【京都サンガ】「現状説明会」議事録が公開(前編)

気になったところ。
まず山中さんの部分。
●CY(Calendar Year)2017年、つまり2017年1月から12月で、営業利益2億円以上の赤字予算を立てていたが、現状見通しとしては、1億から1億5千万円の赤字に圧縮できそう。

野口さんの部分。
●シーズン前、N監督と野口強化部長が話し合って、高さを生かしたサイド攻撃を狙い3-4-3のトレーニングを重ねる。4バックはちゃんと準備していなかった。
●キャンプ地のグラウンドが、桜島噴火の影響で例年以上に固く、選手の足腰への負担を考え、追い込んだトレーニングができず。
●シーズン途中での補強、さまざまなリストアップをしたが、予算がない中で、ホペイロの松浦氏を雇用。
うーん、この時点で「失敗すべくして失敗したシーズンだった」と総括せざるをえない、なんでやねん!な説明満載ですが。
このあと、質疑応答編に続きます。

京都サンガF.C.現状説明会
■日時:2017年9月16日(土)17時から19時
■会場:キャンパスプラザ京都
■参加:京都サンガF.C.ファン・サポーター280名
 (株)京都パープルサンガ代表取締役社長 山中大輔
 (株)京都パープルサンガ強化部取締役 細川浩三
 (株)京都パープルサンガ強化部部長 野口裕司

■議事録
司会)定刻となりましたので、これより現状説明会を始めさせていただきますが、始めさせていただく前に、諸注意をご説明させていただきます。例年のことではありますが、写真撮影、録音、録画等はご遠慮いただいておりますのでご了承願います。それでは、これより現状説明会をはじめさせていただきます。先ず、京都サンガの出席者を紹介いたします。代表取締役社長の山中大輔です。続きまして、強化部取締役の細川浩三です。続いて、強化部長の野口裕司です。本日司会を務めさせていただきます、運営広報部の丸山と申します。よろしくお願いいたします。
また、本日の会の進め方につきましてご連絡させていただきます。先ず、社長の山中、強化部野口の方からチームの現状説明をさせていただいた後、皆さまからの質疑と進めさせていただきます。
終了時刻は19時を予定しております。それでは、これより、京都サンガF.C.現状説明会をはじめさせていただきます。先ず、山中社長よりお願いいたします。

山中)改めまして、皆さま、こんばんは。先日、西京極での敗戦の後、コールリーダーの方から「俺ら納得できひんと。なんでこんなんやねん。」と「優勝するゆうたんちゃうんか。」と「どうなってるんか説明してくれ。」っていうお話がありまして、私自身、何を言っても言い訳になると思って、その場では何も言わなかったんですけど、サポーターの皆さんからしてみれば、そういう疑間、質間が出て当然やと思いましたので、 こういう会を催させていただきました。
今日は、包み隠しなくいろんなことをお話しさせていただきたいと思っております。ただ、選手の契約に関する事だとか、そういうことについて質間をいただきましてもお答えいたしかねる部分がございますので、その辺はご勘弁をいただきたいと思います。
それでは、私の方から、先ず、皆さま気になっております財政状況から、お話しさせていただきたいと思います。

  くスライド(1)目次>
  1. CY2017見通しの報告
  2. 現在のチーム状況報告
  3. 質疑

山中)今日はこの三つのことについてお話しをさせていただきます。ここから、次のページは、間違っても写真に撮ったり、SNSに流したりしない様に、一般的に、来年の夏ぐらいにしか公表しないデ一タとなっておりますので、よろしくお願いいたします。

