肉を斬らせて骨を断つ
モンテディオ山形0-3京都パープルサンガ
◇日時:10月1日午後13時04分KO
◇会場:山形県総合運動公園陸上競技場 “べにばなスポーツパーク”(4074人)(18.9℃)
◇主審:吉田寿光
前半8分【京都】パウロ・アントニオ・デ・オリベイラ “パウリーニョ”(ヘッド←中払:左足)
後半33分【京都】パウロ・アントニオ・デ・オリベイラ “パウリーニョ”(左足ループ←斉藤:右足ロングパス)
後半42分【京都】パウロ・アントニオ・デ・オリベイラ “パウリーニョ”(FK直接:左足)
■モンテディオ山形(4-2-2-2)
GK1:桜井繁
DF16:臼井幸平
DF3:レオナルド・エンリケ・ダ・シルバ
DF15:小原章吾
DF13:内山俊彦
MF6:大塚真司
(後半7分-MF9:小森田友明)
MF8:永井篤志
MF26:佐々木勇人
MF7:高橋健二
FW22:阿部祐大朗
(後半31分-FW11:原竜太)
FW23:田中康平
(後半24分-FW14:林晃平)
■京都パープルサンガ(4-2-2-2)
GK1:平井直人
DF4:鈴木和裕
DF3:リカルド・カヴァルカンテ・リベイロ
DF2:鈴木悟
DF13:三上卓哉
MF18:米田兼一郎
(後半44分-MF17:石井俊也)
MF16:斉藤大介
MF27:加藤大志
(後半35分-MF11:星大輔)
MF14:中払大介
FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリベイラ “パウリーニョ”
FW9:カルロス・アドリアーノ・デ・ジョス・ソアレス “アレモン”
(後半25分-FW31:田原豊)
ディフェンス、中盤の2ラインで守る「4-4-2」同士の一戦。
ダイレクトパスも交え細かくボールをつなごうとする山形。
ディフェンスラインから放り込みもしつつ、2トップの速さを生かそうと試みる京都。
守り方は似ていたが、攻めはだいぶ様相が違った。
前半途中、山形が三上の裏を何度も突いて決定的チャンスを迎えるも、平井さんが死守・死守・死守!
ゴールを許さない。
この時間帯を経て、中払が三上をよくフォローするようになった(つか、対人守備では中払のほうが上手い!?)。
おかげで、山形はボールをポゼッションするも、攻め手が見つからなくなっていく。
後半、アレモンがキーパーの1対1を外して、ちょっとまずい空気…。
しかしそれを振り払う、斉藤の裏へのナイスパス→パウがキーパーの頭越しにループを決める。
最後は、中払が倒されて得たFK(PA付近ゴール正面)をパウが直接ズドンと決めてハットトリック!
前節、札幌を相手にボールをポゼッションしつづけた京都だが、きょうのゲームでは「肉斬骨断」のショートカウンター作戦。
札幌戦ほどはいい内容ではなかったものの、明確な攻めと、守備の安定で2戦続いての圧勝だった。
いよいよ、昇格近し。
15日の徳島戦が今のところ、Xデイかな?
ちょっと、鳴門行けるかスケジュール調整しないと…。
柱谷幸一コーチ(京都)
「山形には第3クールの初戦、ホームで0-1で負けてしまいました。
やられたらやり返さなければいけませんし、それが果たせたことは非常に満足しています。
パウリーニョのハットトリック?
彼には、裏へのスピードと左足というフォワードとしての武器があって、その武器をチーム全体で生かした結果だと思います。
前半、相手のダーティなプレーにイライラしていましたが、ハーフタイムに注意して、メンタルが落ち着いたこともあるでしょう。
3得点以外にも、守備面での貢献も大きいですし、サンガのサッカーをよく理解してくれていますよ。
パウリーニョを含めてチーム全体の守備意識が高かったことも評価したいです。
前半、何度か左サイドで2対2の局面を作られて突破されることがありましたが、その後は修正できていました。
斉藤と米田がスペースをつぶしてくれたことも大きかったですね。
3点が入っても、『絶対に0(失点)で行け!』と指示していました」