東京ヴェルディ1969 2-2 京都サンガF.C.1922
日時:2024年3月29日(金)19:03KO
会場:東京都調布市東京スタジアム〝味スタ〟(10,060人/晴 16.2℃ 60%)
主審:山本雄大
22′-京都/豊川雄太(右足)
26′-京都/原大智(右足←松田)
80′-東V/染野唯月(pen.)
90+3′-東V/染野唯月
■東京ヴェルディ1969(4-2-2-2)
GK1:マテウス・カウデイラ・ヴィドット・ヂ・オリヴェイラ
DF6:宮原和也
DF4:林尚輝
DF3:谷口栄斗
DF2:深澤大輝(61′-FW11:山見大登)
MF7:森田晃樹
MF10:見木友哉
MF33:松橋優安(76′-MF23:綱島悠斗)
MF22:翁長聖(46′-MF8:齋藤功佑)
FW27:山田剛綺(46′-MF17:稲見哲行)
FW9:染野唯月
■京都サンガF.C.1922(4-1-2-3)
GK94:ク・ソンユン
DF2:福田心之助
DF24:宮本優太
DF3:麻田将吾
DF44:佐藤響
MF7:川﨑颯太
MF16:武田将平
MF18:松田天馬(89′-DF6:三竿雄斗)
FW23:豊川雄太(61′-FW13:宮吉拓実)
FW14:原大智(89′-FW11:山﨑凌吾)
FW9:マルコ・トゥーリオ・オリヴェイラ・レモス(74′-MF10:福岡慎平)
守りて必らず固き者は、其の攻めざる所を守ればなり
開幕節以来の現地観戦。
豊川選手のゴラッソ!
原選手の巧みな抜け出しからのゴール!!
前半は危ないシーンもほぼなくて、楽勝ペースかと思ったんだけど……。
結論からいえば、選手起用、選手交代で〝最善手〟を尽くさなかった結果、アディショナルタイムで勝ち点2を滑り落としてしまった——そう感じた一戦だった。
その思いに至った第一の要因は、センターバックの起用。
前節、宮本選手をCBに入れたのはあくまでスクランブルだった。
しかし、今節はスタメンで起用。
加えて、ベンチにはCBが主戦場の選手が不在。
相手が背の高い選手(綱島選手)を入れて、放り込みに来たときの対策がなかった。
コーチ陣が自信を持って先発とサブの選手を選択したなら仕方ないとはいえ、戦いに勝つための〝定跡〟を外した策だったのではないだろうか。
第二の要因は、後半相手にペースを握られたときの選手交代の遅れ。
気温が上がったせいか、全体的に運動量が落ち、特に中盤はプレスが後手後手になっていた。
スタンドから見ていると、曺さんは頭に手を置いて
「どうするか」
と苦慮をしていた様子だったが、豊川選手の負傷交代以外は74分まで動きなし。
結果として、後半の早い段階でカードを切ってゲームの流れを変えられなかったのかなぁ……と。
さらに、相手左サイドに投入された山見選手のドリブルに京都の選手が手を焼きはじめる。
曺さんは宮吉選手らを呼んで何度も何度も指示を与えてたけど、改善せず。
宮吉選手は「in-out」もあるか?と思ったほどだった。
木下選手の柏移籍、木村&山田楓喜選手の期限付き移籍で、前線のバリエーションが不足気味。
もし豊川選手が長期離脱だと、結構キッツイことになりそうだ。
ということで、勝ち点1を取ったいうよりは「2を失った」という気持ちで味スタを去ったのだった。
最後にひとつだけ。
観客が1万人を超えたのは素晴らしい。
J2での対戦時代では考えられなかった数字(※動員があったとき以外)なので、少し感動した。