  くスライド(2) CY2017 見通しの報告(非公表)>

山中)これはですね、インカム、収入の2011年からの推移をまとめたものでございます。2011年については、合計21億4千万円の収入があったのに対して、去年、16年は、17億3千8百万円、今年の見込み、もう、見込みが出せる時期にまいりましたので、18億6千3百万円という事でございます。
総入場者数につきましては、’15年から、16年に2万7千人減って、’16年から、17年で、これは見込みですが、8千人くらい増えそうだというところでございます。
チケット収入ですが、これはもう、ファン・サポーターの方々に、かなりご支援をいただきました。2億2千1百万円ということで、’14年当時のレベルまで、回復をしそうだ、ということでございます。
グッズ収入につきましても、ここ4年で、最高というかたちになりますが、これのほとんどは、新しいユニフォームでございます。過去最高の枚数を更新いたしております。
広告収入につきましては、見ていただきまして判る通り、約2億5千万円くらい、減少を続けてきたんですが、なんとか、僅かですが戻した形です。
ファンクラブにつきましても、実は、ここ7・8年で、最高の1万1千人を超えるファンクラブの入会をいただいた、というところでございます。
スクール収入、これにつきましては、一部の方はご存知かもしれませんが、SPに入れていたのを「サンガのSPは下手や」と噂が立ちましたものですから、かなり、人数を絞らせていただきまして、その分約6 百万円でございますが、収入が減っております。
Jリーグの分配金につきましては、皆さまご存知の通りDAZN、このDAZNの収入が増えまして、6千2百万円ということで、ここ10年で最高になっております。
移籍金・レンタルは、ほぼ横ばいで、その他売上につきましても、横ばいという形でございます。
皆さんに、去年のサポーターカンフアレンスでお話し申し上げました通り、2017年は2億円以上の赤字の予算を組ませていただきましたけれども、2017年の見通しにつきましては、1億から1億5千万円程度まで赤字が圧縮できる状況でございます。

  くスライド(3) CY2017 見通しの報告(非公表)>

山中)先ほども申し上げました通り、観客が減っているのに何で、チケット収入が増えているのかというのが、これは、招待券、つまり無料券で来られる方の割合でございます。これはパーセントで全部示しておりまして、過去十何年間の平均値で、順位を出しているという形でございます。
京都サンガにつきましては、J1にいました2007年は、実に40%以上の方が、タダ券で入っている。で、私が参りまして、’16年の去年でございますが、だいたい各チームとも10%で、強い有名なチームになりますと5%程度ということで、10%を目標にやりました。でございますので、見かけ上、お客さんは減りましたが、収入は増えたと、で今年につきましては、実は無料券を配布する枚数っていうのは減らし気味なんですけど、着券率、つまりもらった人が来る率が増えていまして、大体11%ぐらいになるんじゃないか、というふうに見ております。
見ていただいて分かりますように、非常に、弱くなるチームっていうのは、この赤色(数値表内)が一番手、水色(数値表内)が二番手っていう招待券割合ですけども、弱くなるチームというのは、弱くなる寸前に、この招待券比率が高くなる、ということを示しております。
西京極の総入場者数につきましては、去年の12万9千人から13万8千人程度、これはまだちょっと振れますので、分かりませんが、なるようだというところでございます。
いま申し上げました通り、非常に赤字の計画でまいりましたけども、経営上につきましては何とか、予算を上回れそうということで、直ちにチームが債務超過に陥ったり、それを理由にJ3に落ちたりというような事にはならない、ということだけ、皆さんにご報告をさせていただきます。
次に、チームの実際の現状を、強化部長の野口さんの方からお話しをいただきますが、最後の方に、作戦の変更のところまで踏み込んで皆さんにご説明するつもりです。それにつきましては、へたにSNS等に拡散をされますと、他のチームに有利な情報を与える、ということになりかねませんので、作戦の変更の部分につきましては、仲間内で話していただくには全然かまいませんが、SNS、投稿板等で拡散するのだけは止めていただきたいというふうに思います。
ここまで、経営数値に関しまして何かご質間がありましたら、お受けいたしますが、何かございますか。

質間者.1)招待券の来場者の割合ですとか、先ほどの収入の表などを含めて、そもそも営業の方ですとか、がんばってらっしやると思うんで、毎年サポーターカンフアレンスで、きっちり表を出して、それを議事録に載せて、今年はこれぐらい伸びました、来年はこれぐらい目標決めて達成します。っていうのを毎年毎年サイクルを回していくのが通常だと思うんですけど、その点について、今後改善されるつもりは?

山中)分かりました。全然難しいことではございませんので、それはやらせていただきます。ただし、今期に関して言いますと、13万8千人ということでございましたが、我々の目標は実は、16万人でした。で、それは、今の時点で大体、悪くても4位、上手くいけば1位・2位にいるだろうという前提でございましたので、今回はそれに届かない状態でございます。今季の目標は16万人でした。よろしいでしょうか。

質間者.1)ぜひ、今後、データをしっかりよろしくお願いいたします。

山中)ほかに何かございますでしょうか。

質間者.2)今日集まってるサポーターの皆さんっていうのは、社長、その経営の話も大事かもれませんが、チームの状況がどうであるとか、これまでどうだったか、これからどうするっていう話を聞きに集まってると思いますので、次の項目へ進んで頂きたいとお願い申し上げます。

