京都サンガF.C. 0-1 ヴァンフォーレ甲府
日時:2019年11月4日(月)14:03KO
会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(1万2,356人/晴 17.8℃ 41%)
主審:上田益也
82′-甲府/金園英学
※93′-京都/仙頭啓矢PK失敗
■京都サンガF.C.(4-2-2-2)
GK21:清水圭介
DF16:安藤淳
DF4:田中マルクス闘莉王
DF6:本多勇喜(23′-DF25:上夷克典)
DF5:黒木恭平
MF7:ヘナン・カルヴァーリョ・モタ “レナンモッタ”
MF31:福岡慎平(86′-MF11:湯澤洋介)
MF22:小屋松知哉
MF20:ジュニオール・シウヴァ・フェレイラ “ジュニーニョ”(86′-FW39:エスクデロ競飛王)
FW14:仙頭啓矢
FW23:一美和成
■ヴァンフォーレ甲府(3-4-2-1)
GK1:河田晃兵
DF22:小出悠太
DF8:新井涼平
DF6:エデル・リマ・ドス・サントス
MF2:湯澤聖人
MF40:小椋祥平
MF26:佐藤和弘
MF39:内田健太(90+1′-DF3:小柳達司)
FW11:曽根田穣
FW29:アラーノ・ブレンドン・ヂ・ソウザ・リマ(90+1′-MF50:田中佑昌)
FW9:ピーター・マドゥアブチ・ウタカ(76′-FW17:金園英学)
9位へと後退
本当に、ツラい敗戦。
82分、自分たちのフリーキックからの流れからカウンターで失点。
最後、湯沢が広げた手にボールが当たってPKを得たところで、少し運も来たかと思ったけれど…。
きょうの京都は、またまた戦い方を少しモデルチェンジ。
甲府のウイングバック、および両センターバックのオーバーラップに対して、ノーマルポジションおよび守備時は4-4-2、攻撃に転じるとモッタがアンカーに落ちて福岡が前に出る4-1-3-2的な布陣をとった。
しかし京都の右サイド、甲府のアラーノが仕掛けるドリブルに手を焼き、前半から危ないシーンがいくつか見られた。
特に33分、シンプルなワンツーからアラーノが抜き出してフリーでシュートを打ったのは完全に1点モノだったけど、ここは清水がビッグセーブ。
普段は左に張っている小屋松を右に置いたのは、小屋松の突破力で相手の攻め上がりを抑えようとしたのだろう。
けど、エデルリマ、アラーノにウタカが絡むと、甲府に時間もスペースも支配されて、なんだか危ないなーという雰囲気が漂い続けていた。
惜しむらくは、この状態に対して早めに手を打てなかったかという点だろうか。
左に入ったジュニーニョと合わせて、両サイドはほとんど“死んでいた”状態だったのは事実。
だったら、シーズン序盤によくやっていた冨田を右ウイングに置いて守備力を持ってリマ&アラーノを制しつつ、小屋松を左に回す、みたいな。
何らかの策を打てなかったのかとは、少し疑問に思った。
ただ、本多の負傷で早々交代カードを1枚切っていたので、動きにくかったのかな。
モッタの狭いスペースでの旋回力、および縦パスの付け方は効いていたものの、そこからの攻撃でトライアングルをうまく作れず、決定的なシーンはといえば、
・17分 細かいパス回しから福岡のシュートは相手GK正面
・28分 福岡の斜めのパスを仙頭がボックス手前で受け、相手をうまく交わしてシュートもGKに阻まれる
・73分 抜け出した福岡の折返し、仙頭のシュートは阻まれる
くらいだろうか。
振り返ってみたら、3つとも中央付近での崩し。
そして仙頭の最後、PK失敗は責められないよね。
今シーズン、貴重なゴールでチームを救ってきているし。
むしろ、あの局面で蹴ってくれてありがとう、というか。
さて次節。
崖っぷち崖っぷちと言っていて、本当に崖っぷち。
仙頭・一美・小屋松の3トップに、モッタがアンカーの4-3-3は新潟戦の最後の時間帯以外は見てないので、先発から見てみたい気はするけれど、琉球相手にハマるだろうか。
ただ、勝ち点1ではなく「3」がほしいだけに、ある程度攻撃に比重を置かざるをえないのは間違いない。
日曜日の開催、さらに一番最後の16時キックオフ。
他会場の結果もわかっている状態での試合となる。
結果次第で、今シーズンの“運命”もある程度見えているのかもしれない。