京都新聞におもしろい記事があったのでメモ。
京都サンガFCが1日、FW田原ら7選手と来季の契約を更新しないと発表した。MF斉藤ら他クラブへ期限付き移籍中で復帰しない5選手を含めると、全体の3分の1余りがチームを去る。7人に戦力外通告を行った昨季以上の大幅な選手入れ替えは加藤監督色を鮮明にし、J1定着へ「サンガを進化させるため」と高間武・テクニカルディレクター(TD)は説明する。
3分の1ってのが改めて考えるとキツイ。
若手もいるぶんを考えると、ほぼ半分の入れ替えになる。
記事の筆頭は、田原豊について。
最も目を引くのは田原への戦力外通告だ。サンガに加入した2002年以降、豪快なゴールで前線を支えた。今季も24試合に出場、柳沢に次ぐチーム2位の5得点をマークした。ただ、1年を通じて好不調の波が激しく、首脳陣にとって戦力として計算しづらい一面もあった。夏場の重要な時期には3試合続けてベンチから外れた。高間TDは「(他チームで)サッカー選手としてもう一度、一から出直してもらいたい」と話す。
斉藤大介もやっぱり放出扱い。
柱谷軍団もほぼいなくなった。
変革の余波は、生え抜きの斉藤をはじめ、MF石井、DF平島、FW徳重ら昨季のJ1昇格の功労者にも及んだ。さらに、柱谷幸一元監督時代に獲得したDF登尾、大久保、MF加藤もチーム構想から外れた。
昨季はこの時期、J1昇格が決まっておらず、チーム関係者によると「J2の場合も考えて編成を考えていた」という。来季のJ1残留が30日に決まったことからさらなる成績アップには現有以上の戦力が必要と判断した。柳沢、佐藤ら軸になる選手は定まった。高間TDは「あとは周囲を固めていく」と述べた。
最後に毎年毎年言われているようなことが。
来年は本気出す、ってところか。
今回の大量解雇がさらなるチーム力向上につながるのか。これまでは監督や強化責任者が代わるたびにチームの強化方針が揺らいだ。今後は一貫した「J1サンガの将来像」を明確に打ち出す必要がある。チーム統括を兼ねる加藤監督は今季以上の重責を担うことになる。