アルビレックス新潟 3-1 京都サンガF.C.
日時:2019年10月27日(日)14:05KO
会場:新潟県新潟スタジアム“ビッグスワン”(1万7,022人/曇時々晴 17.3℃ 54%)
主審:清水勇人
31′-新潟/シウヴィオ・ホセ・カルドソ・ヘイス・ジュニオール “シウヴィーニョ”
58′-新潟/レオナルド・ナスシメント・ロペス・ヂ・ソウザ
69′-新潟/レオナルド・ナスシメント・ロペス・ヂ・ソウザ
81′-京都/一美和成(右足)
■アルビレックス新潟(4-2-3-1)
GK1:大谷幸輝
DF28:早川史哉
DF5:舞行龍ジェームズ
DF4:大武峻
DF31:堀米悠斗
MF6:戸嶋祥郎
MF25:秋山裕紀(78′-MF40:小川佳純)
MF11:渡邉新太
MF8:シウヴィオ・ホセ・カルドソ・ヘイス・ジュニオール “シウヴィーニョ”(81′-FW19:矢野貴章)
MF20:本間至恩(59′-MF13:ヴァルミール・アパレシド・フランシ・ヂ・カンポス・ジュニオール “フランシス”)
FW9:レオナルド・ナスシメント・ロペス・ヂ・ソウザ
■京都サンガF.C.(4-1-4-1)
GK21:清水圭介
DF16:安藤淳
DF17:牟田雄祐
DF6:本多勇喜
DF5:黒木恭平
MF10:庄司悦大(65′-MF44:中坂勇哉)
MF20:ジュニオール・シウヴァ・フェレイラ “ジュニーニョ”(78′-DF28:冨田康平)
MF7:ヘナン・カルヴァーリョ・モタ “レナンモッタ”
MF13:宮吉拓実(63′-FW23:一美和成)
MF22:小屋松知哉
FW14:仙頭啓矢
いまこそリバウンドメンタリティ
新潟でハッピーなターン、とはならず完敗。
プレーオフ圏からついに脱落。
前節の“上げ潮”な流れを、ズバッと断ち切ってしまった。
そんなゲームを振り返ると、「自滅」の意味合いも大きかったかと思う。
まず、モッタ&庄司をなぜ先発W起用したか?
庄司は広角に長く早いパスを出せるものの、その“横展開”が相手を脅かす攻撃にと繋がらなかったのも事実。
対して、前節はその庄司をあえて外すことで、攻撃のメカニズムをマイナーチェンジ。
アンカーに入ったモッタは縦パスの意識が強く、またパスを出したあと細かくポジションを変えて次の展開に備えた。
また、インサイドハーフに入った中坂が相手の最終ラインとボランチの間、いわゆる「中間ポジション」でドリブルを試み、相手の守備を困惑させていた。
で、きょう、庄司=アンカー、モッタ=インサイドハーフで、パスを出す人が2人になって、逆に中央エリアでやや渋滞が発生。
即興のワンツーパス、ダイレクトパスを失敗させては、相手の速攻を許す場面がしばしば見られた。
そうした、パスミスからの相手速攻を喰らってしまっていたのも、新潟がリトリート気味に守り、裏のスペースをしっかりケアしていたから。
前節うまく行った「仙頭0トップ」も、飛び出すスペースが見つからず空転。
守っても、組織だったプレッシャーがかけられず、中盤でのパスミスを奪われた流れで失点してしまった。
さて、「自滅」と感じてしまった第2の要素は、悪い流れを断ち切るような戦術アレンジ、選手交代ができなかったこと。あるいは、手を打つのが遅かったこと。
「後半開始から、庄司を下げて一美投入!」と思ったんだけど、庄司とモッタのポジション交換で様子をみているうちに、速攻で追加点を食らってしまった。
相手に先制点を奪われた中で、「0トップ」がますます機能していなかっただけに、早く手をうってほしかったところだった。
もし昇格プレーオフに挑めたとしても、下の順位から戦う可能性が現状では高い。
となると、一発勝負のゲームで求められるのは勝利。
そして今の戦い方だと、先制されると同点、逆転するのが相当厳しいと言わざるをえない。
理想は交代選手の中に、チームに変化をつけられる選手がいることなんだけど…。
きょうも一美のロングシュート以外は、同じリズムでパス回しを繰り返しているだけで、決定機はあまり生み出せていなかった。
そして正直、最後の交代カードで、なんで冨田!?とは思ってしまったよね。
最後の1ヶ月――11月、残り4試合。
願わくは、対戦時に千葉が残留を決めていて、柏が優勝を決めていて、それぞれのメンタリティーが少し緩んだ状態で戦うことができれば…!って、めっちゃ他力本願(笑)。
そうではなくて、自分たちの力で自信を取り戻して、負けなしのNovemberにしたいですね。