京都サンガ 2-4 ファジアーノ岡山
◇日時:2013年8月21日(水) 19:34キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(6267人/曇28.4℃81%)
◇主審:佐藤隆治”標的”
14分【京都】横谷繁(pen.)
18分【岡山】近藤徹志(←CK)
26分【岡山】清水慎太郎(pen.)
45分【岡山】石原崇兆
68分【京都】原一樹(pen.)
83分【岡山】島田譲
■京都サンガF.C.(4-1-2-3)
GK21:オ・スンフン
DF8:安藤淳
DF2:酒井隆介
DF20:ミロシュ・バヤリッツァ(72分-警告×2=退場)
DF16:福村貴幸(51分-FW11:原一樹)
MF4:秋本倫孝(63分-FW9:三平和司)
MF10:工藤浩平
MF17:横谷繁
FW7:駒井善成
FW13:宮吉拓実(76分-MF15:中山博貴)
FW14:山瀬功治
■ファジアーノ岡山(3-4-2-1)
GK1:中林洋次
DF4:近藤徹志
DF6:竹田忠嗣
DF5:植田龍仁朗
MF2:澤口雅彦(19分-MF26:田中奏一)
MF10:千明聖典
MF35:島田譲
MF25:田所諒
FW8:石原崇兆
FW11:桑田慎一朗(75分-FW13:キム・ミンキュン)
FW30:清水慎太郎(61分-FW19:久木田紳吾)
▼スコアは倍返し
「サッカーは勝ちたいという気持ちが強いか強くないか!
岡山の選手のほうが勝ちたい気持ちが強かった!」
「選手のモチベーションを上げるのも監督の仕事だが」
「…ぐぬぬ」
そんなツッコミが入りそうになる、末期的症状に陥ってしまった京都サンガ。
ただ、きょうの大敗が「モチベーションの欠如」だけの問題かと言われたら、否定せざるをえない。
去年同様、ミッドウィークには運動量が落ちる傾向にあるのに、ターンオーバーは宮吉のみ。
3バックのチームに、いつものように裏に走られて失点。
まさに無手勝流で無為無策。
相手のことを考えない、ひとりよがりな、オナニー的なサッカーに終始してしまった。
とにかく、PKでしか点が取れなかったという現実に向き合わないといけない。
後半攻撃の人数を増やして、押して攻めても、流れでゴールが奪えなかったのだ。
あげくの果ての、大量失点。
その原因はいくつかあるだろうが、シンプルにゲームを眺めれば
【1】京都が攻めているときは、岡山の選手は守備の布陣を整えている(京都の攻撃の人数以上に守備の人数がいる)
【2】岡山が攻めているときは、京都のディフェンダーと1対1の局面になってしまっている(局面で攻撃者=守備者が同数)
というのは、誰でも分かること。
攻撃に入ったときの切り替えの遅さ、パススピードの遅さ、パスレンジの狭さ。
今やってる攻撃がすべて「トロい」から、相手が完全に守備の陣形を整えてしまう。
そしてそれをこじ開けるだけの能力は今のサンガにはないということ。
さらに、相手の攻撃を前から前から守って、高い位置でボールを奪うことが、最近ではできていないということだ。
▼とりあえず、守備から考え直す?
今の不調から脱するためには、上を裏返して
【1】いかに相手の守備陣が整わないうちに攻撃するか、あるいは、相手守備陣以上に攻撃の枚数をかけられるか
【2】守備では、いかに高い位置から相手を追い込めるか(数的優位を保てるか)
が鍵ではなかろうか、と思う。
つまり、いかに前からの守備を徹底し、比較的早いタッチと時間でシュートまで持っていけるか。
そう考えると、現状の布陣で、特に左サイド、山瀬に横谷が位置している場合、なかなかいい守備ができていない。
おかげで、福ちゃんが1対1になることを強いられ、そしてサイドを蹂躙されていた。
選手を代えるのか、4-3-3という並びを変えるのか。
なんにしろ、手を打たないと、現状の閉塞感・末期感からは脱せないような雰囲気は感じますね。