【J1第1節】京都サンガF.C. 0-2 鹿島アントラーズ

京都サンガF.C. 0-2 鹿島アントラーズ
日時:2023年2月18日(土)14:03KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(1万5,988人/曇 9.2℃ 71%)
主審:谷本涼
8′-鹿島/ヂエゴ・クリスティアーノ・エヴァリスト “ヂエゴ・ピトゥカ”
34′-鹿島/知念慶

■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK1:若原智哉
DF14:白井康介
DF3:麻田将吾
DF4:井上黎生人
DF20:福田心之助(68′-MF25:谷内田哲平)
MF7:川﨑颯太
MF10:福岡慎平(46′-DF5:アピアタウィア久)
MF16:武田将平
FW11:山﨑凌吾(53′-FW9:アンデルソン・パトリッキ・アギアール・オリヴェイラ “パトリック”)
FW15:木村勇大(46′-FW47:パウロ・エンリキ・ペレイラ・ダ・シウヴァ “パウリーニョ・ボイア”)
FW23:豊川雄太(46′-FW22:一美和成)

■鹿島アントラーズ(4-1-2-3)
GK29:早川友基
DF32:常本佳吾
DF55:植田直通
DF5:関川郁万
DF2:安西幸輝
MF25:佐野海舟
MF14:樋口雄太(62′-MF8:土居聖真)
MF21:ヂエゴ・クリスティアーノ・エヴァリスト “ヂエゴ・ピトゥカ”
FW15:藤井智也(73′-MF27:松村優太)
FW40:鈴木優磨(81′-MF17:アルトゥール・カイキ・ド・ナシメント・クルス)
FW13:知念慶(81′-FW37:垣田裕暉)

愛と憂鬱が交差する場所

久しぶりの開幕戦、現地観戦!
2月のサンガスタジアム、心配していた寒さはそれほどではなかった。
しかし、試合内容はチョ〜激寒🥶
今シーズンの先行きを不安視してしまうような京都サンガの戦いぶりだったな。

危機感を感じたポイントはおもに3つ。

まず、前線の「質」的な問題。
鹿島は京都のハイプレス回避で、前線への長いボール、ハイボールを多用してきた。
鈴木、知念は巧みに体を使って競り合いに勝って、ボールをキープ、京都陣内で起点をつくることに成功する。
一方、特に前半の京都3トップは精彩を欠きまくっていた。
低い位置に降りてきても背中に背負った相手DFに競り負けたり、あるいは、無理な突破を図ってボールを奪われたり。
そのせいで、後ろの選手たちが押し上げることもできず、前半45分に関しては惜しいシュートを撃つシーンすら見られなかった。

続いて、11人全体=チーム力としての問題。
昨シーズン大活躍だったGK上福元、SBとして左サイドの縦突破を担ってきた荻原がOUT。
両者の不在を、今シーズンのスカッドでは補い切れていないという思いは拭えない。
特に左SBについて、きょうの試合では対面する藤井のドリブル対応もあって福田→(後半3バックになって)白井→(後半途中から)福田と頻繁に入れ替え。
ルーキー開幕スタメンの福田くんは頑張ってたけど、サイドライン際の動きで危なっかしいところもあり、左利きならなぁ……と思うことも多々あった。
左SBのポジションに関しては、枠を空けてでも補強をする必要性があると感じたほど。

最後は、戦術的な問題。
昨シーズン後半、深刻な不振に陥ったときのサッカーから大きな上積みは見られなかった。
選手のポジショニング、ボールを受けに行く動き、中盤の選手の追い越し、”ポケット”の攻略etc.。
いずれもピッチで目撃することはできず、唯一の決定機も相手のパスを引っ掛けた一美のカウンターによるもの。
キャンプでは「後ろから繋いで突破をできるように」とトレーニングを積み重ねていたと聞くが、まだまだ道険し……だ。

開幕戦早々、ヤバヤバな京都サンガのあしたはどっちだーー?
というわけで、おそらく次節は先発を結構いじってくると思うんだけど、どれだけ改善ができるか。
2試合目にして早くも今季の帰趨を決めるゲームになりそうだと、亀岡から帰る電車の中で思ったのだった。

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