【J2第19節】ロアッソ熊本 1-4 京都サンガ

ロアッソ熊本 1-4 京都サンガ
◇日時:2014年6月21日(土) 19.03キックオフ
◇会場:熊本県民総合運動公園陸上競技場 “うまスタ”(7031人/雨 22.6℃ 84%)
◇会場:吉田寿光
20分-熊本/澤田崇(←FK)
45分-京都/大黒将志(左足←田村)
55分-京都/大黒将志(左足←山瀬)
65分-京都/大黒将志(左足←山瀬)
78分-京都/伊藤優汰(左足)

ロアッソ熊本(4-2-3-1)
GK1:畑実
DF4:園田拓也
DF6:篠原弘次郎
DF5:矢野大輔
DF7:片山奨典
MF10:養父雄仁(76分-MF8:原田拓)
MF38:橋本拳人
MF20:澤田崇
MF17:齊藤和樹
MF27:中山雄登(76分-MF28:キム・ジョンソク)
FW36:巻誠一郎(66分-MF11:藤本主税)

京都サンガ(4-2-3-1)
GK21:オ・スンフン
DF22:磐瀬剛 “J初出場初先発”(53分-MF25:伊藤優汰)
DF2:酒井隆介
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ
DF16:福村貴幸
MF19:田森大己
MF10:工藤浩平
MF7:駒井善成
MF14:山瀬功治(80分-MF8:横谷繁)
MF23:田村亮介 “J初出場初先発”(66分-MF15:中山博貴)
FW31:大黒将志

▼最高のリスタート
先週、指揮官を変えるか、若手を大幅起用するしか未来がない…的なことを書いたら。

20140621kyofu
うわああああ。
バドゥ解任!
そして、ルーキーが2人先発起用!!
さらに、試合結果は大勝!!!
恐怖新聞も京都新聞も書かないだろう、劇的な展開。
これで前体制の”運のなさ”は除霊できたかな?

しかし、伊藤優汰とかきょう一番キレキレだった選手が今までほとんど使われてなかったとか…。
いかに前体制のスタメン選択がおかしかったかの証明ではないかと思ったりする。

▼支配力より突破力
試合を振り返ると、正直、前半の内容はイーブン。
立ち上がりは、全体的に”省エネ”せずに、いいプレッシャーをかけていた。
ところが、相手が打ち込んでくる巻、齊藤へのロングボールをなかなかクリアできず、そのセカンドボールも相手にわたってしまう。
最終ラインも不安定となり、全体が間延びして、そしてバヤリッツァが与えた不用意なFKから失点してしまった。

ただ、前半のうちに同点にできたのが、当たり前だが大きかったと思う。
工藤のロングボールから田村の強引な突破が生きた。

そう、きょうの勝因として第一に挙げたいのが、”遅効の王様”と化していた中山を下げて、駒井と田村をスタメンに使ったこと。
中山は昨シーズン負傷長期離脱したせいか、今季はどうも体を張らず、相手のプレッシャーのないところにポジションを移しては、受けたパスを後ろに返すようなプレイが多かった。
そこから、攻撃のリズム、テンポが生まれればよかったのだが、そうとはならず、ただ攻撃を遅らせているだけの結果に終わっていた。
さらには、工藤というパサーもいることで、2人のやってることが”かぶって”しまっていた。
点がなかなか取れないという状況の今は、中山を使うなら、泥臭く走り回って、ワンプレイでも独力でしでかしてくれる田村のような選手を使ったほうがいいというのは、極めてロジカルに思えた。

▼代行はいつまで?

一方で守備面では、ヒヤヒヤするシーンが何度かあった。
また、全体のプレス強度、守備の一体感も、バドゥ体制よりはよくなったと思うけど、まだまだ。
体を当てて守ったり、ボールホルダーに厳しくいっていたのは、どちらかというと熊本のほうだった。
しかし、熊本の運動量が落ちてからは、昨シーズンを彷彿とさせるような、ボールを奪われた瞬間に多人数でプレスを仕掛けるシーンもあった。
少なくとも、前の試合よりはいい方向に向かってはいるのかな。

ということで、正式にコーチが決まる時期は未定なようだけど、指揮官交代で”悪い流れ”を変えることはできた。
あとは、熊本での勝ち点3を浮上のきっかけにできるかどうか?
そういう意味では、次戦こそ”森下代行”の真価が問われるゲームなのかもしれない。
(※以上テレビ録画観戦)

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