山中)質間が無ければ当然そうさせていただきます。では、なければ、野口強化部長の方から説明させていただきます。

細川)野口の方からチーム状況を詳しく説明をさせていただく前に、チームの取締役、責任者として、現状につきまして、一言お詫びを申し上げたいと思います。まだ、もちろんシーズンは終わっていませんし、選手は、全く諦めていませんので、最後まで、当然、全力でやります。だた、いまの現状というのは本当に皆さまの期待を裏切るものであることは間違いありませんので、このことについては、本当に心からお詫び申し上げます。誠に申し訳ございません。
このあと、野口の方から説明させていただきますけれども、質疑応答につきましては、二人(野口、細川)で、お答えさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

野口)本日はお忙しい中、お集まりいただき、誠にありがとうございます。今シーズン、J1昇格という目標を掲げながらも、現在のところ不甲斐ない成績となってしまっていることを、深くお詫び申し上げます。しかしながら、先ほど細川の方からもありましたけれども、かなり厳しい現実なんですけども、残り10戦、諦めずに戦っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

  くスライド(4)現在のチーム状況報告(非公表)>

野口)監督決定の経緯についてですが、2016 シーズン、石丸前監督の時に、攻守において主導権を握るサッカーを標傍しまして、リーグ戦5位、プレーオフ敗退という結果で終わりました。その結果、守備の構築はある程度、成果は出ていたと思いますが、得点力不足という課題が残りました。

  くスライド(5)現在のチーム状況報告(非公表)>

野口)攻撃面が課題となり、得点数が伸びなかった原因としましては、エースの不在、二桁得点者の不在、セットプレーからの得点力不足、精神的支柱の不在などの要因を分析し、今シーズンの昇格を目指す上での課題として設定しました。そこで、ケヴィン選手であったり、闘莉王選手の獲得、大黒選手の復帰という形になりました。
ここに、既存の選手である、イ・ヨンジェ選手、エスクデロ選手、それに小屋松選手、岩崎選手などを組み合わせ、戦おうと考えました。

  くスライド(6)現在のチーム状況報告(非公表)>

野口)これを踏まえまして、攻撃面を構築できる監督、石丸前監督の続投も含めまして6 名程度の候補を挙げ、クラブ内で独自に評価表を作成し、強化部全員で検討をしました。この評価表で上位を獲得し、現場からの人望の高さ、現、柏レイソルの礎を築いたチームの一員であった点、サッカー界での現場での指導能力が高く、将来性が豊かである、加えて熱血漢、情熱が決め手となりました。本当に、京都を強くしたい、と思ってくれているのが、布部監督でした。

  くスライド(7)現在のチーム状況報告(非公表)>

野口)Jリーグの監督経験なしという点につきましては、全員でバックアップしていこうということで、多方面方から模索していく形になりました。

  くスライド(8)現在のチーム状況報告(非公表)>

野口)準備段階としまして、会社の全面バックアップの約東を取り付けました。とにかく監督のやり易い環境をつくろうと、トレーナールームの機材を買い替えるなどもいたしました。その他にも、カタパルトを導入し、データで選手のコンディション管理を行うシステムも導入しました。
もちろん、それ以外にも監督からの要望で、フィジカルコーチの招聴や選手の獲得など、多数ありましたが、昨年のプレーオフ後に、監督が決まりまして、そこからの話し合いだったために、獲得の交渉に出遅れました。もちろん金銭的な面も含めて、獲得には至りませんでした。
その辺りで、監督の要求に応える事ができず、監督には申し訳なく思っておりますし、これは強化部の責任だと思っております。

  くスライド(9)現在のチーム状況報告(非公表)>

野口)次の準備段階についてですが、鹿児島キャンプですけども、毎年、霧島市で行っていましたが、今年は異常にグラウンドが硬く、腰痛を訴える選手が続出し、その他のケガも多く出ました。それもあり、フィジカル強化を行うキャンプであったんですが、ケガ人が多く出たため、2回練習を1回に減らして調整していく形になりました。

山中)実際に、私も3日間ですがキャンプに帯同して、これはあかん、と思いまして、大黒選手や闘莉王選手と話をしたんですが、ここのグラウンドでやり過ぎると、みんな故障してしまう。城陽に帰って上げていくしかない。というのが二人の共通した意見でございました。

