コンサドーレ札幌 2-1 京都サンガ
◇日時:2011年8月21日(日)13.03キックオフ
◇会場:北海道函館市千代台公園陸上競技場(晴 25.3℃ 70%/6310人)
◇主審:塚田智宏
13分【京都】中山博貴
47分【札幌】ヂオゴ・コレア・ヂ・オリヴェイラ
67分【札幌】近藤祐介
■コンサドーレ札幌(4-3-1-2)
GK16:イ・ホスン
DF26:上原慎也
DF23:山下達也
DF25:櫛引一紀
DF2:日高拓磨
MF6:岩沼俊介
MF4:河合竜二
MF8:砂川誠(74分-MF15:古田寛幸)
MF13:内村圭宏(87分-FW22:三上陽輔)
FW32:近藤祐介(83分-FW24:横野純貴)
FW11:ヂオゴ・コレア・ヂ・オリヴェイラ
■京都サンガF.C.(3-1-3-3)
GK1:水谷雄一
DF32:内野貴志
DF4:秋本倫孝
DF3:森下俊
MF7:チョン・ウヨン
MF22:駒井善成
MF15:中山博貴(84分-MF23:中村充孝)
MF8:安藤淳
FW25:伊藤優汰
FW31:久保裕也(74分-FW9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール)
FW13:宮吉拓実(65分-MF19:内藤洋平)
▼空回りした右サイド
うーん。
試合内容では圧倒してたんですが、負けちゃった。
後半立ち上がりほわっとしたところでミドルを決められて。
あとはテレビゲームみたいなドカンウンターで連続失点。
なんじゃこりゃー!
と、松田優作じゃなくても叫びたくなるゲームでした。
函館まで行った方、お疲れ様でした。
簡単に言っちゃえば、決定力がなかった。
前半に追加点を奪っていれれば問題なかった。
ですが、それが取れなかった、と。
追加点が取れなかった要因としてひとつ指摘しておきたいのが、今日の右サイド。
酒井が体調不良で、内野が久しぶりの先発。
守備では頑張ってましたが、攻撃面ではオーバーラップがほとんどなかった。
で、右ウイングの伊藤が孤立状態に陥る。
対面するディフェンダーにとっては守りやすい状態になっていました。
攻撃の約束事なのか、ウイングハーフの駒井は伊藤の裏をあまり回り込まない。
伊藤の後ろ側を走り込むのが、本来は内野の仕事なわけですが、それがきょうはなかった。
そう考えると、酒井のオーバーラップというのは、伊藤の仕事を上手く助けていたのだなと。
いなくなって分かる、酒井のありがたみという印象でした。
あ。
あと常々思っているんですが、伊藤の後ろに駒井ってのはどうなんでしょうね。
役割被るというか、伊藤がドリブルしたあとに、スペースなくなって駒井が突っ込んで…。
みたいなシーンがずっとあって、はたして2人を並べるのが有効なんだろうか?
ドリブラーの伊藤の後ろにいるべき選手は、シンプルに繋げて、ある程度守備もできて、スペースを埋められる選手であるべき…だと思うんですよね。
そういう意味で、安藤と駒井の位置を入れ替えるってのは、どうかな?
左ウイングに定着しつつある宮吉は、伊藤ほどドリブルで突破するタイプじゃない。
加えて、伊藤よりは守備はうまくて献身的。
そう考えると、(宮吉+安藤)+(伊藤+駒井)の方程式よりも、(宮吉+駒井)+(伊藤+安藤)の方程式のほうがハマりそう。
って、ここまで伊藤、伊藤って言ってますけど…。
それだけ、伊藤の存在感が増しているということですよね。
チームとしていかにうまく伊藤を使える戦術にするかが、京都がさらに強くなるための鍵であることは間違いありません。