アビスパ福岡0-0京都パープルサンガ
◇日時:4月30日(土)14時4分KO
◇会場:東平尾公園博多の森球技場(10239人)
◇主審:北村央春”大先生”
■アビスパ福岡(4-2-2-2)
GK1:水谷雄一
DF4:川島眞也
DF15:宮本亨
DF32:岡山一成
DF3:アレックス・アントニオ・デ・メロ・サントス
MF22:中村北斗
(後半20分-MF14:古賀誠史)
MF6:松下裕樹
MF8:ホベルト・ジュリオ・デ・フィゲイレド
MF10:山形恭平
(後半0分-FW24:太田恵介”電柱”)
FW18:有光亮太
FW36:グラウシオ・デ・ジェズス・カルヴァリオ
■京都パープルサンガ(4-2-2-2)
GK1:平井直人
DF4:鈴木和裕
DF20:鷲田雅一
(後半28分-MF17:石井俊也)
DF3:リカルド・カヴァルカンテ・リベイロ
DF13:三上卓哉
MF18:米田兼一郎
MF16:斉藤大介
MF11:星大輔
(後半39分-MF27:加藤大志)
MF8:美尾敦
(後半20分-MF14:中払大介)
FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリベイラ”パウリーニョ”
FW9:カルロス・アドリアーノ・デ・ジョス・ソアレス”アレモン”(前半39分:一発退場)
守備練習終了
ボックス型の4-4-2――。
サイドを重視した攻撃――。
似た戦術を採る2チームだが、違ったのは2トップの使い方だった。
福岡はグラウシオが中盤まで下がってくるため、ボールはキープできる。
ただ、グラウシオを起点に中盤を押し上げてボールを繋ごうと思っても、その時点で京都の中盤の選手が帰陣している。
自然と遅攻になってしまう。
一方、京都は2トップは前線に張っている。
彼らに送られるクサビのボールはロングボール中心。
何度も福岡DFにはね返されていたが、逆にボールをキープできたときは、福岡の中盤の選手が戻れていないため、速攻が可能となる。
2チームの戦い方を見比べながら
「J1下位チームの対戦よりよっぽどオモロいじゃん」
とニヤニヤしていたら、アレモンが一発退場!
おかげで、京都はアウェイということもあって、パウリーニョのワントップでカウンター狙い、最悪引き分けでよい、という戦い方に切り替える。
これで、ゲームのオモシロさは半減してしまった。
結局、京都は危ない場面もあったが無失点で切り抜けた。
昨シーズンの京都は、福岡を苦手としていた。
サイド突破を仕掛けられては失点、という同じパターンにやられていたのだ。
だが、今日の試合を見ると、特に「守り方」の面で大きな成長を確認できたということで、10人での「アウェイ勝ち点1」には納得できた。
柱谷幸一コーチ
「0-0は妥当な結果でしょう。
福岡は松田監督が3年間をかけて育てられてきたチームです。
そんな力のあるチームにも、一人少ない中での後半45分、無失点でいけた。
退場者が出るまでは、うちのペースでボールが回りだしていた。
それはつまり、京都のスタイルで戦えれば、どんなチーム相手でもいいゲームができる、いい結果が出せるという証明だと思います。
勝ち点は1でしたが、きょうのゲームで得たものはとても大きかったですよ。
アレモンには…事情がわからないので、個別に話を聞きます」
稲盛和夫スーペル名誉会長
「北村大先生がね…。
アレモンの退場もあって、勝ち戦を引き分けてしまった。
残念だけど、また応援に来ますよ」
選手採点
GK1:平井直人(5)
太田恵介に送られる福岡のハイボールをことごとく処理ミス。太田のミスが多かったから助かったものの…
DF4:鈴木和裕(6)
左サイド中心の福岡の攻撃にまずまずの対処
DF20:鷲田雅一(6)
前半はセットプレイから惜しいヘッド一発。後半途中、ケガで交代
DF3:リカルド・カヴァルカンテ・リベイロ(6.5)
無失点の立役者。守備陣を統率した
DF13:三上卓哉(6)
10人になってからはさすがに上がるチャンスはなかった
MF18:米田兼一郎(6)
古巣相手にも冷静。終始、バランスを取る
MF16:斉藤大介(5.5)
攻撃に絡めず、イマイチ。
MF11:星大輔(6)
セットプレイで良質なボールを供給
MF8:美尾敦(6)
攻撃にアクセントをつける
FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリベイラ”パウリーニョ”(6.5)
アレモン退場後はワントップで奮闘。後半のフリーでのヘッドを決めていれば……。
FW9:カルロス・アドリアーノ・デ・ジョス・ソアレス”アレモン”(5)
2試合以上の出場停止は確定。逆に、田原、松田を試せる機会ができたから、まぁよし。
MF14:中払大介(5.5)
攻撃面で縦に行ききれず。当分は美尾のバックアップ
MF17:石井俊也(6)
本来のポジションでないCBで無失点に貢献
MF27:加藤大志(-)
採点なし