京都サンガF.C. 2-1 サガン鳥栖
日時:2022年3月2日(水)18:33KO
会場:京都府立京都スタジアム “サンガS” (2,511人/曇 8.5℃ 71%)
主審:先立圭吾
37′-京都/山田楓喜(左足)
75′-京都/豊川雄太(右足←山田)
86′-鳥栖/荒木駿太
■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK1:若原智哉
DF2:飯田貴敬
DF31:井上黎生人
DF6:本多勇喜(71′-DF3:麻田将吾)
DF8:荒木大吾
MF24:川﨑颯太
MF19:金子大毅(84′-MF7:武富孝介)
MF18:松田天馬(60′-MF16:武田将平)
FW27:山田楓喜(84′-FW13:宮吉拓実)
FW23:豊川雄太
FW28:田中和樹(60′-DF17:荻原拓也)
■サガン鳥栖(3-4-2-1)
GK31:岡本昌弘
DF42:原田亘
DF30:田代雅也
DF13:中野伸哉
MF22:佐藤響
MF43:福井太智(84′-MF45:楢原慶輝)
MF14:藤田直之
MF27:相良竜之介(76′-MF4:島川俊郎)
MF7:中野嘉大(64′-FW16:荒木駿太)
MF33:石井快征(64′-MF10:小野裕二)
FW15:梶谷政仁(84′-MF41:坂井駿也)
曺貴裁コーチ(京都)
「きょうの出場メンバーで最大の力を出すべく準備をしてきました。
最後押し込まれた場面はありましたけれど、選手たちは最後まで足を止めずによく頑張ってくれたと思います。
山田楓喜は去年悔しい思いをした選手。
公式戦ではことし2試合目でいい働きをしてくれましたし、プロになって初ゴールを決めたことでチームにとっても弾みがつくんじゃないかと思います。
(ーーその山田選手の頑張りで2点目が生まれたが?)
あれは、ずっと狙っている形です。
トヨ(豊川)の決定力が生きました。
(ーーハーフタイムにはどんな指示を?)
ここ数試合、後半始まってすぐリズムが取れなくて失点することが続いたので、前半の修正点や戦術的なことを言って送り出しました。
まだまだ課題はあるので、選手全員で向き合ってやっていきたい」
やまだかつてないWing
〝甲賀の大器〟こと山田楓喜選手が1ゴール、1アシスト!!
守備でも、激しいプレス、相手パスのインターセプトを繰り返すなど、MVP級の活躍だったね。
身長180cmの左利き、ドリブル、シュートに加えて、チーム屈指の高い持久力を誇る。
他の選手とは違う属性を持っているし、リーグ戦でも左ウイングのレギュラー候補として名乗りを上げたんじゃ……?
その山田(楓)を筆頭に、きょうの京都はめちゃくちゃ激しかった。
もともと運動量が多い豊川が、きょうは〝クリエーター(9番)〟の位置に入っていたことも影響しているのかもしれない。
特に、中盤から前の選手は、相手のボールホルダーに対して全速力でプレッシャーをかける。
パスコースを限定するだけに止まらず、ボールを奪取しようとする意欲がピッチから溢れていた。
対する鳥栖も似た感じのチーム。
よくいえば、ハイスピード&ハイスパート。
一方で、プレスの網を抜けるとそこには広大なスペースが、というスリリングなサッカーだった。
キックオフ早々は〝網〟が破られていたけど、徐々に京都ペースになった前半の戦いぶりは爽快。
欲を言えば、もう少しパスの受け手と出し手の感覚が合えばなぁ……、というところだろうか。
後半は正直、鳥栖の決定力不足に助けられた部分もあるけれど、井上選手を中心に守り切った。
こういう試合で勝ち切ることができたのは、チームの成長に繋がるはずだ。
そういえば、荒木が先発からサイドバックに入ったのは初。
中盤にも顔を出し、守備でも破綻することなく、ふつうにやれていたのは驚いた。
他に選手起用の面で言うと、リーグ戦のレギュラー格でチームに欠かせない松田天馬と武田が交代で出場したのも興味深かった。
フル出場させるとリーグ戦に疲労が残るし、60分/30分と出場時間を区切ったのは当初のプラン通りだったのかな。
で、川﨑はセレッソ戦で52分に交代しているし、若いからフルでイケるだろうと(笑)。
また、前節ゴールを守った太田に代えて、ことし初めて若原を起用。
〝ターンオーバー〟が本当にうまくハマっているな、と思ったのだった。
今季無敗のまま、さぁ、2日後は昇格組同士の磐田戦。
楽しい試合が週に2回も見られるなんて、毎日の生活にハリが出てくるよね。