FC町田ゼルビア 3-0 京都サンガF.C.
日時:2020年10月14日(水)19:03KO
会場:東京都町田市立陸上競技場 “Gスタ”
主審:榎本一慶
4′-町田/オウンゴール(庄司)
48′-町田/髙江麗央
90′-町田/平戸太貴
■FC町田ゼルビア(4-2-2-2)
GK1:秋元陽太
DF23:酒井隆介(87′-DF22:小田逸稀)
DF5:深津康太
DF4:水本4億円
DF2:奥山政幸
MF18:髙江麗央(90+6′-MF29:森村昂太)
MF25:佐野海舟
MF14:吉尾海夏(75′-FW13:岡田優希)
MF8:ジョン・チュングン(75′-FW7:アレン・マソヴィッチ)
FW16:安藤瑞季(87′-FW30:中島裕希)
FW10:平戸太貴
■京都サンガF.C.(3-1-4-2)
GK34:若原智哉
DF46:森脇良太
DF23:ヨルディ・バイス
DF16:安藤淳
MF10:庄司悦大(46′-MF31:福岡慎平)
MF2:飯田貴敬
MF15:仙頭啓矢(77′-MF14:中川風希)
MF41:金久保順(46′-MF22:谷内田哲平)
MF5:黒木恭平
FW20:李忠成(59′-FW18:野田隆之介)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(83′-FW13:宮吉拓実)
ランコ・ポポヴィッチ・コーチ(町田)
「前節、金沢戦の後半で出したアグレッシブさがあれば、きょうはイケると思っていたよ。
それにプラスして、選手たちは賢さ、したかさを見せてくれた。
まるで、 いまヨーロッパで展開されているサッカーのようだったね。
われわれ町田の強みはコレクティブに、チーム全体で戦うことなんだ」
實好礼忠コーチ(京都)
「うーーーーん……、きょうのの試合は……分析できない状況です。
……細かいところというよりは、『戦えなかった』……そのひとことです。
(ハーフタイムで2人を交代させたが?)
1点を追いかける……というよりは、いろんなところがあって……。
チームを『戦う』方向に持っていければと思いました。
(修正すべきはメンタル面か?)
うーーん、メンタル……。
みんな、やろうとはしている。
……ただ、体が動かない。
体が動くように、僕自身も策を練らないといけないです。
(久しぶりの宮吉選手について)
たくさんのアクションをしてくれて、前線でひっぱろうという宮吉らしさは出してくれたと思います」
下降線の一途
うん…そうだね…。
試合後、實好さんの落胆ぶりもわかるほどの内容だった。
たしかにここ数戦、チームは下降線だった。
でも、中位チーム相手ならなんとか戦えるだろうと思っていたのだ。
しかし現実は、攻撃ではシュートにまで持っていくことができず、守備では相手にプレスにミス連発。
26節でやっているサッカーがコレでは、今後「伸びしろ」をまったく感じない。
キツイ。
うまくいかない中で京都がやっている策といえば、ウタカの相手と、インサイドハーフの選手を次々と代えているだけ。
特にインサイドハーフは、例えば谷内田が入ればバイタルでのボールキープ、金久保が入ればフォーワードが下がったスペースへの抜け出し。
選手によって、やっていることが違う。
チームとしてやりたいことがまとまっておらず、結局は個人任せになってしまっていると感じてしまうのだ。
低い位置でボールを奪っても、昨シーズンあったような、最終ラインからボールを運ぶ「チームとしての決め事」もはっきりと見えない。
戦力は他チームに対して、大きく劣っているとは思わない。
ということはつまり、いままで作り上げてきたサッカーが今季のJ2において通用しない「失敗作」……だったのかなって。
このままバイス-庄司-ウタカが軸の「5-3-2」を続けるなら、自軍の戦力を過信し相手の戦力を読みきれなかった旧日本軍のよう。
ここからチームを大きく作り変えることも難しいだろうし、それならば、同じポジションでベテランを使うより、若手をなるべく使って来季以降に繋げることなのかなと。
――そう覚悟を決めさせれた一戦だった。