湘南ベルマーレ1-2京都パープルサンガ
◇日時:3月19日14時4分KO
◇会場:平塚競技場(5081人)
◇主審:長谷忠志
前半3分【京都】アレモン(パウリーニョが裏へのパス→右足)
前半21分【京都】パウリーニョ(米田?のロングスローから抜け出して左足)
後半3分【湘南】高田(左足)
■京都パープルサンガ(4-2-2-2)
GK1:平井直人
DF23:大久保裕樹
DF5:手島和希
DF3:リカルド・カヴァルカンテ・リベイロ”リカルド”
DF13:三上卓哉
MF16:斉藤大介
MF18:米田兼一郎
MF11:星大輔
(後半30分-MF27:加藤大志)
MF14:中払大介
(後半21分-MF8:美尾敦)
FW9:カルロス・アドリアーノ・デ・ジョス・ソアレス”アレモン”
(後半44分-FW30松田正俊)
FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリベイラ”パウリーニョ”
■湘南ベルマーレ(4-2-2-2)
GK1:鈴木正人
DF21:冨山達行
(前半37分-MF30:永里源気)
DF3:浮氣哲郎
DF4:ジョシップ・バリシッチ(クロアチア)
DF2:城定信次”JOJO”
MF10:吉野智行
MF7:佐藤悠介
MF9:高田保則
(後半37分-DF13:戸田賢良)
MF24:加藤望
FW18:坂本紘司
(後半37分-FW8:佐野裕哉)
FW32:柿本倫明
開幕3連勝キタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!
さて、行ってまいりました平塚。
強風のおかげで、脇にある動物園から糞の匂いが……。
平井さんもそのおかげで不安定なデキだったんだ、間違いない!
試合詳細はスカパー!録画を見てみてから後ほど。
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お互いがボックス型の4-4-2からサイド攻撃を志向するという、似た2チームの対戦となった。
前半開始早々、大久保のFKから、アレモンがパウリーニョとの浮き球のパス交換で抜け出し、キーパー鈴木もかわしてゴールを決める。
その後は、お互いが中盤で激しくプレッシャーを掛け合う展開。
京都はボールの受けてがないため早めに前線に放り込むが、アレモンがポストになりきれず、ボールを落ち着かせることができない。
前半20分。
相手ボランチ・吉野が負傷治療を受け湘南が集中力を欠いているところを見逃さず、パウリーニョが相手DFに身体を寄せられながらうまくすり抜けて左足一閃。
これが決まって、前半早々で2点のリードをつけてしまった。
が、ここからは湘南ペースで試合が進む。
中盤の底でプレーする佐藤が左右に開いたサイドMFにキレイにロングパスを配給しつづけ、そしてベテラン加藤が左サイド・中央と広くボールタッチして、リズムを作っていく。
ポイントになったのは、前半終了間際で右サイドバックを永里に代えたこと。
元FWだけあって高い位置を取り続け、これで対面する中払がかなり引いたポジションニングを強いられてしまう。
そして、後半もこの流れは変わらず、早々の3分。
右サイドから切れ込んだ高田が、”デルピエロ・ゾーン”からGK平井の頭上を抜くテクニカルなシュートを決めて反撃開始。
その後は、湘南が前がかりに攻めて、その裏を京都の攻撃陣が狙うという流れで試合が進んでいく。
とはいえ、湘南の攻撃は、佐藤のロングパスしかり、受け手となる選手が立ち止まってボールを受け、そこから仕掛けに入る――というもの。
スペースにあまりボールが出ないため、戻りが早い京都の守備陣がしっかり待ち構えており、決定的なチャンスをつくる場面がなかった。
逆に京都のほうが、カウンターから星、パウリーニョがゴール前にフリーになる場面があったほどで、結局2-1のまま京都が勝利。
アウェーで開幕3連勝を飾った結果となった。
GK1:平井直人(5)
強風ということを割り引いても不安定すぎた。
テレビには映っていなかったが、1失点もシュートへの反応が一歩遅れる。
(水戸戦の先制を許したときと同じような…)
DF23:大久保裕樹(6.5)
守備は安心して見ていられる。
攻撃面でもサイドMF(星→加藤大志)をフォローする動きを繰り返していた。
DF5:手島和希(6.5)
対人でもカバーリングでもミスが少ない。
中盤まで上がってのインターセプトも何度か見せた。
DF3:リカルド・カヴァルカンテ・リベイロ”リカルド”(6)
1失点はミスだが、身体を張った守備で貢献。
DF13:三上卓哉(6)
やっぱり攻撃は自重?
MF16:斉藤大介(6.5)
数度あった低い早いロングパスが印象的。
守備、攻撃参加でチームに貢献する。
MF18:米田兼一郎(6.5)
常にバランスを考えポジショニング。
後半になって相手の運動量が落ちてくると、攻撃にも絡んでいた。
MF11:星大輔(5.5)
今日は縦への勝負、不発。
後半、どフリーの場面はせめてシュートを枠内に飛ばさないと…。
MF14:中払大介(5.5)
相変わらずの運動量でフィールド広く顔を見せるが、攻撃面ではこれといった場面なし。
FW9:カルロス・アドリアーノ・デ・ジョス・ソアレス”アレモン”(6)
3試合連続得点はさすがだが、バリシッチに抑えられてポストになりきれず。
「これが田原なら…」と幾度もなく思わせた…。
FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリベイラ”パウリーニョ”(6.5)
こちらも3試合連続得点。フリーでボールを持つと何かをやってくれそうな予感を漂わす。
美尾からのグラウンダーのクロスを、ゴール前でバックヒールでコースを変えてシュートをしようとしたが…失敗(w
MF8:美尾敦(6)
フリーでクロスを2度ほど。
やっぱり、先発で見たい選手…。
MF27:加藤大志(6)
出場時間15分強ながら、2度ほどドリブル突破で相手をぶち抜く場面があった。
うち一度は、相手の加藤を退場に追いやったのだがら、もし星が不調ならレギュラーも?
FW30松田正俊(採点なし)
時間稼ぎの交代要員。
柱谷幸一コーチ
「球際の争いで湘南に激しいプレッシャーを受けて、思うようにボールが回せなかった上に、風の影響もあって難しいゲームでした。
選手は集中を切らさず、いいポジショニングからいい守備ができていたと思います。
きょうは、パウリーニョとアレモンの決定力、大久保の安定した守備を評価したいですね。
特に大久保は、アプローチも早く1対1も強い、なおかつヘディングもしっかり跳ね返せる。
守備に関してはパーフェクトな選手じゃないかな。
攻撃の部分で、ポゼッションや少し無理な上がり方もあったが、あれだけ守備が安定していれば、全体に安定感は出てきます。
湘南の佐藤にはボールを出されていたけれども、あそこで触れていても、斉藤と米田、センターバックがバイタル(エリア)をがっちり閉めていたので問題ありません。
まぁ、後半20分過ぎてからは、パウリーニョを下げて、抑えるようにはしましたけれどね」