【2006FIFAワールドカップMatch43】日本1-4ブラジル

◇Match 43 Group F
ジャパン(日本)1-4ブラジウ(ブラジル)
34分【ジャパン】玉田圭司(左足←三都主)
46分【ブラジウ】ホナウド・ルイス・ナザリオ・デ・リマ(ヘッド←ヘッド:シシーニョ←ホナウヂーニョ)
53分【ブラジウ】アントニオ・アウグスト・ヒベイロ・ヘイス・ジュニオール “ジュニーニョ・ ペルナンブカーノ(ペルナンブッコ州の人)”(右足ミドルというか川口やっちゃった)
59分【ブラジウ】ジウベルト・ダ・シウヴァ・メロ(左足)
81分【ブラジウ】ホナウド・ルイス・ナザリオ・デ・リマ(右足)
※日本のグループステージでの敗退が決定(最下位)。
※Group F1位ブラジウ、2位オーストラリアが確定。
※26日(月)24.00「Round of 16」イタリア×オーストラリア、27日(火)24.00「Round of 16」ブラジウ×ガーナ

■ジャパン(日本)(4-2-2-2)
GK23:川口能活
DF21:加地亮
DF19:坪井慶介
DF22:中澤佑二
DF14:アレッサンドロ・ドス・サントス “三都主アレサンドロ”
MF17:稲本潤一
MF7:中田英寿泣いてません
MF8:小笠原満男
(56分-MF6:中田浩二)
MF10:王様きどり
FW11:巻誠一郎
(60分-FW9:高原直泰ある意味ボンバー)
(66分-FW16:大黒将志)
FW20:スーペル玉田圭司

■ブラジウ(ブラジル)(4-2-2-2)
GK1:ネルソン・デ・ジェスス・シウヴァ “ヂダ”
(82分-GK12:ホジェリオ・ミュッケ・セニ)
DF13:シチェーロ・ジョアン・デ・チェーザレ “シシーニョ”
DF3:ルシマール・ダ・シウヴァ・フェレイラ “ルシオ”
DF4:ファン・シウヴェイラ・ドス・サントス
DF16:ジウベルト・ダ・シウヴァ・メロ
MF17:ジウベルト・アパレシド・ダ・シウヴァ
MF19:アントニオ・アウグスト・ヒベイロ・ヘイス・ジュニオール “ジュニーニョ・ ペルナンブカーノ(ペルナンブッコ州の人)”
MF8:ヒカルド・イゼクソン・ドス・サントス・レイテ “カカー”
(71分-MF11:ジョゼ・ホベルト・ダ・シウヴァ・ジュニオール “ゼ・ホベルト”)
MF10:ホナウド・デ・アジス・モレイラ “ホナウヂーニョ”
(71分-MF20:ヒカルド・ルイス・ポッシ・ホドリゲス “ヒカルジーニョ”)
FW9:ホナウド・ルイス・ナザリオ・デ・リマ
FW23:ホブソン・デ・ソウザ “ホビーニョ”

カルロス・アウベルト・パヘイラ・コーチ(ブラジル)
「セレサォンは11人で戦うのではない、グループで戦うものだ。
そうした意味で、きょうあたらしく出た選手たちには満足しているよ。
たしかに先制は許したが、ポゼッションもできていたし主導権は握れていたしね。
そしてなにより、ホナウドの復調を喜びたい。
彼は特別な選手だとわれわれは信じているんだ。
自信を回復する機会を与えてくれたズィッコには感謝してもしたりないよ。
けが人もいないし、きょうで攻撃陣も爆発することができた。
ガーナは手強い相手だが、ブラジル本来の力が出せれば問題はないだろう」

アルトゥール・アントゥネス・コインブラ “ズィッコ”コーチ(日本)
「コーチは試合に勝つことも負けることもない。
また、選手たちも同じだ。
つまり、わたしたちは負けたんじゃない。
チームとしての努力が足りなかったんだよ。

予選を通過することはできたが、きょう、本戦のグループステージを通過することはならなかった。
しかし、16チームが勝ち上がるうらでは、16チームがこの場を去らなければならないんだよ。
初戦のオーストラリア戦、ラスト8分で逆転を許したことがすべてだった。
そして、きょうのゲームにかんしては前半終了まぎわに1点取られたのが痛かった。
メンタル的に影響が出てしまった。
あの失点がなければ、後半はまったく違うものになっただろう。

