FC岐阜 3-2 京都サンガ
◇日時:2011年7月3日(日)19.04キックオフ
◇会場:岐阜県岐阜メモリアルセンター長良川競技場(曇 26.1℃ 82%/3337人)
◇主審:藤田稔人
7分【京都】チョン・ウヨン(左足ミドル)
30分【京都】秋本倫孝(右足←CKのこぼれ)
37分【岐阜】西川優大
51分【岐阜】佐藤洸一
90分+2【岐阜】永芳卓磨
■FC岐阜(4-2-2-2)
GK21:村尾龍矢
DF2:野田明弘
DF4:田中秀人
DF6:秋田英義
DF17:野垣内俊
MF20:三田光(71分-MF7:菅和範)
MF33:新井涼平
MF14:嶋田正吾
MF11:染矢一樹(79分-MF15:永芳卓磨)
FW18:佐藤洸一
FW16:西川優大(64分-FW27:押谷祐樹)
■京都サンガF.C.(3-1-3-3)
GK1:水谷雄一
DF2:酒井隆介
DF4:秋本倫孝
DF3:森下俊
MF7:チョン・ウヨン
MF18:加藤弘堅
MF19:内藤洋平(66分-MF23:中村充孝)
MF15:中山博貴
FW25:伊藤優汰(60分-MF8:安藤淳)
FW31:久保裕也
FW22:駒井善成(46分-FW9:セルジオ・ドゥトラ・ジュニオール)
▼最下位相手の完敗
所用で外出をしていて、録画で今見終わったんですが、こりゃひどいな…。
ダントツ最下位の岐阜を相手に、前半途中からほぼ圧倒されていたゲームだった。
敗因はたったひとつ。
先制点を取ったあと、プレイが雑になって「ボールが足に付かなかった」こと。
たとえば、駒井はボールと身体があさっての方向になりながら、前へ行こうとしたりして自滅していた。
ほかにも中盤の選手もあり得ないパスミス、ドリブルミスなど多数。
みずから、岐阜に流れを渡してしまったカタチだった。
その流れの中で、セットプレイから秋本が加点したときは、
「これで流れが戻るかな」
とは思ったんですけどねぇ…。
岐阜の手数を掛けない攻撃、2トップへの放り込み、裏へのロングパスにたいして「受けて」しまっていた。
結果、セカンドボールが拾えなくなり、ボールを奪っても最初のパスでミスを連発。
そこからは、ずっと岐阜優勢のまま、ロスタイムの悲劇を招いてしまった格好だ。
しかし、最下位を相手に内容で負けているようでは、今のサッカー、今の選手起用では「埒があかない」のは確か。
特に攻撃面では、マイボールになるとすぐ手詰まりになってしまうだけに、それを打破する策は必要でしょうね。
久保がちょっとボールキープするための汲々といった印象なので、たとえばワイドに置くとか。
あるいは、伊藤、駒井の突破力を生かすために、二人をワイドハーフにした4-4-2にするとか。
なんにしろ、今やってるサッカーは3次元連立方程式なみに複雑怪奇なうえ、有効性に疑問が残る…。
大木さんがやろうとしているのは「ビエルサのサッカー」だそうですけど、ビエルサのチームってこんな「狭かった」かなぁ?
たとえば、ワールドカップ南ア大会のときのチリは、オープンスペースにパスを出したり、味方を追い越すオーバーラップが多かった印象がある。
いまの京都のサッカーよりも、もっと奥行きが広いサッカーをしていたような…。