チームが始動して約半月。
練習の模様なども報道されるようになってきました。
スタメンはどうなる?
フォーメーションはっ?
センターバックはピッチ上に何人並ぶっ!?
などと、いまはアレコレ思いを馳せるのが楽しい時期であります。
ご多分に漏れずワタクシも、風呂に入りながら今季の布陣について脳内のyotube(HQ35)を再生したりして。
…やばいっス。
まさに、恋は盲目<love is blind——シェイクスピア>。
しかし、恋という病理を臨床的に分析していくことも、またサイコセラピストとして大事な任務なわけでして(誰?)。
そこで!
そんなマイ脳内思考の内容を数回にわけてまとめていきたいと思いまーす(←桂小枝ふうに)。
ポイントはヂエゴ
京都サンガのフィールドプレイヤー10人のベースポジションを考える。
そのときに、まず考えるべきはヂエゴ選手の位置じゃないでしょうか。
「神はまず天と地とを作った」なら、「Qさんはまずヂエゴのポジションを作った」——です。
言わずとしれた昨年のチーム得点王。
トップより低いポジションに位置しておいて、そこからフォワードとのワンツーで抜け出す…。
このプレイがヂエゴの十八番なのは間違いありません。
だから、サイドに置くよ・り・は!
「1.5列、2列目の中央」に置いておくのがベストと考えることに、みなさん異論はないでしょう。
でも、ひとつ困ったことがありますねぇ、はい。
新外国籍選手のドゥトラ選手、通称カカ二世。
彼もまた「1.5列、2列目の中央」が適任な選手のようなのです。
ブラジルでは攻撃的ボランチとして攻め上がりを評価され、またサイドバックもこなしていたとか。
190センチ近い高身長ですが、ポストプレイヤー、ストライカーではないようです。
うーん、被ってる、ヂエゴと被ってるよ!
D&Dをどう生かす?
さぁ、今シーズンのサンガのアタッキングを担う「ヂエゴ&ドゥトラ(D&D)」。
彼らのボケ突っ込み(もみじまんじゅう!)を生かすには、いったいどうすればいいのか?
机上の空論として考えると、答えは2つ。
(1)ワントップのポストプレイヤーの下にD&D
(2)D&Dを2トップとして起用。2人の関係だけで攻撃をなんとかしてもらう
さて、(1)はわかりやすいですよね。
縦パスやロングボールの「くさび」としてひとり長身かつ屈強な選手を前線に配置。
彼はあくまでつぶれ役。
大量の得点を期待しないかわりに、2シャドーを助けてもらう。
一方、(2)のほうは、東京ヴェルディ時代のフッキ&ヂエゴの関係をイメージしてます。
2人がお互いポジションを入れかえつつ、パス&リターンで前線に飛び出していってイイ感じにー。
ほかの中盤以降の選手は守りに重きを…と。
この2つの策には、それぞれ短所があります。
(1)に関しては、そのつぶれ役になれる選手が今の京都にいないこと。
しいていえばキム・ソンヨンだけど、まだ2年目の選手だしね。
まさか、西野泰正の再コンバートも?
(2)に関しては、2人の個人能力に依存しすぎること。
2人が負傷で長期欠場したときはどうなるのか?
…と思っていたら、な〜んとドゥトラ選手が右足疲労骨折。
シーズン開幕から数試合の欠場が濃厚となってしまいました。
したらば、当分は「ヂエゴ&柳沢」っていう昨シーズン終盤の2トップ継続でウッドボール(きまり)なんでしょうか。
加藤Qさんは3トップを基本に考えている、という報道もありましたが…。
てなわけで、次回は前線の配置問題とも関わってくる、中盤&ディフェンスラインのことをツラツラ書いてみたいと思います。