【UEFAチャンピオンズリーグsemi-finals 2nd-Leg】ヴィジャレアル0-0アーセナル

レーマン!

ヴィジャレアル0-0(agg0-1)アーセナル
◇日時:2006年4月25日20.45KO(日本時間翌3.45)
◇会場:エル・マドリガル@スペイン・ヴィジャレアル
◇主審:ヴァレンティン・イヴァノフ (ロシア)
※90分ファン・ロマン・リケルメPK失敗

■ヴィジャレアル(4-3-1-2)
GK25:マリアノ・ダミアン・バルボサ
DF17:ハヴィエル・ロドリゲス・ヴェンタ “ハヴィ・ヴェンタ”
DF22:ファン・マヌエル・ペーニャ・モンターニョ
DF16:エンリケ・アルヴァレス・サンファン “キケ・アルヴァレス”
DF3:ロドルフォ・マルティン・アルアバレナ
(82分-MF10:ルジェール・ガルシア・ジュンジェン)
MF6:ホセ・ホアキン・モレノ・ベルドゥ “ホシコ”
(63分-FW23:ホセ・マリ・ロメロ・ガルシア・ポジョン “ホセ・マリ”)
MF19:マルコス・アントニオ・センナ・ダ・シウヴァ
MF12:ファン・パブロ・ソリン
MF8:ファン・ロマン・リケルメ
FW99:ギジェルモ・ルイス・フランコ “ギジェ”
FW5:ディエゴ・マルティン・フォルラン・コラソ

■アーセナル(4-1-4-1)
GK1:イェンス・レーマン
DF27:エマヌエル・エブエ
DF23:ソル・スルズィア・ジェレミア・キャンベル
DF28:ハビブ・コロ・トゥーレ
DF16:マシュー・フラミーニ
(9分-DF22:ガエル・クリシィ)
MF19:ジウベルト・アパレシド・ダ・シウヴァ
MF13:アレクサンドル・フレブ
MF15:フランセスク・ファブレガス・ソレール “セスク”
MF8:カール・フレデリク・リュングベリ
MF9:ホセ・アントニオ・レジェス・カルデロン
(69分-MF7:ロベール・ピレス)
FW14:ティエリ・ダニエル・アンリ

アルセーヌ・ヴェンゲル・コーチ(アーセナル)
「私と、私を支えてくれたスタッフにとって、この9年間の集大成となる結果だ。
パリに行くことができて本当にうれしい。
確かに、ヴィジャレアルがわれわれよりもいいパフォーマンスを見せていたことは認めざるをえない。
彼らは週末のリーグ戦で主力を温存して、気力体力ともに充実していたからね。
PKの場面に何を思っていたかって?
イェンスが絶対止めてくれる、と自分に言い聞かせていた。
彼はメンタルが強いから、プレッシャーがあるほど実力を発揮できる選手なんだ」

マヌエル・ルイス・ペッレグリーニ・リパモンティ・コーチ(ヴィジャレアル)
「リケルメを責めることはできない。
あの状況で、あの時間帯で、PKを蹴らなければならないのが、スターの宿命なんだよ。
それに、彼がいなければ、私たちは準決勝にまで来ることはできなかったんだ。
今の気持ち?
ことばに表わすことができない。
選手たちも気が抜けた状態だ。
ハイベリーでもエル・マドリガルでも、いい内容を見せたのはヴィジャレアルだった。
きょうにかんしていえば、わたしたちには少なくとも4から5回の決定機が訪れ、あまつさえ、最後にはPKを獲得した。
それを決められなかったため、アーセナルが決勝に進出したということだ。
しかし、選手たちはよくやってくれたし、心から誇りに思っている」

ーセナルのシュート数が2、というデータで、いかにヴィジャレアルがゲームを支配していたかがわかる。
ただ、ヴィジャレアルが決定的な形をつくる「力」に欠けていたにもまた事実だった。
後半44分、クリシーがホセ・マリをエリア内で押したとしてヴィジャレアルにややラッキーなPKが与えられたのが、このゲームのハイライト。
しかし、リケルメのシュートをレーマンが阻止して、この後はもうチャンスがやってこなかった。
アーセナルはチャンピオンズリーグ連続無失点記録を10試合に伸ばすとともに、チーム初の決勝進出を決めた。

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