  くスライド(10)現在のチーム状況報告(非公表)>

野口)今年のテーマについてですが、サイドと高さを活かしていこうと監督と話し合いまして、高さを活かす、サイドを取るのだったら、3-4-3のシステムが良いのではないかということで、練習試合、練習を含めまして一定の手応えを感じていましたので、前年4-4-2でやっていましたが、そこをあまり試さずに、3-4-3のシステムを高めていく形になりました。
ただ、もう少し違うシステムを併用したり、練習試合などで試す必要があったと反省しています。
また、マッチメイクに関しても、FCソウルさん、ジュビロ(磐田)さん、(清水)エスパルスさん、ヴィッセル(神戸)さんと、各上のチームと対戦して、そこでも一定の手応えを選手たちも感じていました。
J1のチームであったり、FCソウルさんなどは、どちらかと言うと、前からガンガンとくるようなチームではありませんでした、ある程度ボールを持たせてくれて、引いて守るよ うな形でしたので、選手たちもやり易かったと思いますし、そこで自分たちも出来るのではないか、と思ったと思いますし、強化としても思いました。J2の相手ともっと試合を行っておけば良かったのではと、思っています。開幕してみると、前からガンガン来るようなスタイルのチームが多くて、苦戦をしたというところです。

  くスライド(11)現在のチーム状況報告(非公表)>

野口)現状分析のですけれども、我々は、4つの期間があったと考えています。第1節~7節は、チームの方向性が定まらず、結果が出せていない期間。先ほどもお話しさせていただきましたが、いざ開幕すると、もちろん、ある程度は想定はしていましたが、前からガンガンくるチームばかりで、身体がうまく追いついていけませんでした。全ての試合で3-4-3のシステムで臨みましたが、狙い通りにボールを繋ぐことができず、サイドも高い位置を保つ事ができずに、5バック気味になって、ラインが下がってしまい、失点を招く要因になった部分であります。また、ケガ人も多く出まして、なかなかベストメンバーを組むことができなかったのが、第7節まででした。

  くスライド(12)現在のチーム状況報告(非公表)>

野口)このままでは厳しいと、強化、監督、チームスタッフと話し合いをしまして、昨年も4-4-2でやっていますし、京都サンガは、これまでも4バックが多かったですし、昨年のベースがあるので、4バックにしてみようということになりました。その中で、今年のチームは高さという武器がありますので、思い切って、闘莉王選手をフォワードで使おうと、もちろん一人では、マークも厳しくなりますので、ケヴィン選手と組ませて、マークを分散させよう、という形になりました。それが、高さをベースにしたシンプルなサッカーが機能した期間、で、第8節から18節を、5勝6分けと、もちろん勝ちきれないっていう部分もありましたが、でも、このツートップが機能しましたので、このストロングポイントを活かすことを念頭に、シンプルにプレーすることを、全員の共通理解とし徹底しました。
選手たちも受け入れてくれ、縦にシンプルに攻撃しよう、ということで、迷いも無くなり、攻撃回数でしたり、ゴール前の攻防でしたり、ゴール数も飛躍的に伸びてきました。しかし、失点も多くあり、そこはしっかりと改善していこう、という話はしました。

  くスライド(13)現在のチーム状況報告(非公表)>

野口)次のところですが、ビルドアップへの模索がマイナスに働いた期間として、第19節から22節、天皇杯も含めますと、1勝4敗と、ここまで11戦負けなしできていましたけど、18節の町田戦のところで、かなりツートップが厳しくマークされ、疲れもあったと思いますが、ヘディングも勝てなくなったので、夏場を向かえるところで、これ一本では厳しいだろうと、そこで、ちょうどエスクデロ選手がケガから復帰してきましたので、ボランチで使うことで、ビルドアップを交ぜていこうとなりました。ただ、これまでシンプルにやってきたことで、迷いを生じさせてしまった期間でした。

  くスライド(14)現在のチーム状況報告(非公表)>

野口)その後が、シンプルな攻撃とビルドアップの融合が浸透してきた期間、というところで、第23節以降、ようやく機能し始めて、初めの4試合を負けなしできまして、初の連勝をしましましたけど、ライノベルである(アビスパ)福岡さんに敗れまして、それ以降、勝たないといけないということで、焦りも出てディフェンスラインからロングボールが多くなってしまった期間でした。