これでわたしの日本代表コーチとしての契約は終わる。
2ヶ月前に日本サッカー協会と取り決めていたとおりにね。
日本はつぎのアジアカップにむけて新しいコーチを捜すことだろう。
いまはやすらかな気分だ。
わたしはベストを尽くした。
チームは継続的に成長してきた。
しかし、日本はまだプロリーグができて10年のサッカー後進国であることを忘れてはいけない。
強豪と互角に戦うにはまだまだだ。
不足している部分はいぜんとして残っている。
ひとつは体格の問題だ。
オーストラリアやクロアチアは日本にたしいてハイクロスを放り込んできた。
では対抗するには、何をすればいいのか?
それを探ることが、日本サッカーのさらなる進化につながるだろう」

川淵三郎カピタン(日本)
「みなさんの期待に応えられなかった。
ぼくも残念だ。
ぼくは悪くない。
ズィッコ?
彼は自分が教えられることはすべて伝えたと、いっていたよ。
今後は個の力を伸ばさなければならない。
そのためにはJリーグのレベルアップをしないと日本が世界で勝つことは難しい。
すぐ世界のトップに勝つことは難しいが、最低でもワールドカップに出つづけることがだいじだ、ともね。
ヒデは、泣いていた。
ひじょうに悔しかっただろう、でもきょうはそれなりにがんばってたんじゃないか。
ただブラジルとの個人の力の差をハッキリ認識したし。自分たちが何をしなきゃいけないか身をもって体験できたのは大きい。
ズィッコと選手のみんなは4年間よくやってくれた。
ほんとうにご苦労さま」

ジョルジ・メゼイ・FIFAテクニカル・アナリスト(ハンガリー)
「まず最初に、日本チームの努力を認めたい。
彼らはがんばった。
とくに攻撃ではすばらしいテクニックがあった。
しかし、ブラジルがそのはるかななめ上をいっていた、ということだ。

試合開始から日本はよく戦っていたが、じょじょにブラジルが調子を上げてきた。
後半は勝負にならなかった。
すばらしいコンビネーションと個人技、これがモダンフットボールだというものを見せてくれた。
ひとつ印象的だったのは、ブラジルが4-1になっても手を抜かなかったことだね。
0-0のときと同じ規律で守備をしていた。
すばらしいプロフェッショナリズムだと賞賛したいよ」

加地亮選手(日本)
「勝たなければいけない試合でしたが…。
前半終了時に同点にされて、緊張の糸が切れてしまったのかもしれない。
きょうはとても悲しい日になってしまった」

稲本潤一選手(日本)
「後半と、前半と同じ集中力で戦うことができなかった。
結果として決勝トーナメントに進めなかったが、日本は進化してきていると思う」

試合採点:6.5
「ズィッコ・ハポン」にかんしては一貫して否定的だったおれですが、それでもこの結果はヘコむ。

守備では走り回ったが、パスミスが目立った中田英寿。
安全なポジションに下がってきて、無難なパスしか出そうとしなかった中村俊輔。
大黒柱が機能しないと、そりゃブラジルに勝てるはずもない。
とくに俊輔は、きょうにかんしてはとっとと交代させてほしいほどのヒドさだった。

そして、あいかわらずのスローサッカー。
唯一、評価できるのはTama-Changだけ。
俊輔の2倍速に見える敏速な動きだし、さらにすばらしいゴール。
Jリーグ名古屋で孤軍奮闘している経験が生きた、のか?

しかし、ほんとうにガチャいらなかったなぁ。
かんたんに勝てる相手はいないから、局面が打開できる選手がいればよかったんですが。
松井…。
Sex & Books & Football – 【2006FIFAワールドカップ】ドイツ大会の日本代表

でも、これでズィッコさんは退任。
この停滞の4年間も、日本サッカーになんらかの「意味」があったことを信じたいです。

※参考
マッチレポート:FIFAworldcup.com
トピックス:2006_ワールドカップ日記・・中田英寿の涙!?・・再び、イビツァ・オシムさんを次期代表監督に!・・後でフランス対トーゴ戦を書き足します・・(2006年6月23日、金曜日)

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください