大分トリニータ問題は、Jリーグが異例の融資をすることで決着。
■時事ドットコム:大分に6億円融資=東京Vは来季もJ2で−Jリーグ
結局はチャンリカーじゃないかという指摘もありますが。
■時事ドットコム:自転車操業の感は否めず=大分へのJリーグ巨額融資−Jリーグ理事会
一つのクラブを救うために6億円もの巨費が投入される。来季J2に降格する大分の今季残り試合の開催能力を確保し、リーグ全体の損失を避けるというのがJリーグの貸し付け理由だ。しかし、クラブ再建計画すらまだ固まっていない。返済の見通しも立っておらず、自転車操業の感は否めない。
今年1月くらいから急速に経営が悪化し、借入金依存の体質が一気に表面化した。今季見通しで入場料収入が6000万円減り、スポンサー未払いは1億8000万円にも上るという。末期症状となった10月にようやくリーグに泣きついたクラブにも問題があるが、リーグによる経営監視体制にも甘さがあったといえる。
6億円は「公式試合開催安定基金」の現残高の半分を超えている。Jリーグは元常務理事を派遣して実態の把握に努めており、クラブの経営体制の刷新を求める。今回の融資は原則として今季の試合開催を確保するためで来季以降についてはクラブによる自立を求めているが、鬼武チェアマンは「つぶしたくない気持ちはある」と言った。
同チェアマンは「(悪しき前例には)ならない」としているが、この姿勢が前提になると、今後も安易に基金を頼るクラブが出てくる可能性は十分に考えられる。(2009/11/17-22:32)
過去に神戸も三木谷マネーで債務を帳消しにしたこともあるし、結局は
・自治体からある程度の額以上の援助が期待できる
・地元に密着した大型スポンサーをもっている
が両立しないかぎり、ビッグクラブ化に走るべきではないというのが教訓として残りそうですね。
ま、京都は後者の条件にかんしてあまりに恵まれすぎてるわけですが。