京都サンガF.C. 1-0 ジェフユナイテッド市原・千葉
日時:2019年11月16日(土)14:04KO
会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(1万1,216人/晴 20.8℃ 41%)
主審:柿沼亨
84′-京都/仙頭啓矢(右足←福岡)
■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:清水圭介
DF31:福岡慎平(87′-DF16:安藤淳)
DF4:田中マルクス闘莉王
DF25:上夷克典
DF5:黒木恭平
MF10:庄司悦大
MF13:宮吉拓実(60′-FW39:エスクデロ競飛王)
MF41:金久保順
FW14:仙頭啓矢
FW23:一美和成(79′-MF7:ヘナン・カルヴァーリョ・モタ “レナンモッタ”)
FW22:小屋松知哉
■ジェフユナイテッド市原・千葉(4-2-3-1)
GK23:佐藤優也
DF50:米倉恒貴
DF17:新井一耀
DF4:エベルト・シウヴァ・サントス
DF49:下平匠
MF14:小島秀仁(70′-MF7:佐藤勇人)
MF22:工藤浩平(87′-MF39:見木友哉)
MF8:堀米勇輝(57′-MF25:茶島雄介)
MF10:船山貴之
MF13:為田大貴
FW9:クレーベ・ラウベ・ピニェイロ
7位、“他力”を信じて最終節へ
苦しい時間帯も凌いで凌いで――。
84分での決勝ゴールで、プレーオフ進出へ望みをつなぐ勝ち点3をゲットできた。
他会場では水戸が鹿児島に負けたため1つ順位をあげ、7位で最終節を迎えることになった。
ゲームを振り返ると、京都は前半からボール回しがうまく行かない。
逆に奪われてから、容易にファイナルサードへの進出を許してしまっていた。
特に右サイドを単純なワンツーパスで、福岡が裏を取られ、何度となくピンチを招く。
攻めても「意思疎通不足な、他人任せのパスを出す」という悪癖がチラホラ。
49分、庄司がショートコーナーを試み、金久保と集中に欠けたダイレクトパス交換でミスをしたシーンなんかは、その最たるもの。
あそこで、中途半端な体勢でボールを受けてから次の展開を考えるようなプレイをしていれば、相手プレスの餌食になるもやむをえない。
船山のカウンターは黒木が身を挺して止めたものの、イエローカードを喰らって次節累積警告で欠場となってしまった。
一方、得点シーンは福岡が相手ディフェンダー2人がいながら縦に仕掛けて、生まれたもの。
ゴールライン、ギリギリまでドリブルしてマイナスの折返しからシュート!
って、今季ずっと京都が目指していた得点スタイルだと思うけど、ホントにキレイに決まったな。
仙頭が得点後、福岡のもとへ駆け寄っていたけど、福岡の「自分でなんとかしてやる」って気迫を感じたグレートプレイだった。
ということで、内容的には総じて褒められたものではないけれど、41節になってしまえば内容よりも結果!
最終節まで、昇格の可能性を残したシーズンになったことは、昨シーズンに比べれば大きな進歩だと言えるだろう。
個人的にも、最終節のチケットが“消化試合”にならなかったのも、ありがたい(笑)。
大木さん時代の昇格プレーオフ・徳島戦、改修前の国立競技場でのゲーム以来の、緊張する生観戦になりそうだ。
改修前といえば、“聖地”西京極もラストゲーム。
阪急西京極駅から狭い歩道橋を渡って、ゲートをくぶり、総合運動公園の中を抜けていく…。
幾度となく経験したあの道のりを、もう歩かなくなるだろうことは、感慨深いものがある。
あ、でも改修後、たまーに西京極開催もあったりする計画だから、可能性はゼロではないのかな。
最後の最後で、芝のコンディションが良くなかったのはちょっと残念だったけど、西京極での試合を勝ちで(いったん)締めくくれたことも良かった良かった。