京都サンガ 2-1 ガンバ大阪
◇日時:2009年3月22日(日)13:04キックオフ
◇会場:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場(曇 15.5℃ 89%)(1万4085人)
◇主審:村上伸次 “のぶつぐ”
45+1分【京都】イ・ジョンス(ヘッド←CK:ヂエゴ)
54分【京都】ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ(pen.)
76分【G大】寺田紳一(シュートブロックがイ・ジョンスに当たりゴールイン)
■京都サンガF.C.(4-1-3-2)
GK21:水谷雄一
DF24:増嶋竜也
DF4:水本裕貴
DF14:イ・ジョンス
DF6:染谷悠太
MF16:安藤淳
MF26:角田誠
MF7:佐藤勇人
MF22:渡邉大剛
FW10:ヂエゴ・ヂ・ソウザ・ガマ・シウヴァ(89分-FW9:豊田陽平)
FW20:パウロ・アントニオ・ヂ・オリヴェイラ “パウリーニョ”(13分-FW13:柳沢敦)(89分-FW11:林丈統)
■ガンバ大阪(4-2-2-2)
GK22:藤ヶ谷陽介
DF13:安田理大(60分-MF16:佐々木勇人)
DF6:パク・ドンヒョク
DF5:山口智
DF19:下平匠
MF27:橋本英郎
MF7:遠藤保仁 “標的”
MF30:山崎雅人(45分-MF8:寺田紳一)
MF9:ルーカス・セヴェリーノ
FW18:チョ・ジェジン(60分-FW11:播戸竜二)
FW23:レアンドロ・モンテーラ・ダ・シウヴァ
イ・ジョンス選手(京都)
「ホームで得点ができてうれしいです。
チョやパク、韓国でいっしょにやってたマト選手がゴールを決めていたので、それに続くことができました。
ありがとうございます(日本語)」
西野朗コーチ(G大)
「コンディション?
中4日あったから影響は少ないと思うが、動きは重かったかもしれない。
だから、ハーフタイムには選手に『悪いなりにゲームを進めない』といけないと言ったんだけれど。
ただ、チームの出来がレフェリングよりは悪かった、とは思わないけどね。
レフェリーに詰め寄らざるをえなかったというのは…。
基準がなんだったのかわからなかったよね」
加藤久コーチ(京都)
「90分通じて両チームいい内容だったんじゃないかなと思います。
染谷には、はじめてのリーグ戦出場なので、彼には思い切ってやればいいと。
城陽のグラウンドで練習していたどおりにやってくれればいいと伝えていました。
期待通りのプレイをしてくれました。
最後の守り方?
前半からゲームをしっかりコントロールしていましたからこそ、守り切れたと思います。
もちろん後半最後、相手も早いタイミングで放り込むしかなくなったわけですが、真ん中で跳ね返せていました、シュートブロックも非常に早かった。
チーム全体として、勝ち切ることができるようになってきたんじゃないかと思っています」
川の向こうで戦争が始まる
リアリストの勝利。
ひとことでいえば、そんな感じでしょうか。
きょうのサンガ、布陣から見て狙いは明確でした。
・左サイトバックに染谷(J初先発)
・両サイドMFには、守備力の高い角田と大剛
を起用することで、サイドでは「2人でサンドして守る」ことを徹底。
合わせて、中盤では勇人をトップ下に上げることで、遠藤をチェイス&チェック。
ガンバの「パスサッカー」を消す——それをミッションとして、チーム全体がまとまってた。
攻めては、ヂエゴを前線かつポストプレイヤーとして使い、”パウリーニョ”(負傷後は柳沢)に裏を狙わせる。
シンプルながらもスピーディな攻撃で、ゲーム開始から、いくつかチャンスが作れていました。
でも、相手を崩しきっての決定機はないなぁ…と思っていたら、前半終了前にコーナーから正秀!
そして、後半9分に柳沢が足を払われてペナルティ奪取。
リプレイで見るとやや微妙な判定でしたが、試合開始からガンバはアフターチャージが多くイエローも出ていただけに、主審の心証を悪くしていたこともあったかもしれません。
ゲーム後、西野は「ラムダッシュ」並みにキレてましたが、危ないファールはガンバのほうに多かったからなー。
ラスト、1点を返されるものの、84分には水本のファンタジック神クリア。
その後、ガンバのパワープレイに屈することなくタイムアップの笛を迎えました。
きょう見て思ったことは、相手が「攻撃型のチーム」の場合、ことしのサンガはいい戦いができそうだということ。
守りがある程度計算できるし、ショートカウンターで生きる人材もいる。
問題は、攻撃のカタチの構築…って昨シーズンも言ってた気がしますが〜。
ただ、ことしは攻撃のタレントが豊富すぎますからな。
来週はナビスコウィーク、週2戦あるだけに、Qさんがどんな選手を使ってくるか、楽しみです。