バイエルン・ミュンヘン3-2 (agg 5-6) チェルシー
◇日時:4月12日20時45分KO
◇会場:オリンピアシュタディオン・ミュンヘン(ミュンヘン)
◇主審:マヌエル・エンリケ・メユト・ゴンサレス (スペイン)
30分【チェルシー】フランク・ランパード
65分【バイエルン】クラウディオ・ミゲル・ピサーロ・ボッシオ
80分【チェルシー】ディディエ・ドログバ
90分【バイエルン】ホセ・パオロ・ゲレーロ
90分【バイエルン】メフメト・ショル
■バイエルン・ミュンヘン(4-1-3-2)
GK1:オリヴァー・カーン
DF2:ウィリー・サニョル
DF3:ルシマール・ダ・シウヴァ・フェレイラ “ルシオ”
DF5:ロベルト・コヴァチ “弟”
DF69:ビシェンテ・リザラス
(78分-MF20:ハッサン・サリハミディッチ)
MF6:マルティン・ガストン・デミチェリス
(52分-MF7:メフメト・ショル)
MF31:バシュティアン・シュヴァインシュタイガ
MF13:ミヒャエル・バラック
MF11:ジョゼ・ホベルト・ダ・シウヴァ “ゼ・ホベルト”
FW14:クラウディオ・ミゲル・ピサーロ・ボッシオ
FW10:ロイ・マカーイ
(73分-FW33:ホセ・パオロ・ゲレーロ)
■チェルシー(4-3-2-1)
GK1:ペトル・チェヒ
DF29:ロベルト・フート
DF6:ヒカルド・アウベルト・シウヴェイラ・デ・カルヴァーリョ
DF26:ジョン・テリー
DF13:ウィリアム・ガラ
MF4:クロード・マケレレ
MF8:フランク・ランパード
MF22:エイドゥル・シマーリ・グジョンセン
(88分-MF14:ジェレミー・ソレーレ・ヌジタップ・フォッソ)
FW10:ジョー・コール
(90分-FW33:ヌーノ・モラレス)
FW11:デイミアン・ダフ
(71分-MF30:チアーゴ・カルドーソ・メンデス)
FW15:ディディエ・ドログバ
フェリックス・マガト・コーチ(バイエルン)
「2点目を取られるまではイケると思っていたが、ドログバのヘッドですべてが終わってしまった。残念なのは、チェルシーより出来は悪くなかったのに勝てなかったこと。前半のチャンスが生かせれば、流れも変わっていたんだろうけど…。まぁ、運がなかったということさ」
ルイ・ファーリア・フィジカルコーチ(チェルシー)
「ジョゼとは何も話していませんよ。彼はスタンドで試合を見るつもりだったけど、プライバシーが守られないと感じてホテルに戻ったのだと思います。終了間際の失点は、2点目を決めて次の試合に気がいってしまったんでしょう。でも、結果的に我々が勝ち上がったわけだから満足です」
ミヒャエル・バラック選手(バイエルン)
「俺が言えるのは、フランク・ランパードが突出したな選手で、すばらしい状態にあるということだね。彼が3点取ったことが、チェルシーの勝利の理由だ」
ベンチ入り禁止処分でモウリーニョ監督を欠いていたチェルシーだが、欧州王者に向けてまた一歩前進した。
ゲームは、第1戦を落としたバイエルンが圧倒的に支配する。
守っては前線から激しいプレスをかけ、攻めては右のシュヴァインシュタイガ、左のゼ・ロベルトが単独で突破を図り、2トップにクロスを送りつづけた。
特にゼ・ロベルトは、前半、対峙するフートのポジション取りが曖昧だったこともあって、「やりたい放題」といってもいい活躍。
しかし、第1戦とは違って、アウェイ型「リトリート(引きこもり)」戦術で臨んだチェルシーの厚い壁をなかなか破ることができなかった。
結局、前半にランパードのシュートがルシオ(第1戦に続いて、連続してゴールに関与!)に当たってのアンラッキーな失点と、DFの枚数は足りていながらコール&ドログバのホット・ラインにやられた失点――2失点がきいて、合計スコアで1点足りず、バイエルンは涙を飲んだ。