京都パープルサンガ2-1アビスパ福岡
前半23分【京都】崔龍洙(CKの流れたボール、右サイドから美尾のクロスをヘッド)
後半31分【京都】中山(ゴール前のこぼれ球、相手DFを背負いながら反転シュート※J初ゴール)
■京都パープルサンガ(4-2-2-2)
GK26:西村弘司
DF4:鈴木和裕
DF5:手島和希
DF27:萩村滋則(キャプテン)
DF35:三上卓哉
MF8:金徒均
(後半37分-MF16:斉藤大介)
MF14:中払大介
MF19:美尾敦
MF7:冨田晋矢
(後半14分-MF22:渡邉大剛)
FW9:黒部光昭
(後半21分-MF15:中山博貴)
FW21:崔龍洙
中山J初ゴール&柱谷ホーム初勝利キタワァ*・゜・*。:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:..:*・゚・ !!!
第3クール初戦は福岡が相手。左右のMF(古賀、山形)がサイドから突破して、福嶋&増川の〝電柱〟2トップにあわせるという、オーソドックスなサイド攻撃を仕掛けるチーム。京都としては、その相手の生命線であるサイドを押さえるか? そして中断期間に繰り返してきたという中盤からのプレスがどう機能するか?が見所だった。
でも…。前半は、中断期間に何やってたかっつーくらい、プレスもかからず攻撃も遅い! ボランチが石丸から金に代わったことで中盤で高さが生まれ、ロングボールを跳ね返していたのが眼についたくらいだった。お互いがサイドからのクロスがらみで1点ずつを取り合い、前半終了。この日全体としてそうだったのだが、お互いに浮き球のパスが多くて、ボールが収まらないばたばたしたゲームになってしまっていた。
後半。福岡の選手の運動量が明らかに落ちだした一方で、京都は渡邉、中山の交代選手が積極的にボールを追いかける。そして、この日のベストプレーヤーと思われる中払が中盤底でボールを奪いまくって、前線へ。そこに美尾が絡むという展開で、福岡を圧倒しつづける。
だが後半30分前、GK西村とこの日キャプテンマークを巻いた萩村がボールをお見合いし、ゴールががら空きのまま相手FW増川にボールが渡るという大ピンチ! これは萩村が全力で戻ったのと、増川がシュートミスしたことで、なんとかクリアできた。フーーーゥ!!←(C)湯浅健二。
んでピンチのあとにチャンスありというとおり後半31分。波状攻撃から、美尾がクロス。これを中央で待っていた中山が足元でトラップ。相手DFに身体を寄せられながらも、うまく反転してそのままGKの鼻先をかすめるシュート! ちょっとベルカンプかファン・ニステルローイかっていうくらいの震えるゴールだった。
その後は、危なげない展開。福岡の中盤でのパスをカットしまくり、ポストプレーヤー・増川へのロングボールも手島・萩村が前でクリアして、そのままタイムアップ。柱谷監督は就任以来、ホームゲーム初勝利となった。
全体として思ったこと。
その1:美尾が2アシストともはやチームにとって欠かせない存在となりつつある。三上とのコンビも、うまくトライアングルを作って突破したりなど、すばらしい。懸念された運動量も最後まで落ちることはなく、新外国人は左サイドの選手らしいがどこで使うの?といいたくなるくらい。 逆に、右は熱田・森が出場停止だったものの、冨田・鈴木和がまぁ無難なデキ。
その2:黒部が心配。この日、崔龍洙よりも下がり気味の1.5列目のポジションを任せされたが、まったく機能しないまま交代に。とにかく、運動量が少なすぎて、中央に張ってるだけでは厳しい。シュートもほとんど打てずじまい。次節。先発は危ないか!? いや特に松井が帰ってきたら、松井が1.5列目に入るのが自然で、黒部のポジションがなくなるのじゃないかと思った。