小さな勝ち点からコツコツと(C)きよし師匠
アルビレックス新潟1-1京都パープルサンガ
◇日時;2006年10月14日(土)15時04分KO
◇会場:新潟市新潟スタジアム “ビッグスワン”(3万6272人)
◇主審:長田和久
後半5分【新潟】内田潤(左足)
後半33分【京都】オウンゴール(渡邉のFKを中野)
■アルビレックス新潟(4-2-2-2)
GK1:北野貴之
DF17:内田潤
(後半32分-DF2:三田光のサマーソルトキック)
DF19:海本慶治
DF3:千葉和彦
DF26:中野洋司
MF15:本間勲
MF8:シウヴィオ・ジョゼ・カヌート “シウヴィーニョ”
MF35:松下年宏
MF18:鈴木慎吾は京都パープルサンガが大きく育てさせていただきました
(後半19分-FW11:矢野貴章)
FW32:田中亜土夢
(後半41分-MF20:岡山哲也)
FW10:エヂミウソン・ドス・サントス・シウヴァ
■京都パープルサンガ(3-4-1-2)
GK26:西村弘司
DF23:大久保裕樹
DF32:手島和希
DF7:児玉新
MF33:角田誠
MF17:石井俊也
MF16:斉藤大介
MF22:渡邉大剛
(後半34分-MF8:美尾敦)
MF15:中山博貴
(後半0分-MF14:中払大介)
FW10:パウロ・アントニオ・デ・オリヴェイラ “パウリーニョ”
FW31:田原豊
美濃部直彦コーチ(京都)
「前節の戦いをふまえて、ビルドアップからチャンスをつくる練習をしてきた。
その成果もあって両サイドからクロスを入れることはできたが、2点目を取るまでには至らなかった。
最後の部分の精度、スキルが必要になってくると思う」
ダンディ鈴木コーチ(新潟)
「前線でどれだけプレスをかけられるかが勝負だったが、それができなかった。
京都の長いボールを入れてセカンドボールを拾うという攻撃に、ディフェンスラインが下がってしまったためだ。
相手にボールを支配され、ルーズボールも拾えず、引き分けで精一杯の戦いだったと思う」
ビッグスワンで勝ち点1ゲット。
勝ち点3もイケたかな?——との思いも、正直あります。
内田のシュートがポストの外側叩いたらなぁ…。
角田の股抜きからハライのプッシュが宇宙開発しなかったらなぁ…。
でも、オレンヂ喜び組のかたがたの大声援に押され各チームが敗れ去ってしまうなかで、この結果はまずまず、かな!?
それよりも、就任2試合目にして美濃部サンガが確実に「変わりはじめている」ことは評価したいです!
変われるってドキドキ。
きょうの試合も、日刊スポーツの速報でボール支配率59%、シュート数でも15-13。
数字で見てもわかるように、内容面で新潟の斜め上をいってたように思います。
どこが、柱谷サンガ時代と変わってきたのか?
まず3バックにしたことで、相手FWへのマークが厳しくなりました。
で、中盤で球際激しくいくメンタリティが生まれてきました。
両サイド、角田とダイゴのように、積極的に仕掛ける姿勢も出てきました。
その裏からCBの大久保、児玉もオーバーラップをするようになってきました。
それに、ダイゴ左ウイング&角田右ウイングという配置を決めた美濃部さんの「慧眼」はステキだなと。
どーも美濃部サンは、ワールドカップドイツ大会のメキシコ、あるいはゲルト・サンガに近いサッカーを志向してるみたいです。
まだ前線へのアバウトなロングボールも散見されますが、攻撃をビルドアップしようという狙いは感じられます。
柱谷さん時代は、攻めがほぼ2択(2トップのコンビネーション or 斉藤からの長いパスから大志が勝負)だったわけですが、それよりは生産性があるというかなんつーか。
乱暴な言いかたをするなら、「見られる」試合になってきました。
じゃあ、逆にきょうの試合で勝ち点3を取るために何が足りなかったのか?
それはきっと、決定力ですよね。
最後のツメ。
サイドからのクロスになぜ田原が飛び込んでいないのか?
パウリーニョは左で打とうとするあまりコネすぎじゃないか?
そこいらへんが、うまく整理されれば、もっといいチームになる予感がします。
ま、そこがいちばん大変だったりしますけれど!
それに、時間がないんだよなー。
あした福岡の結果待ちで、現在暫定16位a.k.a.入れ替え戦圏内。
残り7試合。
・ホーム大分。
・アウェイ川崎。
・ホーム甲府。
・アウェイ広島。
・ホーム磐田。
・アウェイG大阪。
・ホーム名古屋。
泣いても笑っても、あと7つ。
残留争いをするセレッソ、福岡から抜け出すには、勝ち点3を取っていきたい。
たとえ、実力的に上回る相手であろうとも。
そういう意味で来週の大分戦、大事。
ホームだし。
いい内容のゲームをして。
んで、勝ち点3欲しいよね。
(以上テレビ生観戦)