぃ判定とはいえ、ホームタウンディシジョンでもあったのでやむをえない。
ただ判定にちなんでいえば、松本山雅の選手(岩上、船山)がオフサイドにいちいち激しく抗議するので、どっかで強く”指導”してほしかったとは思う。
ギリならしょうがないけど、判定をよくするための”意図的な抗議”の意味合いが感じられたからなぁ。

FCザルツブルクの”8秒サッカー”

えーっと、
【J2:第7節 千葉 vs 湘南】曹貴裁監督(湘南)記者会見コメント | J’s GOALニュース | J’s GOAL

ただ、今日の試合の内容に関しては、15分ぐらいだったらザルツブルクといい試合ができるかなっていうふうにちょっと思いました。やってみないと分からないですけど」

でお馴染みのレッドブル・ザルツブルクの記事。

新記録続きの攻撃力。ザルツブルクを見逃すな。~「オーストリア史上最強」は本物か~ – Number Web : ナンバー

最大の魅力はその攻撃力。4月1日時点で98得点を生んだ秘密のひとつがSDのラルフ・ラングニックが定めた『8秒ルール』だ。「ボール奪取から8秒以内にシュートに持ち込まなければならない」という指令の下、チームは高い位置でのボール奪取を徹底。前から激しいプレスをかけ、奪取後はスピーディな攻めを繰り返した。

“教授”ことラングニックといえば、ホッフェンハイムを率いていたときに4-3-3でブンデスリーガを席巻したことは記憶に新しい。
その後選手移籍のゴタゴタで辞任後、シャルケのコーチになるも「Burnout-Syndroms(燃え尽き症候群)」を告白し辞任(2011年)。
翌年、ザルツブルクのスポーツダイレクターになっていた模様。

でもって、当時湘南を率いていた反町さんがホッフェンハイムのトレーニングを見に行ったニュースがあって、そのときのアシスタントコーチがチョウ・キジェさん。
つまり、湘南とザルツブルクとの間にはラングニックが共通項としてあったというわけだ。

【J2第7節】京都サンガ 2-2 モンテディオ山形

京都サンガ 2-2 モンテディオ山形
◇日時:2014年4月13日(日) 14:04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(6565人/曇 15.9℃ 32%)
◇主審:松尾一
9分-山形/宮阪政樹※FK直接
39分-京都/大黒将志(ヘッド←石櫃)
79分-山形/宮阪政樹
90+2分-京都/大黒将志(左足←バヤリッツァ)

京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK21:オ・スンフン
DF30:石櫃洋祐
DF2:酒井隆介
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF3:比嘉祐介
MF5:ジャイロ・ルイス・ブルメル
MF10:工藤浩平
MF7:駒井善成(82分-FW9:三平和司)
MF14:山瀬功治
FW31:大黒将志
FW11:アレッサンドロ・ヌネス・ナシメント(82分-FW17:有田光希)

モンテディオ山形(4-2-1-3)
GK1:清水健太
DF6:山田拓巳
DF17:當間建文
DF23:イ・ジュヨン
DF13:石川竜也
MF15:宮阪政樹
MF24:ロメロ・ベロカル・フランク・ラーク(87分-MF7:松岡亮輔)
MF11:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ
FW9:中島裕希
FW18:萬代宏樹(62分-FW29:川西翔太)
FW30:山崎雅人(77分-MF19:秋葉勝)

▼バドゥ京都、いまだ進水せず――
長い間ここではないどこかへ行っていましたが、現実世界に帰国。
過去の録画を全部見なおして、やっと7節まで追いついたのですが、感想としては上の太字のような感じです。

やってるサッカーの布陣は4-4-2。
サイドバックを高くあげ、ダブルボランチの役割を明確に分ける。
まさに「ブラジウ式フチボル」という感じ。
ただ、サイドを突破するダイレクトパスのメカニズムは昨シーズンの大木サッカーそのまま。
逆に守備のほうでは、前からのプレス、アグレッシブな球際の競り合いがなくなってしまった。
つまりは、去年のサッカーと「変化」はありつつ「進化」はまだないのかなと。

そんな中で、明確に「よろしくない」と思うのは下記の3点。

【1】2トップ=アレッサンドロ、大黒の持ち味が重なっている
まぁ大黒の得点力がJ2でも傑出しているのは7節経過時点で明らかなので、それを活かすべきでしょう。
となると、真ん中でキープできず、サイドに流れて山瀬のスペースを消しているアレッさんはちょっと…。
逆に、大黒の持ち味を活かすためにはボールを収められる選手――。
高さとポストプレーの有田か、キープ力の横谷か。
どちらかのセットを先発で見てみたいと思う。

