京都サンガF.C. 2-0 サガン鳥栖
日時:2024年10月19日(土)14:03KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(1万2,861人/曇 25.9℃ 90%)
主審:福島孝一郎
65′-京都/マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス(右足)
89′-京都/福田心之助(右足)
■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK94:ク・ソンユン(10′-一発退場)
DF2:福田心之助
DF24:宮本優太
DF50:鈴木義宜
DF44:佐藤響(80′-DF5:アピアタウィア久)
MF10:福岡慎平(70′-MF19:金子大毅)
MF7:川﨑颯太
MF39:平戸太貴(80′-FW31:平賀大空)
FW9:マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス
FW99:ハファエウ・エリアス・ダ・シウヴァ “パパガイオ”(80′-MF18:松田天馬)
FW23:豊川雄太(14′-GK26:太田岳志)
■サガン鳥栖(3-1-4-2)
GK71:朴一圭
DF42:原田亘
DF2:山﨑浩介
DF20:キム・テヒョン(70′-DF28:丸橋祐介)
MF33:西矢健人
MF8:中原輝
MF21:堀米勇輝(58′-FW32:堺屋佳介)
MF77:ヴィキンタス・スリヴカ(58′-FW70:ジャンジ・ブレノ・ソウザ・シウヴァ “ジャジャ・シウヴァ”)
MF6:福田晃斗(80′-DF3:木村誠二)
FW22:富樫敬真(58′-FW47:鈴木大馳)
FW99:マルセロ・ヒアン・シウヴェストリ・ドス・サントス(90+6′-一発退場)
Stairway to Heaven(天国への階段)
「終わった……のか?」
開始早々ク・ソンユンが退場となって、誰もがそう思っただろう。
しかし不安は解消、結果は快勝。
残留争いで貴重な、貴重な勝ち点3をゲットすることができた。
数的不利になったことで、いい意味で「レイドバック」できたとでも言えるだろうか。
守備ではバランスを欠いた無理なプレッシングもなく、まず陣形を整えたうえで、前線の選手がパスコースを切りつつボールホルダーに迫っていく。
攻撃は右サイド偏重で割り切っていて、大きな展開は控えているようにも見えた。
同サイドで人を集めている分、11人のとき以上に人が手薄になっている左サイドに展開して、相手のカウンターを招くことを警戒していたのかもしれない。
結果として、10人で80分あまりを戦いながら、危ないシーンは皆無だった。
そして、ひとり少なくとも攻撃をけん引していたのは、間違いなくマルコ・トゥーリオ。
カウンターの場面では、ハファエウ・エリアスとのコンビネーションプレーで鳥栖ゴールを急襲。
右サイド際でボールを抑えては、足裏を使ったパスなどで福田・川崎の突破を演出する。
きょう、2度ほどフリーでのシュートを外して、「当たってなかった」ハファエウ・エリアスを下げて、マルコ・トゥーリオがピッチに最後まで残ったのも当然といっていいだろう。
走行距離が10.254kmとチーム2位(※トップは川﨑の10.723km)の数字があらわしているように、守備でも献身的だった。
もちろん、今日の相手・鳥栖が低調だったことも勝因のひとつではあるだろう。
他会場の結果によって、鳥栖はこの日でJ2降格が決定してしまった。
ここ数シーズン、魅力的なサッカーを繰り広げていたが、今季は夏に選手を引き抜かれすぎた。
まぁ、テルコ社長時代の暗黒っぷりを知っている身としては、あそこまではひどくない(苦笑)。
ユース出身の有望選手も多いし、監督次第ではいいチームになりそうなんだけどなぁ。