  くスライド(15)現在のチーム状況報告(非公表)>

野口)ケヴィン選手と闘莉王選手のツートップなんですけども、チームがここまで9勝している内の8勝が、この二人が、ツートップで先発した試合になります。あとの1勝も闘莉王選手が試合中にケガをしてしまい、フォワードに上がってからの得点での勝利でしたので、9勝全てと言っていいかもしれません。
8月は、この二人のいずれかが出られない試合が多く、変わるサッカーが出来なかった、つくり出せなかったのが、この結果になっていると思います。守備の時のラインの設定も、調子がいい時は、自然とラインが高く保てていて、セカンドボールも拾えて、二次、三次攻撃と出来ていたんですが、失点が多くなると、どうしても、不安からラインが下がって、中盤でボールが拾えなくなって失点をしてしまう。後ろでボールを回して、ボールを失うのも、不安からプレスが掛かるとボールを蹴ってしまう悪循環になってしまいました。

  くスライド(16)現在のチーム状況報告(非公表)>

野口)夏の補強ですが、各ポジション、様々な方面からリストアップはしていました。クラブの経営上、最大限のサポートを遂行したつもりです。その予算がない中で、何ができないか、というところで、ホペイロの松浦氏に来ていただくことになりました。靴底のちょっとしたずれであったり、スパイクのポイントの調整に定評のある方で、その分野のスペシャリストですので、少しでも選手の負担を減らせればと思い来てもらうことになりました。
また、ちょうどこの時期に、FC今治から連絡があり、牟田選手をレンタルしてほしいという連絡がありました。本人と話し合いを持ちまして、昨年、手術もあり1年間を棒に振ったこともあり、また今シーズンも、なかなか試合に絡めないというところで、このままだと2年間試合出場がないと、試合感覚というところで厳しくなってくるというところもあり、本人と話し合い、(FC)今治に、行くことが決まりました。そこで、いろいろな選手をピックアップしていましたが、開幕してから終了間際の失点多くて、どうじても守備の選手が欲しいと思っていました。そんな中、様々なチームで色々なことを経験している、土屋選手に来ていただくことになりました。

  くスライド(17)現在のチーム状況報告(非公表)>

野口)今後についてですが、シンプルなメッセージを、もう一回チームに徹底させようと、ストロングポイントである高さを最大限に活かす。こういった作業ももう一度、共通の認識としてやっていこうと、話をしております。ポストプレーであったり、セカンドボールの反応であったり、泥臭くランニングしていこう、という話をしております。

  くスライド(18)現在のチーム状況報告(非公表)>

野口)それともうーつが、監督も常々、角を取る。と言うんですけど、サイドアタックの重視と多彩化。これは高さを活かす上で、角、相手のペネルティーエリアの横、そこを取ることが得点が生まれるる一番の要因だと思っております。現状は、ディフェンスラインからのロングフィードからの形が多く、効果的なサイド攻撃が少ないというところで、ラインをしっかりと押し上げて、セカンドボールを拾えるようにして、縦にシンプルな攻撃と、ビルドアップを融合していきたいと思っています。そこで、サイド攻撃のバリエーションや自在性を含めて、クロスの供給の位置、配球の位置をより押し上げていきたいと思っております。

  くスライド(19)現在のチーム状況報告(非公表)>

野口)現状は、相手のプレスであったり、相手を剥すまでできていないというところで、ディフェンスラインからのロングボールが多くなっております。前でヘディングで勝てなかったりすると、こぼれ球を拾うスペースが広くなってしまいますし、間延びして、二次攻撃、三次攻撃へと、繋げていけません。

  くスライド(20)現在のチーム状況報告(非公表)>

野口)そこで、ディフェンスラインを徹底的に上げようということで、この前の試合で、吉野選手をセンターバックで使い、ラインを高く保つ取り組みを行っております。
また、角を取りに行く、と、そこからの崩しであったり、スルーパスであったり、クロスであったりで点を取りにいきたいと思っております。
現に、角を取った試合では、この前の山形戦での仙頭選手のゴールであったり、徳島戦の闘莉王選手のゴールであったり、素晴らしいゴールが生まれております。

  くスライド(21)現在のチーム状況報告(非公表)>

野口)最後となりますが、残り10試合、全力で取り組んでいきたいと思います。数字上可能性がある限り、戦いたいと思います。現場も選手も諦めていませんですし、サンガ・バリューの、闘争心を持ち・フェアプレーに徹し・最後まで全力でプレーする。ここを徹底してやっていきたいと思います。以上です。ご清聴誠にありがとうございました。

引用:京都サンガF.C.現状説明会【議事録】|京都サンガF.C.オフィシャルサイト

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