【2】前線からのプレッシングが組織化されていない
2トップはボールホルダーに強いプレスをかけるのか?
あるいは、相手センターバックにはボールを持たせて、ボランチとの間にパスが通らないようにスペースを埋めるのか?
そして2トップに連動して、中盤以降の選手はどう守るか?
このあたりがどうもシステマチックではないように見える。
大黒がときに突然プレッシャーに走ったり、ときに静観したり…場面場面であまり一貫してないような。
このあたりは、バドゥさんはあまり気になされてないのかもしれないですが。

【3】守から攻への切り替えが遅い、さらに無策なロングボールも多い
ボール奪取のポジションが高かろうが低かろうが、いったんボールを落ち着かせる傾向が強い。
さらに落ち着いた状態で、工藤がボールの出しどころを探したりするシーンが散見される。
そして、そこからのパスも脚元脚元。
スペースへのパスは、無理めなロングボールが中心という。
まぁ、これは去年までのサッカーの”負の遺産”かもしれないな。

ま、上記なようなところが気になりつつ、スターティングメンバーを負傷以外ほぼ変えないことも変っていえば変。
山瀬がまだコンディション上がってないんじゃないかとか、ジャイロなら田森のほうが球際強いんじゃないかとか。
はたまた、サイドバックは去年の2人のほうが主に攻撃面で確実性があるんじゃないかとか。
いろいろ思うところはあるんですが、今はもうちょっと「深化」を待つ段階なのかな。
(以上テレビ録画観戦)

【J2第6節】大分トリニータ 0-3 京都サンガ

大分トリニータ 0-3 京都サンガ
◇日時:2014年4月5日(日) 16:03キックオフ
◇会場:大分市大分スポーツ公園総合競技場 “ビッグアイ”(6108人/屋内 8.8℃ 83%)
◇主審:木村博之
3分-京都/大黒将志※pen.
60分-京都/大黒将志
81分-京都/大黒将志

大分トリニータ(4-2-2-2)
GK1:武田洋平
DF27:岩武克弥
DF23:安川有
DF3:阪田章裕
DF10:チェ・ジョンハン
MF15:末吉隼也
MF19:伊藤大介
MF14:松本昌也(79分-MF29:風間宏矢)
MF25:田中輝希(46分-MF11:為田大貴)
FW9:後藤優介(64分-FW18:伊佐耕平)
FW13:高松大樹

京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK21:オ・スンフン
DF30:石櫃洋祐
DF2:酒井隆介
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF3:比嘉祐介
MF5:ジャイロ・ルイス・ブルメル
MF10:工藤浩平
MF7:駒井善成(79分-MF15:中山博貴)
MF14:山瀬功治
FW31:大黒将志(81分-FW9:三平和司)
FW11:アレッサンドロ・ヌネス・ナシメント(69分-MF8:横谷繁)

【J2第5節】京都サンガ 1-1 コンサドーレ札幌

京都サンガ 1-1 コンサドーレ札幌
◇日時:2014年3月30日(日) 16:04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(4703人/曇時々雨 14.2℃ 78%)
◇主審:デイヴィット・クート(イングランド)
56分-京都/アレッサンドロ・ヌネス・ナシメント
78分-札幌/内村圭宏

京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK21:オ・スンフン
DF30:石櫃洋祐(89分-FW9:三平和司)
DF2:酒井隆介
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF3:比嘉祐介
MF5:ジャイロ・ルイス・ブルメル(84分-MF15:中山博貴)
MF10:工藤浩平
MF7:駒井善成
MF14:山瀬功治
FW31:大黒将志(89分-FW17:有田光希)
FW11:アレッサンドロ・ヌネス・ナシメント

コンサドーレ札幌(4-2-3-1)
GK16:イ・ホスン
DF2:日高拓磨
DF5:薗田淳
DF23:奈良竜樹
DF14:上原慎也
MF4:河合竜二
MF10:宮澤裕樹
MF19:石井謙伍(74分-MF28:菊岡拓朗)
MF11:前田俊介(69分-FW39:都倉賢)
MF8:砂川誠(84分-FW7:榊翔太)
FW13:内村圭宏