【J1第32節】京都サンガF.C. 1-1 名古屋グランパス

京都サンガF.C. 1-1 名古屋グランパス
日時:2022年10月8日(土)14:04KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS”(1万6,281人/晴 21.6℃ 47%)
主審:福島孝一郎
※29′-京都/武富孝介(PK失敗)
45′-名古屋/藤井陽也
59′-京都/井上黎生人(ヘッド←麻田)※J1初ゴール

■京都サンガF.C.(3-4-3)
GK21:上福元直人
DF31:井上黎生人
DF3:麻田将吾
DF6:本多勇喜(77′-DF4:ホルネイケル・メンデス・マレイロス)
MF14:白井康介
MF24:川﨑颯太
MF16:武田将平
MF44:佐藤響(90+4′-DF17:荻原拓也)
FW10:福岡慎平(90+4′-FW39:オリグバッジョ・イスマイラ)
FW7:武富孝介(88′-FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ)
FW18:松田天馬(90+4′-FW47:パウロ・エンリケ・ペレイラ・ダ・シウヴァ “パウリーニョ・ボイア”)

■名古屋グランパス(3-1-4-2)
GK1:”ミッチ” ミッチェル・ジェイムズ・ランゲラック
DF4:中谷進之介
DF13:藤井陽也
DF3:丸山祐市
MF16:ウーゴ・レオナルド・シウバ・セレージョ “レオ・シルバ”(46′-MF20:永木亮太)
MF17:森下龍矢(77′-DF6:宮原和也)
MF15:稲垣祥
MF34:内田宅哉(77′-MF14:仙頭啓矢)
MF11:相馬勇紀
FW10:マテウス・ドス・サントス・カストロ
FW45:永井謙佑(55′-FW9:酒井宣福)

井上黎生人選手(京都)
「ボールを繋いでくれた選手、セットプレイをいろいろと考えてくれるコーチ、そして何より応援してくれたサポーターのみなさんに感謝したいと思います。
ゴールを決めたときは頭が真っ白になって、あまり記憶がありません(苦笑)。
はじめてJ1で戦う今シーズン、通用する部分もある一方、毎試合改善点が見つかる中で、1日1日成長できていると実感しています。
あとは、勝ち点3に繋がるプレイを見せることが目標です」 

曺貴裁コーチ(京都)
「連戦の中、選手たちは足を止めないで、われわれらしい試合をやってくれました。
名古屋さんは個人の能力が非常に高くて、カウンターを喰らってピンチになるようなシーンもありました。
選手全員でよく追いついて、貴重な勝ち点1を取ることができたと思います。
欲を言えば〝3〟が取りたかったですけど、自分たちがいま置かれた状況を考えると、勝ち点3に値する〝1〟かもしれません。
天皇杯に出たメンバーも前節の鳥栖戦に出たメンバーも、誰がいつどの試合に出ても、われわれのサッカーを理解していますし、遂行する〝温度〟やスピードが上がってきています。
それに合わせて、僕は指導をしなければ。
ただ監督としての経験もありますから、この先の3試合がどういったふうに展開するかは理解しています。
しっかりシミュレーションをして、『行ってこい』という言葉を送るだけにならないよう、きちっとチームをつくりあげたいです。
(ーーリーグ戦で久しぶりの声出し応援試合となったが)
感謝の気持ちを込めてサポーターのみなさんに挨拶をするのが、試合前の自分のルーティン。
きょうサポーターが歌っているのを目の当たりにして、立ち止まってその歌を聴こうと思ったほど、本当に素晴らしい応援をしてもらっています。
こういった応援をサンガスタジアムで受けたということは、一生忘れられない経験になります」

長谷川健太コーチ(名古屋)
「われわれもまだ残留が決まったわけではないが、シーズン終盤はどんなチームが相手でも困難なものになる。
京都も天皇杯でメンバーをガラッと変えて、きょうに賭けていただろう。
その姿勢が出たゲームだったと思うし、厳しい内容になった。
ただ前節に比べ、難しい時間帯をしっかりと凌ぐことができた。
勝ち点1を取れたのは悪い結果ではない」

続く、苛烈なサバイバル

今シーズン、きっとベストバウトのひとつ!
90分を通して、ほとんどの時間で京都がゲームを掌握した。
でも、ドローなんだよなぁ。

タイムアップの笛が鳴った瞬間、京都の選手たちはピッチに倒れ込んだ。
疲れとともに、〝3〟が取れなかった悔しさがあったからではないだろうか。

名古屋は完全なるリトリート戦術。
最終ラインからの縦ポン=永井ポン! マテウスポン!
確かに脅威だったけど、一方で組織だった攻撃を許すことはまったくなかった。
森保さんが見にきた(!?)相馬も、対面する白井が圧倒。

ゲームを支配できた大きな理由は、高い位置でのボール奪取がハマったこと。
ボールを持てば、ハーフレーンとタッチライン際=大外のレーンに選手を多く配置。
ボールをワンタッチ、ツータッチで回しながら、突破の機会をうかがう。
もし途中でボールを奪われていても、多くの選手が近くにいるから、すぐにボールを〝狩り〟に行ける。
そして名古屋の選手が苦し紛れにボールを前に出せば、京都の守備の選手が素早く反応してボールをカット。
きょうの3トップが比較的守備力が高い選手揃いだったこともあるけれど、大木さんの時のサッカーを思い出させるようなサッカーだったな。

しかし、自分たちの時間帯が長くありながらも、ゴールがなかなか奪えなかったことで、ドローに終わってしまった。
相手ペナルティボックス内でのダイレクトプレイがひとつでも決まっていれば……。
サイドからのクロスに対して、中の選手とのタイミングが合えば……。
PKが入っていれば……。
いずれにせよ、攻撃で精度が少し足りなかったということだろう。

ウタカの投入が遅かったという意見もあるかもしれない。
でも、きょう展開していたサッカーがかなり良かっただけに、先発の11 人を引っ張ったことも賛成できる。
攻守のバランスを崩して、流れが悪くなってしまう可能性もあったしね。

というわけで、最低限の勝ち点1ゲット。
と思ったら、残留のライバルたちが勝ちすぎィィィ!
安全圏に入ったと思われていた清水が、一気に順位を落としているし。
熾烈なサバイバル、どうなっちゃうんだぁーー(トム・ブラウン布川さんふうに)。

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